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2010年11月30日 (火)

第630回ナビグラフで見る回顧136ジャパンカップ、京阪杯

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 いつもより早く家を出て、東京競馬場には9時過ぎに着いたが、スタンドは人で埋め尽くされていて、すでに超満員。空いた席を探したが、ひとつもなかった。
 たとえ高配当が話題になったとしても、こんなには人は集まらないだろう。結局、強くて人気のある馬に優る物はない。あらためて競馬は「馬」だなと思う。
 そういえば昼休みのパドックで、かつての名馬シンボリルドルフのお披露目があった。名前しか聞いたことがない名馬の展示に、パドックは大賑わいだった。引退してしまうとなかなかお目にかかれない馬たちだけに、こんな企画は大歓迎だ。できれば、G1デーの恒例企画になればと思うほどだった。

 それにしても、降着は残念だったとしても、今年のジャパンカップは、改めてブエナビスタの強さを示したレースだった。
 レースはシンゲンが逃げて超スローペースになった。先行集団のなかにいたローズキングダム、ヴィクトワールピサが結果的に前残りしたように、本来ならスローペースは先行馬に有利だったはずだ。しかしスタートにつまずき、そのまま最後方に位置していたブエナビスタが、直線に向くと大外に回して一気に駆け上がって、前を行くヴィクトワールピサ、ローズキングダムをとらえ、置き去りにしていった。ローズキングダムを交わす際に内に大きく斜行したことで2着に降着になったが、誰の目にもブエナビスタがナンバーワンであることを印象づけたレースだった。
 強い馬が強いレースを見せてくれること。それがファンを感動させ、納得させてくれる競馬なのだろう。政治も経済も、年金も、信じられない不安の時代にあって、信じるに足る強い馬が強いレースを見せてくれることのすばらしさ。それがこれからも競馬の人気を支えてくれるのだろう。

 ブエナビスタもローズキングダムも、次は有馬記念の出走を予定している。巻き返しを狙うナカヤマフェスタに、ブエナビスタのライバル・レッドディザイア、古馬の雄ドリームジャーニーなども加わって、今年の有馬記念は大いに盛り上がりそうで、今から楽しみ。

 土曜日の京阪杯は、内枠を生かして先行したスプリングソングが差し脚を伸ばすケイアイアストンをわずかに抑えて、初の重賞タイトルを手にした。京都の1200メートル戦は、あいかわらず内枠の先行馬が有利だ。

 ジャパンカップの後、最終レースが終わってもまだ混雑が続く。3階のカフェで1時間近く時間をつぶして、帰路につく。この日は10万を超す入場者だったらしい。競馬場は大勢の人で賑やかな方が楽しい。

 12月1日から、新基準タイムの受付、販売を開始します。新基準タイム2011年版(改訂25版)は、2011年1月5日以降の馬場指数、スピード指数の計算に使うためのもので、今年はご入金確認後、お待たせすることなく新基準タイムをお送りいたします。年間サポートのお客様には、この高田馬場日記でも紹介しているナビグラフを生成するソフト「ナビグラフ君」を無料で提供いたします。また今年も有馬記念グッズのプレゼントも用意しておりますので、ぜひお早めにお申し込みください。
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2010年11月25日 (木)

第629回JCはブエナビスタ中心

 今年のジャパンカップには外国馬が8頭参戦して、国際レースらしい構成となった。迎え撃つ日本馬も、今年のダービー上位馬たちと、古馬陣では天皇賞、宝塚記念、京都大賞典、エリザベス女王杯といったレースの上位馬が元気にそろって、いま考えられるベストメンバーのように思える。
 過去のジャパンカップは、地の利もあって、日本馬で指数の上位馬が圧倒的に強い傾向がみえる。なかでも前走指数上位馬の連対率が高く、連軸の中心を占める。指数のランク外で3着内に入線したのは08年の勝ち馬スクリーンヒーローだけで、あとの4頭はすべて3歳馬だった。古馬なら指数上、ランク馬であることは重要なポイントだろう。
 また1番人気に推された日本馬は(4240)と過去10年、すべて3着内という好成績が続いている。

(JC)   1着    2着    3着
00年    AZa   BXb   外
01年    -      Yc   BXb
02年中山  外     外     A
03年     Yb   -     AYd
04年    AYa    Z    D
05年    外     DZ    BXa
06年    DXa   -     A b
07年    CXc   BZb   AXa
08年    -     A c   A
09年    A     C     -

 今年の前走指数上位馬はブエナビスタ、ペルーサ、シンゲン、ナカヤマフェスタ、オウケンブルースリたち。過去の指数や平均指数ではジャガーメイル、メイショウベルーガがピックアップできる。
 日本馬に地の利があり、連軸には指数上位の日本馬からというのがセオリーだ。とすると、まっさきにブエナビスタの名前を上げなくてはならない。
 前走の天皇賞では、直線、コースの真ん中を堂々と抜け出して、文句なしの圧勝を演じた。個人的にもブエナビスタの強さを改めて知らされたレースだった。これで東京コースは3戦3勝。絶対的なスピードも求められる東京コースは一番合うのだろう。
 古馬陣でブエナビスタの相手になりそうなのは、宝塚記念でブエナビスタを負かしたナカヤマフェスタが有力だろう。ただ、スタミナに優った馬で、ハイペース気味に流れるジャパンカップのペースは合いそうだが、ペースがゆるんで上がりのスピード勝負になったらどうだろうか。
 軽いスピードという点からは、牝馬のメイショウベルーガ。さらに3歳馬のペルーサ、ヴィクトワールピサ、エイシンフラッシュなどが良いのではないか。
 8頭の外国馬はどうか。東京の2400の基準タイムは2分26秒5だが、そのタイムをクリアしている馬はいない。絶対的なスピードが求められる東京コースだけに、タイム面から見ると外国馬は苦しいだろう。また、今年の凱旋門賞で2着だったナカヤマフェスタを基準に考えても、同馬を上回る馬はいない。しいてあげるとするとカナディアン国際を勝った3歳馬ジョシュアツリーくらいだろうか。

 京阪杯は06年から1200メートルに距離が変更された。前走指数上位馬はスプリングソング、ダッシャーゴーゴー、モルトグランデ、ティファニーケイスなど。過去の指数はシンボリグラン、プレミアムボックス、アポロフェニックスなどが上位にある。前走スプリンターズSで2着から降着になった3歳馬ダッシャーゴーゴーの瞬発力が鋭いが、今回56キロを背負って、再びあの脚が使えるかどうか。先行馬の前残り狙いで、スプリングソングやティファニーケイスからの組み立てもありそう。

(京阪杯)  1着    2着    3着
06年    -     A c   B
07年    AXb    Ya   A
08年    D     A b   A c
09年     Y    -     D

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2010年11月23日 (火)

第628回ナビグラフで見る回顧135マイルCS、福島記念、東スポ杯2歳S

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 直線半ば、脚の止まった先行馬を内から伸びたエーシンフォワードがとらえる。抜けだしたエーシンフォワードを追って、外から襲いかかるように各馬が押し寄せる。ダノンヨーヨーも馬場の中央から馬群を突き抜け、ぐんぐん迫っていく。
「交わせるか」と思ったが、わずかに届かなかった。
 マイルチャンピオンシップは13番人気のエーシンフォワードが、1番人気のダノンヨーヨーをクビ差押さえて、勝利を手にした。3着は6番人気の3歳馬ゴールスキーで、3連単は47万3970円。ことしも荒れ模様のマイルチャンピオンシップになった。
 レースはジョーカプチーノがハイペースで逃げ、追走した馬たちは総崩れになってしまった。中段以降の馬たちが差し脚を伸ばして、上位を占めた格好になったが、勝ちタイムは1分31秒8とレコードタイムだった。
 エーシンフォワードは近走、古馬のマイル重賞では4着が最高で、距離適性は1400がベストと思われていたのか、マイルのG1では評価を下げざるを得なかったようだ。しかし、3歳時にはアーリントンカップやニュージーランドTなど、マイルの重賞で2着していた馬で、適性がなかったわけではないだろう。ナビグラフを見ると、上がりの脚よりも先行力やスタミナに特徴がある馬のようで、今回ペースが上がったことが良かったのかもしれない。
 惜しかったのは2着のダノンヨーヨーだ。ゲートが悪く、最後方からになってしまったのが、わずかに届かなかった要因とのこと。上がりの33秒6は最速だったことを見れば、能力の高さは証明できただろう。信頼に値する2着だった。

 ハンデ戦の福島記念は毎年、波乱の連続で、高配当が続く。今年は2着に1番人気のディアアレトゥーサ、3着に3番人気のトウショウシロッコが入ったが、勝ったのは12番人気のダンスインザモアだった。丸田騎手は重賞初制覇とのこと。おめでとう。3連単は20万超馬券だった。
 私は当初、ディアアレトゥーサからと思ったが、どう見ても1番人気になりそうなのが嫌で、武幸四郎のメイショウクオリアから馬券を買ったが、あとわずか粘りきれずに4着だった。ナビグラフ通り、素直に買えば良かった。

 東京スポーツ杯2歳Sは、サダムパティックが1番人気に応え、中段から一気の脚で圧勝した。私は5番人気のイイデタイガーを買ったが、直線で故障発生、競走中止になったしまった。
 京都の1100万馬券は別にしても、土曜日の東京12レースでは指数ランク馬で249万馬券もあったし、他にも高配当が多かったにもかかわらず、今週は運もなし。

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2010年11月18日 (木)

第627回切れる脚でダノンヨーヨー

 今週のG1・マイルチャンピオンシップは、前走指数の高いABCD馬が10年のうち9年で連対している。過去に高い指数のあるXYZの連対率も高く、基本的には指数上位馬たちを信頼して良いと思うが、指数ランク外の馬たちも10年で5勝しているから要注意だ。1番人気馬は近4年で3勝2着1回と比較的安定している。

(マイルCS)1着    2着    3着
00年    -     C b   -
01年    -     D      Z
02年    -     DXa   A c
03年    D     -     C
04年    DYb   B      X
05年    -      X    A
06年    BXa   C c   CZ
07年    DX    -      Yd
08年    -     CZc   CXa
09年    AXa   -     外

 今年はオウケンサクラ、スマイルジャック、ワイルドラズベリー、キンシャサノキセキ、サプレザなどが前走指数の上位馬で、過去の指数ではショウワモダンが上がってくる。指数上ランク外になったが、ダノンヨーヨー、ライブコンサートは前走指数上位馬と比べても指数差は1しかなく、ここは指数上位馬として認識しておいた方が良いだろう。
 前走の実績で上位は、近5年で4勝をあげている天皇賞組が中心になってきた。今年は4着のオウケンサクラ、8着のスマイルジャック、16着のショウワモダンが天皇賞組にあたる。指数上も上位にあり、中心に取ることもできるが、過去の軸馬の多くは+15以上の上がり指数があった馬たちで、この点からすると、スマイルジャックやショウワモダンには上がりの脚に切れがみえず、連軸には取りにくい。
 上がり指数ではダノンヨーヨー、オウケンサクラ、アブソリュート、テイエムオーロラ、ゴールスキー、ワイルドラズベリーなどが上位だ。
 中でも上がりの脚の鋭さは富士Sを勝ち、4連勝で初のG1に臨むダノンヨーヨーだろう。前走の富士Sでは、人気薄の先行馬が2、3着に残るペースをただ1頭、後方から追い込んで圧勝。また、マイルは(6211)と高い距離適性を示しており、連軸にとるならダノンヨーヨーではないか。

 東京スポーツ杯2歳Sは、前走スローペースで脚を余している馬が多い。過去の傾向を見ても、指数上のランク馬が意外と勝ててない要因もそのあたりにある。ここは距離を考えてもスローペースは必至で、上がりの脚がない馬は苦しいだろう。スローペースに対応した上がりの脚はショウナンカライス、マイネルギブソン、イイデタイガー、サダムパテック、サトノペガサス、フェイトフルウォーなどの適性が高い。8月の新馬戦を楽に逃げ切って勝ったイイデタイガーが余力もありそうだ。

(東スポ杯2歳S)
       1着    2着    3着
03年      d   -      Y
04年    DZ    A a   DXc
05年    B      Xb   -
06年    -     C     DZ
07年    -     C     -
08年    -     C     -
09年    -     B       c
(スローペース調整-20/-10)

 ハンデ戦の福島記念は毎年、波乱の連続で、高配当が続く。1、2番人気馬は6年連続、そろって連にも絡めていない。今年も難解なレースだが、過去の波乱の要因はハイペースにありそうで、ペースに耐えうるスタミナが問われるのではないか。とするとメイショウクオリア、トウショウシロッコ、イケトップガン、ディアアレトゥーサ、ミステリアスライト、レッドアゲート、ベルモントルパンなどが、スタミナがあり上がりの脚もある馬として浮上してくる。なかでもハンデが51キロと恵まれたのが3歳馬ディアアレトゥーサだが、人気を背負うようなら、果たしてどうだろう。

(福島記念) 1着    2着    3着
00年    C a   CXa    Y
01年      b    Y     Y
02年    -     B c   -
03年    -     D a   BXc
04年    -     D     -
05年     Zb   -      Z
06年    BZ    AZb     c
07年    -     -     -
08年    -     C      Zc
09年    C     -     D

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2010年11月16日 (火)

第626回ナビグラフで見る回顧134エリザベス女王杯、武蔵野S、京王杯2歳S

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201011140511
201011130511

 レース中継のアナウンサーが「内々をついて、スノーフェアリーがスッゴイ脚」と驚きをそののままに実況したほど、スノーフェアリーの直線の脚は、1頭だけまるで違うレースをしているように、際立っていた。2着はメイショウベルーガ、3着はアパパネだったが、直線半ばだけで、4馬身以上の差をつけられては完敗というしかない結果だった。
 イギリスとアイルランドのオークス馬に、同世代の日本の3冠馬が全く太刀打ちできなかったわけで、国際的に見ると、日本馬のレベルはまだまだという見方もあるかもしれない。私自身も、あのアパパネを負かしたのだから、相当に高い指数になるかと思った。しかし馬場指数を計算してみると、指数上はそれほどレベルの高い指数にはならなかった。どちらかというと、前の馬たちがパタッと止まって、追い込むはずの馬たちも追い込みきれず、スノーフェアリーがスッゴイ脚に映ったということだったのかもしれない。肝心のアパパネも少し疲れていたのではないか、と思わされるような上がり指数だったし、他の馬たちもいつも通りのレースをして、そこそこにしか走らなかった。そんなレース結果に思えた。

 武蔵野Sは難しいレースだった。勝ったのは6番人気のグロリアスノア、2着4番人気ダノンカモン、3着に久々のダート戦だった9番人気のブラボーデイジーが入ったが、ともに4、5番手に先行した馬たちで、後方から追い込んだユノゾフィーは離された4着が精一杯だった。3連単は40万超の配当になって、武蔵野Sは今年も荒れた。
 人気に推されたケイアイガーベラはやはり距離が長すぎたようで、2番手で先行したものの、直線の半ばからずるずる後退して、結局15着だった。片や、勝ったグロリアスノア、2着のダノンカモンは近走、マイル以上のダート戦で高指数を上げており、ダートの場合、芝以上に、距離適性が問われることを思い知らされたレースになった。

 京王杯2歳Sも荒れた。1番人気のオルフェーヴルは終始後方のままで、良いところなし。勝ったのは中段から伸びた7番人気のグランプリボス、2着は2番人気のリアルインパクトだったが、13番人気のテイエムオオタカが3着に逃げ粘って、3連単は51万超馬券になった。ナビグラフ上は、テイエムオオタカも上がりの脚で押さえたい1頭ではあるが、いずれにしても軸馬が違っていては、お話にならない。

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2010年11月11日 (木)

第625回3歳馬が強い女王杯

 昨年のエリザベス女王杯は人気薄の馬が逃げ粘って1、2着を占め、追い込んだ1番人気ブエナビスタは3着まで。3連単は154万を超す大荒れになった。ただ、これは例外的なケースのようで、それまでは毎年1、2番人気のどちらか必ず連対し、配当も比較的堅い傾向のレースだ。指数上もランク馬が勝てなかったのは昨年だけで、なかでも前走指数の上位ABC馬が中心を担ってきた。負担重量で2キロ軽い恵量3歳馬の活躍も多い。

(エリザベス女王杯)
       1着    2着    3着
00年    A b    Xa    Zd
01年     Xa   B     DXb
02年    A b   AZb    Xa
03年    B     A     外国馬
04年    AXa   -     -
05年     Ya   C       c
06年    C     D a    Zc
07年    A      Y    AXa
08年    B b    Xa   -
09年    -     -     B
(スローペースは-10/0)

 今年は、桜花賞、オークス、秋華賞を勝って牝馬3冠を手にしたアパパネが前走指数の最上位馬。次いで秋華賞2着のアニメイトバイオ、牡馬相手に京都大賞典を勝ったメイショウベルーガ、同3着のプロヴィナージュが前走指数での上位馬たちだ。他ではレジネッタ、ヒカルアマランサスの過去の指数が高い。
 昨年は先行力のある馬がそろって、先行馬有利の流れになったが、今年は気持ちスローペースになりそうで、例年のように、直線の脚の鋭さが問われることになるだろう。
 スローペース気味だった年の連対馬の多くは、2000メートル以上の距離で+13から+15以上の上がり指数を示している。今年は3歳馬のアパパネ、サンテミリオン、アニメイトバイオに、5歳馬メイショウベルーガ、アースシンボルなどが条件を満たす。
 直線の追い比べになったら、負担重量で楽な3歳馬、アパパネ、サンテミリオン、アニメイトバイオなどに有利に働くだろう。なかでは牝馬3冠を達成したアパパネが実績でも最上位だが、ローズSでアニメイトバイオがアパパネを差し切ったように、指数上3頭にそれほどの差はなく、逆転もあるはず。ただ、3頭ともに道中は後方に位置を占める馬たちで、直線、先に抜け出す馬をとらえきれない可能性はあるかもしれない。
 その3歳馬たちに勝てる可能性があるのは、彼女たちに比べ、多少前でレースができるメイショウベルーガだろう。近走は、宝塚記念で6着、新潟大賞典で4着、前走は京都大賞典を堂々と勝ち抜いてきた。ともに牡馬の1線級との戦いでの実績だけに、大いに評価して良いのではないか。
 外国馬のスノーフェアリー、アーヴェイも能力の高さは認めても、絶対的なスピードが求められる京都の馬場に合うかどうか。スノーフェアリー陣営は超強気なコメントも出しており、気になる。

 武蔵野Sは波乱含み。指数上は過去の指数上位馬の連対率が高く、今年はダイショウジェット、グロリアスノア、ナニハトモアレなどが該当する。他にケイアイガーベラ、エーシンクールディ、ユノゾフィー、ダノンカモンは前走指数で、バーディバーディ、ワンダーポデリオは平均指数での上位馬だ。
 ダートのマイル戦だけに、脚質は不問。先行馬も追い込み馬も展開上に差はない。ただ今年は少しスローペース気味になりそうで、先行して差し脚のある馬が中心になるのではないか。
 先行力があって距離も合うのはバーディバーディ、バトードールの3歳馬だが、指数上は少し物足りない。ならば、後方からの脚質は気になるが、ユノゾフィーの距離適性に懸ける手もあるだろう。
 距離がもてばという条件は付くが、ケイアイガーベラの先行力は魅力だ。中心に取りたい気になっている。陣営のコメントは「距離に不安はない」ようだが、3走前、船橋のマイル戦で4着に失速しており、距離は少し気になる。
 上がりの脚なら目下4連勝中のシルクフォーチュンが断然鋭い。これまでは1200ばかりで、この馬も1600の距離が合うかどうかだが、直線の長い東京コースは合うはずで、ペース次第では直線一気の浮上もありそうだ。

(武蔵野S) 1着    2着    3着
03年    -     B     -
04年    A     DZc   -
05年    -     -     BYb
06年    C d   DXa     d
07年    -     BXa   A c
08年    D      Xa   -
09年    -      Z    BXa

 京王杯2歳Sは、ライステラス、スカラブレイ、ジンクアッシュ、グランプリボス、エーシンブラン、ブラウンワイルドなどが指数上位だ。好指数で連勝しているライステラスが距離も合いそうだが、他に超スローペースで脚を余している馬が多く、波乱含みのレースだろう。上がりの脚はロビンフット、エーシンブラン、リアルインパクトが鋭い。

(京王杯2歳S)
       1着    2着    3着
00年    BXd   A a   -
01年    -      Xc   -
02年(中山)DYd    Zc   -
03年    DXd   C b   B a
04年    D     -     A b
05年    DYb   -     AXc
06年     Y      c     b
07年    -       d   -
08年    -     A a   CY
09年    BXa   C c   -
(スローペースは-20/-10)

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2010年11月 9日 (火)

第624回ナビグラフで見る回顧133アルゼンチン共和国杯、みやこS、ファンタジーS

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201011070811

 チャンスに打てないだけでなく、投手陣にも疲れがみえた。死闘の日本シリーズ第7戦で中日は力尽きた。結果は残念だったが、こころふるわすゲームを見せてくれて、うれしかった。来年もまた精一杯、応援しよう。
 競馬はというと、きょうの新聞に、来週行われる事業仕分けの対象としてJRAの助成事業が上がっているという記事があった。JRAの助成事業であれ何であれ、すべてはわれわれが投じた馬券の売り上げで行われていることを、絶対に忘れないでいただきたい。

 アルゼンチン共和国杯は1番人気の4歳馬トーセンジョーダンが、直線半ばから長く良い脚を使って堂々重賞初制覇を果たした。これで1600万、オープン、重賞と3連勝。馬場指数を計算すると、トーセンジョーダンの指数はかなり高いレベルを示しており、今後も重賞線戦で活躍が期待できるのではないか。アルゼンチン共和国杯組は、この後有馬記念で好走することが多く、とくに要注意だ。

 中段から差し脚を伸ばした4歳馬ジャミールが2着、3歳馬コスモヘレノスが3着を確保して、3連単は4万2830円。
 私は、無理にでも逃げたら粘れるのではないかと思って、大外のゴールデンハインドから買ったが、逃げない逃げ馬なんて、何の価値もなかった。

 一方、4歳馬トランセンドが果敢に逃げをうち、そのまま危なげなく押し切ったのがみやこS。みやこSはJCダートを目指す馬たちのステップに位置づけられるレースで、力のある馬がそろったが、それでも逃げて押し切ってしまうのだから、なかなかの素質がありそう。内枠も良かったのだろう。

 アルゼンチン共和国杯のトーセンジョーダン、みやこSのトランセンドともに4歳馬。そういえば先週の天皇賞も4歳牝馬のブエナビスタ、先々週の富士Sも4歳馬ダノンヨーヨーが勝利している。馬肥ゆる秋にあわせるように、大きく成長している4歳馬に勢いが出てきたのだろうか。

 2歳牝馬のファンタジーSは、先行した4番人気のマルモセーラが直線半ばで先頭に立ち、差し脚を伸ばしてきたホーマンフリップ、ホエールキャプチャをわずかに抑えて、重賞の栄冠を手にした。1、2、3番人気の馬たちが上位に絡めず、3連単は13万6370円の高配当になった。

 今週、落馬事故で休んでいた横山典騎手が調教に復帰。レースに乗れるのはいつかわからないが、頑張れ。

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2010年11月 4日 (木)

第623回波乱のハンデ戦

 アルゼンチン共和国杯は難解なハンデ戦で、トップハンデ馬や人気馬たちも苦戦を強いられることが多く、波乱になりやすいレースだ。指数の上位馬たちもそれなりにハンデを課せられるせいか、苦戦が続く。

(アルゼンチン共和国杯)
       1着    2着    3着
00年     Y    -     -
01年    -     B     -
02年中山  C     A b   -
03年      d   -     -
04年    C     -      Yb
05年    -     -       b
06年      d    Xa   A
07年    -      Xb   C
08年    -     -      Xc
09年    -     B     A

 今年は前走指数でゴールデンメイン、コスモヘレノス、ジャミール、レッドアゲートなどが上位で、過去の指数、平均指数ではマイネルスターリー、ゴールデンハインド、トリビュートソング、トーセンジョーダンなどがピックアップされる。
 芝の2500メートル戦だけに、基本的にスローペースで上がりの脚比べのレースが多い。近走の上がり指数はグラスゴッド、シグナリオ、レッドアゲート、トリビュートソング、マキハタサイボーグ、スマートステージなどが高い上がり指数を見せているが、2500の距離適性があるのはトリビュートソング、グラスゴッド、マキハタサイボーグなどで、3頭の実績ではトリビュートソングが最上位だろう。
 しかし、昨年は人気薄のミヤビランベリがマイペースで逃げ切ったように、先行馬も数多く健闘しており、ゴールデンハインド、ドリームフライトなど、先手を取るとしぶとい逃げ馬からの手もあるかもしれない。

 2歳馬の重賞ファンタジーSは、基本的に前走指数の上位馬が中心だ。今年はマルモセーラ、ツルマルワンピースの前走指数が高く、次いでマイネイサベル、エクメーネなどが続く。先行力でマルモセーラ、ツルマルワンピース、上がりの脚でマイネイサベルが中心になりそうだ。

(ファンタジーS)
       1着    2着    3着
00年     Xb   BYa   -
01年    AXa   -      Y
02年    A a   -     A a
03年    -      X    -
04年    D     -      Xa
05年    CYb   A a   BZ
06年    A a    Yb    Zc
07年    C     AXc   -
08年     Z    B c   A a
09年    -      Y    C

 みやこSはダートの1800戦。昨年までオープンのトパーズSとして実施されてきたが、今年から重賞に格上げされ、名称も変更された。ジャパンカップダートを目指すステップレースになりそうで、比較的力のある馬たちがそろった。
 前走指数はクリールパッション、ダイシンオレンジ、トランセンド、ロールオブザダイスなどが上位で、過去の指数、平均指数でワンダースピード、ワンダーアキュート、ナニハトモアレなどが上位だ。先行力のある馬がそろったが、上がりの脚もしっかりしている4歳馬トランセンド、ワンダーアキュートに期待したい。

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2010年11月 3日 (水)

第622回ナビグラフで見る回顧132天皇賞(秋)、スワンS

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 まさか、この時期に台風で競馬が中止になるとは思わなかった。季節外れの台風は速度あげ太平洋上を通過し、天皇賞は予定通り日曜日に開催された。日曜日の10時前に競馬場に着いたが、すでに一般席は満員で、席もなかった。久々、混んでいる競馬場の風景に「昔はG1でなくても、これくらい混んでた」ことを懐かしく思い出す。

 馬場状態は心配されたが、雨は前夜のうちにあがって、午前中は重馬場だったものの、午後には稍重までに回復した。午前中の芝のレースを見ていても、脚を取られるような場面もなく、コースの内、外の差もないようだった。さすがコース管理もしっかりされて、水はけの良い東京コースだけのことはあると感心した。

 天皇賞は、大歓声の中、直線1頭だけ脚色が違っていたのがブエナビスタだった。神の采配か、直線半ば「どうぞここをお通りください」というように、ブエナビスタの前がぽっかりと空いて、あとは一気呵成に抜け出していく。その走りは、まるでウオッカを見ているように軽やかで、華麗な印象だった。舞台の主役はひとりだけ。天皇賞はブエナビスタのために用意された晴舞台だった。
 シルポートのマイペースの逃げで、いくらかスローペースだったようで、2着に入ったペルーサの上がりタイムは33秒6を示していた。結果的に勝ったブエナビスタもペルーサも、4着に入ったオウケンサクラも、近走に上がり指数でプラス15以上を記録していた馬たちだった。

 京都のスワンSは、先行したマルカフェニックスが外から伸びて差し切り勝ち。2着は後方から追い込んだショウナンアルバ、3着は逃げ粘ったジョーカプチーノ。このレースは毎年荒れるが、今年も3連単は41万超馬券になった。

 それにしても、ブエナビスタの手綱を取ったスミヨン騎手は相変わらず、すごい。昨年はキンシャサノキセキ、フォゲッタブルで重賞2勝をあげたが、今年は先週の土、日、2日間で10レースに騎乗して(4312)。連対率は70パーセントを誇る好成績だった。

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