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2010年12月21日 (火)

第636回ナビグラフで見る回顧139朝日杯FS、阪神C、愛知杯

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 やっぱりサダムパテックは出遅れて最後方に置かれてしまった。それでも徐々に押し上げ、4角では先行集団に取り付いて、直線を向くと、一気に脚を使って伸びてくるようにもみえた。しかし、じりじりとしか伸びず、大外から飛んできたグランプリボスに交わされ、内からはリアルインパクト、リベルタスにも先着を許し、サダムパテックは4着だった。
 ナビグラフで見ると、勝ち馬から5着のリフトザウイングスまですべて、キングスポジション付近に、ひとかたまりに位置している馬たちで、もともと差のない馬たちのレースであり、サダムパテックがダントツに抜けていたわけではないのだろう。
 しかし、トリッキーなコース形態が影響した結果もあったのではないか。中山のマイルは、2角を目指して各馬が内に寄ってきやすく、スタートから2角までのポジション取りが非常に難しい。基本的にはスムースに先行できる内枠や中枠の馬たちに有利で、外枠の馬たちは先行するために無理に脚を使う分、不利が大きい。外枠なら後方にじっとしていて、直線に懸けるのが良いようだ。当然というか、内枠外枠に限らず、出遅れは大きなハンデになるはずで、サダムパテックもそのコースの罠にはまってしまったのだろう。 
 2歳牝馬の阪神ジュベナイルFは、2006年の阪神のコース改造で、中山のマイルに似たポケットスタートで、2角までが短いトリッキーなコースから、外回りの1600に生まれかわった。新コースは向正面からスタートしてコーナーもゆったり大きく、直線も長くなって、スムースなレースができるようになった。その結果、何よりも阪神ジュベナイルFの勝ち馬の質が大きく変わった。それまでの勝ち馬、たとえばタムロチェリー、ピースオブワールド、ヤマニンシュクル、ショウナンパントル、テイエムプリキュアなどを見てもわかるとおり、その後のレースでクラシックの勝利に結びつくことはなかった。それがコースが変わってからは一変した。ダービーを勝ったウオッカ、オークスを勝ったトールポピー、桜花賞、オークスを連覇したブエナビスタ、さらに牝馬3冠を達成したアパパネと、その後、すべてが輝かしいタイトルホルダーになった。
 改造前の阪神ジュベナイルFの勝ち馬たちに比べれば、過去の朝日杯の勝ち馬の方がその後も活躍した馬は多いが、それでも新コース以降の阪神ジュベナイルFの勝ち馬のレベルに比べれば、どうしても見劣りしてしまうのは否めない。
 持てる能力を十分に発揮するために、あるいは能力の高い馬を選別するためにレースが行われることを由とするなら、トリッキーなコースでの勝ち負けや結果は、あくまでそのレースに限っての特異な出来事に過ぎないように思えてしまう。朝日杯が今のまま、中山のマイルで行われる以上、トリッキーなコースの有利不利が今後も起こりうるが、そこでの勝ち負けは将来性に結びつくものではないし、あまり勝ち負けにこだわらない方が良いかもしれない。サダムパテックは負けたが、それで将来性が疑われることもないだろう。

 夏競馬の最終戦に位置づけられ、かえってメンバーの低下が著しいスプリンターズSに比べると、冬場に短距馬の出られるレースが少なく、逆に高メンバーが集まるようになったのが阪神カップ。今年はキンシャサノキセキが昨年に続いて連勝。これで今年はオーシャンS、高松宮記念を勝ち、スプリンターズSは2着と、7歳になってなお元気で、結果を残している。人気になった3歳馬ゴールスキーは5着に負けたが、まだ底力が足りないのかもしれない。

 愛知杯は牝馬限定のハンデ戦で難解だったが、6番人気のセラフィックロンプが勝ったものの、1番人気のブロードストリート、2番人気のヒカルアマランサスがきっちり追い込んできて2、3着を占め、意外と順当な結果だった。

 今年の競馬も後1週。有馬記念に夢を懸けて、全力入魂といきたいところです。頑張ってください。

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