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2011年3月29日 (火)

第661回連軸馬のエリア

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 阪神競馬場で行われた今年の高松宮記念は、8歳馬のキンシャサノキセキが昨年に続いて勝利を手にした。直線、早めに先頭に立ったダッシャーゴーゴーを追うかたちになったが、これを難なく交わしての圧勝だった。キンシャサノキセキは前走59キロを背負って33秒4という出走メンバー最速の上がりタイムで2着に好走しており、ここは他の馬と同じ57キロで戦える定量戦も好材料だったし、何よりも調子が良かったのだろう。1番人気に支持されたジョーカプチーノは、3角手前でダッシャーゴーゴーに前をカットされて行き場をなくし、ずるずる下がるしかなかった。2着はサンカルロ、3着に人気薄のアーバニティが追い込んできて、3連単は12万9290円の好配当になった。

 高松宮記念のナビグラフを見ると、指数で平均より5以上高い赤いラインより上にあり最も上がり指数が高いの馬がキンシャサノキセキだった。2着のサンカルロもキンシャサノキセキのすぐ隣にあり、3着のアーバニティも上がりの脚で2番目に評価される馬だった。これまでこのコラムでも何度か書いてきたが、芝のレースでは、この「赤いラインより上にあり、上がり指数も高い」エリアにある馬が連軸の中心になることが多い。

 先週はスプリングS、フラワーC、毎日杯と、クラシックを目指す3歳馬の重賞も3レース行われた。ナビグラフ上はいずれも、高松宮記念同様、「赤いラインより上にあり最も上がり指数が高いの馬」が中心になっていた。3歳馬の3重賞は、同じ競馬場、同じ距離と、条件的に変わらなかったこともあるかもしれないが、クラシックにつながる3歳戦の特徴がよく現れているように思える。

 毎日杯のトーセンレーヴは単勝2倍の人気を集めたが、3着止まりだった。私も連勝は伊達ではないし、上がりの脚もあると思ってトーセンレーヴから馬券を買ったが、ナビグラフでは上がりの脚はあってもペースの対応力で足りなかったように思える。スプリングSも京王杯2歳Sと朝日杯を連勝してきたグランプリボスを軸にして負けたが、グランプリボスもまた、「赤いラインより上にあり最も上がり指数が高い」エリアにはなかった。

 高松宮記念はキンシャサノキセキから流して結果も良かったが、傾向を無視して、思い込みにとらわれての負けに、反省するしかない。

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» キンシャサノキセキ引退 [にたろうの退屈な日々]
 まさに電撃引退ですな。高松宮記念を圧勝した翌日。まだまだ1200〜1400のレンジなら稼ぎまくれるのは確実。フジキセキの後継種牡馬ということで貴重なのかもしれないが、一口馬主やってる身としては「もったいないなぁ〜」という印象。フジキセキの後継種牡馬とはいえ、サンデーサイレンス系としては溢れているわけで、繁殖牝馬に恵まれるかどうかも未知な領域。勇気ある決断?なのか?それともなにか故障でもしたのか?   山田雅人 背番号31: 高松宮記念連覇のキンシャサノキセキ、引退。 日本一..... [続きを読む]

受信: 2011年3月29日 (火) 23時55分

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