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2011年4月 5日 (火)

第663回強い4歳馬が上位を独占

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 大阪杯は4歳馬ヒルノダムールが勝って、ようやく重賞ウイナーになった。
 いまの4歳牡馬世代は強く、活躍馬が多い。これまでウオッカ、ブエナビスタなどの牝馬に話題をさらわれることが多かったが、久々に牡馬で強い世代の出現を思わせ、期待をふくらませてくれる。先週のドバイ・ワールドカップを勝ったヴィクトワールピサは皐月賞、有馬記念も勝っているし、ジャパンカップのローズキングダム、ダービー馬エイシンフラッシュはもちろんのこと、NHKマイルのダノンシャンティ、菊花賞馬ビッグウィーク、毎日王冠のアリゼオなど、人気と実力を備えた強力な布陣が整っている。トゥザグローリー、ペルーサも重賞を勝っている。が、その中でヒルノダムールは皐月賞の2着などはあっても、これまで未勝利戦と3歳オープンを勝っただけの、偉大な2勝馬のまま。どの重賞戦でも人気に推されるが、惜しいレースばかりで、これまで重賞のタイトルには手が届かなかった。
 それが、やっと、重賞を勝った。しかもレコードタイムでの勝利だった。おめでとう。これで強い世代をリードする1頭として堂々と戦える。これからも頑張ってほしい。
 そしてヒルノダムールに続く2、3着馬もダークシャドウ、エイシンフラッシュの4歳馬たちだった。2着のダークシャドウは前走1000万条件を勝ったばかりで、人気はなかったが、ゴール前では先に抜け出したヒルノダムールにきわどく迫って、高配当の立役者になった。伏兵ですら4歳馬が強い。

 土曜日に行われた日経賞も、その強い4歳世代が上位を独占した。勝ったのはトゥザグローリー、2着はペルーサ、3着がローズキングダム。人気を集めた馬たちの決着で3連単の配当は930円だったが、4歳世代のトップクラスの馬たちの強さを誰もが認識している結果だともいえる。
 しかし、ハンデ戦だったダービー卿CTと中山牝馬Sは、ともに荒れ模様になった。

 ダービー卿CTは8番人気ブリッツェンの逃げ切りだったが、ナビグラフを見ると、もともとスローペースで上がりの脚がある馬だとわかる。前走も逃げて勝ったが、マイペースで逃げて33秒台の上がりの脚を使われては、後続馬はなかなか届かない。結局、このダービー卿CTでもスローペースで逃げ、上がりは33秒台にまとめて、勝った。2着馬も先行したライブコンサートで、後ろから追い込んだキョウエイストーム、スマートステージは限界に近い速い上がりの脚を使ったものの、3、4着止まりだった。

 毎年、荒れるハンデ戦・中山牝馬Sは、先行馬たちがハイペースに飲まれて、直線、脚をなくすところ、10番人気のレディアルバローザが後方から馬群の真ん中を割って伸びてきて圧勝した。2、3着も切れる脚を見せた14、13番人気馬のフミノイマージン、コスモネモシンで、3連単は244万超馬券になった。
 ナビグラフで見ても、勝ったレディアルバローザ、2着のフミノイマージンは切れる上がりの脚に特徴がある馬たちで、前回の当コラムでも、軽量馬の大駆けがあるならと、名前を上げた馬たちだったが、もともと軸が違っては、ね。

 東日本大震災の被害の大きさに、まだ先が見えない原発事故。被災の現場で必至に走り回り、再建と立て直しに働く方々の心労を思うと、胸がふさがる。頑張って、頑張って。言うのはたやすい。私はここにいて良いのだろうか。頭をよぎる。時折、新聞のルポルタージュを読んで、涙が止まらない時もある。いまは義援金募金に協力することしかできないもどかしさの中にあるが、わずかな募金が役に立つなら、しないより良い。
 もう4月なのに、春はまだ遠いが、次週は桜花賞。はやく暖かくなると良い。

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