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2011年5月31日 (火)

第679回オルフェーヴルの強さ

201105290511
201105280511
201105280811

 前日からの雨が続いて、今年のダービーは不良馬場でのレースになった。2年前のダービーがそうであったように、ぬかるんだ不良馬場では、後方から追い込むのは相当難しいと思ったから、私自身、中段から脚を使えそうなサダムパテックを中心に考えていた。サダムパテックは道中、中段の後方で落ち着いているように思えた。直線を向いてこれからという勝負所、後方からオルフェーヴルが進出してきて、サダムパテックも内から合わせるように並びかけていくが、そこでサダムパテックの脚は止まった。オルフェーヴルは挟まれて出しどころがなくなりそうになったが、ひるむことなく自らの力でスペースをこじ開け、ただ1頭だけ全く違うスピードで、ゴールに飛び込んでいった。

 2着のウインバリアシオンには1馬身4分の3、さらに3着以降の馬たちには10馬身に近い差をつけの圧勝劇だった。皐月賞に続いてダービーも制覇したオルフェーヴルの強さばかりが心に残った今年のダービーだった。オルフェーヴルは1番人気、2着のウインバリアシオンは10番人気、3着のベルシャザールは8番人気で、3連単は10万300円と好配当になった。騎乗していた池添騎手は7度目の挑戦でついにダービージョッキーの称号を手にした。

 月曜日、馬場指数を計算し終えてオルフェーヴルのスピード指数を計算すると、指数そのものは標準的なレベルだったものの、上がり指数は2着のウインバリアシオンともども驚異というべき数値になった。

 今年と同じように不良馬場だった2年前のダービーの上がりタイムは39秒0が最速だった。優勝したロジユニヴァースですら、実に39秒2もかかっている。今年の馬場状態はそこまで悪くはなかったとしても、3、4、5着だったベルシャザール、ナカヤマナイト、クレスコグランドなどの36秒台の上がりが多分標準的のはずで、オルフェーヴル、ウインバリアシオンが示した34秒8、34秒7という上がりタイムは、驚異の上がりタイムに思える。

 馬場状態が合わずに、上位に迫れなかった馬もいるに違いないが、たとえ馬場が良かったとしても、オルフェーヴルに先着できた馬はいただろうか。多分、なかったのではないか。オルフェーヴルはこの後、秋の菊花賞に向かうと思うが、そこもあっさり勝って3冠馬になるような気がする。オルフェーヴルは、とてつもなく強い馬なのかもしれない。そんなことを思わせるダービーの勝利、驚異の上がりの脚だった。この秋からの戦いが、一層楽しみになってきた。

 ハンデ戦の目黒記念は、51キロの軽ハンデ馬キングトップガンが2番手から直線早めに先頭に立って、そのまま差し切って勝った。いつもは後方からの追い込み馬を、一転、先行馬に仕立てた横山典騎手の手腕が冴えた勝利だった。2着は1番人気のハートビートソング。キングトップガンは7番人気、3着も6番人気のヤングアットハートで、3連単単は7万6530円と好配当になった。

 金鯱賞は、スタートで出遅れたルーラーシップが徐々に追い上げ、ゴール前、逃げ切りを計るキャプテントゥーレを一気にとらえた。1、2、3番人気の決着で、3連単も2900円という堅い配当だった。

 今年もダービーが終わった。競馬はダービーを頂点に進んでいくから、ダービーが終わると、なんだか1年が終わったようで、少し気が抜けた気分になるが、さあさあ、もたもたしてないで、また、来年に向けて、新しいダービー馬を探すとしよう。

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2011年5月26日 (木)

第678回 オルフェーヴルとサダムパテック

 過去10年、前走指数の上位馬か、過去の指数が最も高いX馬が、ダービーを勝ち続けている。過去19年分のデータも取ってみたが、ランク外の馬が勝ったのは11年前のアグネスフライト、15年前のフサイチコンコルドくらいで、指数の上位馬が強い傾向がはっきりとしている。

(ダービー) 1着    2着    3着
01年    BYb   A d   -
02年     Xa   -      -
03年    A     D     -
04年    BZb   -     D
05年    A a   C b   B
06年    A      X    B a
07年    DXc    Z    DZb
08年    AXa   -     BYb
09年     X    -      Z
10年    C     C     B a
(スローペース調整-15/-5)

 今年は皐月賞馬オルフェーヴルを筆頭に、コティリオン、サダムパテック、ナカヤマナイト、デボネア、ロッカヴェラーノなどの前走指数が高い。過去の指数が高いのはユニバーサルバンクで、平均指数上位のベルシャザールまでが指数ランクの該当馬だ。
 「3歳の重賞を勝っている」こともダービー馬の条件で、過去19年、この条件にない馬がダービーを勝ったのは、99年のアドマイヤベガと96年のフサイチコンコルドだけだった。フサイチコンコルドはデビュー3戦目でダービーを勝ったが、アドマイヤベガもレース経験がもともとも少ない馬だった。基本的にレベルの高い同世代との戦いできっちりと勝っていることは、ダービー馬の重要な条件で能力の証でもある。今年、指数の高さと3歳重賞勝ちの条件を共に満たすのは、オルフェーヴルとサダムパテック、ナカヤマナイトだけで、この3頭が今年のダービーを勝つ条件に最も近い馬といえる。
 ダービーはスローペースになりがちとはいえ、過去の上位馬の多くは「スローペースではないレースで上がり指数の高い馬」が中心になってきた。今年もその傾向に変わりがないとすると、連軸の中心はオルフェーヴル、サダムパテック、コティリオンなど。加えて、デボネア、ロッカヴェラーノなどの切れる脚がある馬たちだ。この点からも、オルフェーヴル、サダムパテックが中心になるのではないか。
 オルフェーヴルは前走の皐月賞で4番人気ながら、後続を3馬身ちぎって圧勝した。道中は後方に位置していたが、直線で追い出すとスッと反応して、馬群を抜け出だしてきたスピードはなかなかのもの。無駄もなく不利もなく、まだ余裕すら感じるレース内容で、着差以上の強さに見えた。東京コースで行われた皐月賞での圧勝は、そのままダービーにもつながるだろう。
 その皐月賞で1番人気に支持されたのがサダムパテック。道中は内で脚をため、直線で抜け出すタイミングを計っていたが、前が壁になって抜け出せず。出しどころを探しているうちに、オルフェーヴルにスッと抜け出されてしまった。オルフェーヴルが抜け出した後に開いたスペースが出来、そこに突っこんでいって2着まで追い上げたが、結果は完敗だったものの、直線の不利を考えれば、よく2着まで追い上げたし、負けはしたが内容のあるレースだったといえるのではないか。
 皐月賞で4着は勝ったオルフェーヴルに次ぐ上がりの脚を使ったデボネア、先行して粘ったナカヤマナイトが5着、上がりの脚で3番手ロッカヴェラーノが6着だったが、ダービーでも上位にくる力はあるだろう。
 皐月賞を不利なく圧勝したオルフェーヴルか、直線の不利で力を出し切っていない(かもしれない)サダムパティックの巻き返しか--。しかし、皐月賞、ダービーの2戦とも、全く不利なく順調なレースができるものだろうか。このところダービーで2年連続1番人気に乗って勝てない岩田騎手に幸運が微笑むのだろうか。デットーリ騎手がタイトルをかっさらっていくことも考えておくべきだろうか。
 東京の天気は今夜(木曜日)から雨模様。そのまま日曜日まで雨が続くかもしれないという予報だ。パンパンの良馬場は考えにくく、後方一気の馬より、中段で脚をためる馬を中心に取るべきかもしれない。ならば、ナカヤマナイトの前残りか、中段待機のサダムパテックか。

 目黒記念は、重ハンデ馬が苦戦続き。素質の高そうな4歳馬で、前走のレース内容が良かったハートビートソング、トレイルブレイザーが手頃なハンデで、中心になりそう。渋った馬場で、先行力が生かせるのではないか。ただ、軽ハンデで上がりの脚に懸けるアースシンボル、シャイニータイガー、キングトップガンなどの後方一気が気になる。

(目黒記念) 1着    2着    3着
01年     Zb   A a   -
02年    -     -      B
03年      c   -      Xa
04年    -     -      Ya
05年    -     -     A a
06年    D     B a   -
07年      d   D     -
08年    AZd   C b   -
09年     Z    A a   -
00年    C     -     A

 昨年に続き京都競馬場で行われる金鯱賞。前走指数上位はキャプテントゥーレ、アーネストリー、ルーラーシップ、ナリタクリスタル、ネオヴァンドームなどで、過去の指数上位はサンライズベガ、ニホンピロレガーロ、ブラストダッシュなど。重賞での実績は4歳馬ルーラーシップ、アーネストリーだろう。ただ、ルーラーシップはドバイ帰り、アーネストリーは休み明けで、全く隙がないわけではない。順調さでキャプテントゥーレやサンライズベガ、ナリタクリスタルに好感を持つ。

(金鯱賞)  1着    2着    3着
01年    -       c   A
02年    AZb   AXa   -
03年    CXa    Zb   -
04年    DXa     d   -
05年    AXa   B b    Yc
06年    DZ    AYa   C c
07年    A b    Ya    X
08年    BZc   -     A
09年    CXa   C     -
10年京都  AXb   -       d

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2011年5月24日 (火)

第677回嵐のオークス

201105220511
201105220811

 堅いと思っていたオークスは、直前に降り出した嵐のような強い雨に似て、荒れ模様のレースになった。勝ったのは中段から差し脚を伸ばした7番人気の伏兵エリンコート。2着も8番人気のピュアブリーゼが逃げ粘って、3着にやっと2番人気のホエールキャプチャが突っ込んできた。1番人気のマルセリーナは後方から追い込んだものの、前を行く3頭に迫る勢いはなく、大きく離されて4着に沈んだ。3連単は54万8190円の高配当になった。私はマルセリーナとホエールキャプチャの2頭が少し抜けた存在と思っていたから、2頭を中心に馬券をまとめてみたが、良いところなく負けた。

 雨が降らなかったら、別の結果があったかもしれない。そう思わないでもないが、結果は結果。実力だけでなく、運も、天候も味方にできなければ、勝利の女神は微笑んではくれない。

 レース直前の激しい雨に、馬場状態は急速に悪化していったが、その馬場状態を意識して大外枠から果敢に先手を取り、そのまま逃げの手を打ったピュアブリーゼ柴田善臣騎手の好判断が光った。1番人気のマルセリーナは、前走の桜花賞と同じ後方にポジションを取ったが、少し後ろ過ぎたか、あるいはぬかるんだ馬場が合わなかったのか。消化不良のようなレースになってしまった。しかし、3着に追い込んできたホエールキャプチャはマルセリーナのすぐ前、同じように後方にいたわけで、そこからギリギリ3着に押し上げているのだから、マルセリーナの敗因はポジションや馬場状態だけの問題ではないのかもしれない。
 一昨年のダービーも、直前の激しい雨で不良馬場のレースになったが、結局、人気になった追い込み馬たちの脚が伸びず、ロジユニヴァースなどの先行馬たちの前残りになったことを思い出す。雨で馬場が悪くなった日に、追い込み馬を買うのはリスクが大きい。今週はいよいよダービーだが、天気予報は雨模様で芳しくない。後方から追い込みに懸けるであろう皐月賞馬オルフェーヴルはどうだろうか。

 東海Sは前走アンタレスSを勝ったゴルトブリッツが1番人気、同レースで2着のワンダーアキュートが2番人気、3着のバーディバーディが3番人気と、前走アンタレス組が人気の上位を占めた。直線、逃げるランフォルセを捕らえたワンダーアキュートが前走の雪辱を果たした。最近のダート重賞戦線は、勝ち馬が入れ替わり立ち替わりの状態。連勝して人気を集めても、なかなか厳しい。

 「WIN5」はついに1億4000万円を超す配当が飛び出し、1億超えビッグ配当はテレビのニュースや新聞にも大きく報道された。「WIN5」は毎週、発売金額を伸ばしているが、今週はダービーもあり、アナウンス効果もあって、さらに発売に弾みがつくかもしれない。私は新潟11レースで早くも脱落し、オークスも外していては、お話にもならないが、それにしても12億円の売り上げで、的中は600円分。的中の確率は0.000049パーセント。なかなか難しいが、高配当の魅力は何にもまして捨てがたい。

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2011年5月19日 (木)

第676回堅いオークス

 大震災の影響が大きく残るなか、今週は牝馬クラシック第2弾、オークス。
 過去10年、A、B馬の活躍が目立つように前走指数の高い馬が中心を担っている。指数上ランク外の馬の連対も多く、指数は低くても近走スローペースで好走してきた馬たちも無視できない。

(オークス) 1着    2着    3着
01年    -      Y    C a
02年    -     -      C b
03年    A b   -     -
04年     Zd   DXa    Z
05年    A a   BXb    Xc
06年    -     -     D
阪神馬場改造------------------
07年    BY    -      Y
08年     Zb   B     A d
09年    A c   B a   C
10年   (AZa)(c)1着同着  Z
(スローペース調整-20/-10)

 今年は桜花賞馬マルセリーナを筆頭に、ホエールキャプチャ、メデタシ、バウンシーチューン、マイネソルシエール、ピュアブリーゼ、ハブルバブルなどが前走指数の上位馬たちだ。過去の指数で上位のスピードリッパー、グルヴェイグもランクに上がってくる。
 桜花賞が馬場改造後の阪神で行われるようになった07年以降、オークスでは指数上位のランク馬たちが、それ以前と比べて圧倒的に上位を占めるようになった。そのランク馬はほとんどが桜花賞で好成績だった馬たち。07年の桜花賞馬ダイワスカーレットは感冒のためオークスには出走せず、2着のウオッカもダービーに向かった。この年は桜花賞4着のローブデコルテがオークスを勝った。08年の桜花賞馬レジネッタは3着だったが、桜花賞2着のエフティマイアがオークスでも2着に食い込み、桜花賞8着のトールポピーがオークス馬になった。09年は桜花賞馬ブエナビスタがオークスで2冠を達成、昨年も桜花賞馬アパパネがサンテミリオンと同着の勝利を手にした。
 トリッキーなコースによって紛れが多かった以前に比べると、阪神コースはリニューアルによって、強い馬がきっちりと桜花賞を勝てるコースになったのだろう。結果的に桜花賞の実績がそのままオークスにも結びつくようになってきたのではないか。
 オークスの2400メートルの距離はどの馬にとっても未知の距離だけに、スローペースで実質的に直線の叩き合い、上がりの脚比べになりがち。オークスと桜花賞とは距離が大きく違うが、リニューアルされた阪神の外回りで行われるマイル戦もまた、スローペースになりがちで、長い直線の叩き合いが多い。長い直線での叩き合いがポイントになるという点では、桜花賞もオークスもよく似ており、前哨戦としても桜花賞の価値がより高まっているのではないか。
 そうしたことから考えると、長く良い脚を使って桜花賞を勝ったマルセリーナ、後方から追い込んだ2着のホエールキャプチャはこのオークスでも最有力候補だろう。
 2頭の比較では、出負けして最後方に下げざるを得ず、直線でも前が壁になる不利にみまわれたが、わずかなスペースに突っ込み、馬群を割って伸びてきたマルセリーナに好感を持つ。これまで4戦3勝。3着に負けたのが牡馬との戦いだったシンザン記念だったが、そのシンザン記念の2着馬は、その後に皐月賞を勝ったオルフェーヴルで、負けて逆にマルセリーナの素質の高さが想像できる。
 他に上がりの脚が鋭いのは、ホエールキャプチャ、バウンシーチューン、アカンサス、シシリアンブリーズ、マイネイサベル、デルマドゥルガー、ピュアブリーゼなどで、彼女たちがマルセリーナの相手の中心になりそう。

 東海Sは中京競馬場の改修で、昨年に続き今年も京都のダート1900で行われる。
 2年以上の休養あけの前走が落馬競走中止だったフィールドルージュを除いて、指数上位馬はゴルトブリッツ、ワンダーアキュート、バーディバーディ、テスタマッタ、マイネルアワグラス、ランフォルセなど。なんといっても注目は、中央再入厩後、3連勝中の4歳馬ゴルトブリッツだろう。前走も初の重賞戦をものともせず、先行して100の高指数で圧勝。上がりタイムも最速だった。これでダートは7戦6勝、唯一の負けが4走前の公営大井のG1東京大賞典なら、致し方のないところ。ここは素直にダートの新星に期待したい。

(東海S)  1着    2着    3着
01年    BYb   C c   -
02年    AXa   -     -
03年    地     AYb   B c
04年    -     AYa   D
05年    -     DYc   BXa
06年    D     -     -
07年    DX      b   C a
08年    -     -     -
09年    CYb    Zd     d
10年京都  D c    Xb   -

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2011年5月17日 (火)

第675回負けて強し

201105150511
201105140511

 今年のヴィクトリアマイルは、ブエナビスタが1.5倍、アパパネが4.1倍の単勝人気だった。3番人気のレディアルバローザは11倍を超すオッズだったから、ブエナビスタとアパパネの2頭が断然に抜けた人気だったことがわかる。(ちなみに去年のブエナビスタは1.5倍で勝ち、2番人気のレッドディザイアは5.7倍。その前の年はウオッカが1.7倍で1番人気で勝っている。)

 レースは、オウケンサクラの逃げで始まったが、人気のブエナビスタは中段より後ろに待機して、アパパネをマークするようにすぐ後ろにつけた。直線に向いて、アパパネが早めに仕掛け、外から前を行く馬たちを次々ととらえていく。ブエナビスタは一瞬、仕掛けで後れを取ったように見えたが、アパパネを追いかけ、追いかけ、クビ差まで追い詰めたところがゴールだった。自ら早めに仕掛けて力で押し切ったアパパネの勝利は堂々として見事だった。ブエナビスタは惜しくも2着、3着はレディアルバローザ。2、1、3番人気の順。人気馬を中心に見応えのあるレースになって、競馬場一杯に大きな歓声がわき上がった。

 ナビグラフでみても、アパパネとブエナビスタは、2頭だけが「金メダルエリア」というか、芝の重賞ではもっとも勝利に近い、上がりの脚で断然を思わせる位置にあった。
 私は、実績はブエナビスタが断然とはいえ、マイル戦なら切れる脚が生かせるアパパネに勝つチャンスがあるのではないかと思っていたから、アパパネの勝利は正直うれしかった。3連単は3620円と堅い配当で、取ってもプラスにはならないが、それも納得できるほど、内容のあるレースだった。

 今後の2頭の対決が楽しみだが、ドバイから帰って久々のレースだったこと、マイルは必ずしもベストの距離とは思えなことなどを考えれば、クビ差まで追い込んだブエナビスタに悲観材料はない。改めてブエナビスタの強さを知らされたような思いがした。

 京王杯スプリングCは、シルポートがスローペースに落として逃げ切ろうとするところを、ストロングリターンが33秒1の上がりの脚で、差し切り勝ちをおさめた。逃げたシルポート、2番手につけたジョーカプチーノの上がりは33秒8と33秒5。逃げ馬にその脚を使われては、サンカルロなど後方に位置していた馬には全くチャンスがなかった。

 「WIN5」は2レース目、東京の10レースで早々に脱落してしまった。京都の11レースも外していたから、的中は3レースだけで、あまり悔しさもなく、763万を超す配当と聞いても、そんなものかという程度の印象。今週はどうかな。先週は200点ほどしか買わなかったから、今週はもう少し手を広げてみようか、と思っているこの頃。

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2011年5月12日 (木)

第674回ブエナVSアパパネ

 ヴィクトリアマイルは今年で6回目。2年続けて強い牝馬の代表格ウオッカ、ブエナビスタが勝って、レースとしての人気も高まっている。今年は現役最強馬ブエナビスタに、昨年牝馬3冠を達成したアパパネが揃って出走する予定で、今年も盛り上がりそうだ。

(ヴィクトリアマイル)
       1着    2着    3着
06年     Xd   B c     d
07年    -     -     -
08年    -     B      Za
09年    CXa   -     -
10年     Xb   -     C c
(スローペース調整値-10/0)

 今年の指数上位馬はアンシェルブルー、アパパネ、スプリングサンダー、ブエナビスタ、ワイルドラズベリー、アニメイトバイオなど。ブエナビスタ以外、ランク上位はすべて4歳馬だ。
 コイウタが勝った07年を除けば、過去の連軸の中心は、近走で上がりの脚がしっかりとした馬たちだった。今年はブエナビスタ、アパパネを筆頭に、ショウリュウムーン、エーシンリターンズ、アニメイトバイオ、レディアルバローザなどの上がり指数が上位で、なかでもブエナビスタとアパパネの2頭が、少し抜けた存在に見える。
 ブエナビスタは、前走のドバイワールドカップでは後方のまま8着に終わったが、昨年秋の天皇賞を勝ち、ジャパンカップは1着入線も2着降着、有馬記念はハナ差の2着と、牡馬との戦いで確実に勝ち負けを争ってきた現役世代最強馬といえる1頭だ。
 片やアパパネは昨年、桜花賞、オークス、秋華賞を勝って、メジロラモーヌ(1986年)、スティルインラブ(2003年)に続いての、牝馬3冠を達成した。
 実績ではブエナビスタが最上位であることに間違いはない。さらに、東京コースは(3100)。2着は降着でのもの、実質は負けなしの好相性のコースとくれば、ブエナビスタに死角はないように見える。3冠馬アパパネといえども、ブエナビスタを倒すのはかなり難しいだろう。課題があるとすると、久々のマイル戦にあるのかもしれない。
 アパパネは、前走、牡馬との読売マイラーズCだったが、このレースはシルポートがペースを落として逃げ切り勝ちを納めた。2着も2番手でレースを進めたクレバートウショウ、3着は4、5番手にいたダノンヨーヨーで、完全に前残りのレースだった。アパパネは後方から追い込んで4着だったが、マイル戦に必要な鋭い瞬発力を見せた。初の牡馬との戦いとしても内容は上々で、マイル戦ならアパパネに勝機があるかもしれない。

 京王杯スプリングCは指数上、前走指数や平均指数の上位馬の連対率が高い。今年はサンカルロ、シルポート、クレバートウショウ、ショウワモダン。エーシンフォワード、ジョーカプチーノ、ガルボなどが指数の上位馬だ。
 上がりの脚がしっかりとしているのはストロングリターン、ジョーカプチーノ、サンカルロ、ショウナンアルバ、シンボリグランなどで、1400の距離の合うのはサンカルロだろう。ただ1番人気馬はなぜか苦戦を強いられることが多く、連対もできずに3着がやっと。サンカルロが人気になるようなら、あえて買わなくても、と思う。逃げるシルポートや、先行するクレバートウショウ、フィフスペトル、フラガラッハなどの前残りが面白いかもしれない。

(京王杯スプリングC)
       1着    2着    3着
01年    DZd   D      Xa
02年    -     -     A
03年    -     A      Yb
04年      d    Xb   外
05年      b   -      Xa
06年    C c    Xb   BYa
07年     Zb   -     -
08年    BYb   -     AXa
09年    -     AYa   C
10年    -     BYc   A

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2011年5月10日 (火)

第673回騎手の力

201105080511
201105070811
201105080411

 昨年の秋から冬にかけて、短期免許で騎乗する外国人騎手たちが大活躍していたが、春のこの時期、北半球は各国ともに競馬シーズンの真っ盛り、来日する外国人騎手は少なくなって、いまはオーストラリアのウィリアムズ騎手と、先週からイタリアのピンナ騎手が参戦するのみ。ウィリアムズ騎手は昨年もこの時期に日本で騎乗して、春の天皇賞をジャガーメイルで勝っている。もともと実績がある騎手にしか短期免許は与えられないわけだろうから、ウィリアムズ騎手にかぎらず、外国人騎手の活躍は当然なのだろう。

 今年もウィリアムズ騎手は4月末からレースに騎乗しているが、すでに5勝。先週はグランプリボスに乗って、さすがというか、見事な騎乗ぶりで、NHKマイルCを圧勝して見せた。終始中段でレースを進め、直線、追い出しにかかるところ、前が壁になって窮屈になり、一旦外に出さざるを得ない場面もあったが、落ち着いた騎乗で坂を駆け上がると一気に前をとらえた。

 ただ一頭、最後方から追ってきたのが2番人気に推されたコティリオン。33秒4という最速の上がりタイムは断然の切れ味だった。マイルよりはもう少し長い距離が合うのかもしれない。

 しかしながら、2、3着は小牧騎手(コティリオン)と内田騎手(リアルインパクト)で、ともに公営競馬出身の騎手たちだったことを思うと、中央競馬の騎手には「もっと頑張ってもらわないと」と、思ってしまう。

 ナビグラフ上、上位3頭は上がりの脚で上位の馬たちだったが、もともとほとんど差のないメンバーのはず、最後は騎手の力がモノをいったのかもしれない。

 京都新聞杯はゴール前の叩き合いを制したクレスコグランドが、先に抜けだしたユニバーサルバンクをハナ差、捕らえて勝った。3着は人気薄のサウンドバスターで、3連単は11万3100円の高配当だった。

 シンザン記念ではオルフェーヴル(皐月賞馬)とマルセリーナ(桜花賞馬)を負かし、そのあと毎日杯をも勝った人気のレッドデイヴィスは10着に大敗。レース後、剥離骨折が判明して、春のシーズンの復帰は難しくなってしまった。

 ハンデ戦の新潟大賞典は、2番人気のセイクリッドバレーがコースの真ん中から伸びて勝った。2着は10番人気のマッハヴェロシティ、3着は4番人気のサンライズベガ。新潟の外回りコースらしく、上がりの切れる馬が1、2着になった。

 今週の「WIN5」は、京都の11レースで脱落した。またしても1つ外れ。いつか当たりそうな気もするが、まったく、残念。
 大震災支援の「HORSE HOPE リストバンド」をふたつ購入。がんばろう。

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2011年5月 5日 (木)

第672回波乱もありそうなNHKマイルC

 昨年は堅く納まったものの、NHKマイルカップは例年、高配当が多いレースだ。本来なら3歳のG1戦だけに、指数上位馬が中心になるはずだが、波乱の多いせいか、他の3歳重賞に比べると、ランク外の馬たちが上位を占める割合が高い傾向が続く。

(NHKマイルC)
       1着    2着    3着
01年    AYa   -     D
02年    DZ     Zd   BXa
03年    -     -     Cd
04年     Xa   BY    AYd
05年    AXa   B b   CXb
06年    -     D a   -
07年    -     AXc   -
08年    A a   B     -
09年    -     -     -
10年    -     C     A a
(スローペース調整-10/0)

 今年の前走指数はエイシンオスマン、プレイ、フォーエバーマーク、クリアンサスなどで、過去の指数や平均指数で、グランプリボス、リキサンマックス、へニーハウンド、オメガブレイン、キョウエイバサラなどが上がってくる。ただ指数を見てもほとんど差のないメンバーのようで、今年も荒れるのかもしれない。
 NHKマイルカップは、前哨戦ともいえる毎日杯やニュージーランドTを使った馬たちの好走が多いが、今年は大震災の影響で、スローペースで上がりの脚比べになりやすい阪神コースで行われてきた。そのためか、全体して上がりの脚に見所のある馬たちが多く、長い直線の東京コースで行われるNHKマイルカップも、同じようにスローペースで差し脚比べの傾向が続くのではないか。
 上がりの脚では毎日杯の2着馬コティリオン、ニュージーランドTの2着馬エーシンジャッカル、朝日杯2着馬リアルインパクト、朝日杯1着馬グランプリボスに、ロビンフット、アイヴィーリーグ、プレイも上位の範囲にあるだろう。連軸の中心は、一応上記の馬たちから取るのが常道かもしれない。
 ただ、上がりが鋭い馬たちといっても、スローペースで必然的に上がり指数が良くなったということであって、直線の長い東京コースといえども、後方一気の脚が生きるとは思えない。ここは想定されるペースがスローペースだけに、先行できてなお、上がりの脚があるかどうかが問われるわけで、先行力のあるエイシンオスマン、クリアンサス、グランプリボス、プレイ、リアルインパクト、ロビンフットなどの前残りもある。
 あれこれ迷うと、きりがないが、上がりの脚でコティリオン、エーシンジャッカル、先行差しで騎手強化のグランプリボス、前走大敗も巻き返すリアルインパクトなどが常識的な選択なのかもしれない。伏兵ではアイヴィーリーグ、クリアンサスがおもしろいが。

 京都の3歳重賞・京都新聞杯の前走指数は、ユニバーサルバンク、レッドデイヴィス、サウンドバスター、レッドセインツなどが上位で、平均指数でサンビームもピックアップされる。ただ、スローペースで指数を下げている馬が多く、指数は低くても上がりの脚があるパッションダンス、ルイーザシアター、クレスコグランド、ダノンフェニックス、マーベラスバロンなどには要注意だ。先行力があり、水準以上の差し脚を使ってきたユニバーサルバンク、レッドデイヴィス、サウンドバスターが中心になりそう。

(京都新聞杯)1着    2着    3着
03年    A c   -     -
04年     Z    CYa   -
05年    -       d   AXa
06年     Yd    Xa   A c
07年    BYb   B c   -
08年    -     A b   -
09年    AXa   D       d
10年    AYc   CZb   B a
(スローペース調整-15/-5)

 新潟大賞典も例年、波乱になりやすいハンデ戦。直線の長い新潟外回りコースで、後方からの追い込み馬や、差し馬が活躍することが多い。今年はタッチミーノット、アルコセニョーラ、マッハヴェロシティ、セイクリッドバレー、ダンスインザモア、ヤングアットハートなどの上がりの脚が鋭い。ここは中段から脚を伸ばすタッチミーノットに期待したい。前走は強豪相手の大阪杯で、直線前が詰まる不利もありながら、上位と差のない6着なら上々だろう。

(新潟大賞典)1着    2着    3着
02年    D c    Ya    Xb
03年     Xb   -       d
04年    A b   B     -
05年    A c    Xa   B
06年    -     CYb   -
07年      c   -     -
08年    -     C     -
09年    D     -     B c
10年    A b    Zd     a

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2011年5月 3日 (火)

第671回残念賞を

201105010811
201104300511

 あまりのスローペースに、先頭に立つ馬は入れ替わり立ち替わり。今年の天皇賞はまれに見る出入りの激しいレースになった。人気になったトゥザグローリーも、2コーナーで先頭に立って勝機をうかがうが、向正面でナムラクレセントが外から覆い被さるようにハナを奪ってペースを握る。3コーナーの坂上から一気にペースが上がって、直線半ばで先行馬が苦しくなるところ、中段で待機策をとってきたヒルノダムールがエイシンフラッシュとの叩き合いを制して、堂々、天皇賞の栄冠を手にした。勝ったヒルノダムールは7番人気、2着のエイシンフラッシュは3番人気、3着に粘ったナムラクレセントは5番人気だったが、指数上は(Bb-Aa-C)という指数上位馬の組み合わせ。3連単は18万9840円の高配当になった。
 ヒルノダムールは意外と人気がなかったが、前走の大阪杯で、やっとというか、悲願のというべきか、重賞初制覇を果たしたばかりで、3200の長距離も合わないと思われていたのだろうか。それでも7番人気は評価が低すぎだった。
 ナビグラフでは、勝ったヒルノダムールも2着のエイシンフラッシュも、3着に粘ったナムラクレセントも、赤いラインを超す4頭のうちの3頭で、スローペースのラインをクリアしていたのは、この上位の3頭だけだった。

 3歳の重賞・青葉賞はダービーと同じ距離の2400メートル戦。超スローペースになって、後方から追い込んだウインバリアシオンが勝った。2着は先行したショウナンパルフェ、3着は中段から内をついて伸びた1番人気のトーセンレーヴ。トーセンレーヴはダービーの出走権を手にできなかった。

 先週から始まった「WIN5」は2週とも外れ。天皇賞の週は早々と1レース目(東京10レース)で脱落してしまった。残り4レースはすべて当たっていたから、あと少し手を伸ばしていたらと思うが、最初に外れてしまうと、全く楽しみがなくなってしまう。1レース外れの「残念賞」があると、最後まで楽しいだろうな。

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