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2011年5月26日 (木)

第678回 オルフェーヴルとサダムパテック

 過去10年、前走指数の上位馬か、過去の指数が最も高いX馬が、ダービーを勝ち続けている。過去19年分のデータも取ってみたが、ランク外の馬が勝ったのは11年前のアグネスフライト、15年前のフサイチコンコルドくらいで、指数の上位馬が強い傾向がはっきりとしている。

(ダービー) 1着    2着    3着
01年    BYb   A d   -
02年     Xa   -      -
03年    A     D     -
04年    BZb   -     D
05年    A a   C b   B
06年    A      X    B a
07年    DXc    Z    DZb
08年    AXa   -     BYb
09年     X    -      Z
10年    C     C     B a
(スローペース調整-15/-5)

 今年は皐月賞馬オルフェーヴルを筆頭に、コティリオン、サダムパテック、ナカヤマナイト、デボネア、ロッカヴェラーノなどの前走指数が高い。過去の指数が高いのはユニバーサルバンクで、平均指数上位のベルシャザールまでが指数ランクの該当馬だ。
 「3歳の重賞を勝っている」こともダービー馬の条件で、過去19年、この条件にない馬がダービーを勝ったのは、99年のアドマイヤベガと96年のフサイチコンコルドだけだった。フサイチコンコルドはデビュー3戦目でダービーを勝ったが、アドマイヤベガもレース経験がもともとも少ない馬だった。基本的にレベルの高い同世代との戦いできっちりと勝っていることは、ダービー馬の重要な条件で能力の証でもある。今年、指数の高さと3歳重賞勝ちの条件を共に満たすのは、オルフェーヴルとサダムパテック、ナカヤマナイトだけで、この3頭が今年のダービーを勝つ条件に最も近い馬といえる。
 ダービーはスローペースになりがちとはいえ、過去の上位馬の多くは「スローペースではないレースで上がり指数の高い馬」が中心になってきた。今年もその傾向に変わりがないとすると、連軸の中心はオルフェーヴル、サダムパテック、コティリオンなど。加えて、デボネア、ロッカヴェラーノなどの切れる脚がある馬たちだ。この点からも、オルフェーヴル、サダムパテックが中心になるのではないか。
 オルフェーヴルは前走の皐月賞で4番人気ながら、後続を3馬身ちぎって圧勝した。道中は後方に位置していたが、直線で追い出すとスッと反応して、馬群を抜け出だしてきたスピードはなかなかのもの。無駄もなく不利もなく、まだ余裕すら感じるレース内容で、着差以上の強さに見えた。東京コースで行われた皐月賞での圧勝は、そのままダービーにもつながるだろう。
 その皐月賞で1番人気に支持されたのがサダムパテック。道中は内で脚をため、直線で抜け出すタイミングを計っていたが、前が壁になって抜け出せず。出しどころを探しているうちに、オルフェーヴルにスッと抜け出されてしまった。オルフェーヴルが抜け出した後に開いたスペースが出来、そこに突っこんでいって2着まで追い上げたが、結果は完敗だったものの、直線の不利を考えれば、よく2着まで追い上げたし、負けはしたが内容のあるレースだったといえるのではないか。
 皐月賞で4着は勝ったオルフェーヴルに次ぐ上がりの脚を使ったデボネア、先行して粘ったナカヤマナイトが5着、上がりの脚で3番手ロッカヴェラーノが6着だったが、ダービーでも上位にくる力はあるだろう。
 皐月賞を不利なく圧勝したオルフェーヴルか、直線の不利で力を出し切っていない(かもしれない)サダムパティックの巻き返しか--。しかし、皐月賞、ダービーの2戦とも、全く不利なく順調なレースができるものだろうか。このところダービーで2年連続1番人気に乗って勝てない岩田騎手に幸運が微笑むのだろうか。デットーリ騎手がタイトルをかっさらっていくことも考えておくべきだろうか。
 東京の天気は今夜(木曜日)から雨模様。そのまま日曜日まで雨が続くかもしれないという予報だ。パンパンの良馬場は考えにくく、後方一気の馬より、中段で脚をためる馬を中心に取るべきかもしれない。ならば、ナカヤマナイトの前残りか、中段待機のサダムパテックか。

 目黒記念は、重ハンデ馬が苦戦続き。素質の高そうな4歳馬で、前走のレース内容が良かったハートビートソング、トレイルブレイザーが手頃なハンデで、中心になりそう。渋った馬場で、先行力が生かせるのではないか。ただ、軽ハンデで上がりの脚に懸けるアースシンボル、シャイニータイガー、キングトップガンなどの後方一気が気になる。

(目黒記念) 1着    2着    3着
01年     Zb   A a   -
02年    -     -      B
03年      c   -      Xa
04年    -     -      Ya
05年    -     -     A a
06年    D     B a   -
07年      d   D     -
08年    AZd   C b   -
09年     Z    A a   -
00年    C     -     A

 昨年に続き京都競馬場で行われる金鯱賞。前走指数上位はキャプテントゥーレ、アーネストリー、ルーラーシップ、ナリタクリスタル、ネオヴァンドームなどで、過去の指数上位はサンライズベガ、ニホンピロレガーロ、ブラストダッシュなど。重賞での実績は4歳馬ルーラーシップ、アーネストリーだろう。ただ、ルーラーシップはドバイ帰り、アーネストリーは休み明けで、全く隙がないわけではない。順調さでキャプテントゥーレやサンライズベガ、ナリタクリスタルに好感を持つ。

(金鯱賞)  1着    2着    3着
01年    -       c   A
02年    AZb   AXa   -
03年    CXa    Zb   -
04年    DXa     d   -
05年    AXa   B b    Yc
06年    DZ    AYa   C c
07年    A b    Ya    X
08年    BZc   -     A
09年    CXa   C     -
10年京都  AXb   -       d

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コメント

西田先生こんにちは。今日はWIN5自粛してG1を買います。

東京優駿
17 ユニバーサルバンク
を軸に3連単数点。

投稿: おとねん | 2011年5月29日 (日) 09時57分

ビワハヤヒデ位からの指数信者です。以前はよく儲けさせて頂ました。しかし競馬から遠ざかっていました。

最近、久しぶりに競馬をやっていますが、皐月賞の単勝とオークスのワイドで儲かりました!
ダービーは、二・三着馬が抜けハズレました。

先生の解説は説得力があるのですが…相変わらず馬券は下手ですね。

これからも頑張って下さい。

投稿: リュウ | 2011年5月31日 (火) 10時25分

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