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2011年12月 6日 (火)

第733回ナビグラフと上がり指数

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 ジャパンカップダートはトランセンドが逃げ切って勝った。不利といわれた大外枠から1コーナー目指してスピードを上げ、ハナに立ったが、1コーナーで内に大きく切れ込んだせいで、窮屈になる馬がいて、審議になってしまった。(結果、過怠金の処分だけで済んだようで、馬券に影響がなくて良かったが)トランセンドは、終始楽なペースで逃げ、直線を向くと、迫るエスポワールシチーをものともせず、一気に加勢。そのまま他馬を全く寄せ付けずに圧勝した。

 昨年のジャパンカップダートも逃げ切って勝ったが、マイペースの逃げができれば、トランセンドは本当に強い。
 ナビグラフで見ても、トランセンドは、平均ペース以上のレースで最も上がり指数が良い。2着のワンダーアキュートも、3着のエスポワールシチーも、勝ったトランセンドと同じようなエリアにあった。上がり指数で上位の馬がペースを落として逃げられれば、強いのは当たり前。レベルの高いダートの重賞では、先行力があって、差し脚上位の馬が中心だとわかる。

 芝のレースはというと、ペースより上がり指数にウエイトがかかる。

 鳴尾記念はサダムパテックが人気を集めたが、近走の上がり指数の高さで少し物足りなかった馬だ。それでも連軸の中心にはなるのではないかと思っていたが、直線の叩き合いで、レッドデイヴィスに交わされ、ゴール前、後方一気の脚を使ったショウナンマイティにも後れを取って3着に落ちた。レッドデイヴィス、ショウナンマイティともに、スローペース時のものとはいえ、上がり指数で上位にあった馬たちで、直線での切れの違いが勝敗を分けたといえそうだ。

 芝の長距離戦・ステイヤーズSは、一昨年の春の天皇賞(3000メートル)を制したマイネルキッツが、久々に天皇賞馬の意地を見せた。マイネルキッツは2周目の向正面で中段から一気に上がっていって、4コーナー手前で先頭に立った。イグアスもマイネルキッツを追うように上がっていって、直線も必至に追って2着を確保した。

 ステイヤーズSは芝3600メートルで、スタミナが問われるレースだ。ナビグラフで見ると、勝ち馬や2着のイグアス、3着のトウカイトリックともども、スローペースではないレースでしっかりとした上がり指数を示していた馬たちで、それなりにペース(スタミナ)の対応力がある馬たちのレースだったことがわかる。スローペースになりがちな阪神の外回りの芝1800戦で、スローペースでの上がり指数が生きた鳴尾記念とは、同じ上がり指数がポイントといっても、ペースとの関係が少し違う。

(お知らせ)
 12月1日から、新基準タイムの受付、販売を開始しました。
 新基準タイム2012年版(改訂26版)は、2012年1月5日以降の馬場指数、スピード指数の計算に使用するもので、昨年同様、ご入金確認後、お待たせすることなく新基準タイムをお送りいたします。来年は、いよいよスタンド、馬場改造が終わった中京競馬も始まります。中京競馬場の基準タイムは、その開催に合わせて、順次、更新していく予定です。
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