« 第744回ランク馬が強いAJCC、平安S | トップページ | 第746回波乱含みの3重賞 »

2012年1月24日 (火)

第745回人気馬の明暗

201201220611_2
201201220811_2

 アメリカJCCは、単勝1.4倍、断然の人気を集めたルーラーシップが圧勝した。
 中山の芝は連戦の傷みのため、内目は状態が悪く、芝がほとんどはげ落ちている。加えて前日から降り続いた冷たい雨で、馬場状態は不良だった。ルーラーシップは後方待機から直線に向くと、少しだけ芝の状態が良い大外に回し、前を行くナカヤマナイトを一気に捕らえた。2番人気のナカヤマナイトが2着に残り、3着は外から伸びた4番人気ゲシュタルト。3連単は1270円の配当で、堅い決着になった。
 馬場状態を考えれば、勝ったルーラーシップの上がりは非常に高レベルで、春の本番に向けて期待が持てるレースに内容に思えた。
 ダートの重賞・平安Sも、エスポワールシチーが単勝1.3倍の人気を集めた。しかし、快勝したルーラーシップとは明暗を分ける結果になった。
 逃げるかと思ったエスポワールシチーは、控えて3番手からのレース。直線に向いて早々と先頭に立った10番人気のヒラボクキングを追い続けたが、結局、最後まで捕らえきれずに、2着に負けた。3着は6番人気のシルクシュナイダー。3連単は15万を超える高配当になった。
 エスポワールシチーの手綱を取った佐藤哲三騎手のコメントを読むと、トウショウフリーク、ヒラボクキングの好ダッシュに、あえて無理をせずに控えたようだった。フルゲートの京都ダート1800メートルは1コーナーまでの距離が短く、もともと内枠の逃げ馬や先行馬が有利で、大外枠から逃げ切るのは容易ではない。その点からは無理をせずに控える戦法は当然の選択だったとも思うが、元来エスポワールシチーはハイペースで逃げて勝機をつかんできた馬だ。ナビグラフを見ればわかるとおり、上がりの脚があるわけではない。加えて1頭だけ58キロをを背負っており、直線での叩き合いになったら苦しいはずだった。騎手でもない私が言うことでもないが、ジャパンカップ・ダートでトランセンドが不利な大外から無理矢理に逃げたように、エスポワールシチーも無理してでもハナを奪いに行って、マイペースの逃げを打った方が良かったのかもしれない。
 10番人気の低評価で勝ったヒラボクキングは、2走前、準オープン戦を上々の上がり指数で逃げ切り勝ちを果たしている。ここは負担重量の差もあり、上がりの戦いになったらエスポワールシチーより分があったということなのだろう。それにしてもヒラボクキングのスピード指数は100を越す高レベルだった。この勝利はフロックではないはず。今後も要注意だ。
 ミホノブルボンでダービーを制した小島貞博調教師の訃報を聞いた。私がスピード指数で戦う自信と確信をつかんだ頃の、名馬と名ジョッキーだった。こころよりご冥福をお祈りいたします。

(お知らせ)
 12月1日から、新基準タイムの受付、販売を開始しました。
 新基準タイム2012年版(改訂26版)は、2012年1月5日以降の馬場指数、スピード指数の計算に使用するもので、昨年同様、ご入金確認後、お待たせすることなく新基準タイムをお送りいたします。3月には、いよいよスタンド、馬場改造が終わった中京競馬も始まります。中京競馬場の基準タイムは、その開催に合わせて、順次、更新していく予定です。
 年間サポートのお客様には、この高田馬場日記でも紹介しているナビグラフを生成するソフト「ナビグラフ君」を無料で提供いたします。ぜひお早めにお申し込みください。
詳細はこちらから

|

« 第744回ランク馬が強いAJCC、平安S | トップページ | 第746回波乱含みの3重賞 »

コメント

藤田と佐藤哲・・
年間100勝できる騎手とできない騎手の差ですね。

投稿: 名古屋の伊藤 | 2012年1月26日 (木) 10時11分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182685/53813880

この記事へのトラックバック一覧です: 第745回人気馬の明暗:

« 第744回ランク馬が強いAJCC、平安S | トップページ | 第746回波乱含みの3重賞 »