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2012年2月28日 (火)

第755回スタートの春

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201202260911
201202250911

 遅咲きの5歳馬・フェデラリストが中山記念の勝者になった。これでデビューから10戦7勝、4着3回(公営2戦2勝を含む)。近走は1000万条件、準オープン、G3、G2と、4連勝を達成し、前走の中山金杯に続いての重賞勝ちになった。

 直線に向くと内からぐんぐん伸び、大逃げを計るシルポートをゴール前できっちりととらえての圧勝劇で、直線の脚色は1頭だけ全く違って見えた。前走の中山記念でも3角手前からまくるように上がっていって、直線でも脚色が衰えることなく、勝利をものにしている。長く良い脚を使える馬なのだろう。強い。

 2着にシルポートが粘って、3着はリアルインパクト。1番人気のトゥザグローリーが馬券に絡めず、3連単は9万3090円と高配当になった。

 それにしても、単勝1.9倍の圧倒的人気に支持されたトゥザグローリーは一体どうしたのだろう。スタート時から後方に張り付いたまま、直線に向いても全く動かず10着のまま。手綱を取った福永騎手は「ずっとスローペースの競馬だったので、この距離でこのペースで戸惑ったのもあるのかも」(競馬ブック誌参照)と分析していた。理由はあるのだろうが、前走、日経新春杯の勝利は幻だったのかと思わされるほどの凡走には正直がっかりした。

 阪急杯は4角で2番手から先頭に押し出された格好のマジンプロスパーが、そのまま抜け出して勝った。後方からスプリングサンダーが追って、サンカルロも迫ってきたが、最後は3頭とも、脚色が同じになってしまった。私はガルボからの馬券を買ったが、届かずの5着では価値がない。

 3歳のアーリントンカップは、最後方に控えていたジャスタウェイが、直線、内をついて前を行くオリービンを捕らえて勝った。直線の入り口ではまだ最後方。スローペースだっただけに、かなり厳しい位置取りに思えたが、残り100メートルからの瞬発力は、他が止まって見えるほどの鋭さだった。私はジャスタウェイの3連単馬券を買っていたが、直線入り口ではあきらめかけたほど。ホント良く届いた。

 今週3月3日から、いよいよ新コースになった中京競馬が始まる。新コースは従来のコースと比べると一回り大きくなった。直線は以前より100メートル近くも長くなり、直線に急坂もできた。芝は1400、1600、2200など、ダートは1200、1400、1800、1900、2500など、これまでになかった新しい距離も増えた。

 この中京の開催にあわせて、中京競馬場の基準タイムの更新作業も次週から始まる。しばらくは毎週、毎週、データを加えて、基準タイムを更新し、馬場指数も作り替える作業に追われることになる。雨が降って、いきなり不良馬場になると嫌だが、いまは好天を祈るしかない。良い基準タイムができるよう、頑張ります。

☆お知らせ☆
中京競馬場の馬場改造に伴い、基準タイムを更新いたします。基準タイムのお申し込みはこちら、更新日程など、くわしくはこちらをご覧ください。

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2012年2月23日 (木)

第754回春競馬がスタート

 今週から開催は中山と阪神に移る。まだ寒さは残るが、確実に春はやってくる。
 中山の開幕週の重賞は中山記念。このところ平均指数の上位馬が7年連続して勝っているが、他にも前走指数や過去指数など、指数上位馬の連対率が高く、全体として指数上位馬が強い傾向にあるレースだ。

(中山記念) 1着    2着    3着
02年    D     -      Zc
03年    B     -     -
04年    -      Yb    Xa
05年     Xa   -     -
06年     Yc   B a   -
07年      c   A d   C a
08年    CZa   C     -
09年     Xc    Xd   A b
10年      d   -     -
11年      b   BY    CYd

 今年の平均指数上位馬はトゥザグローリー、ナリタクリスタル、フィフスペトル、ネオヴァンドームなどで、勝利に最も近い馬たちだろう。他に前走指数や過去の指数ではダイワファルコン、シルポート、リアルインパクトなどが上げられる。
 指数の高さと実績では有馬記念3着のあと、日経新春杯を58.5キロを背負って快勝したトゥザグローリーが断然だ。1800メートルの距離は少し短いかもしれないが、その分、極端なスローペースもないだろう。スタミナが生きるレースになれば勝機はふくらむし、57キロで乗れるのも好材料だろう。
 相手の中心は、中山金杯を勝ったフェデラリスト、中山金杯の2着ダイワファルコン。レッドデイヴィス、ネオサクセスや、休み明けは気になるが、フィフスペトル、ナリタクリスタルも連対圏の馬だ。少頭数のレースで手を絞りたくなるが、どの馬にも上位のチャンスはありそうで、ここは手を広げても良いのではないか。

 阪急杯は阪神内回りの1400メートル戦。前走指数の上位馬の連対率が高く、今年はサンカルロ、ガルボ、オセアニアボス、マルカフェニックス、メモリアルイヤーなどの前走指数が上位だ。昨年のこのレースの1、2着馬はサンカルロ、ガルボだったが、今年も引き続き好調のようだ。
 阪急杯は阪神の内回りコースで、比較的先行馬の前残りが多いレースだ。ハイペースなら、切れる脚のあるサンカルロなどの追い込み馬の浮上もあるが、開幕週の馬場状態の良さから、力のある先行馬が総崩れになるとも思えない。今年、先行力があって差し脚を使えそうなのはガルボ、キョウワマグナム、マルカフェニックス、メモリアルイヤーなどだろう。前走、東京新聞杯を勝ったガルボの先行力と差し脚が、連軸向きではないか。

(阪急杯)  1着    2着    3着
06年    -     B     A a
07年    CZa 同着C     BXb
08年    D      Ya   -
09年    CYa    Yc   A
10年    AY    -       b
11年    B d   DYb   B

 指数上位馬が強い3歳重賞・アーリントンカップは、ダローネガ、ブライトライン、ネオヴァンクル、ジャスタウェイ、ローレルブレット、アルキメデス、オリービンなどが指数上位の有力馬たちだ。阪神の芝外回りのマイル戦は、スローペースの上がり勝負になりがちで、長く良い脚を使うジャスタウェイが連軸の中心になりそう。

(アーリントンC)
       1着    2着    3着
07年    DZb   AXc    Y
08年    -       c   -
09年    CXc   -     C
10年    AXc   D      Xa
11年    -     -      Zb
(スローペース調整-20/-10)   

(お知らせ)
 12月1日から、新基準タイムの受付、販売を開始しました。
 新基準タイム2012年版(改訂26版)は、2012年1月5日以降の馬場指数、スピード指数の計算に使用するもので、昨年同様、ご入金確認後、お待たせすることなく新基準タイムをお送りいたします。3月には、いよいよスタンド、馬場改造が終わった中京競馬も始まります。中京競馬場の基準タイムは、その開催に合わせて、順次、更新していく予定です。
 年間サポートのお客様には、この高田馬場日記でも紹介しているナビグラフを生成するソフト「ナビグラフ君」を無料で提供いたします。ぜひお早めにお申し込みください。
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2012年2月21日 (火)

第753回「ヤッテマッタ」

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201202180511

 圧倒的な1番人気に支持されたトランセンドは、良いスタートを切ったのに、どうしたのだろう。藤田騎手は必死に追っている様子だったが、2の脚がつかず中段まで下がっていく。押して押しても、なかなか前に出られない。それでも少しずつ上がっていって、3コーナーでは4番手、4コーナーでは3番手にまで上げてきた。しかし、ハイペースで逃げる馬をめざして、中段から無理して上がっていったのでは、直線に向いて脚が残っているわけがなかった。直線なかばで、馬群に沈んでいくトランセンドの姿をみるのは初めてだ。他の先行馬も大崩れになって、道中は後方に控えていたテスタマッタとシルクフォーチュンがぐんぐん伸びてきて、テスタマッタがフェブラリーSのタイトルを手にした。

 ゴール時、いつも控えめに見える岩田騎手の大きなガッツポーズが印象的だった。勝利騎手インタビューでも「ヤッテマッタ」と、珍しく駄洒落をとばしては、ひとりで受けていたが、よほどうれしかったのだろう。テスタマッタは7番人気、2着のシルクフォーチュンは4番人気、3着は2番人気のワンダーアキュートで、3連単は14万超の高配当になった。トランセンドは7着のようだった。

 ナビグラフで見ると、勝ったテスタマッタと2着のシルクフォーチュンはともに、上がり指数で最上位の2頭だ。フェブラリーSは例年、先行馬が活躍するレースだったから、逃げるはずのトランセンドに人気が集中して、追い込み馬たちは多少盲点になっていたのかもしれない。

 先行馬が苦しいハイペースで、展開の利があった勝利とはいえ、テスタマッタもシルクフォーチュンもスピード指数は100を超えており、フロックでも何でもない。今後も大きな期待ができる上々の内容だった。

 長距離のハンデ戦・ダイヤモンドSは16頭立ての15番人気ケイアイドウソジンが、まんまと逃げ切ってしまった。中段から差し脚を使って上がってきた1番人気のギュスターヴクライが2着。2番手につけていた2番人気スマートロビンが粘っての3着。上位人気の馬が2、3着を占めたが、3連単は97万超馬券になった。

 まさかケイアイドウソジンが逃げるとは思ってもいなかったが、「穴は、長距離の逃げ馬、短距離の追い込み馬」を絵に描いたような結果だった。

 日曜日のレースのあと、一緒だった3人で新宿に出た。今半で食べたすき焼きがことのほか旨く、話もはずんだ。競馬には負けたが、競馬仲間とたべる旨いものは格別。楽しく幸せなひとときだった。3月、中京競馬場に行ったらまた、ひつまぶしを食べよう。

(お知らせ)
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2012年2月16日 (木)

第752回ダート王はトランセンド

 2012年のG1第1弾は、真冬のダート王を決めるフェブラリーSだ。
 過去の連対馬は、平均指数の上位馬が毎年連対し、前走指数の上位馬も連対率が高い。( 04年東京競馬場の馬場改修後、公営競馬や海外の成績を減戦処理し、中央競馬の成績だけで集計)

(フェブラリーS)
       1着    2着    3着
04年    AXa     c   -
05年    AZb   -     -
06年    D     A a   -
07年      d    Zc   B
08年    A     C d    Xc
09年    -       a   AYa
10年    AXb   -      Xb
11年    DYc     b   -

 今年はエスポワールシチー、トランセンド、ダノンカモン、ワンダーアキュートなどが平均指数の上位馬で、シルクフォーチュン、テスタマッタ、セイクリムズンなどは前走指数や過去の指数で上位に評価される馬たちだ。
 最も注目されるのはトランセンドだろう。2010年のJCダートを勝ったあと、昨年のフェブラリーSも勝っている。春はドバイに遠征してWCは2着。秋緒戦の南部杯を勝ち、大井のJBCは2着も、JCダートでは圧勝している。ダート戦線で最も充実した結果と内容を残している馬だといえるだろう。
 脚質も、逃げか、先行。ハイペースもものともせず、力で押し切るレースは横綱相撲をみているようだ。逃げ中心の戦法をとるようになったのは藤田騎手に手が代わってからだが、その藤田騎手とは相性が良く、9戦して5勝、2着4回とパーフェクト連対中だ。今年の有力馬と思われる他のメンバーたちとも何度か対戦しているが、他馬に先着を許すことはなかった。近走は100を越す高指数で安定しており、素直に中心に推したい。
 トランセンドの相手は、JCダートの2、3着馬ワンダーアキュートとエスポワールシチーが有力だろう。次いで、ダノンカモン、初ダートのグランプリボスも先行力があり、上位の一角を崩す可能性もある。トランセンドの逃げでハイペースになったら、後方一気の脚があるシルクフォーチュンが浮上するが、どこまで迫れるだろうか。

 長距離のハンデ戦・ダイヤモンドSは波乱含み。ハンデ戦とはいえ、比較的指数上位馬が強い傾向だ。
 距離適性の高いのは、マイネルキッツ、オウケンブルースリ、トウカイトリック、ヤングアットハート、ピエナファンタスト、スマートロビン、コスモヘレノスなどだろう。近走の実績ではステイヤースSを高指数で勝ったマイネルキッツが最上位だ。ただ、58キロは背負い慣れた重量には違いないが、他馬が軽い分、追い込み馬にとって58.5キロのトップハンデは苦しいかもしれない。ハンデが恵量に映るのは55キロのスマートロビン、ギュスターヴクライ、53キロのピエナファンタストなどだ。
 距離が距離だけにスローペースは必至で、差し脚のある先行馬が狙い目だとすると、番手につけるスマートロビンからの組み立てもありそう。

(ダイヤモンドS)
       1着    2着    3着
04年    -     A     BZb
05年    B     DZ     Z
06年    D d   D     C d
07年    CXa   -     A
08年     Za    Xb   B
09年    -     -     C
10年    AZc   -     -
11年    -      Y    A a

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2012年2月14日 (火)

第751回春本番に向けて

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201202110511
201202120811

 内枠から好スタートを切ったディープブリランテが逃げ、ペースはずいぶんスローになった。直線もそのまま逃げ切れるかと思ったが、直線なかばから勢いよく伸びたゴールドシップに交わされ、ゴール寸前では、外から脚を使ったスピルバーグにも抜かれてしまいそうになった。ぎりぎり2着は確保したが、ディープブリランテから買っていた私にとっては、冷や冷やものだった。

 勝ったゴールドシップは2連勝のあと、2歳重賞で2着続きだったが、残り100メートルからの差し脚の鋭さは見事だった。ディープブリランテは休み明けで、調教でもそうだったように、多少テンションが高かったのかもしれない。負けたとはいえ、一叩きされて落ち着きが出れば、次走での巻き返しも期待できるだろう。

 ただ、先週のきさらぎ賞と比べると、少し物足りないのは確かだ。ともにスローペースのため、上がり指数も似たようなレベルだったが、きさらぎ賞組の方が多少ペースが良かった分、スピード指数は高く出ていた。春本番に向けて、万全とはいえないレベルに思えてしまうのだが--。

 3歳牝馬のクイーンカップは、上がり指数で最上位だった2頭、ヴィルシーナとイチオクノホシが1、2着だった。ナビグラフで見ても、そのままというレースだ。このレースも超スローペースで、結果的に上がり指数はそこそことはいえ、素晴らしいといえるレベルでもなく、スピード指数も当然ひどく低調なものになってしまった。このままでは、春の本番レースでもあまり期待できないかもしれない。

 京都記念は少頭数のレースだったが、ヒルノダムール、ウインバリアシオン、ダークシャドウ、トーセンラーなど、好メンバーが揃った。4角手前で早めに先頭に立った武豊騎手のトレイルブレイザーがそのまま押し切って圧勝。今年の武豊騎手は、意欲的に前々でレースを進めることが多くなって、直線も積極的に動いて好結果につなげている。昨年とは騎乗振りが大きく変わったように思える。

 2、3着は直線並んで追い込んできたダークシャドウとヒルノダムール。内から伸びたトーセンラーは4着だった。最後方からでも、必ず追い込んでくると思っていたウインバリアシオンは、直線でもなすすべなく後方のまま9頭建ての6着に大敗。どこか故障したのかと思われるようなレースで、大きく期待していた分、残念だった。

 東京の指定席は1000円効果もあって、日曜日は早々と一杯になった。デフレが続くこのご時世、A指定の2000円は高いし、がらがらの指定席より、安くしてでも満席の方がファンも盛り上がるに違いない。それにしても、たいしたサービスもないのに、中山のA指定2800円は高すぎるだろう。二人で行くと入場料を含めて6000円の出費はさすがに痛い。
 あと2週もすると、久々に中京競馬も始まるが、新装・中京競馬場のA指定は1800円とか。納得。

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2012年2月 9日 (木)

第750回期待の3歳馬たち

 今週は共同通信杯とクイーンカップが3歳の重賞戦。ともに春のヒーロー、ヒロインを目指す前哨戦だ。
 牡馬たちの共同通信杯は、指数上位馬が圧倒的に強い。前走指数の上位馬はこの10年間、連続して連対しており、なかでも前走指数の最も高いA馬は8年で連対している。

(共同通信杯)1着    2着    3着
02年    A b   AZ      d
03年    DZ    -     -
04年    D b   AXa    Z
05年    AXb   -      Xc
06年    DY    AXa   D b
07年    -     AXb   C b
08年    B b   C c   DY
09年      d   AXb   C
10年    AZc   A     -
11年    AYa   C      X
(スローペース調整値-20/-10)

 今年はスピルバーグ、ストローハット、ゴールドシップ、ディープブリランテ、コスモオオゾラなどが前走指数の上位馬たちで、連軸の有力馬たちだ。
 例年、ペースの如何に関わらず、指数の上位馬のなかで、上がり指数でも上位の馬たちの活躍が多い。その点からは、ディープブリランテ、スピルバーグ、エネアドなど上がり指数の上位馬たちが最有力候補になるだろう。
 とくに、2戦2勝のディープブリランテが、勝利に最も近いだろう。前走の東スポ杯は2番手からレースを進め、直線で追い出されると、あっという間に差を広げて3馬身差の圧勝。この共同通信杯も東スポ杯と同じ1800メートルの距離なら、連軸の中心は不動に思える。

 牝馬のクイーンカップも、前走指数の上位馬たちが活躍している。
 今年はイチオクノホシ、ハイリリー、ミッドサマーフェア、プレノタートなどが前走指数の上位馬で、アラフネ、オメガハートランド、モエレフルールなどは、過去の指数が高い馬たちだ。ただ、ほとんどの馬たちが1勝馬で、2勝以上しているの馬は、エミーズパラダイス(公営)、イチオクノホシ、プレノタート、アラフネ、ヴィルシーナ、オメガハートランドの5頭だけだ。
 レースの決め手になる上がり指数では、イチオクノホシ、ヴィルシーナ、ウインフロレゾン、カフヴァール、ハイリリー、プレノタート、ターフデライトなどが上位だが、なかでもイチオクノホシの差し脚が最も鋭い。
 イチオクノホシは2戦2勝のあと、G1阪神JFでも4着に好走。勝ったジョワドヴィーヴルには少し差をつけられたが、2、3着馬とは半馬身の差しかなかった。道中は、中段に控えたジョワドヴィーヴルの後ろで、その位置取りを考えれば、上出来の内容だっただろう。

(クイーンC)1着    2着    3着
04年    A a   C b   -
05年    DXc   -     -
06年    B d    Z    -
07年     Xc   C b   AZc
08年    DXb   -       c
09年    CYb   B b   -
10年    B a   A a   DXa
11年    -      Z    -
(スローペース調整-20/-10)   

 京都記念は、平均指数の上位馬が10年連続で連対している。今年はダークシャドウ、トーセンラー、ヒルノダムール、ウインバリアシオン、ゲシュタルトなどが平均指数の上位馬で連軸向きだ。上がりの脚はウインバリアシオン、ダークシャドウ、トーセンラー、ゲシュタルトなどが上位だ。
 重賞の実績では昨年春の天皇賞馬ヒルノダムールが断然だが、1頭だけ58キロの負担重量は少し苦しく、連軸向きとは思えない。注目は4歳馬のウインバリアシオンだろう。昨年の年度代表馬オルフェーヴルに、ダービー、神戸新聞杯、菊花賞と3レース続けての2着だったが、運がないのではなく、これも実力の証だろう。ジャパンカップでも、直線のなかばまで先頭に立ち、よく5着に粘っており、このメンバー相手なら中心に推せる。同じく4歳馬のトーセンラーも有力馬の1頭。他にゲシュタルト、リッツィースターも気になる。

(京都記念) 1着    2着    3着
02年     Xa   DX    A d
03年    -     BXa   -
04年    A      Xb   Y
05年     Zb   -     -
06年    DZb   -     B
07年    D     A c   AZ
08年    B     C a   -
09年     Za   BYa   -
10年    A       c   AXa
11年    -       d   A

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2012年2月 7日 (火)

第749回待ち遠しい

201202050811
201202050511
201202041011

 今年は一段と寒い。先週の日曜日、寒さも少しゆるんだとはいえ、吹きさらしの東京競馬場の指定席は風が吹くとますます寒く感じて、席に座っていられない。暖かい春の日差しが待ち遠しい。

 きさらぎ賞は想定通りのスローペースになって、上がりの脚が鋭いワールドエースが直線一気の脚を使って圧勝した。前走の凡走が嘘のような、鮮やかな瞬発力だった。ワールドエースを追って伸びたのが2着のヒストリカル、3着は先行して粘っていたベールドインパクトだった。ワールドエースは1番人気、ヒストリカルは4番人気、ベールドインパクトは2番人気で、3連単は4970円という堅い配当だった。
 ナビグラフでは、上がり指数が+15のラインを越す馬たちが1、2、3、4着。上位を占める結果だった。
 それにしてもワールドエースとヒストリカルの直線の伸びは見所十分で、上がり指数はともに+20を超えている。しかし、スローペースだったにもかかわらず、指数のレベルも悪くなかった。この先、春のトライアル戦でも期待を抱かせる好レースだったのではないかと思う。

 東京新聞杯は、指数上位の1番人気コスモセンサーが必死に逃げ切りを計るところ、石橋騎手のガルボがゴール直前でコスモセンサーを捕らえた。ガルボは3歳のシンザン記念以来、約2年振りの勝利。それまでは期待されながらもなかなか勝てず、昨年は2着が4回と惜しいレースが続いていたが、やっと、古馬の重賞タイトルホルダーとなれた。そのせいか、石橋騎手のコメントも、すごくうれしそうで、良かった。良かった。

 小倉大賞典は、5番人気のエーシンジーラインが好スタートから、そのまま逃げ切って勝った。川須騎手は騎手デビュー3年目にして初の重賞制覇だった。2着は10番人気のスマートギア、3着は1番人気コスモファントム。3連単は12万を超す高配当。川須騎手もうれしかっただろうが、私も馬券が当たって、何よりもうれしかった。良かった。良かった。

 あと1か月もすると、ずっと暖かくなるだろう。そして中京競馬場も新しくなってオープンする。楽しみな春もすぐそこだ。

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2012年2月 2日 (木)

第748回真冬の戦い

 きさらぎ賞で上位の馬たちは、この後、クラシック戦線でも好走する馬が多い。いよいよ3歳馬たちがふるいにかけられ、ダービーに向けた本格的な戦いに突入する。
 過去10年をみると、きさらぎ賞の連対馬は、圧倒的に指数上位馬が強い傾向だ。なかでも平均指数の上位abcd馬は10年連続で連対中。過去に高い指数を示すXYZ馬、前走指数の上位馬も連軸の中心になる。

(きさらぎ賞)1着    2着    3着
02年    D     BYd   A c
03年     Zd   DYb   C c
04年    DXb   BY    -
05年    AZa   BYc   D
06年    -     CXb    Zc
07年     Xa    Yc   -
08年    -     BYa    Xc
09年    AXa   -      Y
10年    -     A a   -
11年    B b   -     A a
(スローペース調整-20/-10)   

 今年はマイネルアトラクト、スノードン、プレミアムブルー、アルキメデス、ローレルブレット、ジャスタウェイなどが指数の上位馬たちだ。ただ今年は、前走、超スローペースで指数を下げている馬が例年以上に多い。となれば今年のきさらぎ賞は超スローペースもあるはず。指数が低くても、上がりの脚がある馬たちには要注意だ。
 スローペースでの上がりの脚は、ワールドエース、ヒストリカル、ジャスタウェイ、ベールドインパクトなどか鋭く、ここは指数が低くてもワールドエース、ヒストリカルなどが連軸候補だろう。

 東京新聞杯は、波乱の多いマイル戦。今年の指数上位馬はコスモセンサー、ミッキードリーム、マイネルラクリマ、サダムパテック、スマイルジャック、キングストリート、フレールジャックなどが指数の上位馬だ。
 このレースは別定重量戦で、ほとんどの馬が56キロですむところ、スマイルジャックは58キロ、サダムパテックは57キロを背負う。1頭だけ58キロを背負うスマイルジャックは、前年の勝ち馬とはいえ、少し苦しいのではないか。
 今年のメンバーをみると、スローペースはないだろう。平均ペース以上の流れになりそうで、先行して力を発揮するコスモセンサー、マイネルラクリマ、フレールジャック、ミッキードリームなどに展開は向くのではないか。

(東京新聞杯)1着    2着    3着
02年    -      Z    -
03年(中山)B     C     A c
04年    -     C     AXb
05年    -     -     B
06年    D      Yb   A a 
07年    AYa    Yd   -
08年    -     -     -
09年    -     -     -
10年    AYa   D b   A
11年    BYa   D     -

 ハンデ戦の小倉大賞典は、過去の指数が高いXYZ馬が10年で7勝を上げて目立っている。今年はエーシンジーライン、コスモファントム、マイネルスターリーが、その高勝率のX馬だが、コスモファントムはトップハンデが苦しいかもしれない。例年、先行馬が活躍するレースで、先行力があるのエーシンジーラインには好材料だろう。

(小倉大賞典)1着    2着    3着
02年     X      c   D
03年     Zc   A     B
04年    B     -       d
05年     Xa   -      -
06年     X    B      Xa
07年      a   C c    X
08年     Ya    Zc    Xb
09年     Yd   B a   A
10年(中京)-     D     -
11年     Xc    Za    Yd

(お知らせ)
 12月1日から、新基準タイムの受付、販売を開始しました。
 新基準タイム2012年版(改訂26版)は、2012年1月5日以降の馬場指数、スピード指数の計算に使用するもので、昨年同様、ご入金確認後、お待たせすることなく新基準タイムをお送りいたします。3月には、いよいよスタンド、馬場改造が終わった中京競馬も始まります。中京競馬場の基準タイムは、その開催に合わせて、順次、更新していく予定です。
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