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2012年3月29日 (木)

第764回 休み明けG1馬の取捨

 大阪杯は過去10年、1番人気馬が6勝8連対と圧倒的に強い。スピード指数のランク馬も過去の高指数馬や、前走指数の上位馬などが高率で連対しており、比較的堅いレースに思える。しかし人気薄馬も2、3着に食い込んでおり、3連単に限らず、馬連も馬単も決して低配当というわけではない。

(大阪杯)  1着    2着    3着
02年    -      Xb    Za
03年    -     AYa   BXa
04年    -      Z    A c
05年    BYd   A       b
06年     Ya   A d    Xa
07年    -     DY      c
08年    A     BYb   -
09年     Yb     a   C
10年    A     B      Xa
11年    D     -     -

 今年はトーセンジョーダン、アーネストリー、ナリタクリスタルが過去の指数が高いXYZ馬で、他にフェデラリスト、ナカヤマナイト、ダンツホウテイなども前走指数上位馬としてピックアップできる。
 大阪杯は阪神の内回りの2000メートル戦。今年のメンバーならハイペースは考えられず、先行力があって、スローペースにも対応できる差し脚がある馬が有利だ。その点から、フェデラリスト、ナカヤマナイト、ダンツホウテイ、ナリタクリスタルなどが有力馬として浮上してくる。
 問題は、G1タイトルホルダーのトーセンジョーダン、アーネストリー、ローズキングダムの取捨だ。ともに有馬記念以来の出走で、3か月の休み明けになるが、実績では抜けた存在だ。手薄なG2なら、いきなり好走もあり得るが、軸馬にはとりにくい。
 順調に使われてきた馬たちで、注目すべきは目下4連勝中のフェデラリストだろう。5歳馬だが、新馬戦4着のあとに1年近いブランクがあり、まだ10戦の身。昨年2月に復帰してから公営で2勝、中央で5勝をあげた。今年に入って重賞も2連勝と、快進撃を続けている。前走の中山記念では、直線1頭だけ次元の違う脚色で馬群を抜け出し、大逃げをはかるシルポートをきっちり捕らえて勝った。指数のレベルも高く、ここはG1タイトルホルダーたちを差し置いてでも、中心馬として信頼したい。

 中山のダービー卿CTは、過去10年、1番人気馬が勝ったのは1度だけ。トップハンデ馬も1勝しかしていない。波乱と高配当が続くハンデ戦だ。
 今年のトップハンデはガルボとリーチザクラウンの57.5キロ。こなせない負担重量ではないはずだが、ここはデータに従って連軸に取るのはやめよう。
 上がりの脚はネオサクセス、サトノタイガー、タガノエルシコ、ミキノバンジョーなどが鋭いが、土曜日の雨で良馬場は望めず、後方から追い込むのは難しいだろう。また、過去の傾向を見ると、前走マイル戦で好成績を上げている馬たちが連軸の中心になっている。とすると、タガノエルシコ、ツクバホクトオー、テイエムオオタカ、キングストリートなどが上がってくる。
 馬場状態を考えたら、ここは先行馬から連軸を取るのがセオリーだろう。先行力なら長く良い脚を使えるサトノタイガーか。道悪得意のタガノエルシコの再度の逃げ切りか、条件戦を勝ったばかりだが、ツクバホクトオーの鋭い瞬発力に懸けるか。牝馬のアプリコットフィズも侮れないし、迷いは続く。

(ダービー卿CT)
       1着    2着    3着
02年    B b   -      Xb
03年    D     -      Ya
04年    -     -       d
05年     Z      b   -
06年      d   -      Y
07年    C d   -     -
08年      c   -     -
09年    C     C     -
10年    CZc   CZb   -
11年(阪神)-      Xa    Zb

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2012年3月27日 (火)

第763回カレンチャンにネコパンチ

201203250711
201203240611
201203250611
201203240911

 新しくなった中京競馬場でのG1高松宮記念は、2番手で先行したカレンチャンが直線でも脚色が衰えることなく、そのまま押し切って勝った。2着は後方からただ1頭、脚を伸ばして上がってきたサンカルロ、3着は内で先行していたロードカナロアだった。結局2、3、1番人気の決着で、3連単は5930円と堅い配当になった。カレンチャンは秋のスプリンターズSに続いて短距離のG1を制覇、短距離界の王座を守った。
 新・中京競馬場の芝コースは以前と比べて、かなりタフなコースに変わった。直線が短い上に直線に坂がなく、3コーナーからゴールまで下り坂が続いていた以前の中京芝コースでは、逃げ馬や先行馬の活躍が圧倒的に目立っていた。しかし、新コースは直線にもうけられた急坂と、その坂を登ってからゴールまでの240メートルでの攻防が非常に激しく、中段以降の馬たちでも差し脚が届いて、レースがより面白くなった。
 今年の高松宮記念は、先行馬と差し馬の決着になったが、人気上位馬が好走して、能力のある馬たちの順当な結果だった。新コースでは、力のない馬が展開の利だけで勝つのはかなり難しくなるのではないか。ただ、坂上まで余力を残しておきたいという意識が働きすぎると、どうしてもスローペースになりがち。今後のペースには要注意だ。

 中山の日経賞はネコパンチが大逃げを打ち、そのまま逃げ切って勝った。1.4倍という圧倒的な人気を背負っていたルーラーシップは離されての3着。2着には後方から伸びたウインバリアシオンが能力のあるところを見せたが、ネコパンチを捕らえることはできなかった。勝った江田騎手も、負けた武豊騎手、福永騎手ともに、前日からの雨でぬかるみ重かった馬場状態を、それぞれ勝因と敗因にあげていたが、3頭とも「重馬場得意」とはいわないまでも不得意ではなかったはず。ネコパンチのペースを読み切れなかっただけではないか。ネコパンチは12番人気で単勝は1万67100円。「長距離戦の穴は逃げ馬」を絵に描いたような結果に、「ネコに負けた」と笑うしかなかったのだろう。お笑い芸人の猫ひろしもカンボジアのオリンピック代表に内定した。ネコツヨシ。3連単は45万円を越す高配当だった。

 荒れるダートのハンデ戦・マーチSは今年も大荒れ。3連単は232万円を超す配当らになった。勝ったのは大外一気6番人気のサイレントメロディ。2着に16番人気のメイショウタメトモが突っ込んできて、3着には先行した7番人気のバーディバーディが残った。もともと差のないメンバーの、しかもハンデ戦で、中心馬も不在。予想も難しいレースだった。私は、あえて条件戦を勝ったばかりのマイネルオベリスクを軸に馬券を買っては見たものの、あえなく10着、まだ力差は明らかだった。

 3歳馬の重賞・毎日杯はヒストリカルが勝った。直線では前が壁になって出すところがないまま、大外に回したものの、先に抜け出していたマウントシャスタの勢いが素晴らしく、ヒストリカルはかなり苦しい位置に見えた。しかし、大外からぐんぐん伸びてきてゴール前、マウントシャスタを捕らえて勝った。いかにもディープインパクト産駒らしい飛ぶような末脚だった。

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2012年3月22日 (木)

第762回春は高松宮記念から

 今週からいよいよ春のG1が始まる。その第1弾は高松宮記念。舞台となる中京競馬場はコースの改造で大きく変わっており、それまでの1200メートル戦とは違う傾向になるかもしれない。一応、過去10年の傾向を見てみると、前走指数の上位ABCD馬と平均指数の上位abcd馬の連対率が高く、XYZ馬もまずまずの成績。指数上位馬の信頼はかなり高かった。

(高松宮記念)1着    2着    3着
02年    A a   D     -
03年     Yd   B d    Yb
04年    C     AX    -
05年      c   -     A c
06年    DZb    Zd   -
07年    CZ    -     AZ
08年    B      Zc   AYa
09年    AYd   DXa   D
10年    CZb    Y    D d
11年(阪神)CYc   B a   -

 今年の前走指数上位はカレンチャン、ロードカナロア、グランプリエンゼル、ジョーカプチーノ、ベイリングボーイなど。平均指数や過去の指数で、サンカルロ、サンダルフォンもあがってくる。
 新しくなった中京の芝1200はスタート位置が向正面になった。以前は2コーナー奥のポケットからスタートして3コーナーまで直線が477メートルあったが、新コースはスタートして315メートルで3コーナーにさしかかる。ただ、3コーナーの手前から長い下り坂になり、スピードが一気に上がる。下り坂は4コーナーを過ぎてもまだ続き、直線の急坂でつかまって、馬群のスピードはパタッと落ちる。しかし、そこからゴールまでの200メートル余りの脚こそが勝負をわける。余力のなくなった先行馬の脚が止まるところ、差し馬や追い込み馬が一気に襲いかかって形勢を逆転、ゴールを目指す。
 他の距離では逃げ切り勝ちや先行馬の活躍もあるのに、芝1200に限って逃げ切って勝った馬はいないし、先行馬も全体的に苦戦が目につく。この間、実施された芝1200メートル戦は下級条件ばかりで、傾向がそのままG1でも当てはまるかどうかはわからないが、1200メートル戦の場合、一気にスピードが上がってオーバーペース気味になる3コーナーから直線の急坂までを、どう我慢するかがポイントになるようだ。
 今年はエーシンダックマンが逃げることになりそうでペースは上がるだろう。直線残り200メートル余りの瞬発力勝負になるとしたら、中段以降の馬群のなかで我慢できるロードカナロア、グランプリエンゼル、サクラゴスペル、アグネスウイッシュなどが有力馬として浮上してくるだろう。
 連軸の中心には、目下5連勝中の4歳馬ロードカナロアを取りたい。前走のシルクロードSでは、エーシンダックマンがペースを落として逃げるところ、中段の馬群のなかでじっと動かず、直線一気に差し脚を伸ばして圧勝している。ここはG1初挑戦だが、クレバーでレース振りに落ち着きもあり、差し脚の鋭さは高く評価したい。
 実績を考えるなら、相手はG1馬カレンチャンが筆頭だが、差し脚のあるグランプリエンゼル、サクラゴスペル、アグネスウイッシュ、レジェトウショウなども上位の力はある馬たちだ。

 日経賞は、前走指数の高いABCD馬が10年連続で連対している。今年、前走指数はフェイトフルウォー、トーセンラー、ユニバーサルバンク、ルーラーシップなどが高く、ウインバリアシオンは過去の指数の上位馬。ネヴァブション、マイネルキッツは平均指数の上位馬だ。
 例年なら別定戦で58キロや59キロを背負う実績馬が、名実ともに活躍するレースだが、今年は京成杯馬フェイトフルウォー、菊花賞3着トーセンラー、ダービー2着ウインバリアシオンなど、力のある4歳馬が中心で、指数の上位を占めている。
 逃げ馬は不在で、押し出されてケイアイドウソジンが行くのだろうか。いずれにしてもペースはスローペース気味だろう。とすると、長く良い脚を使えるルーラーシップやウインバリアシオン、サンテミリオン、ネヴァブションなどに流れが向きそうだ。
 近走の調子の良さではルーラーシップが一歩リードだ。有馬記念4着のあと、前走のアメリカJCCでは、不良馬場を後方からぐんぐん伸びて差し切り勝ち。荒れた中山の芝も気にしない。ダービー2着のウインバリアシオンには是非、復活の雄叫びを期待しているが、近走は少し不満が残るレースに思える。

(日経賞)  1着    2着    3着
02年    CZb   AZa   B
03年    -     A c    Z
04年    -     B      Ya
05年    DYa   C     -
06年    BXa   D     -
07年    AYd    Xd   C c
08年    A a   B d    Yb
09年     Yc   D     -
10年    DYc   AXa   B d
11年(阪神)D      X    A a

 マーチSはダートのハンデ戦。今年の指数の上位はマイネルオベリスク、サイレントメロディ、シルクシュナイダー、ナムラタイタン、アイファーソング、バーディバーディなどだ。
 近走、重賞戦で好走しているのはナムラタイタン、シルクシュナイダー、タガノロックオン、サイレントメロディなどだが、さほど抜けているわけでもなく、条件戦を勝ち上がってきたマイネルオベリスクやブルロック、アイファーソングなどでも通用するのではないか。例年、波乱になりやすいダートのハンデ戦で、過去10年、1、2番人気は合わせて3連対のみ。ここは思い切って、先行力のあるマイネルオベリスクから入る手があるかもしれない。

 (マーチS) 1着   2着    3着
02年    -     C b   C
03年     Z     Xb   C
04年     Yc    Za   A
05年      c   -      Z
06年    B b   -      Yd
07年    -     C b   BYd
08年    B     -       b
09年    AXa   C     -
10年     Yb   -       d
11年(阪神) Xa   -      Z

 3歳馬の重賞・毎日杯は、前走指数上位馬が活躍している。アドマイヤブルー、ヒストリカル、フジマサエンペラー、ショウナンラムジが前走指数の上位馬で、他にエアソミュール、スピルバーグ、ダローネガもランク上位馬だ。
 阪神外回りコースでスローペースは必至。上がりの脚があるヒストリカル、スピルバーグ、マイネルカーミン、フジマサエンペラーなどが中心だろう。

(毎日杯)  1着    2着    3着
07年    -       d   CXb
08年    B     -     -
09年    A c   -     -
10年    BX    DYa   -
11年    B     -          -
(スローペース調整-15/-5)

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2012年3月20日 (火)

第761回何ということだ

201203180911
201203180611
201203170711
201203170611

 3コーナー手前、オルフェーヴルの逸走を見て、誰もが「えっ、まさか、故障?」と思ったことだろう。史上7頭目の3冠馬で、古馬との初対決だった有馬記念も圧勝。ここでは単勝1.1倍の圧倒的な支持を受けるのも当然だった。秋には凱旋門賞を取りに行くという、そのオルフェーヴルが「故障」なんてことになったら、これからの競馬の楽しみの何分の1かは、確実に失われてしまうだろう。そんな心配も頭をよぎったほどだ。
 しかし、驚くのはそれからだった。
 オルフェーヴルは逸走して馬群から大きく離れ、最後方に後退。止まりかけていたが、何を思ったのか、(そう、私には「何を思ったのか」としか見えなかったが)また前を行く馬群をめざして走り出した。驚きのどよめきと拍手、大歓声が沸くなか、オルフェーヴルはあっという間に馬群に追いつき、そして直線では先頭に立ちかけていた。しかし、さすがにそこからの脚に余力はなく、最後は内から伸びたギュスターヴクライに半馬身の差をつけられて、オルフェーヴルは2着だった。
 それにしても、何ということだ。逸走してまた走り出すなんて、そんな競馬は見たことがないし、それほどの不利がありながら、最後は差のない2着にまで追い込んでくるなんて、何ていう馬だ。信じられない。それが条件戦レベルの馬だったら、(それでもすごいとは思うだろうが)競馬マニアの話題で終わるところだろう。しかし、稀代の名馬の仲間入りをした馬が、である。驚く以外になかった。オルフェーヴルは、他の馬とは圧倒的な能力差があることを示したかったのだろうか。
 しかし、それでも負けは負け。私の馬券も大負け。
 手綱を取った池添騎手は、あまり多くのことを語っていないが、「かかってしまって抑えが効かず、制御できなかった」、ということのようだった。結果は信頼を裏切ることになったが、それも競馬。なによりも「故障」でなくてホント良かった。

 皐月賞のトライアルレース・スプリングSは、外から伸びたグランデッツァが勝った。先に抜けだしたディープブリランテが2着に粘り、3着はロジメジャー。中山は週末ごとの雨模様で馬場が悪く、この日の芝も重馬場だった。この後の皐月賞も荒れた馬場は避けられそうもなく、馬場の適性も考えるとスプリングSを勝ったグランデッツアは最有力の1頭に浮上してきそうだ。

 新・中京競馬場のファルコンSはブライトラインが勝ち、2着レオンビスティー、3着はサドンストームだった。
 中京競馬は3週が終わって、ダートは逃げ先行馬の天国は変わらず。芝は逆に差し追い込み馬の舞台になっている。直線は坂を上がってから200メートル以上あるためか、芝の場合は坂上からの叩き合いで様相がガラッと変わることが多い。このレースも後方から伸びたブライトライン、レオンビスティーが1、2着だったが、芝も深く、非力な馬には厳しいコースといえそうだ。

 牝馬のフラワーカップは、オメガハートランドが勝ち、2着メイショウスザンナ、3着サンキューアスク。

 きょうは春のお彼岸。父母の墓は名古屋にあるが、今年も墓参りに行けなかった。いつもいつも弟と妹任せで、申し訳ない。

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2012年3月15日 (木)

第760回オルフェーヴルも始動

 今週は重賞が4レース。ともに春の本番に向けての重要なステップレースで、3歳3冠のあと、有馬記念も勝ったオルフェーヴルが春の天皇賞を目指して、阪神大賞典に出走してくる。
 阪神大賞典は1番人気馬の連対率が高く、比較的堅い決着が多い。過去10年、勝ち馬だけでなく、3着内の馬たちもすべて、7番人気以内の馬たちだった。指数のランク馬も前走指数上位馬を中心に、平均指数や、過去の指数が高い馬たちが上位を占めている。指数のランク外で連対したのは過去10年で2頭だけ。指数の上位馬で、人気もある馬たちが中心になるのだろう。

(阪神大賞典)
       1着    2着    3着
02年    AXa   BYb    Zd
03年    C     AXa   -
04年    AYa   DYc   BXb
05年    B d     c   AXa
06年    DXa   C      Yd
07年    AZa   D     Bx
08年    -      Xa   AZb
09年    BYc   D     D
10年    CZc   -     A d
11年    A     D      Yd

 今年はヒルノダムール、ナムラクレセント、オルフェーヴル、ジャガーメイル、ビートブラックなどが指数の上位馬だ。
 中心は、何といっても3冠馬で有馬記念も勝ったオルフェーヴルだ。有馬記念を使った3冠馬は、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクトの3頭がいたが、すべてこのレースを勝っている。そのデータからすると、オルフェーヴルが断然の中心になるだろう。
 3000メートルの距離はスローペースが基本で上がりの脚の勝負だが、3000メートルの上がり指数はオルフェーヴルが最も鋭く、スローペースでの上がりの脚は断然だ。休み明けとはいえ、調整もうまくいっているようで、ケチをつける材料もない。ここは相手探しのレースだろう。
 相手も指数上位馬たちが中心になりそうで、ヒルノダムール、ナムラクレセント、ビートブラックなどが有力だろう。ランク外では4歳馬ギュスターヴクライ、距離が得意な10歳馬トウカイトリック、コスモヘレノスまでは押さえておきたい。

 皐月賞のトライアルレース・スプリングSは、近年レベルの高いメンバーが揃うようになって、過去10年で4頭の皐月賞馬、4頭のダービー馬を輩出している。ただ、前走にスローペースが多く、スローペースで指数を下げている馬たちが活躍する傾向も強い。今年も前走指数でスローペースが目につき、指数は低くても上がりの脚がある馬たちには要注意だ。
 今年の指数上位はマイネルロブスト、アルフレード、グランデッツァ、サトノプライマシー、ロジメジャー、ゼロス、ストローハットなどだ。
 実績ではアルフレードが最上位だ。新馬、500万、G1朝日杯を勝って、目下負け知らずの3連勝中。昨年は最優秀2歳牡馬に選出されている。朝日杯の指数は今も世代のトップレベルにランクされており、指数に不足はない。もともと先行力もあるが、スローペースに対応する上がりの脚もあり、ペースや展開に左右されにくく、その点からも連軸向きだろう。
 他に、指数上位のマイネルロブスト、グランデッツァ、サトノプライマシーも先行力を生かして流れに乗れそうで、上位を狙える馬たちだろう。スローペースで鋭い上がりの脚で見所がある3連勝中のゼロス、ディープブリランテ、サトノギャラント、ロジメジャーなども要注意だ。

(スプリングS)
       1着    2着    3着
02年    AXb   B     CXc
03年    DY    A a   B a
04年    B a     d   -
05年    -     -     -
06年    AYb   CXa   B
07年    -     B      X
08年    -     -     BYb
09年    C     -      Z
10年    -     -     AZa
11年(阪神)CZ     Xa   -
(スローペース調整-15/-5)

 牝馬のフラワーカップは、チャーチクワイア、セシリア、ラスヴェンチュラス、マイネボヌール、コリーヌなどの前走指数が高い。牡馬中心のスプリングSに比べると、前走指数の上位馬が中心を占めているが、このレースも基本はスローペースだろう。近走、スローペースでの差し脚はラスヴェンチュラス、ヴェルデバンダム、オメガハートランド、メイショウスザンナ、チャーチクワイアなどが鋭い。まだ1勝馬ながら、中段から差し脚を伸ばすラスヴェンチュラスの上がりの脚が魅力的にみえる。

(フラワーC)
       1着    2着    3着
02年    C     BZc   A a
03年    C c    Z    -
04年    A a   Bz     Yc
05年    C     ダ     -
06年    D c   BYd   ダ
07年    A a   -     C
08年    A a   C c   A b
09年    -      Yb   -
10年    BXa   C c   -
11年(阪神)-     B c   -
(スローペース調整-20/-10)

 新・中京競馬場でのファルコンSは3歳の短距離重賞。距離はそれまでの1200から1400メートルに変更になった。中京競馬場はコースも新しくなって、過去の傾向も参考にしにくいが、3歳限定の短距離戦だけに、前走指数の高い馬たちが強い傾向は変わらないだろう。
 今年はエクセルシオール、メイショウヒデタダ、トウケイヘイロー、レオアクティブ、サドンストーム、レオンビスティー、ハクサンムーン、ローレルブレットなどが指数の上位馬だ。
 果敢に逃げるのはエクセルシオールだろう。中京の新コースの芝はかなりタフで、どこまで粘りきれるかだ。前が止まれば当然、差し脚のあるキングオブロー、ニンジャ、ハクサンムーン、レオアクティブなどの台頭もあるはずで、その馬たちからの馬券の組み立てがセオリーだろう。ただ、前半の速さはエクセルシオールが最上位で、ペースを落として逃げられるなら、そのまま逃げきりもありそうな気がする。

 (ファルコンS)
       1着    2着    3着
06年    A b   -     C d
07年    A d    Zc   C c
08年    BXc   A     -
09年    A a   -     -
10年      c     a   -
11年(阪神)-     DZc   BZa
(スローペース調整-20/-10)

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2012年3月13日 (火)

第759回春本番を目指して

201203110611
201203110911

 3月11日。先週の日曜日は外に出かける気がせず、競馬場にも行かなかった。IPATで馬券は買ったが、いつものようには気持ちが乗らなかった。
 テレビに向かって、カミさんと並んで黙祷。
 競馬のあとも、終日、震災関係のテレビ番組を観る。

 中山牝馬Sは福永騎手のレディアルバローザがまんまと逃げ切って勝った。もともと逃げ馬不在のレースで、どの馬が逃げてもおかしくはなかったが、スタートから迷うことなく逃げるという決断ができたことが勝因だと感心するほど、福永騎手の好判断、好騎乗が光ったレースだった。先週の福永騎手は土曜日に5勝、日曜日も2勝して、絶好調だ。これで騎手リーディングのトップに立った。
 2着は4歳馬で53キロの軽量馬オールザットジャズ、3着も53キロの軽量馬エオリアンハープが入った。結局、8、7、11番人気の順で決着して、3連単は62万を超す高配当になった。

 ナビグラフを見ると、レディアルバローザは4走前に+17という高い上がり指数を示しており、結果的に上がり指数が+15を越す馬たちの1、2、3着だった。人気のホエールキャプチャは2番手で先行したものの、直線では脚が伸びず5着止まりだった。もともと、先行してそのまま差しきるレースがホエールキャプチャの持ち味だが、休み明けだった分、まだ息が十分にできていなかったのだろう。ただ、ナビグラフでみるかぎり、上がりの脚で上位になかったことも確かで、敗因のひとつだったのかもしれない。

 桜花賞を目指すトライアル戦、フィリーズレビューは1番人気のアイムユアーズが3番手から直線突き抜けて圧勝した。2着は内にいれて伸びたビウイッチアス、3着が外から脚を使ったプレノタート。イチオクノホシも内から伸びてきたが、前を捕らえられず4着だった。ナビグラフ上では上がり指数の高い馬たちが上位を占める順当な結果だった。

 先週のチューリップ賞に続いて、今週のフィリーズレビューとアネモネS組で、桜花賞の優先出走馬8頭が決まった。トライアル戦ではハナズゴールの勝ったチューリップ賞組の指数が高い。今年はまだ、春を感じる暖かさはないが、本番の桜花賞は3週先の4月8日。いよいよクラシック戦線のファンファーレが近づいてくる。
 ニッポンの春はこれからだ。

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2012年3月 8日 (木)

第758回荒れる牝馬

 今週日曜日は東日本大震災からちょうど1年。繰り返し、繰り返し流される災害のテレビ映像に接するたびに、あの日の寒気がするほどの体の震えがよみがえってくる。たいした被害もなかった東京にいてさえも、怖い思いが抜けないのに、被災のただ中の人たちの思いはいかばかりか。いっこうに進まない様子の被災地の状況に、胸がふさぐ。
 がんばれニッポン。
 競馬は平和、平穏のたまもの。だれもが、競馬が楽しめる世界でありますように。

 フィリーズレビューは桜花賞のトライアルレース。春を飾る桜花賞はすぐそこだ。3歳の重賞だけに全体的に前走指数が強いものの、先週の桜花賞のトライアル・チューリップ賞と比べると、フィリーズレビューは波乱になりやすいし、ランク外の馬が多く活躍しているのが特徴だ。

(フィリーズレビュー)
       1着    2着    3着
02年    -     -      Za
03年    C     BXa   A b
04年    A a   BXb    Zc
05年    BXa   -     -
06年    -     BYb   -
07年    AYb   -     C d
08年    -     -     -
09年     X    -      Z
10年    -     DZb   AXc
11年    -     B a   -
(スローペース調整は-20/-10)

 今年はアイムユアーズ、アンチュラス、アイラブリリ、ビウイッチアス、ラシンティランテ、ファインチョイスなどが指数の上位馬たちだ。
 フィリーズレビューは内回りコースで行われる。阪神外回りコースと比べると前半のぺースは少し厳しくなるのが普通だ。実際、過去の連対馬の多くは、近走1600メートル戦で好走してきた馬が連軸の中心になっている。スローペースの上がりの脚より、平均ペースで差し脚を繰り出せる馬たちが有力のようで、スタミナも問われるレースになるだろう。
 平均ペースでも上がりの脚がしっかりしているのは、イチオクノホシ、プレノタート、アンチュラス、アイムユアーズ、ビウイッチアスなどだ。
 なかでも上がりの脚が鋭いのはイチオクノホシだ。3走前、スローペースとはいえ1400メートル戦で+21という高レベルの上がり指数を示している。2走前の阪神JF、前走のデイリー杯はともにスローペースのマイル戦だったが、そこでも+11、+18と鋭い切れを見せている。阪神JFは4着、前走のデイリー杯2着と、勝てなかったが、相手とペースを考えれば、内容は上出来だっただろう。マイル戦に比べればペースが上がる1400で、持ち味の差し脚が生きるのではないか。

 中山牝馬Sは波乱続きの牝馬のハンデ戦。指数上は平均指数の高いabcd馬や、過去の指数が高いXYZ馬などが目につく。一応、指数上位馬から軸馬を捕るのがセオリーだが、相手はランク外の馬が中心で、連下は手広く抑えたい。
 上がりの脚で評価が高いのはカルマート、エオリアンハープ、レディアルバローザ、ブロードストリート、ホエールキャプチャなどだ。
 ただ牝馬限定戦といっても、それほどスローペースにはならないだろう。となれば、指数上位馬からはアカンサス、アプリコットフィズ、アニメイトバイオ、ホエールキャプチャなどの先行馬に展開が向く。ランク外の馬たちでは、オールザットジャズ、ドナウブルー、ダンスファンタジアなども魅力的な先行力と差し脚がある。
 トップハンデ馬は苦戦続きで、恵ハンデ馬が中心だとすると、53キロのアカンサス、オールザットジャズ、ドナウブルーなどの4歳馬が狙いか。

(中山牝馬S)
       1着    2着    3着
02年    -      Xa   AZa
03年     Xa   -     -
04年     Zb   CXb   A
05年      d   -     A
06年     Xb   -     -
07年    -     C d   -
08年    -     -     -
09年     Xc   -     -
10年     Yb   -     -
11年(阪神)  b   -     -

☆お知らせ☆
中京競馬場の馬場改造に伴い、基準タイムを更新しました。基準タイムのお申し込みはこちら、更新日程など、くわしくはこちらをご覧ください。

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2012年3月 6日 (火)

第757回新・中京競馬場

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 日曜日、新しくなった中京競馬場に出かけた。
「きょうはさすがに、混んどるね」
「がらがらだった頃が、妙に懐かしいがね」
「とろくさいこと言っとったら、あかんにい。はよ、買わんと間にあわんでよ」
 少し懐かしい名古屋弁が新しいスタンドに飛び交う。なぜか家族連れが多く、子供たちが走り回わる。そんな光景は、東京や中山ではあまり見ない。みな、このオープンを待ちわびていたのだろう。
 新スタンドを一回りしてみる。立食タイプのフードコートは充実している。メニューに名古屋らしい味噌カツや味噌串カツ、味噌モツ煮込みなどがならぶ。無料の給茶スポットも目につく場所にある。スタンドのなかの馬券売り場は意外と狭い感じ。太陽光発電で省エネも売りらしい。トイレも多い。
 スタンド全体、装飾に華美さはなく、むしろシンプルで質素な印象を受ける。スタンドの大きさも、以前と比べて少し小さくなった。現実的に、競馬場に人があふれかえるような大混雑は1年を通してもそれほどないだろう。混み合うのはこの開幕週と、最終週の高松宮記念くらいかもしれない。大きすぎるスタンドは水道光熱費だけでなく、あらゆる面で効率が悪いに違いない。小さなスタンドと質素な作りは、いまの厳しい競馬の現実を受け止めたうえでの選択に思えた。中部国際空港も安い建築費で質素を売りにしたほど。堅実さが第一という、名古屋人のビジネス感覚が、新スタンドにもそのまま反映されているようで、興味深かった。
 芝コースは向正面が全体的に高く盛られていて、流れが見やすい。3コーナー付近から徐々に下り、4コーナーはもっとも底のようで、ゴール近くのスタンド最前列からは馬群は全く見えない。直線のある急坂を登ってきて、やっと芝のなかから馬群がせり上がるように現れる感じだ。しかし、その坂を上がってから、ゴールまではまだまだ距離があり、坂上の攻防は見所十分だった。
 一緒に出かけたH君は、4コーナーの手前まで様子を見に行ったらしい。そのあたりは人も少なく静かで、「行くぞ-」という騎手のかけ声も、間近に聞こえてきたとのこと。その臨場感はコースが遠い東京では味わいにくい。

 ダートは1日目、2日目とも、逃げ馬と先行馬の天国だった。直線の急坂を上がってくると、逃げ先行馬も完全に脚が上がっているように見えるのに、後続馬も脚色が一緒になってしまって、いっこうに伸びてこない。今後は乗り方を工夫する騎手も出てくるだろうから、同じ傾向とは限らないが、逃げ馬と先行馬には要注意だ。

 中京コースのオープンを飾る重賞は、芝2000メートルのハンデ戦・中日新聞杯だったが、中段から鮮やかに伸びたスマートギアが2009年5月以来3年振り、久々の勝利を手にした。2着にダンツホウテイ、3着に1番人気のダノンバラードが食い込んだが、3頭とも道中は中段から、同じような位置取りでレースを進めており、最後は追い比べの差が出たのだろうか。直線、ムチを叩きっぱなしで追い続けた松山騎手の必死さが実を結んだのかもしれない。4年目の松山騎手は重賞初制覇だった。

 中山の弥生賞も波乱の結果になった。1番人気は2戦2勝のアダムスピークだったが、直線では包まれて出すところがなく、自慢の脚を使うことなく8着に負けた。スローペースで差し脚比べだっただけに、直線の不利は致命的だった。勝ったのは9番人気のコスモオオゾラ。アダムスピークと違って、直線、前が開いて一気に差し脚を伸ばしての快勝だった。柴田大知騎手も1997年、ラジオ短波賞エアガッツ以来、実に15年振り、久々の平地の重賞勝ちだった。

 3歳牝馬のチューリップ賞は、上がり指数が最も高かったハナズゴールが大外から突き抜けた。4番人気と、まずまずの人気にもかかわらず、単勝は37.2倍。それほどに1番人気のジョワドヴィーヴルに人気がかぶっていたわけだが、ジョワドヴィーヴルは3番人気のエピセアロームにも交わされて3着だった。阪神が新コースになってから、阪神JFの勝ち馬が、チューリップ賞で連に絡めなかったのはジョワドヴィーヴルが初めてだった。

 オーシャンSは大荒れ。3連単は266万超の大万馬券になった。勝ったのは、ここも久しぶり、1年半振りの勝利だった9番人気のワンカラットだ。坂を上がってからのスピードがただ1頭だけ目立った。2着は5番人気のグランプリエンゼルが外から伸び、グランプリエンゼルと馬体を合わせるように伸びてきた14番人気のベイリングボーイが3着に食い込んできた。1番人気のカレンチャンは4着に落ちた。私は2着のグランプリエンゼルを軸に3連単を買っていたが、3着のベイリングボーイがなかった。

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2012年3月 1日 (木)

第756回中京も始まる春

 今週はいよいよ中京競馬も始まり、重賞も豪華4本建て。競馬の春はここからスタートだ。
 中山の3歳重賞・弥生賞は、上位3着までに皐月賞の優先出走権が与えられる。クラシックを目指す3歳馬にとっては、超えなければならない大きな関門だろう。過去10年の連対馬をみると、ABCなど、前走指数の高い馬たちが圧倒的に強く、前走でしっかりとしたレースをしていないと上位は難しい。他では平均指数上位馬やXYZ馬の連対率も高い。

(弥生賞)  1着    2着    3着    
02年    D d   AXa    Z
03年    A     B d     b
04年    -     BYc   C d
05年    B     C     AYb
06年    BZd   BXa    Yb
07年    AXc   -     -
08年    -      Z    AXc
09年    AXa   -      Z
10年    B     AXb   C a
11年    CZb   CXc   A d
(スローペース調整は-20/-10)

 今年の前走指数上位はアーデント、アダムスピーク、フェノーメノ、トリップなど。メイショウカドマツは過去の指数が高い馬だ。
 出走馬の大半が2勝馬だが、負けなしで連勝しているのはアダムスピークとサイレントサタデーだけ。指数のランク馬のなかではアダムスピークだけだ。加えて、過去の弥生賞の勝ち馬の多くは、近走で重賞を勝っている馬たちだった。今年はただ1頭、アダムスピークが重賞勝ち勲章を胸にこのレースに臨む。
 アダムスピークは新馬戦のあと2戦目のラジオNIKKEI杯2歳Sを勝ったが、楽勝というわけではなかった。直線で包まれ、出しどころがなく、そのまま負けてもおかしくない状況だった。それでも、ようやく少し空いたスペースに突っ込んでいって、抜け出す一瞬の切れは断然で、素質の高さを示しての勝利だった。指数の高さも世代のトップクラスのレベルにあり、連軸の中心に置ける馬だろう。
 他にスローペースの上がりの脚は、ジョングルール、ブリスアウト、アーカイブ、アーデント、サイレントサタデー、コスモオオゾラなどが鋭く、要注意だ。

 3歳牝馬の重賞・チューリップ賞は桜花賞のトライアルレースだ。牡馬の弥生賞同様、前走指数の高い馬を中心に、指数上位馬が圧倒的に強い傾向にある。
 07年、阪神の馬場改造後は、阪神JFの勝ち馬が毎年連対しており、連軸の中心になっている。

(チューリップ賞)
       1着    2着    3着
02年     Xc   CYa   C
03年    D c   A a   B
04年    AYa   -     -
05年    A a   -     -
06年     Z    CYd   -
07年    AXa   BZ    -
08年      c   AYa   BXb
09年    AZa   -     -
10年    -     B     -
11年     Xa    Zd   C
(スローペース調整は-20/-10)

 今年はジョワドヴィーヴル、ジェンティルドンナ、エピセアローム、イントゥザストームなどの前走指数が高い。他にウイングザムーン、ゴールデンムーン、ヒーラなどは過去の指数や平均指数の上位馬だ。
 今年も阪神JFを勝ったジョワドヴィーヴルが出走している。2戦2勝と負けがなく、上がりの脚も水準以上、マイルの距離適性も心配ない。名牝の誉れ高いブエナビスタの妹としても、中心の座は譲れない。
 ジョワドヴィーヴルを逆転できそうなのはジェンティルドンナだ。前走は牡馬中心のシンザン記念を3、4番手で先行して、直線は早めに抜け出して先頭に立ち、そのまま押し切る強いレース内容だった。先行力があり、ジョワドヴィーヴルより前々でレースができるのも心強い。
 阪神の外回りのマイル戦はスローペースになりがちだが、スローペースの上がりの脚でもジョワドヴィーヴルと同レベルにあり、ここは差のない2強とみて良いのではないか。
 超スローペースなら、長く良い脚を使うハナズゴールの差し脚が気になる。

 芝短距離戦のオーシャンSは、6年で4頭の指数上位馬が勝っているが、2着はランク外の馬たちが多い。連軸という点からは前走指数の上位馬が中心だろう。今年の指数上位は、カレンチャン、ブルーミンバー、エーシンダックマン、ジョーカプチーノ、ワンカラット、ダッシャーゴーゴーなどだ。
 逃げるのはエーシンダックマンだろう。流れは重賞の平均的なペースになりそうで、そのままエーシンダックマンの逃げ切りがあるかもしれない。
 先行馬、中段からの馬たちで差し脚があるのはカレンチャン、グランプリエンゼル、ブルーミンバー、ジョーカプチーノ、ダッシャーゴーゴーなど。順当なら、この馬たちからの馬券の組み立てが本筋になるだろう。

(オーシャンS)
       1着    2着    3着
06年    -     D     -
07年     Xb   -     -
08年    C     -     C
09年    A b   -     -
10年    BZc   -      Y 
11年    -     CXb   AYa

 今週からいよいよ、スタンドもコースも新しくなった中京競馬が始まる。開幕を飾る重賞は中日新聞杯だ。昨年まで12月に行われていたレースで、ハンデ戦で距離の2000メートルも変わりはないが、今年から春の開催に移ってきた。
 指数の上位はダノンバラード、メイショウカンパク、コスモファントム、マイネルスターリー、アクシオン、エーシンジーラインなどだ。
 4歳馬ながら57キロのハンデを背負うダノンバラードの前走指数がもっと高い。皐月賞3着のあと、跛行のためダービーは回避して休養入り。昨秋に復帰して、近走は重賞でも3、2着と好レースが続く。素質の高さは明らかで、ハンデがこなせれば連軸向きだろう。
 上がりの脚ではメイショウカンパク、セイカアレグロ、オールアズワンなどが鋭く、長くなった直線一気の浮上もありそうだ。

 

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