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2012年3月22日 (木)

第762回春は高松宮記念から

 今週からいよいよ春のG1が始まる。その第1弾は高松宮記念。舞台となる中京競馬場はコースの改造で大きく変わっており、それまでの1200メートル戦とは違う傾向になるかもしれない。一応、過去10年の傾向を見てみると、前走指数の上位ABCD馬と平均指数の上位abcd馬の連対率が高く、XYZ馬もまずまずの成績。指数上位馬の信頼はかなり高かった。

(高松宮記念)1着    2着    3着
02年    A a   D     -
03年     Yd   B d    Yb
04年    C     AX    -
05年      c   -     A c
06年    DZb    Zd   -
07年    CZ    -     AZ
08年    B      Zc   AYa
09年    AYd   DXa   D
10年    CZb    Y    D d
11年(阪神)CYc   B a   -

 今年の前走指数上位はカレンチャン、ロードカナロア、グランプリエンゼル、ジョーカプチーノ、ベイリングボーイなど。平均指数や過去の指数で、サンカルロ、サンダルフォンもあがってくる。
 新しくなった中京の芝1200はスタート位置が向正面になった。以前は2コーナー奥のポケットからスタートして3コーナーまで直線が477メートルあったが、新コースはスタートして315メートルで3コーナーにさしかかる。ただ、3コーナーの手前から長い下り坂になり、スピードが一気に上がる。下り坂は4コーナーを過ぎてもまだ続き、直線の急坂でつかまって、馬群のスピードはパタッと落ちる。しかし、そこからゴールまでの200メートル余りの脚こそが勝負をわける。余力のなくなった先行馬の脚が止まるところ、差し馬や追い込み馬が一気に襲いかかって形勢を逆転、ゴールを目指す。
 他の距離では逃げ切り勝ちや先行馬の活躍もあるのに、芝1200に限って逃げ切って勝った馬はいないし、先行馬も全体的に苦戦が目につく。この間、実施された芝1200メートル戦は下級条件ばかりで、傾向がそのままG1でも当てはまるかどうかはわからないが、1200メートル戦の場合、一気にスピードが上がってオーバーペース気味になる3コーナーから直線の急坂までを、どう我慢するかがポイントになるようだ。
 今年はエーシンダックマンが逃げることになりそうでペースは上がるだろう。直線残り200メートル余りの瞬発力勝負になるとしたら、中段以降の馬群のなかで我慢できるロードカナロア、グランプリエンゼル、サクラゴスペル、アグネスウイッシュなどが有力馬として浮上してくるだろう。
 連軸の中心には、目下5連勝中の4歳馬ロードカナロアを取りたい。前走のシルクロードSでは、エーシンダックマンがペースを落として逃げるところ、中段の馬群のなかでじっと動かず、直線一気に差し脚を伸ばして圧勝している。ここはG1初挑戦だが、クレバーでレース振りに落ち着きもあり、差し脚の鋭さは高く評価したい。
 実績を考えるなら、相手はG1馬カレンチャンが筆頭だが、差し脚のあるグランプリエンゼル、サクラゴスペル、アグネスウイッシュ、レジェトウショウなども上位の力はある馬たちだ。

 日経賞は、前走指数の高いABCD馬が10年連続で連対している。今年、前走指数はフェイトフルウォー、トーセンラー、ユニバーサルバンク、ルーラーシップなどが高く、ウインバリアシオンは過去の指数の上位馬。ネヴァブション、マイネルキッツは平均指数の上位馬だ。
 例年なら別定戦で58キロや59キロを背負う実績馬が、名実ともに活躍するレースだが、今年は京成杯馬フェイトフルウォー、菊花賞3着トーセンラー、ダービー2着ウインバリアシオンなど、力のある4歳馬が中心で、指数の上位を占めている。
 逃げ馬は不在で、押し出されてケイアイドウソジンが行くのだろうか。いずれにしてもペースはスローペース気味だろう。とすると、長く良い脚を使えるルーラーシップやウインバリアシオン、サンテミリオン、ネヴァブションなどに流れが向きそうだ。
 近走の調子の良さではルーラーシップが一歩リードだ。有馬記念4着のあと、前走のアメリカJCCでは、不良馬場を後方からぐんぐん伸びて差し切り勝ち。荒れた中山の芝も気にしない。ダービー2着のウインバリアシオンには是非、復活の雄叫びを期待しているが、近走は少し不満が残るレースに思える。

(日経賞)  1着    2着    3着
02年    CZb   AZa   B
03年    -     A c    Z
04年    -     B      Ya
05年    DYa   C     -
06年    BXa   D     -
07年    AYd    Xd   C c
08年    A a   B d    Yb
09年     Yc   D     -
10年    DYc   AXa   B d
11年(阪神)D      X    A a

 マーチSはダートのハンデ戦。今年の指数の上位はマイネルオベリスク、サイレントメロディ、シルクシュナイダー、ナムラタイタン、アイファーソング、バーディバーディなどだ。
 近走、重賞戦で好走しているのはナムラタイタン、シルクシュナイダー、タガノロックオン、サイレントメロディなどだが、さほど抜けているわけでもなく、条件戦を勝ち上がってきたマイネルオベリスクやブルロック、アイファーソングなどでも通用するのではないか。例年、波乱になりやすいダートのハンデ戦で、過去10年、1、2番人気は合わせて3連対のみ。ここは思い切って、先行力のあるマイネルオベリスクから入る手があるかもしれない。

 (マーチS) 1着   2着    3着
02年    -     C b   C
03年     Z     Xb   C
04年     Yc    Za   A
05年      c   -      Z
06年    B b   -      Yd
07年    -     C b   BYd
08年    B     -       b
09年    AXa   C     -
10年     Yb   -       d
11年(阪神) Xa   -      Z

 3歳馬の重賞・毎日杯は、前走指数上位馬が活躍している。アドマイヤブルー、ヒストリカル、フジマサエンペラー、ショウナンラムジが前走指数の上位馬で、他にエアソミュール、スピルバーグ、ダローネガもランク上位馬だ。
 阪神外回りコースでスローペースは必至。上がりの脚があるヒストリカル、スピルバーグ、マイネルカーミン、フジマサエンペラーなどが中心だろう。

(毎日杯)  1着    2着    3着
07年    -       d   CXb
08年    B     -     -
09年    A c   -     -
10年    BX    DYa   -
11年    B     -          -
(スローペース調整-15/-5)

☆お知らせ☆
中京競馬場の馬場改造に伴い、基準タイムを更新しました。基準タイムのお申し込みはこちら、更新日程など、くわしくはこちらをご覧ください。

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