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2012年4月26日 (木)

第772回オルフェーヴルの天皇賞

 いよいよ春競馬の本番。今週の春の天皇賞を皮切りに、6週連続でG1レースが続く。 第1弾となる春の天皇賞は、スピード指数上、平均指数上位のabcd馬が12年のうち10年で連対して中心を構成し、前走指数上位馬も9回連対している。世代別では4歳馬が7勝して他世代を圧倒しており、2着馬も含めると12年で12頭が連対し、占有率は50パーセントになる。ランク馬はもちろん、ランク外であっても4歳馬を中心に考えた方がよいレースだ。逆に、ランク外の古馬が勝ったのは08年のアドマイヤジュピタと10年のジャガーメイルだけで、古馬の場合は指数上何らかのランクがないと上位は厳しいだろう。

(天皇賞)  1着    2着    3着
00年    AXa     d   BZ
01年    DYb   D c   AYc
02年    -     DYb   CXa
03年    D      Yd   -
04年     Xb   -     CXa
05年    -     -     -
06年    AZ    BXa   -
07年    -     -      Yb
08年    -     BXb   A
09年    C     B b   AYb
10年    -     AYb   -
11年    B b   A a   C

 今年の平均指数上位馬はトーセンジョーダン、オルフェーヴル、ヒルノダムール、ウインバリアシオンなど。他に前走指数で、ユニバーサルバンク、クレスコグランド、モンテクリスエスが上位馬として上がってくる。
 春の天皇賞は3200メートルの長距離戦で、スローペースが基本。スタミナに加え、直線の差し脚が問われるレースだ。過去の連対馬の傾向を見ても、近走で上がり指数が+15以上を示していた馬たちが中心になっており、その点からオルフェーヴル、ウインバリアシオン、トウカイパラダイス、ローズキングダムなどが有力馬といえそうだ。
 しかし、今年の春の天皇賞の注目は、何といってもオルフェーヴルだろう。史上7頭目となる3冠を達成した後、有馬記念も制して年度代表馬に選出された。今年、復帰緒戦となった阪神大賞典では、3コーナーでの大逸走から、まさかの盛り返しを見せて2着。負けて強し、かえって底力の違いを感じさせた。4歳時、春の天皇賞に出走した3冠馬はシンボリルドルフとディープインパクトだが、ともに堂々と天皇賞馬に輝いている。その事例を出さなくてもオルフェーヴルの強さは、別格の現役ナンバー1だ。いまさら言うことでもないだろう。
 オルフェーヴルの相手は4歳馬が中心。なかでも差し脚のあるウインバリアシオンを筆頭に、先行力のあるフェイトフルウォー、長距離の適性が高いギュスターヴクライなどが中心になるだろう。
 古馬ではトーセンジョーダン、ヒルノダムール、ローズキングダムを上位に見ているがトウカイトリック、トウカイパラダイスにも上位のチャンスがあるかもしれない。

 青葉賞は、例年スローペースで指数を下げている馬が多く、指数が低くても要注意だ。今年も超スローペースのレースが多いようで、上がりの脚比べになるのだろう。
 今年の指数上位は、皐月賞6着のサトノギャラント、スプリングS5着のビービージャパン、毎日杯6着のアドマイヤブルー、弥生賞6着のフェノーメノなどを上位に、シルクキングリー、タムロトップステイと続く。ダービートライアルらしく、前哨戦で惜しいレースをしていた馬たちがこぞって出走して、残された2枚のダービー切符を争う。
 超スローペースでなければ、ペースの対応力のある皐月賞6着のサトノギャラントを推したいが、ここは超スローペースもありそうで、ジャングルクルーズやタムロトップステイ、ステラウインド、エタンダール、ヤマニンファラオ、フェノーメノからの手もあるかもしれない。

(青葉賞)  1着    2着    3着
02年    -     -     AXa
03年    -     D b     d
04年    B     B     DXa
05年     Ya   -     -
06年    AXa   B b   CZc
07年    C     -      Z
08年    A a   -      Xb
09年    -      Y     Z
10年    B a   -     -
11年    -     -     -
(スローペース調整-15/-5)

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2012年4月24日 (火)

第771回まだ寒い

201204220511
201204220811
201204210311

 日曜日、マークカードを塗る指先も冷たく感じるほど、東京競馬場は肌寒かった。メインレースのフローラSがスタートする頃には小雨も降り出してきた。寒さのせいにする訳ではないが、午前中そこそこのプラスでいられたのに、特別戦が始まると、何故か運にも見放されてちぐはぐな馬券ばかり。帰りはフトコロも寒くなってしまった。

 今週末からゴールデンウィークが始まる。気温も上がって暖かくなるようだから、気分も変わるといいのだが。

 小雨の中、フローラSは1番人気のミッドサマーフェアが、直線早めに抜け出して、そのまま圧勝した。ペースは遅かったから、勝ったミッドサマーフェアのスピード指数はかなり低かったが、上がりタイムは33秒4で、上がり指数は水準以上だった。特に蛯名騎手がゴーサインを出して、抜け出す時の反応の良さ、一瞬のスピードはなかなか。ハイペースだった君子蘭賞での好パフォーマンスのように、もともとペースが上がってもレースはできる馬だが、ここはスローペースにも対応できたことが大きな収穫だろう。この先はオークスに向かうことになるが、オークスはスローペースでより上がりの脚が問われるレースだ。今年の牝馬戦線はまだ低調のままだけに、ミッドサマーフェアの反応の鋭い上がりの脚は大きな武器になるかもしれない。

 2着は2番人気のアイスフォーリス、3着は最低人気のダイワデッセーが先行したまま粘って、3連単は16万超馬券になった。

 私が買ったラスヴェンチュラスは、道中、勝ち馬と同じような位置にいたが、直線での反応がにぶく6着がやっと。スローペースしか経験がなく、まだ底力に欠ける印象のケースだった。

 マイラーズCは今年から京都の開幕週に変わった。昨年までは阪神の開催だったが、開催場所は変わっても、変わらないのは昨年同様、小牧騎手とのコンビで逃げ切り勝ちを収めたシルポートだった。ナビグラフを見ても、前走、逃げて好指数を示していたシルポートの好調子がわかる。2着はナビグラフで上がり指数が良かったダノンシャーク。3着は先行して粘ったコスモセンサーだった。

 土曜日の福島牝馬Sは、上がり指数で抜けた存在だったオールザットジャズが、直線で楽々と抜け出して圧勝した。まだ4歳で、この後も牝馬戦線の有力馬として活躍できる素材だろう。

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2012年4月19日 (木)

第770回東京向きの上がりの脚は

 今週から競馬は東京と京都に開催が移る。東京の開幕週はオークスの出走権を懸けたフローラSが組まれている。3歳戦だけに前走指数上位馬の連対率が高いが、スローペースで指数を落としているランク外の馬にも注意が必要なレースだ。

(フローラS)1着    2着    3着
03年    -       d   AYb
04年    AXa   -     -
05年    AZa   B b   -
06年    -     B a   -
07年    CY    -     AXa
08年    AY     Z    -
09年     Zc   D     -
10年    -     -     CZc
11年    -     AYb   DYc
(スローペース調整-20/-10)

 前走指数の上位はミッドサマーフェア、サンキューアスク、ターフデライト、コスモアンドロメダなど。他にラシンティランテ、チェリーメドゥーサなどは過去の指数の上位馬たちだ。
 ほとんどが1勝馬で、2勝馬はチェリーメドゥーサ、チャーチクワイア、ヘレナモルフォ、ミッドサマーフェア、ラシンティランテの5頭。波乱の目もある。
 牝馬の東京2000メートル戦は、スローペースが基本。上がりの脚がなければ、上位は苦しい。実際、上がり指数で+15以上の馬たちが例年好走しており、今年もその水準が連軸馬取捨の目安になるだろう。
 今年の出走メンバーで、+15以上の上がり指数をクリアしているのは、サンキューアスク、ラスヴェンチュラス、ミッドサマーフェア、チャーチクワイア、セコンドピアットなどだ。
 2勝馬のなかで、上がり指数が最も高いのがミッドサマーフェアだ。前走も後方から直線は大外に回して、一気の差し切り勝ち。東京コースも合いそうだ。
 東京の2000メートルの経験があり、上がりの脚もしっかりとしているのがラスヴェンチュラス。まだ1勝馬の身だが、近走の上がりの脚はナンバー1だ。前走は中山のフラワーCに挑戦したが、雨で重くなった馬場が合わなかったのか、最後方から追い上げたが9着までだった。東京コースに向いた脚質で、長く上がりの脚を使える。良馬場の東京コースなら、巻き返しがあるだろう。
 ラスヴェンチュラスと同じフラワーCで、堂々の3着だったのがサンキューアスク。メンバー最速の上がりで後方から追い込んでおり、一瞬の切れは鋭い。
 連軸候補は上記3頭になりそうだが、東京向きの上がりの脚があるラスヴェンチュラスを上位に取ろうかと考えている。

 読売マイラーズカップは07年以降、阪神外回りコースで開催されてきた。直線が長くなった外回りコースはスローペースが基本で、上がりの脚比べになることが多い。読売マイラーズカップも例外ではなく、07年以前と比べると、新コースになってからランク外の馬たちが上位に進出する傾向が見てとれる。今年は京都の開催になったが、その傾向に変化はあるのだろうか。

(読売マイラーズC)
       1着    2着    3着
01年    A      Xb   -
02年     Z    D     A
03年    BXb   D     -
04年    CZc   AXa   D
05年     Ya   BZc   -
06年    BXa   A     -
----------------------
07年    -     -      Xa
08年    AYa   -     B c
09年    CZb   DXb   D
10年     Z    -      Y
11年    -     -     BXa

 指数上位馬はシルポート、ダノンヨーヨー、エイシンアポロン、コスモセンサー、フィフスペトル、グランプリボス、ミッキードリーム、リアルインパクトなどだ。
 マイル戦とはいえ、ペースにかかわらず上がりの脚は必須だが、後方一気では届かないのが古馬の重賞だ。先行馬のなかで差し脚のある馬が中心になるだろう。
 とすると、ダノンヨーヨー、エイシンアポロン、フィフスペトル、トーセンレーヴ、コスモセンサー、リアルインパクト、シルポートなどが有力馬に上がってくる。
 マイルの実績ではエイシンアポロンが断然だが、休み明けに加え、G1勝ち馬だけに負担重量が少し厳しい。休み明けのダノンヨーヨーも順調さからはマイナスだろう。
 ならば、順調さでトーセンレーヴ、シルポートが連軸向きだろうか。
 トーセンレーヴは勢いのある4歳馬。前走、マイルに初挑戦した洛陽Sを快勝。前残りのレースだったが、直線の切れは断然だった。京都のマイルは合うのだろう。
 シルポートは昨年のマイラーズCを逃げ切って勝ったが、その後はふるわなかった。しかし、前走、中山記念を高指数で2着に逃げ残って、完全復調の気配にある。ここは楽にハナが取れそうで、開幕週の馬場状態の良さから、再度の逃げ切りがあっても不思議ではない。今年も波乱の主役になるかもしれない。

 福島牝馬Sは前走指数の上位馬が有力。今年はコスモネモシン、オールザットジャズ、アスカトップレディ、マイネイサベルが前走指数の上位馬だ。上がりの脚はオールザットジャズ、メーヴェ、ラブフール、コスモネモシンなどが上位だが、波乱の多い牝馬限定戦で、なかなか一筋縄ではいかないだろう。小回りの福島なら、先行力がありギリギリ粘れそうなマイネイサベルからの手もありそうだ。

(福島牝馬S)1着    2着    3着
04年    AXa   -     DY
05年    -      Ya    Ya
06年    A d   -     AXa
07年    -     B     C d
08年    D     B     A
09年    -     D c   -
10年    A     C b   C
11年(新潟)-     D b   -

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2012年4月17日 (火)

第769回3冠馬の期待も

201204150611
201204140911

 指定席も早々に売り切れてしまうほど、皐月賞の中山は、朝から混んでいた。人混みにもまれていると、いつも人であふれていた昔の競馬場の雰囲気を思いだし、気持ちが盛り上がる。

 皐月賞はゼロスの逃げでハイペースで進んだ。直線に向くと、馬場状態の良いコースの外側に各馬が殺到する。最後方にいたゴールドシップは、ガラッと開いた内をついて一気に先頭に立ち、そのまま押し切って勝った。2着は若葉Sを勝っていたワールドエース、3着はスプリングSで2着のディープブリランテだった。4着は弥生賞を勝ったコスモオオゾラ、5着はスプリングSの勝ち馬グランデッツァで、前哨戦での上位馬がそれぞれの能力を発揮した皐月賞だった。

 弥生賞や若葉S、スプリングSなど、前哨戦でスローペースが多かったため、ナビグラフをみると、上がり指数+15以上を示してきた馬たちの決着だった。

 外々を回った馬たちはその分余計な距離を走ったとはいえ、ゴールドシップと2着ワールドエースとの2馬身半の差は案外、決定的な差におもえる。ゴールドシップの皐月賞のスピード指数は90に近い高レベルで、世代の最高指数になった。当然ダービーも最有力候補になるだろう。とすると、昨年の3冠馬オルフェーヴルに次いで、ステイゴールド産駒による2年連続3冠馬の誕生があるかもしれない。これは楽しみだ。

 ゴールドシップの能力はもちろんだが、ガラッと開いた内に果敢に突っ込んでいった内田騎手の好判断も勝利につながったはず。それにしても、思い切った騎乗をするのはいつも公営出身の騎手や、外国人騎手ばかりなのは何故か。

 ダートの重賞アンタレスSは、1番人気に推されたゴルトブリッツが圧勝したが、11番人気のアイファーソングが逃げ粘って2着に残り、3連単は10万を越す高配当になった。

 皐月賞の帰り、いつものように南風堂喫茶店に寄る。
「きょうは、お一人ですか」
「カミさんが風邪を引いてね。休みです」

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2012年4月12日 (木)

第768回いよいよ皐月賞

 皐月賞は過去10年で、1番人気馬が3勝。2着2回。連対率は50パーセントとまずまずなのに、荒れる印象が強い。それは10番人気以下の馬が5連対もしているせいかもしれない。ただ、この4年間に限定すると、10番人気以下の連対はない。
 3歳重賞だけに、1、2着馬は指数のランク馬たちが占めているものの、3着はランク外の馬が多く、3連単、3連複は要注意だ。

(皐月賞)  1着    2着    3着
02年    -     -     A b
03年    A     BX    CX
04年    B c   -     -
05年    -     D c   -
06年     Zc   -     -
07年    -      Z    -
08年     Za    Zd   -
09年     Z    A     -
10年     Z    A     -
11年(東京)C b   -     -
(スローペース調整-15/-5)

 今年の指数上位はグランデッツァ、ディープブリランテ、ロジメジャー、サトノギャラント、マイネルロブスト、アーデント、ワールドエース、ゼロスなど。
 過去10年の連対馬はすべて前走で、弥生賞、スプリングS、若葉Sを使った馬たちだった。その該当レース以外では共同通信杯、京成杯組が3着に3頭が顔を出すだけだ。しかも弥生賞、スプリングS、若葉Sで3、4着以上の結果を残している馬たちが連軸の中心になっている。
 有力な前哨戦を勝ったのは若葉SのワールドエースとスプリングSのグランデッツァ、弥生賞はコスモオオゾラだが、ともに超スローペースになって、上がり指数は+15を超えるレベルだった。差し脚に不足はない3頭だ。
 弥生賞はメイショウカドマツが超スローペースに落として逃げ、先行したコスモオオゾラが直線で馬群を突き抜けて勝った。コスモオオゾラは2000メートルの距離適性はありそうだが、指数の上位にはなく、連軸向きではないだろう。
 とすると連軸候補は若葉SのワールドエースとスプリングSのグランデッツァだろう。
 若葉Sはスローペースで前が残る展開に、ワールドエースは中段から馬場の真ん中に出して、鋭く伸びて勝った。若葉Sも逃げたのはメイショウカドマツだったが、ここでは頑張って2着に残っている。ワールドエースは、多少メンバーに恵まれた印象が残る。同じスローペースでも、皐月賞は先行馬の馬たちの能力が違うはず。前が止まらないなら、後方一気の脚だけに頼りすぎると、不覚を取ることもあるかもしれない。
 スプリングSは重馬場の中山が舞台だった。グランデッツァは6番手で先行して、直線先に抜けだしたディープブリランテをきっちりとらえて圧勝した。札幌2歳Sに続いて、2つ目の重賞タイトルを手にした。雨で力のいる荒れた馬場も全く問題なかった。
 例年と比べると、今年は毎週末に雨が多く、芝の馬場状態は良くない。今週も土曜日は雨の予報で、日曜日には回復するとしても、パンパンの良馬場は望めないだろう。結果として、馬場の巧拙が勝敗を分けることになるのかしれない。
 荒れた馬場にもっとも適性があるのはグランデッツァだろう。先行力を生かしてスローペースにも対応できる鋭い差し脚もある。ただ、切れる脚だけを比べると、33秒0の上がりを記録しているワールドエースの方が鋭い。ここは馬場状態次第で、連軸を考えたいと思っている。

 アンタレスSは昨年まで京都で行われてきたが、今年は阪神での開催になった。
 今年はゴルトブリッツ、グリッターウイング、シルクシュナイダー、ライブコンサート、ニホンピロアワーズ、トーセンアドミラル、インバルコが指数の上位馬たちだ。先行馬が残る展開なら、ゴルトブリッツ、トーセンアドミラル、グリッターウイング、マイネルオベリスクなどが中心になりそう。スローペースで差し脚が鋭いデスペラード、インバルコや、平均ペースでシルクシュナイダーの差し脚も有力だろう。

(アンタレスS)
       1着    2着    3着
03年      d    Xb   -
04年    DXb   B     -
05年    CZd   -     -
06年    -     AZb   BXa
07年      c   D      Xc
08年    B a    Y    AZc
09年     X    B d     b
10年    -     -     B a
11年    -     BZc   CYc

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2012年4月10日 (火)

第767回陣営の自信

201204080911
201204070611b
201204070911

 日曜日、中山の桜は、ほぼ8分咲きだった。昨年の今頃は、震災の影響で関東での競馬は中止されていて、中山の桜を観る機会もなかったが、今年はこうして中山の美しい桜並木を、おだやかに歩くことができる幸せを思う。
 帰りはたいてい、西船橋の駅前の南風堂喫茶店に寄る。コーヒーとタマゴサンドを注文して、反省と興奮の時を過ごす。店主の娘さんなのかどうかは知らないが、「きょうはどうでした」と声をかけてくれるウエイトレスさんがいる。この日も「ボチボチ」と答える。

 桜花賞は、岩田騎手騎乗のジェンティルドンナが新ヒロインになった。前走のチューリップ賞は4着だったが、発熱明けで体調は十分ではなかったらしい。それでも差のない4着だったわけで、「体調が万全であれば」という陣営の自信を裏付けるような快心の勝利だった。岩田騎手としては珍しく、「自信を持って2冠目に臨む」と、オークスを意識した強気なコメントにも自信が現れていた。
 2着はヴィルシーナ、3着はアイムユアーズ。2、4、3番人気の決着で、3連単2万4020円は好配当だろう。1番人気に推されたジョワドヴィーヴルは後方から、直線追い出しをかけるものの、見せ場がないまま6着に沈んだ。道中の位置取りが後ろ過ぎたのだろうか。自慢の切れる脚は見せられなかった。

 ニュージーランドTは、先行した1番人気のカレンブラックヒルが直線突き抜けて勝利を手にした。2着は内ラチから伸びてきた2番人気のセイクレットレーヴ、3着は4番人気ブライトラインと、堅い決着だった。ナビグラフ上は2着になったセイクレットレーヴの前走の上がり指数が最上位にあり、比較的わかりやすいレースだった。

 荒れたのは阪神牝馬S。11番人気のクィーンズバーンが好ダッシュから、そのまま逃げ切ってしまった。2着は2番人気マルセリーナ、3着は4番人気のフミノイマージンで、3連単は44万超の高配当だった。1番人気のスプリングサンダーは5着、3番人気のアパパネは7着だった。

 先週の週なかに、上野の東京国立博物館で行われている、ボストン美術館「日本美術の至宝」を観に行った。曽我蕭白の「雲龍図」や、快慶の「弥勒菩薩立像」、「平治物語絵巻」など、間違いなく国宝級といわれる作品ばかりで、平日にもかかわらず、随分混んでいた。今週は明日、東京ドームの巨人×中日戦を観に行くつもり。

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2012年4月 5日 (木)

第766回 新ヒロインは

 いよいよクラシックシーズンの始まり。その第1段は牝馬のG1桜花賞だ。
 3歳クラシックは前走指数や平均指数、過去の高い指数のある馬など、基本的に指数上位馬が中心になるが、桜花賞も例外ではない。過去10年、指数のランク馬が勝てなかったのは3連単で700万の配当になった08年だけで、他の年はすべて指数の上位馬が勝ってきた。とくに前走指数と平均指数上位馬の勝率、連対率が高く、中心に推せるだろう。ただ、2、3着はランク外の馬が多く、スローペースで指数の低い馬を見落とさないよう、連下の相手は手広く押さえておきたい。

(桜花賞)  1着    2着    3着
02年     Yb    X    A a
03年    CYa   -     -
04年    AZc   -     -
05年    AXb   -     A
06年    A a   A     -
----------------------
07年    A b   AXa   -
08年    -     -     B b
09年     Xa   -     -
10年    B       a   B
11年    B b   -       c
(スローペース調整-20/-10)

 今年の前走指数上位馬はエピセアローム、ジョワドヴィーヴル、アイムユアーズ、ジェンティルドンナなど。他に平均指数上位馬としてオメガハートランド、アラフネなども上がってくる。
 阪神コースが新しくなったのは07年だが、桜花賞の行われる外回りのマイル戦は、4コーナーからゴールまでの長い直線が特徴。スローぺースになりがちで、上がりの脚が問われることが多い。今年のメンバーで上がり指数の上位馬はイチオクノホシ、ヴィルシーナ、オメガハートランド、プレノタート、ジョワドヴィーヴル、エピセアローム、ジェンティルドンナ、メイショウスザンナなどだ。安定した差し脚という点からジョワドヴィーヴル、ヴィルシーナ、オメガハートランド、などが連軸向きだろう。
 距離の経験、マイルの適性があるのは、デビュー2戦目で阪神JFを勝ったジョワドヴィーヴルだろう。3戦ともマイルを使って2勝3着1回。前走のチューリップ賞では当然1番人気に推されたが、中段から内に突っ込んで差し脚を伸ばしたものの、前が壁になってスピードダウンせざるを得ず、外から伸びてきたハナズゴール、エピセアロームに差をつけられての3着だった。結果だけでいうなら、少々物足りないレースに映ったが、直線の不利と、休み明けだったことを思えば、ここ、桜花賞につながるトライアルだったのではないか。阪神のマイル戦を2戦こなして、経験値の高さも評価したい。
 ジョワドヴィーヴルの強力な対抗馬、逆転候補馬は、4戦3勝のヴィルシーナだろう。前走のクイーンCでは超スローペースを先行して、長く良い脚を使って勝っている。スローペースに強く、3勝はすべてスローペースでのものだ。その分、ペースが上がった時でも対応できるのか、少し不安や疑問がないわけではないが、スローペースが基本の阪神外回りコースなら、切れる差し脚は強力な武器になるはずだろう。
 片や、平均ペースに強そうなのがオメガハートランドだ。前走、フラワーCでの勝利を見るまでもなく、馬場が荒れて力のいるコースも得意のようで、前が止まるような展開なら後方一気の脚がモノをいうかもしれない。
 基本的にはスローペースのマイル戦で、指数上位馬で、差し脚のある先行馬に有利だとすると、ジョワドヴィーヴルが連軸向きではないか。

 ニュージーランドTは、セイクレットレーヴ、ブライトライン、オリービン、レオンビスティー、サドンストームなどが指数の上位馬たちだが、桜花賞と比べると、ランク外の馬たちの好走が目立ち、要注意だ。
 上がりの脚はセイクレットレーヴ、フェスティヴタロー、バンザイ、ホーカーテンペスト、ブライトライン、オリービンなどが鋭いが、なかでもセイクレットレーヴの切れが最も鋭い。ペースがスローに落ち着きそうなメンバーだけに、先行して差し脚を伸ばすセイクレットレーヴ、ホーカーテンペスト、フェスティヴタローなどに向く流れだろう。

(ニュージーランドT)
       1着    2着    3着
02年    -     AXa     d
03年    -     B       c
04年    -     -     CXb
05年    DYb   B     -
06年    BXa    Z    CYa
07年    -     -     C d
08年    -       c   DXb
09年      d   CZa   -
10年    CX    -      X
11年(阪神)-     -     BX
(スローペース調整-15/-5)

 阪神牝馬Sは06年からこの時期の開催になった。指数の上位馬が圧倒的に強いレースで、3着までを見ても、ランク外だった馬は1頭だけだ。今年はG1を5勝のアパパネを筆頭に、昨年の桜花賞馬のマルセリーナなど、豪華なメンバーが揃った。指数上はフミノイマージン、アパパネ、レデイアルバローザ、マルセリーナ、キョウワジャンヌ、サワヤカラスカルなどが上位で、順当ならこのメンバーが最有力候補だ。
 実績では当然アパパネが最上位だが、初距離の忙しい短距離戦で、牝馬限定戦とはいえ休み明けはどうだろうか。同じ休み明けなら、マルセリーナの方が距離の合う分、良く思えるが。
 順調さからは距離が微妙だが、フミノイマージン、レディアルバローザなども連軸の候補だ。指数上はランク外になるが、4歳馬カトルズリップスもここは単騎の逃げが打てそうで、距離も合うだけに気になる。

(阪神牝馬S)1着    2着    3着
06年    AXa   DY    C
07年    DZb   C     AXa
08年    -      Xa    Yb
09年    DXb     a   D c
10年    C      Z     Xb
11年    BZb    Z    A a

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2012年4月 3日 (火)

第765回春の嵐

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 春の嵐が吹き荒れている。やっと咲きかけた桜も飛ばされてしまいそうだ。東京の本格的なおだやかな春はまだ遠いようだが、今年の春の話題は5月22日に開業するスカイツリーだ。事務所のベランダから遠くに見えており、工事中の様子を皆で見物に出かけたこともあった。完成に合わせて、先月から入場券の申し込み受付が始まって、早速申し込んでみたら、運良く抽選に当たった。ちょっと、うれしい。
 大阪杯は、最後方から直線で大外に回して、ぐんぐん伸びてきたショウナンマイティが先頭を行く1番人気のフェデラリストをとらえて勝ち、初の重賞タイトルを手にした。休み明けの天皇賞馬・トーセンジョーダンが超スローペースに落として逃げ、馬場も渋っていて、常識的には先行馬有利の展開で、後方待機策では苦しかったはずだ。コースの内側に比べると、外側は少し馬場状態が良かったようだが、それにしてもG1馬3頭に今が旬の1番人気馬たちをまとめて交わし去ったショウナンマイティの上がりの脚は、断然の鋭さだった。ナビグラフでも、ショウナンマイティの上がり指数はフェデラリストと並ぶ位置にあり、勝利も当然の結果だったのだろう。
 人気馬やトップハンデ馬たちが苦戦続きで、例年、荒れる傾向の強い中山のダービー卿CT。今年はトップハンデをモノともせず、ガルボが馬場の中央を突き抜けて勝った。2着に10番人気のオセアニアボスが追い込んできて、7番人気のネオサクセスが3着。今年も3連単は16万を超す高配当になった。
 ナビグラフでは、勝ったガルボ、3着のネオサクセスともに、上がり指数で上位にあった馬たちだった。私はガルボ、ネオサクセスと同じように上がりの脚がある4番人気のサトノタイガーを軸に馬券を買った。サトノタイガーは終始良い位置で先行したものの、直線は息が持たず、脚が上がってずるずる下がる一方だった。上がりだけならガルボ、ネオサクセスと並ぶ馬だったが、まだ、このクラスでは力不足、スタミナ不足で、力のいる荒れた馬場も合わなかったのかもしれない。
 今週はいよいよ桜花賞が始まる。そして、次週が皐月賞。
 あっという間に春も過ぎていく。

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