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2012年4月 5日 (木)

第766回 新ヒロインは

 いよいよクラシックシーズンの始まり。その第1段は牝馬のG1桜花賞だ。
 3歳クラシックは前走指数や平均指数、過去の高い指数のある馬など、基本的に指数上位馬が中心になるが、桜花賞も例外ではない。過去10年、指数のランク馬が勝てなかったのは3連単で700万の配当になった08年だけで、他の年はすべて指数の上位馬が勝ってきた。とくに前走指数と平均指数上位馬の勝率、連対率が高く、中心に推せるだろう。ただ、2、3着はランク外の馬が多く、スローペースで指数の低い馬を見落とさないよう、連下の相手は手広く押さえておきたい。

(桜花賞)  1着    2着    3着
02年     Yb    X    A a
03年    CYa   -     -
04年    AZc   -     -
05年    AXb   -     A
06年    A a   A     -
----------------------
07年    A b   AXa   -
08年    -     -     B b
09年     Xa   -     -
10年    B       a   B
11年    B b   -       c
(スローペース調整-20/-10)

 今年の前走指数上位馬はエピセアローム、ジョワドヴィーヴル、アイムユアーズ、ジェンティルドンナなど。他に平均指数上位馬としてオメガハートランド、アラフネなども上がってくる。
 阪神コースが新しくなったのは07年だが、桜花賞の行われる外回りのマイル戦は、4コーナーからゴールまでの長い直線が特徴。スローぺースになりがちで、上がりの脚が問われることが多い。今年のメンバーで上がり指数の上位馬はイチオクノホシ、ヴィルシーナ、オメガハートランド、プレノタート、ジョワドヴィーヴル、エピセアローム、ジェンティルドンナ、メイショウスザンナなどだ。安定した差し脚という点からジョワドヴィーヴル、ヴィルシーナ、オメガハートランド、などが連軸向きだろう。
 距離の経験、マイルの適性があるのは、デビュー2戦目で阪神JFを勝ったジョワドヴィーヴルだろう。3戦ともマイルを使って2勝3着1回。前走のチューリップ賞では当然1番人気に推されたが、中段から内に突っ込んで差し脚を伸ばしたものの、前が壁になってスピードダウンせざるを得ず、外から伸びてきたハナズゴール、エピセアロームに差をつけられての3着だった。結果だけでいうなら、少々物足りないレースに映ったが、直線の不利と、休み明けだったことを思えば、ここ、桜花賞につながるトライアルだったのではないか。阪神のマイル戦を2戦こなして、経験値の高さも評価したい。
 ジョワドヴィーヴルの強力な対抗馬、逆転候補馬は、4戦3勝のヴィルシーナだろう。前走のクイーンCでは超スローペースを先行して、長く良い脚を使って勝っている。スローペースに強く、3勝はすべてスローペースでのものだ。その分、ペースが上がった時でも対応できるのか、少し不安や疑問がないわけではないが、スローペースが基本の阪神外回りコースなら、切れる差し脚は強力な武器になるはずだろう。
 片や、平均ペースに強そうなのがオメガハートランドだ。前走、フラワーCでの勝利を見るまでもなく、馬場が荒れて力のいるコースも得意のようで、前が止まるような展開なら後方一気の脚がモノをいうかもしれない。
 基本的にはスローペースのマイル戦で、指数上位馬で、差し脚のある先行馬に有利だとすると、ジョワドヴィーヴルが連軸向きではないか。

 ニュージーランドTは、セイクレットレーヴ、ブライトライン、オリービン、レオンビスティー、サドンストームなどが指数の上位馬たちだが、桜花賞と比べると、ランク外の馬たちの好走が目立ち、要注意だ。
 上がりの脚はセイクレットレーヴ、フェスティヴタロー、バンザイ、ホーカーテンペスト、ブライトライン、オリービンなどが鋭いが、なかでもセイクレットレーヴの切れが最も鋭い。ペースがスローに落ち着きそうなメンバーだけに、先行して差し脚を伸ばすセイクレットレーヴ、ホーカーテンペスト、フェスティヴタローなどに向く流れだろう。

(ニュージーランドT)
       1着    2着    3着
02年    -     AXa     d
03年    -     B       c
04年    -     -     CXb
05年    DYb   B     -
06年    BXa    Z    CYa
07年    -     -     C d
08年    -       c   DXb
09年      d   CZa   -
10年    CX    -      X
11年(阪神)-     -     BX
(スローペース調整-15/-5)

 阪神牝馬Sは06年からこの時期の開催になった。指数の上位馬が圧倒的に強いレースで、3着までを見ても、ランク外だった馬は1頭だけだ。今年はG1を5勝のアパパネを筆頭に、昨年の桜花賞馬のマルセリーナなど、豪華なメンバーが揃った。指数上はフミノイマージン、アパパネ、レデイアルバローザ、マルセリーナ、キョウワジャンヌ、サワヤカラスカルなどが上位で、順当ならこのメンバーが最有力候補だ。
 実績では当然アパパネが最上位だが、初距離の忙しい短距離戦で、牝馬限定戦とはいえ休み明けはどうだろうか。同じ休み明けなら、マルセリーナの方が距離の合う分、良く思えるが。
 順調さからは距離が微妙だが、フミノイマージン、レディアルバローザなども連軸の候補だ。指数上はランク外になるが、4歳馬カトルズリップスもここは単騎の逃げが打てそうで、距離も合うだけに気になる。

(阪神牝馬S)1着    2着    3着
06年    AXa   DY    C
07年    DZb   C     AXa
08年    -      Xa    Yb
09年    DXb     a   D c
10年    C      Z     Xb
11年    BZb    Z    A a

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