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2012年5月24日 (木)

第780回ダービーは指数上位馬が圧倒的

 過去20年、スピード指数で上位にランクされた18頭がダービー馬になった。指数のランク外で勝ったのはアグネスフライトとフサイチコンコルドだけで、ダービーは指数のランク上位馬が圧倒的に強い傾向がはっきりとしている。この10年間を見ても、前走指数の上位馬か、過去の指数が最も高いX馬が勝っており、連軸の中心は指数の上位馬から取るのがセオリーだろう。

(ダービー) 1     2着    3着
02年     Xa   -     -
03年    A     D     -
04年    BZb   -     D
05年    A a   C b   B
06年    A      X    B a
07年    DXc    Z    DZb
08年    AXa   -     BYb
09年     X    -      Z
10年    C     C     B a
11年    AYa   -       d
(スローペース調整-15/-5)

 今年は皐月賞を勝ったゴールドシップを筆頭に、京都新聞杯の勝ち馬トーセンホマレボシ、皐月賞2着のワールドエース、同3、4、5着のディープブリランテ、コスモオオゾラ、グランデッツァ、京都新聞杯2着のベールドインパクトなどが指数の上位馬たちだ。ランク外だが青葉賞を勝ったフェノーメノも全く差はない1頭だ。
 09年、不良馬場を先行したロジユニヴァースが勝った年を除くと、ダービーはスローペースでないレースで、上がり指数が高い馬たちが連軸の中心になっている。この条件からはゴールドシップ、ワールドエース、グランデッツァ、ディープブリランテ、フェノーメノなどが有力馬として上がってくる。ともに指数上でも上位にある馬たちで、その点からも信頼は高い馬たちだろう。
 なかでも皐月賞を勝ったゴールドシップ、2着のワールドエースを中心に、皐月賞組が最有力に見える。
 ことし皐月賞の舞台となった中山の芝コースは、最終週で内ラチが荒れ気味だった。多くの馬たちが直線では内ラチを避け、大外に回して上がりの脚に懸ける戦法をとったが、最後方にいたゴールドシップだけが、ぽっかりと空いた内ラチを突いて、すいすいと伸びてあっという間に先頭に立ち、そのまま押し切って勝利を手にした。
 片やワールドエースは、直線大外にまわして、最後方からスピードに乗った素晴らしい脚を繰り出したが、前を行くゴールドシップはとらえられず、2着止まりだった。しかし、その差し脚は際だっていた。3着のディープブリランテは終始3、4番手で先行して、直線先頭に立とうという所で、ゴールドシップに内をすくわれ、外からはワールドエースに追い込まれたが、一番苦しいレースだっただろう。よくもちこたえている。
 結果的には内から伸びたゴールドシップの圧勝のように見えたが、騎手の判断が勝敗を分けた最大のポイントになったようで、ここは内田騎手の好判断が勝利をもたらしたのだろう。ワールドエースに限らず、大外に回した馬たちは、かなりの距離ロスがあったはずで、ダービーでの逆転も十分に可能性があるだろう。
 直線の長い東京コースは、皐月賞の中山に比べて内外に不利は少ない。長い直線の叩き合いになれば、ペースの対応力に加え、上がりの脚もあるゴールドシップ、ワールドエース、グランデッツァ、ディープブリランテ、フェノーメノなどが浮上してくるのではないか。皐月賞の内容からは、何かと不利の多かったワールドエースの巻き返しを期待したいが、ただ、ゴールドシップもワールドエースも、最後方からの追い込み馬だ。もし、彼らが不覚を取ることがあるとしたら、追っても届かず、先行馬が粘るケースだろう。先行馬で要注意はディープブリランテ、コスモオオゾラ、トーセンホマレボシなどで、先行力と上がりの脚からは、皐月賞3着のディープブリランテを中心に取る手もあるだろう。

 目黒記念は過去10年の内、トップハンデ馬が勝ったのは1回だけ、2着も1回しかない。重ハンデ馬は苦戦続きだ。指数上は前走指数上位馬が連軸の中心になっており、今年はトレイルブレイザー、ダノンバラード、トウカイパラダイス、コスモロビン、スマートロビン、タッチミーノット、ユニバーサルバンクなどが指数上位の有力馬だ。2500の距離で先行馬の前残りが有力。トップハンデのトレイルブレイザーは58キロとはいえ、他の有力馬とのハンデ差は1、2キロ程度の差で、意外と差はない。先行力もあり、そのまま押し切る力もあるだろう。直線の瞬発力が鋭いエアポートメサ、トウカイパラダイス、タッチミーノットにもチャンスはありそう。

(目黒記念) 1着    2着    3着
02年    -     -     B
03年      c   -      Xa
04年    -     -      Ya
05年    -     -     A a
06年    D     B a   -
07年      d   D     -
08年    AZd   C b   -
09年     Z    A a   -
10年    C     -     A
11年    -     B c   C

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