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2012年11月29日 (木)

第834回ローマンレジェンドVS

 ジャパンCダートは阪神で開催されるようになって5年目。国際G1といいながらも、今年も外国馬や公営馬の参戦はなかった。関東馬も2頭だけで、まるで関西ダート王決定戦のようだ。指数上は、圧倒的に指数上位馬が強く、なかでも前走指数の上位馬や平均指数上位馬の連対率が高い傾向が続く。

(JCD)  1着    2着    3着
02年中山  芝     DXb   芝
03年東京  外     A     -
04年東京  BZb   DXa   A
05年東京  A     C a    Y
06年東京  -     AXa   -
07年東京   Z      b   AZa
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
08年阪神   Z    C     AX
09年阪神  B c   C     -
10年阪神  BYc   -      Yc
11年阪神  AZb   D d   AXa
(ランクは公営、海外のレースを減戦して集計)

 今年はエスポワールシチー、ニホンピロアワーズ、ローマンレジェンド、グレープブランデーなどの前走指数が高く、他にトランセンド、ナムラタイタン、ダノンカモンなどが過去の指数や平均指数で上位にピックアップされる。
 注目は目下6連勝中のローマンレジェンドだ。デビュー2戦は芝を使って勝てなかったものの、3戦目でダート未勝利を勝ち、その後はダート路線で9戦して8勝、2着1回。この夏には100を越す高指数で重賞エルムSを勝って、前走もみやこSを勝利。重賞連覇をはたし、一躍ダートのトップホースに浮上してきた。
 中段から差し脚を伸ばすレースが基本だが、決して危なげなく勝ち上がってきた訳ではない。前走は単勝1.4倍の圧倒的人気を集めたが、直線、前が壁になって追い出しが遅れ、無理矢理に内に進路を取ってギリギリ間にあったレースだったし、前々走も59キロを背負っていたエスポワールシチーに直線並びかけ、そのまま楽に交わすだろうと思ったところ、エスポワールシチーの素晴らしい粘りに手こずって、ゴールまで熾烈な叩き合いが続き、クビ差の勝利がやっとだった。このレースではローマンレジェンドより、むしろエスポワールシチーの力強さの方が目立っていた。
 ローマンレジェンドは高指数の裏付けもあり、今後のダート戦線をリードする中心馬であることは間違いないが、断然とは思えない。
 馬券的な妙味で言うなら、エスポワールシチーなのではないか。エルムSでのローマンレジェンドとの叩き合いの後、前走、盛岡のG1南部杯を圧勝している。相手が手薄だったとしても、マイペースで逃げて、後続に4馬身差をつけ強いレースだった。公営を含めG1・7勝の実績はここでは断然だし、7歳馬ながら、まだ衰えをしらない。
 阪神のダート1800メートルは、スタートして1コーナーが近く、内枠の逃げ、先行馬が有利だ。その点からもエスポワールシチーの4枠は絶好枠だろう。佐藤哲三騎手が先週の落馬事故による骨折で乗れないのは、非常に残念だが、ぜひ、武豊騎手に頑張ってほしい。
 他ではワンダーアキュート、トランセンド、ニホンピロアワーズ、イジゲン、ミラクルレジェンド、ナムラタイタンなどが有力だろう。

 中山の名物マラソンレース・ステイヤーズSは、平均指数や前走指数の上位馬が中心になっている。
 今年はネオブラックダイヤ、ネヴァブション、フォゲッタブル、トウカイトリックなどが前走指数の上位馬で、グラスゴッド、ケイアイドウソジン、フミノヤマビコ、ナンデヤネン、メイショウウズシオなどが、過去の指数や平均指数の上位馬だ。
 このメンバーなら極端なスローペースはないだろう。平均ペースに対応できて上がりの脚もしっかりとしているケイアイドウソジン、メイショウウズシオ、ネヴァブションなどが連軸向きだろう。先行してねばるフォゲッタブル、メイショウクオリア、ネオブラックダイヤ、トウカイトリックなどの前残りも要注意。

(ステイヤーズS)
       1着    2着    3着
02年     Zc   -     DYd
03年    -     -     CYa
04年     Xa    Zc   -
05年    BXa   CZc   A
06年    A b   BXc   C
07年      d   CYc   DZa
08年      d   A      Yb
09年    A     -       d
10年    D     BYc   AXa
11年     Ya   A     -

 昨年まで5月に行われていた金鯱賞が、12月のこの時期に移ってきた。比較的流れの緩くなる中京の2000メートル戦だけに、上がりの脚が問われるだろう。上がりの脚のあるアスカクリチャン、ダノンバラード、サトノギャラント、アドマイヤラクティが中心になりそうだ。

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