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2012年12月26日 (水)

第841回ゴールドシップの有馬記念

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201212240911
201212220911

 2012年の有馬記念は、後方待機から見事な差し脚をみせたゴールドシップの圧勝劇で終わった。ゴールドシップはスタートで大きく立ち後れたルーラーシップと並んで、最後方からレースをすすめていく。「そのままで大丈夫か」と不安が頭をよぎったが、それも全くの杞憂だった。向正面から脚を伸ばし、4コーナーで外に回すと、直線一気に突き抜けてきた。多少ペースが上がって、差し馬有利の流れになったとはいえ、上がりタイムはただ1頭だけ34秒台を記録している。その堂々たる勝ちっぷりに、ゴールドシップの強さが際だって見えた。オルフェーヴルが出走していたら、どうだっただろう。そんなことを想像させる勝利でもあった。春の天皇賞で実現するのかどうか。2頭の対決するレースがますます楽しみになった。今年の年度代表馬はオルフェーヴルで決まりと思っていたが、ここで大きくゴールドシップも浮上してきた。牝馬3冠を達成してジャパンカップも勝ったジェンティルドンナの可能性もあるのかな。

 2着はルメール騎手のオーシャンブル-、大きく立ち後れたウィリアムズ騎手のルーラーシップが底力を見せて3着。3連単は2万4250円。ゴールドシップで勝った内田騎手以外は、やっぱり外国人騎手たちが上位を占めた。

 大混戦で、難解なレースだった阪神カップは、昨年に続いてサンカルロ(3番人気)が連覇した。これで阪神の1400戦は7戦して(3121)と、コース、距離適性ともに高い馬だ。2着に14人気のガルボが残って、3着は2番人気のファイナルフォーム。3連単は28万を超す高配当になった。

 スローペースになったラジオNIKKEI2歳Sは、2戦2勝で人気を集めたエピファネイアが中段待機策から、直線、難なく差し切り勝ち。着差は2分の1馬身差だが、着差以上に強い内容だった。ただ、3戦とも極端なスローペースばかりで、今後ペースが上がったレースで、きちんと対応できるのか。少し気になるところだ。

 今年は開催日程の都合で、有馬記念の当日はスタッフと共に事務所で仕事だった。テレビ観戦の有馬記念では、やっぱり気持ちの盛り上がりに欠ける。翌日、今年最後の中山に出かけたが、そこでもいまひとつ乗り切れず、するっと終わってしまった。何か中途半端な気分が残ったまま、この年の瀬を迎えている。

 今年の有馬記念は馬券の売り上げが対前年比で88パーセントという低調な結果だったが、開催スケジュールの失敗だったとはいえないだろうか。やっぱり有馬記念がその年の最後の開催であってほしい。

 この高田馬場日記も今年は今回が最後。一年間ご愛読ありがとうございました。
 来年は1月8日からスタートします。金杯の原稿はお休みです。あしからず。
 来年も元気に頑張りましょう。良いお年を!

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2012年12月20日 (木)

第840回有馬記念はゴールドシップ

 震災からの復興も見えないまま、民主党は政権の座を追われた。新たに日本の舵取りを自民党が担うことになるが、喫緊の課題である経済の立て直しをどこまですすめられるだろうか。「一気に豊に」とまでは言わないものの、多くの庶民が競馬を楽しめる程度の余裕がほしい。
 いよいよ、今週はグランプリ有馬記念。
 有馬記念は指数上位馬たちが圧倒的に強さを発揮してきた。過去19年、指数のランク外で勝った馬は4頭だけで、そのうちの3頭は3歳馬だった。指数上ランク外の古馬が勝ったのは07年のマツリダゴッホだけで、古馬ならまず、指数上位でなければ勝利は難しいだろう。
 過去10年、1番人気馬は(5302)と健闘しており、2番人気馬も(3007)。この1、2番人気で合わせて8勝を上げており、人気は無視できない。世代別では、3歳馬が3勝、4歳馬が6勝、5歳馬が1勝で、圧倒的に若い3、4歳馬が強い。また、外国人騎手も5勝、2着3回と高率で勝利、連対している。

(有馬記念) 1着    2着    3着
93年     Za   A d   Dz
94年    A b   B     D
95年    A       d   BYa
96年    DXa   -     -
97年    C     BXb   A
98年    -3歳   -      Xb
99年    A b   AXc   D d
00年    Y a    Xd     b
01年    -3歳   -     -
02年    B     C     A
03年    DXc   B     -3歳
04年    CXa   AXc    Zb
05年    A b    Y    B da
06年     Xa   -     BYc
07年    -     D     AY
08年    A      Z    B a
09年    BYa   -3歳   A b
10年    -3歳    Y    -3歳
11年    A b    Za    Y

 今年はゴールドシップ、スカイディグニティ、ルルーシュ、ダイワファルコン、ナカヤマナイトの前走指数が高く、過去の指数でエイシンフラッシュ、ルーラーシップ、ダークシャドウ、ビートブラックなどが上位にある。
 過去10年、勝ち馬の前走は、ジャパンC、天皇賞秋、菊花賞のいずれかだった。指数上位馬で前走、該当のレースに出走していたのは、ジャパンCにエイシンフラッシュ、ルーラーシップ、ダークシャドウ、ビートブラック、菊花賞にはゴールドシップ、スカイディグニティ、天皇賞にナカヤマナイトなどで、その中にほぼ、今年の勝ち馬が含まれているだろう。
 ナビグラフ上では、上がり指数で+15以上の馬が連軸の中心になることが多く、今年その条件を満たすのはゴールドシップ、ルーラーシップ、エイシンフラッシュ、ダークシャドウなど。なかでも2500メートルの距離適性から、菊花賞を勝った3歳馬ゴールドシップが中心になるのではないか。
 ゴールドシップは皐月賞を4番人気で勝ったあと、ダービーは2番人気に推されたが、道中の位置取りが後ろ過ぎて5着まで。しかし、勝ったディープブリランテとの指数差は1しかなく、むしろ負けて能力の高さを示したレースだった。休み明けの神戸新聞杯は1番人気で順当に勝ち、菊花賞も1番人気に応えて、高指数で圧勝している。菊花賞は向正面から果敢に上がっていって、4コーナーでは2番手。そのまま押し切る強いレースだった。長距離戦での鋭い差し脚は、世代のナンバーワンだろう。
 今年はオルフェーヴルの出走回避で、魅力のある古馬が不在だけに、素質上位の3歳馬ゴールドシップに有馬の夢を懸けたい。
 ゴールドシップの相手は、スカイディグニティ、ルーラーシップ、ルルーシュ、ナカヤマナイトのほか、指数上位馬を中心に手広く、と思っている。

 ラジオNIKKEI杯2歳Sは7頭立てと、少し寂しくなった。前走指数の上位は東スポ杯2歳S5着のバッドボーイだが、スローペース必至だけに、京都2歳Sを鋭い差し脚で楽勝してきたエピファネイア、休み明けでも札幌2歳S2着以来となるラウンドワールド、先行力があるアドマイヤドバイなどが中心になりそう。

(ラジオNIKKEI杯2歳S)
       1着    2着    3着
06年    -     -     DXd
07年    CXb   -     -
08年    B b   AYa   -
09年    -     A a   -
10年    D d   A a    Xb
11年    -     D     AXb
(スローペース調整値-20/-10)

 阪神カップは今年最後を締めくくる重賞になった。シルポートの逃げでペースは上がるだろう。ハイペースで持ち味が生かせそうなのはテイエムオオタカ、サンカルロ、レオアクティブ、マルセリーナなど。直線、鋭い差し脚のあるファイナルフォーム、インプレスウィナー、アドマイヤセプターなどの浮上もあるかもしれない。

(阪神C)
       1着    2着    3着
06年    -      Z    D
07年    AXa   -     -
08年    BZ    A b   -
09年    C d  (Aa、-)2着同着
10年    B a     a   -
11年    C     -     -

 今年も暖かいご支援をいただき、ありがとうございました。
 今年はスピード指数が世に認められてから、ちょうど20年にあたる年でした。ここまで続けてこられたのは、ひとえに皆様のおかげと、こころから感謝しております。
 末尾ながら、有馬記念でのご健闘、ご幸運を、心よりお祈り申し上げます。 
 GOOD LUCK!!!

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2012年12月18日 (火)

第839回外国人騎手の活躍

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201212150711

 直線を向いて、横山典騎手のコディーノが抜け出しをはかる。そのまま勝つのだろうと思ったが、先に抜けだしていたロゴタイプが意外としぶとく、結局、最後まで交わしきれなかった。勝ったのは7番人気のロゴタイプ、圧倒的1番人気に推されたコディーノはクビ差の2着に終わった。3着は3番人気のゴットフリートで、3連単は5万4880円の好配当になった。

 レースは前半からハイペース気味の流れで、先行してきっちりと勝ったロゴタイプ、2着のコディーノ、3着馬のゴットフリートも含めて、ともにペースの対応力やスタミナもありそうで、素質も高いだろう。春のクラシック戦線に向けて、楽しみな馬たちだ。

 しかしながら、勝ったロゴタイプはデムーロ騎手、3着のゴットフリートはスミヨン騎手、4着のフラムドグロワールはウィリアムズ騎手。2着の横山典騎手以外、外国人騎手が上位を占めたレースだったが、これで朝日杯は3年連続、外国人騎手が勝ったことになった。ヨーロッパがシーズンオフのこの時期は、腕の立つ外国人騎手が日本で稼ぎまくることが多い。ちなみに23日の「有馬記念」は外国人騎手が10年で5勝、2着3回。今年は5名の外国人騎手が参戦の予定で、やっぱり目が離せないだろう。

 ハンデ戦の愛知杯は、51キロの軽ハンデ馬エーシンメンフィスが超スローペースに落としての逃げ切り勝ち。超スローペースの逃げ馬に、直線11秒台のラップで上がりをまとめられては、後続馬はなす術もなく、川須騎手の作戦勝ちといったレースだった。2着も2番手で先行したサンシャイン。ナビグラフで見ると1、2着馬は上がり指数の上位馬たちだった。3着は2番人気のトップハンデ馬オールザットジャズが中段から追い込んできたが、とても間にあわなかった。7-10-2番人気の順で、3連単は21万を超す高配当だった。

 さてさて選挙も終わって、あとは有馬記念。頑張りましょう。

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2012年12月13日 (木)

第838回上がりの脚がある人気馬から

 朝日杯フューチュリティSは2歳戦だけに、前哨戦にスローペースのレースが多く、指数が低くても要注意だ。それでも平均指数の上位abcd馬が10年で8連対、過去指数の高いXYZ馬も8連対しており、指数上位馬たちの優位は揺るがない。1番人気馬と2番人気馬が、ともに連対できなかったのは10年間で2度だけ。人気馬の信頼も高いレースだ。

(朝日杯)  1着    2着    3着
02年    DYc   -       c
03年    B     BXd   DZb
04年    -     AX     Za
05年    AXa    Yc   -
06年    -      Xb   D a
07年      b   -     -
08年      d    Za   -
09年    -     AYa     b
10年    D     -     AYb
11年    -      Xa   C
(スローペース調整-20/-10)

 今年の指数上位馬はコディーノ、エーシントップ、ラブリーデイ、ノウレッジ、クラウンレガーロ、マイネルエテルネル、ザラストロなどだ。
 例年、鋭い上がりの脚がある馬たちが断然有利のデータもあり、ゴットフリート、ノウレッジ、エーシントップ、ラブリーデイ、ネオウィズダム、コディーノなどの切れる上がりの脚に注目したい。
 また、前走に東スポ杯2歳Sや京王杯2歳Sなどの重賞に出走していた馬たちの勝率、連対率が高く、今年は東スポ杯2歳Sを勝ったコディーノ、京王杯2歳Sを勝ったエーシントップが指数でも上位にあり、当然人気も集めるはずで、連軸向きといえそう。
 指数ランク外になったが、前走、新潟の500万条件を勝ったゴットフリートが気になる存在。直線の瞬発力では1番、人気の2頭と互角に戦えるレベルの馬だろう。

 愛知杯は牝馬限定のハンデ戦。久々、新しくなった中京コースでの開催で、過去の傾向も役に立たないと思うが、一応、あげておいた。
 過去6年、特徴的なことはトップハンデ馬が4勝、5連対と好調なことだろう。今年は56キロのオールザットジャズがトップハンデ馬だ。ただ、指数上でも上位にあるといっても、特に抜けているわけではなく、他の馬たちとのハンデ差を考えると、信頼は薄いかもしれない。55キロ、54キロ組からはピクシープリンセス、アカンサス、アスカトップレディたちが、差し脚もあって有力に思えるが、波乱含みを意識するなら、軽ハンデで上がりの脚が使えるゴールデングローブ、エーシンメンフィス、サンシャイン、メルヴェイユドールなどでも勝負になるかもしれない。

(愛知杯)  1着    2着    3着
06年     X    -     B
07年     Zb   -      Xa
08年    -     -       b
09年     Zc   -     DZ
10年(小倉) Zd   DZd    Yc
11年(小倉)C     D a    X

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2012年12月11日 (火)

第837回新ヒロイン

201212090911
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 買ったばかりの新しい手帳を開いて、いつものように来年の競馬開催と重賞レースを書き込む。2012年もあとわずかになった。今週は総選挙、来週は有馬記念。慌ただしいままに今年も過ぎていく。

 競馬にあって、12月は新しいヒーローと、新しいヒロインの誕生の季節でもある。

 阪神ジュベナイルフィリーズを勝って、新しいヒロインにはローブティサージュが決まった。ローブティサージュは中段からレースをすすめ、直線は内にコースを取って、ぽっかりと前が開いたところを抜け出してきた。先行して早々と先頭に立ち、そのまま押し切りを計るクロフネサプライズとの叩き合いを制しての勝利だった。勝負根性もあるのだろう。ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネなど、この阪神ジュベナイルフィリーズを勝った馬たちは、その後の活躍もめざましい名馬ばかり。ローブティサージュもその栄光の仲間たちに続くことができるだろうか。

 それにしても、ローブティサージュは5番人気だったが、2着のクロフネサプライズは人気薄で15番人気、3着のレッドセシリアも10番人気で、3連単は304万円を超す高配当になった。私の期待した1番人気のコレクターアイテムは直線伸びてはきたが、4着までだった。

 ダートの1200メートル戦・カペラSは、後方にいたシルクフォーチュンが直線一気の脚を発揮して、根岸S以来となる勝利を手にした。

 勝ったシルクフォーチュン、2着のエーシンウェズン、3着のシセイオウジともに、後方から伸びた馬たちが上位を占めた格好だが、道中のペースを考えると多少ハイペース気味だったようで、展開も味方したのだろう。ナビグラフで見ると、3頭ともに上がり指数で最上位にあった馬たちだった。逆に、先行馬にとってはペースが苦しい戦いだったはずで、1、2番人気のティアップワイルド、スリーボストンは先行力はあるものの、上がりの脚では指数が足らず、展開面からも分が悪かっただろう。3連単は5万円越え。まずまずの好配当だった。

 朝日チャレンジカップは、ゴール前、横一線の大混戦になって、いかにもハンデ戦らしい戦いになった。勝ったのは6番人気のショウリュウムーン、2着はアドマイヤタイシ、3着タガノエルシコ。3連単は90万超の高配当。
 このところ高配当馬券が多くなってきた気がする。年末に向けて、馬券が荒れて高配当というのは、昔の話だとばかり思っていたが、不景気な時代の反映なのだろうか。 

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2012年12月 6日 (木)

第836回新ヒロインは

 阪神ジュベナイルFは2歳牝馬の将来性を見極めるうえで、もっとも重要なレースだ。阪神競馬場の馬場改造があった06年以降、阪神ジュベナイルFの勝ち馬(ウオッカ、ブエナビスタ、アパパネなど)は、その後の活躍もめざましく、競馬の人気を支えるヒロインになっていった。今年はどんなヒロインが誕生するのだろう。
 2歳戦だけに前走指数の上位馬が圧倒的に有力だが、スローペースで楽勝している馬も多く、ランク外の馬たちにも要注意のレースだ。

(阪神ジュベナイルF)
       1着    2着    3着
06年    -     AX    BYa
07年    BZa   -     CY
08年    D       b   -
09年    -     A b   D b
10年    A a   -     DYd
11年    -     B     -
(スローペース調整は-20/-10)

 今年はサウンドリアーナ、コレクターアイテム、ローブティサージュ、アユサンなどの前走指数が高い。
 阪神外回りのマイル戦だけに、スローペースは必至だ。直線の叩き合いになれば、上がりの脚は必須条件。上がりの脚ではアユサン、コレクターアイテム、レッドセシリア、レッドマニッシュ、トーセンレディなどが上位で、なかでもアユサン、コレクターアイテムの上がりの脚が高評価に値するだろう。前走はともにアルテミスSに出走している。コレクターアイテムは中段の後ろから内をついて伸び、アユサンは後方から外に持ち出して最速の上がりタイムで伸びてきた。直線、馬体を合わせての叩き合いの末、コレクターアイテムがアユサンを抑えて勝ったが、2頭の叩き合いに後続馬は全くついていけなかった。完成度で2頭が優っていたのだろう。
 現時点での総合力から、コレクターアイテムが最有力候補だろう。ここまで3戦2勝だが、4着に負けたのは牡馬相手の重賞デイリー杯2歳Sで、牝馬には先着を許してはいない。3戦ともマイル戦で33秒台の鋭い上がりの脚を見せており、直線のスピードには非凡なものがある。直線の長い阪神コースは合うだろう。スピード指数も世代牝馬のトップクラスだ。

 中山ダート1200メートルのカペラSは08年から新たに始まった重賞で、今年は5回目。前走指数の上位馬が毎年連対しているものの、人気薄馬の台頭もあって高配当も出ており、堅いレースではないようだ。
 今年の前走指数の上位馬はスリーボストン、エーシンウェズン、ティアップワイルド、アーリーデイズ、タイセイシュバリエなど。他にセイクリムズン、シルクフォーチュンの過去指数が高い。
 先行力のある中では目下2連勝中のスリーボストン、ティアップワイルドなどが有力だろう。上がりの脚からはシルクフォーチュン、シセイオウジ、エーシンウェズンなどが上がってくる。

(カペラS)1着    2着    3着
08年   D c   -     -
09年    Zd   D d   -
10年   A a   -     B b
11年   -     B     -
(公営データは減戦処理しています)

 昨年まで9月に行われてきた朝日チャレンジカップは、今年から1800メートルのハンデ戦に衣替えして、この時期に移ってきた。
 前走指数はサトノパンサー、シルクアーネスト、リルダヴァル、デルフォイ、サンレイレーザーなどが上位。阪神外回りコースのレースで、上がりの脚は必須だとすると、サトノパンサー、デルフォイ、トライアンフマーチなどが良さそうに思える。

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2012年12月 4日 (火)

第835回ベスト・パフォーマンス

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201212010611
201212010711

 外国馬の参戦はなく、中央馬だけの戦いになった今年のジャパンCダート。
 1コーナー手前で先頭に立つと、そのままエスポワールシチーが逃げたが、直線に向くと脚が上がってしまった。2番手に位置していたトランセンドも早々と落ちていく。直線のなかば、勢いよく伸びてきたのが道中4番手でじっとしていたニホンピロアワーズだった。追いすがるワンダーアキュート、粘るホッコータルマエを引き離し、ゴールでは3馬身以上の差がついた。まさにニホンピロアワーズの完勝というレースだった。6連勝で圧倒的な人気を集めたローマンレジェンドは、4着に上がってくるのが精一杯のようで、余力が見えなかった。
 勝ったニホンピロアワーズは6番人気、2着のワンダーアキュートは3番人気、3着ホッコータルマエは9番人気。3連単は16万を超す高配当になった。
 レース当日、阪神のダートの馬場状態は良馬場だった。スピードの出る軽い馬場ではなかったにもかかわらず、ニホンピロアワーズの記録した1分48秒8という走破タイムは相当に価値が高いものといえそうで、当日の馬場指数を計算すると、今シーズン、中央競馬の全ダート戦のなかでも最も高いパフォーマンスのレースになった。
 中山の名物マラソンレース・ステイヤーズSは、直線、ファタモルガーナとの叩き合いを制した10歳馬のトウカイトリックが勝った。これまでも比較的、高齢馬が活躍するレースのようで、昨年は8歳馬のマイネルキッツが勝ち、9歳だったトウカイトリックが3着。その前年、2010年は7歳馬が3着。09年は9歳馬が2着になっている。ステイヤーが力を発揮できるレースそのものも少ないから、もともとステイヤーを目指す馬も少なく、この距離での競争相手も限られる。すぐにはマラソン向きの体力はできにくいだろうから、逆に、細く長くやる馬に適したレースなのかもしれない。
 スローペースになった金鯱賞は、ごちゃつく馬群を縫って伸びたルメール騎手騎乗の6番人気オーシャンブルーが勝った。2着は8番人気のダイワマッジョーレ、3着は4番人気のアドマイヤラクティ。
 先週から始まった中京競馬だが、芝戦はペースにかかわらず先行馬が苦しいレースを強いられ、差し馬の活躍が目立っている。ダートは一転、逃げ先行馬の前残りが圧倒的に多かった。この傾向は夏の開催時と同様のようで、新しい中京コースの特徴なのだろう。

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