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2013年1月31日 (木)

第849回春に向けて

 春に向けて、3歳馬の選別がいよいよ本格化する。今週のきさらぎ賞もその関門のひとつだ。過去10年、きさらぎ賞の連対馬は指数上位馬が活躍する傾向にあるが、年々、前走にスローペースが多くなっており、昨年は指数上位馬が連対できなかった。

(きさらぎ賞)1着    2着    3着
03年     Zd   DYb   C c
04年    DXb   BY    -
05年    AZa   BYc   D
06年    -     CXb    Zc
07年     Xa    Yc   -
08年    -     BYa    Xc
09年    AXa   -      Y
10年    -     A a   -
11年    B b   -     A a
12年    -     -     -
(スローペース調整-20/-10)   

 今年はタマモベストプレイ、クラウンレガーロ、アドマイヤドバイ、マズルファイヤー、バッドボーイなどが指数上位馬だが、今年も、前走、超スローペースで指数を下げている馬が多く、指数が低くても、インパラトール、リグヴェーダ、ラストインパクトなど上がりの脚がある馬たちには要注意だ。
 スローペースでの上がりの脚は、アドマイヤドバイ、バッドボーイが鋭い。距離の適性もありそうで、有力な連軸候補だろう。

 東京新聞杯の指数上位馬はドナウブルー、リアルインパクト、クラレント、ガルボ、ブライトライン、スマイルジャックなど。マイル戦とはいえ、最近はペースが落ち着いて、先行馬が上位を占める傾向が強い。とすると、ドナウブルー、リアルインパクト、マウントシャスタ、ガルボ、クラレント、ヤマニンウイスカーなどが連軸候補に浮上してくる。このレースでは牝馬の好走はないが、前走、G1マイルCSで3着のドナウブルーに懸けてみたい。

(東京新聞杯)1着    2着    3着
03年(中山)B     C     A c
04年    -     C     AXb
05年    -     -     B
06年    D      Yb   A a 
07年    AYa    Yd   -
08年    -     -     -
09年    -     -     -
10年    AYa   D b   A
11年    BYa   D     -
12年    -     A     -

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2013年1月29日 (火)

第848回先行馬が頑張る

201301270511
201301270811

 東京競馬の開幕週はダートの根岸Sがメイン。
 先行した1番人気のガンジス、10番人気のセイクリムズンが必至に叩き合い、しのぎを削るゴール前、後方から馬群を割って伸びててきたのが5番人気のメイショウマシュウだった。ゴールではギリギリ、ガンジスが残したかとも思えたが、きわどいハナ差でメイショウマシュウがとらえていた。5歳馬のメイショウマシュウは、初重賞挑戦での快挙だった。2着ガンジス、3着にセイクリムズン。3連単は10万3090円の好配当になった。
 レースはトシキャンディの逃げで、重賞としてはスローペース気味。比較的、前残りのレースになったが、メイショウマシュウの上がりタイムは1頭だけ34秒台を記録して、鋭さが際立っていた。これで全成績は(6231)。3着以下が1度だけという堅実派の5歳馬だ。少し遅咲きながら、フェブラリーSでも期待が持てる存在に浮上してきたといえそうだ。

 京都のシルクロードSもアイラブリリの逃げで、スローペースになった。勝ったドリームバレンチノ、2着のダッシャーゴーゴー、3着のメイショウデイムとも、先行集団に構えていた馬たちで、上がりタイム33秒台の叩き合いを制してのものだった。唯一、32秒台の上がりタイムで追い込んできたスギノエンデバーも6着がやっと。後方から末脚を使う馬たちに全く出番はなかった。

 東京も京都も中京も、全体的にスローペースで先行馬に有利な展開になることが多かったようで、ナビグラフ上では、平均ラインより右に位置する馬たちの活躍が目立った開催週だった。そのせいだろうか、人気薄の先行馬が上位に粘って、高配当も多かった気がする。

 それにしても、シルクロードSを勝ったドリームバレンチノは58キロ、2着のダッシャーゴーゴーは休み明けに加え、大外枠で59キロを背負っての好走だった。根岸Sのセイクリムズンも7歳馬で58キロを背負って3着。概して、重ハンデ馬は先行して粘るしかないが、それにしてもよく頑張っている。

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2013年1月24日 (木)

第847回真冬の短距離戦

 今週から関東は東京に舞台が変わる。重賞の第1弾は根岸Sだ。ダートの1400メートル戦で、4週後のG1フェブラリーSの前哨戦に位置づけられるレースだ。ダートの短距離戦だけに、比較的指数の上位馬が活躍しており、なかでも過去10年のうち9年で連対している平均指数の上位馬たちが連軸の中心だろう。

(根岸S)  1着    2着    3着
03年(中山)BYb   B      Zd
04年    -     -      Xb
05年    A a   DZd   CZ
06年      c   C     B
07年    -     DXc   BZ
08年    AZa   D     C
09年    BYa   A b   D
10年    -     AYa   -
11年    BXa   -     -
12年      a   -     -
(地方競馬の成績は減戦して集計)

 今年はテスタマッタ、ダノンカモン、スティールパス、メイショウマシュウなどが平均指数の上位馬たちで、他にケイアイテンジン、エーシンウェズン、タイセイレジェンド、トウショウカズンなどが、前走指数や過去の指数で上位にある。
 実績では昨年のG1フェブラリーSを勝っているテスタマッタが最上位で、指数の高さでも抜けているように見えるが、その後は地方競馬で、3、3、2、5着と、なかなか勝てないレースが続いている。さらに過去10年間、58キロ以上を背負って勝った馬は皆無で、2着もないだけに、今回テスタマッタが背負う59キロの負担重量はかなり厳しいだろう。同じように59キロのタイセイレジェンド、58キロのセイクリムズンも、連軸向きではないだろう。
 根岸Sはダート1400メートル戦でペースは厳しくなりがち。逃げ馬は苦しいが、このクラスの馬たちなら、多少ペースが厳しくても、先行して押し切れるスタミナがなければならず、ここは先行して直線も差し脚を使える馬たちが中心だろう。
 今年、先行して差し脚が鋭いのはガンジス、エーシンウェズン、メイショウマシュウ、トウショウカズンなどだろう。
 成長の勢いも含めて考えると、4歳馬で負担重量も55キロと恵まれるガンジスが少し有利に思える。指数上はまだランク外だが、昨年の秋には90の高指数も示しており、上位とも差はない。ダートは7戦4勝2着2回。ダート1400は5戦4勝。まだ重賞勝ちはないものの、大きな成長を感じさせ、先々も楽しみな1頭だ。
 近走、ダートに路線を移してから素質開花を感じさせるのが5歳馬のエーシンウェズンだ。近走はダートを5戦して3勝、2着1回。指数の高さと安定感もあり、ダートの瞬発力も鋭い。前走、強いメンバーの揃ったカペラSでは、出負けして先行できず後方からのレースになったが、直線半ばから狭い馬群を割ってぐんぐん伸びてきた差し脚は出色だった。精神力のタフさもありそうで、ここでも中心に推したい1頭だ。

 シルクロードSは京都の芝1200メートルのハンデ戦。トップハンデ馬は過去10年で2勝、2着2回。1番人気馬は4勝、3着2回。
 指数上は10年のうち9年で連対している平均指数の上位馬が連軸の中心だ。今年はドリームバレンチノ、ダッシャーゴーゴー、マジンプロスパー、スギノエンデバーなどの平均指数が高く、前走指数などではキングレオポルド、レジェトウショウ、メイショウデイムが上位馬だ。トップハンデ馬は59キロのダッシャーゴーゴー、次いでドリームバレンチノ、マジンプロスパーが58キロで続く。流れはハイペース気味で、上がりの脚比べになるとすると、逃げ馬や先行馬、重ハンデ馬たちも苦しいのではないか。
 恵ハンデ馬で鋭い上がりの脚があるのはスギノエンデバーだろう。前走は中京の1200戦で大外後方から一気の差し脚を見せ、(同着にはなったが)堂々の差し切り勝ち。上がりの切れ味はこのメンバーでも最上位だろう。京都の芝コースは今週からBコースが使われるが、内ラチよりも大外が伸びるはずで、馬場状態も合うだろう。

(シルクロードS)
       1着    2着    3着
03年    -       d   D b
04年      d   -      Za
05年      b    Y    A
06年    -     D c    Xb
07年    AZd    Ya   B
08年    C d   -       c
09年    -     -     A c
10年     Yd   DZb   A
11年    DXa   -     B
12年    -     AXc   -

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2013年1月23日 (水)

第846回相変わらず外国人騎手が強い

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 アメリカJCCは少し後味の悪いレースになった。
 勝負所の直線の半ば、ダノンバラードが外から内に大きく斜行して、トランスワープの進路をふさいだ。トランスワープは一瞬立ち上がるほどの不利を受け、以前ならたぶん降着になるケースだっただろう。しかし、この新年から適用された新しい降着と失格のルールによって、結局、入線順位通り、ダノンバラードが1着、トランスワープは2着、3着はアドマイヤラクティに決した。ダノンバラードのベリー騎手には6日間の騎乗停止処分が下されたが、良い悪いは別にして、新しいルールでは、ほとんど降着にはならないことがよく分かった。多少強引な騎乗をしても降着はないのなら、騎手自らへの処分を承知の上で、勝つことにこだわる騎手が増えそうな気がする。余計な心配かもしれないが、ラフな騎乗が増えないことを望みたい。
 人気になったルルーシュは出遅れて先行できず、直線も伸びなかった。やはり切れる脚がないだけに、先行できないと勝負にならない。ナビグラフでは上位入線の3頭は、上がり指数で最上位にあった3頭だった。

 アメリカJCCをダノンバラードで勝ったベリー騎手は、月曜日に行われた京成杯も7番人気のフェイムゲームで勝って重賞を連勝。2着は5番人気アクションスター、3着は9番人気ケイアイチョウサン。人気のフラムドグロワールは、逃げるマイネルマエストロの後ろにつけ、2番手で先行したが、直線では全く良いところがなく、ずるずる後退して10着。先週の雪で、開催が1週、延期になったことが影響したのだろうか。いずれにしても、どうしたのかと、心配になるような大敗だった。3連単は16万円超の高配当になった。

 中京の東海Sも外国人のルメール騎手がグレープブランデーで勝った。道中は中段に待機していたが、直線に向くと他馬をごぼう抜き。脚色は1頭だけ際だっており、ジャパンCダート5着の実力が伊達ではないことを証明した。2着もジャパンCダート7着のナムラタイタン。人気になったジャパンCダート3着のホッコータルマエは伸びきれずに3着止まりだった。ナビグラフで見ると、先行力のある馬たちが上位を占め、底力で優るジャパンCダート組が中心だった。
 ルメール騎手は京都金杯も勝っており、今年は早くも重賞2勝目。また、ルメール騎手は今年A馬に5回乗って、3勝、2着2回と、目下パーフェクト連対中。

 京都牝馬Sは人気のハナズゴールが馬場状態の良い内ラチから鋭く伸びて圧勝した。勝ったのは浜中騎手。先週の4つの重賞で唯一日本人騎手が勝ったレースだった。浜中騎手も今年は重賞2勝目と好調。ナビグラフで見てると、ハナズゴールの上がりは最上位にあり、一瞬の切れを生かすレースが身についてきたようだ。ただ、いまのところ指数はそれほど高くはなく、ハンデ戦や牝馬限定戦なら勝機もあるが、牡馬相手に勝負するにはまだ大きな成長が求められるだろう。

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2013年1月17日 (木)

第845回指数上位馬が中心

 アメリカJCCは、過去10年、前走指数の上位ABCD馬が毎年連対しており、平均指数の上位abcd馬も9年、過去の指数が高いXYZ馬も9年で連対している。この10年で、指数ランク外の馬が勝ったのは1頭だけで、全体として指数上位馬が強い傾向が続いている。

(アメリカJCC)
       1着    2着    3着
03年    BXa   C     -
04年    AXb   -      Z
05年    AYb    Za   CX
06年    -     D     -
07年    D a    Z    -
08年    BZ      b   -
09年    B d   BXa   -
10年     Yd   B     DYb
11年    BXa   -      Xb
12年     Yb   B     AZc

 今年はルルーシュ、サトノアポロ、シンゲン、マルカボルト、トランスワープ、ダノンバラードなどが指数の上位馬たちだ。
 例年、前走で有馬記念や金杯を使ってきた馬が中心になっており、今年はルルーシュ、シンゲン、トップカミングが条件を満たす。
 なかでも有馬記念8着のルルーシュが最有力だ。有馬記念は先行して3番手でレースを進めたが、直線坂下で脚が止まってしまった。さすがに相手が強かったと認めるしかないが、初のG1挑戦だったことを思えば、内容は悪くなかった。また、先行馬が活躍するレースでもあり、展開も先行できるルルーシュに向くのではないか。
 逆転候補なら、サトノアポロ、トランスワープ、ダノンバラード、アドマイヤラクティなどだろう。

 京都牝馬Sは、指数ランク外の明け4歳馬が4年連続で勝っている。今年はハナズゴール、アンチュラスが明け4歳馬にあたるが、どうだろうか。
 指数上はサクラクローバー、アプリコットフィズ、ハナズゴール、クィーンズバーン、エーシンメンフィス、シースナイプ、アカンサスなどが指数上位馬たちだ。
 ペースは比較的平均的な流れになることが多く、極端なスローペースはない。それでも上がりの脚は必須条件で、切れる上がりの脚を見せてきたハナズゴール、サクラクローバー、アスカトップレディ、アカンサスなどが連軸の中心になるだろう。

(京都牝馬S)1着    2着    3着
03年    A c   -     -
04年    -     D c   DX
05年    D     B c   A b
06年    A b    Z    -    (2着同着)
07年    A a   -      X
08年    D d   -      Zb
09年    -     BZ     Ya
10年    -     -     DYb
11年    -     BYc   C
12年    -     BYb   C

 東海Sは過去3年、京都で行われてきたが、やっと中京に戻ってきた。開催時期も5月から1月に、距離も1800メートルに変わった。この時期、昨年までは平安Sが組まれていたが、東海Sと入れ替わるスケジュールなった。次週の根岸Sと合わせて、フェブラリーSの前哨戦に位置づけられるレースになるだけに、力のあるメンバーが揃った。
 指数上位はグレープブランデー、ミラクルレジェンド、ナムラタイタン、グランドシチー、ホッコータルマエ、ヤマニンキングリーなど。
 ジャパンCダートでの最先着は4歳馬ホッコータルマエの3着を筆頭に、グレープブランデーの5着、ミラクルレジェンドの6着、ナムラタイタンの7着などだ。なかでは厳しいペースを2番手で先行して、よく3着に粘ったホッコータルマエの内容が良かった。ただ、前走、オープン特別で、ハイペースを先行。強引に仕掛けていったこともあって、ゴール前では後方から伸びたグランドシチーに差し切られてしまった。それでも、先行して上位に残ったのはホッコータルマエ1頭だけで、力のあるところは見せており、負けて強しの内容だった。

 雪で中止のあおりを食って、仕切り直しになった京成杯。
 指数の上位馬はマイネルストラーノ、フラムドグロワール、ノウレッジ、フェイムゲーム、マイネルマエストロなどだ。なかでも2000メートルの距離が合うのは、マイネルストラーノ、フラムドグロワールだろう。
 マイネルストラーノは前走、京成杯と同距離2000メートルのホープフルSの2着馬で、先行して粘って高指数を示している。
 フラムドグロワールは前走、G1朝日杯の4着馬だが、流れに乗ってはいたが、鋭い瞬発力で上位馬たちとは少し差があった。マイルの距離は少し短かったのだろう。
 連軸の中心としては、フラムドグロワールを上位に評価したい。

(京成杯)  1着    2着    3着
03年    -     A a    Xd
04年    AZa   BXb   -
05年    -      Zd   -
06年    A a   D     BYb
07年    AX    -     -
08年    D     CXd   B a
09年     Y    -     -
10年     Xa   A     CZb
11年    AYa   -     BYb
12年     Yc   BXa   C
(スローペース調整-20/-10)

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2013年1月16日 (水)

第844回先行馬が活躍

201301130811
201301120611

 月曜日。中山に行くつもりでいた。支度をしながら、窓の外を見ると、早朝からの雨が雪に変わっていた。しばらく様子を見ていたが、雪は激しくなるばかりで、出かけるのを思い止まった。雪は降り続き、思いがけない降雪のため、中山競馬も5レース以降が中止になった。

 日曜日。ハンデ戦の日経新春杯は、先行して内から伸びた10番人気のカポーティスターが52キロの軽ハンデを生かして勝った。カポーティスターは青葉賞や神戸新聞杯などの3歳重賞戦にも出走していた4歳馬だが、実績は前走で1000万条件戦を勝ったばかりの馬だった。とはいえ、もう1頭の4歳馬エキストラエンドも5着に入っており、強い世代の明け4歳馬は格下でもノーマークにはできない。
 2着は5歳馬で1番人気のムスカテール、3着は4番人気のトウカイパラダイスだったが、上位3頭はともに、内枠の2、1、3番ゲートで、先行した馬たちだ。京都の芝は、内枠の逃げ、先行馬が有利な馬場状態が続いている。
 3連単は6万3590円の好配当。

 土曜日。3歳牝馬のフェアリーSは荒れた。スローペースに落として逃げたクラウンロゼが、直線での叩き合いを制して勝った。クラウンロゼは10番人気で単勝は83.3倍。2着は3番手で先行したウキヨノカゼで5番人気馬。3着は2番手で先行した2番人気のサンブルエミューズだった。結局、スローペースの流れに乗って、前々でレースを進めた3頭がそのまま上位を占め、3連単は51万超の高配当になった。
 私は3番人気のウインプリメーラを軸に馬券を買ったが、スタート良く4番手で先行していたものの、外からかぶせられると、ずるずると後退していく。スローペースのレースで4角10番手では、レースにもならなかった。
 レース後、ウインプリメーラの手綱を取っていた内田騎手は「こんなレースになってしまって、馬券を買ってくれたお客さんに申し訳ない」とコメントしていたが、「馬券を買ってくれたお客さんに申し訳ない」というコメントは、他の騎手からはあまり聞いたことがない。内田騎手が、馬券を買うファンを意識して騎乗していることが伝わってきて、ひとりの競馬ファンとして、嬉しかった。巨大産業になった競馬を支えているのは、多くのファンたちの馬券だ。競馬の中で、もっとも大切にされるべきは、そうしたファンのひとりひとりであるべきなのだ。なのに、少し無視されすぎてはいないだろうか。
 内田騎手のコメントに、「分かった。次も応援するよ。頑張ってくれ」。そんな気持ちにさせられた。

 火曜日。いつもの駅の売店で「週刊競馬ブック」を買おうと思ったが、この日は売ってなかった。雪のために配送が間にあわなかったらしい。

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2013年1月10日 (木)

第843回苦しいトップハンデ

 日経新春杯は京都の芝2400メートルのハンデ戦。昨年は、前走、有馬記念3着のトゥザグローリーがトップハンデで勝ったが、トップハンデ馬が勝ったのは過去10年間でその1勝のみ。過去10年、2着もなく3着が2回あるだけだ。かといって、50キロ前後の軽ハンデ馬が活躍する訳でもなく、54キロから56キロのハンデ馬が中心。1番人気馬も10年間で2勝、2着2回、3着2回といまいち。指数の上位馬もふるわないようだ。

(日経新春杯)1着    2着    3着
03年    D     BXa   A
04年    -     -     BZa
05年    -     -     -
06年     Y    -     B c
07年    -      Yc   -
08年     Zb   -     -
09年     -     C b   -
10年    -     -     -
11年     Xa   B     -
12年     Xa   B b   -

 今年の指数上位はムスカテール、ホッコーガンバ、ダコール、カポーティスター、メイショウカンパク、トウカイパラダイス、サトノパンサー、カルドブレッサなど。気になるハンデはメイショウカンパクの57.5キロがトップハンデで、ムスカテール、トウカイパラダイスが56キロで続く。トップハンデのメイショウカンパクは連軸向きではないだろう。
 ホッコーガンバ、メイショウウズシオが逃げる形なら、流れは平均ペース。展開は先行して差し脚のある馬に向きそうで、ムスカテール、カルドブレッサ、ホッコーガンバなどが有力馬の一角を占めるのではないか。鋭い上がりの脚があるダコール、オールザットジャズ、サトノパンサー、ナムラオウドウなどの浮上もあるだろう。

 3歳の重賞、京成杯は春のクラシック戦線に向けての戦い。当然、前走指数の上位馬が中心になる。今年はマイネルストラーノ、フラムドグロワール、ノウレッジ、フェイムゲーム、ラウンドワールド、マイネルマエストロなどが指数の上位馬たちだ。なかでも2000メートルの距離が合うのは、マイネルストラーノ、フラムドグロワールだろう。
 マイネルストラーノは前走、京成杯と同距離2000メートルのホープフルSの2着馬で、先行して粘って高指数を示している。
 フラムドグロワールは前走、G1朝日杯の4着馬だが、流れに乗ってはいたが、鋭い瞬発力で上位馬たちとは少し差があった。マイルの距離は少し短かったのだろう。
 連軸の中心としては、フラムドグロワールを上位に評価したい。

(京成杯)  1着    2着    3着
03年    -     A a    Xd
04年    AZa   BXb   -
05年    -      Zd   -
06年    A a   D     BYb
07年    AX    -     -
08年    D     CXd   B a
09年      Y    -     -
10年     Xa   A     CZb
11年    AYa   -     BYb
12年     Yc   BXa   C
(スローペース調整-20/-10)

 3歳牝馬の重賞はフェアリーS。指数上位馬はウインプリメーラ、スズノネイロ、サンブルエミューズ、リメンバーメジロ、ブリリアントアスク、エクスパーシヴなど。
 上がりの脚が良いのはスズノネイロ、イリュミナンス、ウインプリメーラ、ウキヨノカゼ、スイートサルサ、スマートルピナスなどで、前走、重賞で3着に好走してきたウインプリメーラがマイルの距離適性も高く、連軸向きだろう。

(フェアリーS)
       1着    2着    3着
09年    A a   -     -
10年     Zc   D     BXa
11年    -     A b    Ya
12年     Z    -     -
(スローペース調整値-20/-10)

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2013年1月 8日 (火)

第842回逃げ馬に注意

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 今年の初詣は日光東照宮に出かけた。参拝の道順通り、三猿と眠り猫をみて、家康公を祀った奥院に向かった。しかし、ひたすら続く長い長い登り階段に、息は上がってヒザはガクガク。引き返そうかと思ったほどだが、その登り階段の途中に「人の一生は重荷を負いて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず」と、家康公の言葉が掲げられていて、まるでジョークのよう。その言葉に励まされ、息を整えながら、休み休み登ったが、つくづく体力の衰えを感じた次第。今年は少し運動をしよう。
 日光東照宮の御利益か、2013年の正月競馬は、まずまずの結果だった。
 中山の金杯は、直線の坂上から一気に脚を伸ばした2番人気のトップハンデ馬タッチミーノットが、そのまま突き抜けて勝った。秋の毎日王冠以来のレースだったが、近走は指数も高く安定しており、上がりの脚もナビグラフ通り、瞬発力も鋭い馬だった。明け7歳で、この勝利が初重賞制覇とは少々遅咲きだが、順当な勝利だったといえるだろう。2着に4番人気アドマイヤタイシ、3着に1番人気ジャスタウェイ。3連単は9400円と堅い配当だった。
 京都の金杯は1番人気のダノンシャークが圧勝した。2着に6番人気のトライアンフマーチ、3着に7番人気のヤマニンウイスカー。3連単は6万2550円。中山に比べると高配当だった。
 ダノンシャークは1番枠から先行、2、3着の馬たちも内枠を利して先行した馬たちだった。今開催、京都の芝はAコースが使われる。しかし、昨秋後半に使っていたCコースの傷みが十分に回復しておらず、内ラチの5、6頭分、芝の生えそろった綺麗なグリーンベルトができあがっている。当然、内枠の先行馬や、逃げ馬がそのコースの利を生かして活躍することになる。
 土曜日京都の特別戦はすべて逃げ馬が残った。日曜日のシンザン記念も内枠2番のエーシントップがグリーンベルトを逃げ切って勝った。万葉Sも逃げた7番人気のエーシンジーラインが3着に粘っている。日曜日の最終レースは芝1400戦だったが、16番人気のシンコープリンスがマイペースで逃げて2着に粘り、勝ったハングリージャックも2番手に先行した馬だった。3連単は122万超馬券。
 京都の芝はしばらく逃げ、先行馬に要注意だ。しかも、各馬が内に殺到して、ごちゃつくことになるだろう。有力馬が馬群にもまれて力を発揮できず、波乱の傾向が強くなるのではないか。

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