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2013年2月28日 (木)

第857回クラシックを目指す

 いよいよ3歳馬たちのクラシックを目指す戦いが始まる。今週は、その第1弾ともいうべき弥生賞だ。上位3頭には皐月賞の優先出走権が与えられ、ここをクリアすることがまず、クラシック戦線に向けての第一歩だ。
 過去10年の連対馬は、前走指数の高い馬が中心になっているが、他に平均指数の上位馬やXYZ馬の連対率も高い傾向にあり、連軸馬は何らかの指数ランクがある馬から取るのがセオリーだろう。

(弥生賞)  1着    2着    3着
03年    A     B d     b
04年    -     BYc   C d
05年    B     C     AYb
06年    BZd   BXa    Yb
07年    AXc   -     -
08年    -      Z    AXc
09年    AXa   -      Z
10年    B     AXb   C a
11年    CZb   CXc   A d
12年    -     DXd   A a
(スローペース調整は-20/-10)

 今年の前走指数上位はコディーノ、サトノネプチューン、ヘミングウェイ、トーセンワープなど。他に過去の指数などでミヤジタイガ、カミノタサハラ、マイネルクロップなどもランク馬として上がってくる。3戦ともスローペースのため、ランク馬にはならなかったが、3戦3勝のエピファネイアもチェックしておかなければならない。
 過去10年の勝ち馬は、最低でも2勝を上げている馬たちで、加えて重賞での好走実績も必要だ。とするとコディーノ、エピファネイア、サトノネプチューン、カミノタサハラ、キズナ、ミヤジタイガなどが勝ち馬の有力候補に上がってくる。
 弥生賞は中山の2000メートル戦で、スローペースが基本だろう。先行できて差し脚もあるコディーノ、エピファネイアに流れが向くのではないか。
 コディーノは4戦3勝、2着1回。札幌2歳S、東スポ杯2歳Sを勝っている。前走、朝日杯は単勝1.3倍という圧倒的な人気を集めたが2着に負けた。直線、先に抜けだしたロゴタイプを最後までとらえきれなかった。もちろん力負けということではないはずだが、スパッと切れる脚には見えなかった。スローペースで差し脚比べになるとすると、不覚を取ることもあるかもしれない。
 スローペースのレースで3戦3勝はエピファネイアだ。ペースが上がった時について行けるのか少し不安もあるが、ここはスローペース必至。この2戦はスローペースの2000メートル戦で結果を残しており、距離の実績、差し脚の鋭さから、コディーノより連軸向きかもしれない。福永騎手が騎乗停止で、今回ビュイック騎手が乗るようだが、イギリスのナンバーワン騎手に不満はない。
 他では2戦2勝のサトノネプチューンが平均ペースで鋭い差し脚があり、コディーノ、エピファネイアを脅かす逆転候補になりそうだ。

 阪神のチューリップ賞は桜花賞のトライアルレース。牡馬の弥生賞同様、3着までに優先出走権が与えられる。

(チューリップ賞)
       1着    2着    3着
03年    D c   A a   B
04年    AYa   -     -
05年    A a   -     -
06年     Z    CYd   -
07年    AXa   BZ    -
08年      c   AYa   BXb
09年    AZa   -     -
10年    -     B     -
11年     Xa    Zd   C
12年    -     CXc   A
(スローペース調整は-20/-10)

 今年はレッドオーヴァル、ローブティサージュ、クロフネサプライズ、コズミックショア、アユサン、プリンセスジャックなどが指数の上位馬たちだ。
 チューリップ賞は阪神の芝1600戦で、12月の阪神JFと同じ距離のレースだ。当然、阪神JFで上位だった馬たちは、距離適性、コース適性で上回っているわけで、実際に阪神JFの勝ち馬がチューリップ賞で中心になることが多い。
 今年、阪神JFに出走していたのはローブティサージュ、クロフネサプライズ、プリンセスジャック、アユサンの4頭。勝ったのはローブティサージュだった。当然、連軸の最有力馬はローブティサージュといえそうだが、2着のクロフネサプライズも指数上は全く差がなく、ローブティサージュだけが断然、というわけでもないだろう。
 マイルの瞬発力が鋭いアユサン、ウリウリ、1400戦で2連勝中のレッドオーヴァルから、という手があるかも知れない。

 芝1200のオーシャンSは、過去7年で3連単で100万超馬券が3回出ている波乱度の高いレースだ。連軸馬は前走指数の上位馬が中心になっている。
 今年の指数ランク馬はサクラゴスペル、ダッシャーゴーゴー、フォーエバーマーク、アドマイヤセプター、ハクサンムーン、サクラアドニスなど。
 先行馬や、中段からの馬たちで、差し脚がある指数上位馬、ダッシャーゴーゴー、サクラゴスペルが有力に思えるが、一筋縄ではいかないだろう。

(オーシャンS)
       1着    2着    3着   
06年    -     D     -
07年     Xb   -     -
08年    C     -     C
09年    A b   -     -
10年    BZc   -      Y 
11年    -     CXb   AYa
12年    C     -     -

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年2月26日 (火)

第856回強いロードカナロア

201302240911
201302240611
201302230911

 阪神内回りコースの阪急杯。
 断然の人気を集めたロードカナロアは、好スタートから5番手に控え、直線に向くと坂下からグイッと抜け出し、そのまま押し切る、まったく文句なしの圧勝劇をみせた。相手が手薄だったことはあったとしても、さすがに強い馬は強い。
 「休み明けだし、58キロが重い、1400は勝ってない」など、ケチをつけてはいけなかった。すみませんでした。
 先行したオリービンやマジンプロスパーが3着、2着に残っており、ペースも速くはなかったから、結果としてスピード指数はそれほど高くはならなかったが、今、短距離戦線で間違いなくトップに君臨する王者だといえる。1か月後の高松宮記念もあっさりと勝ってしまうのだろう。

 中山の中山記念は、ナカヤマナイトが勝った。
 シルポートが後続を大きく離して逃げ、直線でもまだ10馬身もの差があって、そのまま逃げ切るかに思えた。しかし、4コーナーで3番手に押し上げたナカヤマナイトが差し脚を伸ばして勝利を手にした。2着も4コーナー2番手から伸びたダイワファルコン。シルポートが3着に残った。結局、先行馬に展開が向いたレースになって、後方待機の馬たちはなす術もなく、1番人気のタッチミーノットも最速の上がりの脚を繰り出したが、4着が精一杯だった。
  勝ったナカヤマナイトは中山の芝コースで(4201)。2着のダイワファルコンも(5415)だ。なぜか中山は中山コースを得意とする馬たちの活躍が多く、コースの適性、実績がモノをいう。

 3歳重賞アーリントンカップは阪神の外回りコースで、超スローペース。2番手に控えたコパノリチャードが直線、難なく抜け出しての圧勝。4戦3勝として、春の戦線に名乗りを上げた。3番手にいたカオスモスも差し脚を伸ばしたが、コパノリチャードと脚色が一緒になってしまって、差は詰められないまま2着だった。3着はレッドアリオン。

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年2月21日 (木)

第855回先行馬に有利

 今週から小倉に加え、関東は中山、関西は阪神の開催が始まる。
 中山記念は芝の1800メートル戦。比較的、指数上位馬が活躍しているレースで、とくに平均指数の上位馬たちの勝率、連対率が高い。ペースによどみがなく、平均ペースが多いせいだろうか。

(中山記念) 1着    2着    3着
03年    B     -     -
04年    -      Yb    Xa
05年     Xa   -     -
06年     Yc   B a   -
07年      c   A d   C a
08年    CZa   C     -
09年     Xc    Xd   A b
10年      d   -     -
11年      b   BY    CYd
12年    -      Y     Y

 今年は、タッチミーノット、ナカヤマナイト、ダイワファルコン、ダノンバラードなどが前走指数の上位馬で、過去の指数でシルポート、リアルインパクト、シンゲンが上がってくる。他に平均指数でスマイルジャック、アンコイルドも上位だ。
 例年、先行馬が中心になっており、先行力があり、差し脚もしっかりとした指数上位馬が中心になるのだろう。その点からすると、タッチミーノット、アンコイルド、ダイワファルコン、シンゲンなどに、流れや展開が向きそうだ。上がりの脚、鋭い差し脚はタッチミーノットが最上位で、連軸向きだろう。

 阪急杯は阪神内回りの1400メートル戦。
 ロードカナロア、サンカルロ、マジンプロスパー、レオアクティブ、フラガラッハ、エピセアロームなどの前走指数が高い。ペースが落ち着きそうなメンバー構成で、先行馬に向く流れになりそうだ。とすると、昨年秋のスプリンターズS、香港スプリントとG1を連勝しているロードカナロアが浮上する。指数上も高レベルにあり、瞬発力も鋭い。実績も断然だが、課題があるとすると、ただ1頭58キロを背負う負担重量がこなせるか、2年振りとなる1400の距離の適性はどうかという点だろう。ペースが落ち着きすぎてしまって、直線の叩き合いになると、58キロが効いてくるかもしれないし、勝ち星はすべて1200メートル戦で、1400には勝ち星がないのは、少し気にかかる。
 伏兵の台頭があるとしたら、スギノエンデバー、インプレスウィナー、マジンプロスパー、ミトラなど、上がりの脚が切れる馬たちだろう。

(阪急杯)  1着    2着    3着
06年    -     B       A a
07年    CZa 同着C     BXb
08年    D      Ya   -
09年    CYa    Yc   A
10年    AY    -       b
11年    B d   DYb   B
12年    -     -     AYa

 3歳重賞アーリントンカップは、コパノリチャード、カオスモス、ラブリーデイ、レッドアリオンなどの前走指数が高い。阪神の外回りのマイル戦はスローペースの上がり勝負になりがちで、スローペースで長く良い脚を発揮してきたカオスモス、ラブリーデイ、レッドアリオン、レッドジャイヴなどに期待がかかるが、前走、逃げて大勝をしているコパノリチャードのペースになりそうで、指数の高さも文句なく、コパノリチャードがそのまま押し切る公算が強いだろう。

(アーリントンC)
       1着    2着    3着
07年    DZb   AXc    Y
08年    -       c   -
09年    CXc   -     C
10年    AXc   D      Xa
11年    -     -      Zb
12年    D       c    Z
(スローペース調整-20/-10)   

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年2月19日 (火)

第854回新星と古豪

2013021705110001
201302171011
201302160511

 寒い日が続く。東京は今日も朝から小雪が舞う。
 2013年のG1第1弾、フェブラリーS当日も、風が冷たく寒い日曜日だった。
 好スタートをきめたタイセイレジェンドがハナに立ち、エスポワールシチーが難なく2番手につける。スタートが良くなかった1番人気のカレンブラックヒルが、徐々に押し上げて向正面では3番手。直線に向いて、残り400から仕掛けたエスポワールシチーが先頭に立つ。そのままの勢いで行ききるかと思ったが、馬群を抜けるのに少し手間取ったグレープブランデーが鋭い差し脚を見せ、ぐんぐん迫ってくる。ゴールの手前50メートルでエスポワールシチーをとらえ、2013年最初のG1馬となった。
 8歳馬のエスポワールシチーが2着に残り、直線で馬群に包まれ、十分に追い切れなかった7歳馬ワンダーアキュートが3着に上がってきて、ともに底力を見せた。古豪はいまも健在だった。勝ったグレープブランデーは3番人気、エスポワールシチーは9番人気、ワンダーアキュートは7番人気で、3連単は11万1130円と高配当。指数上は(DZ-CXa-Ac)決着だった。
 一番不利なく、順調なレース運びができたのはエスポワールシチーだろう。勝ったグレープブランデーも、3着のワンダーアキュートも、馬群のただ中にあって、直線で抜け出すスペースを探すのに少し苦労していた。その不利があっての勝利であり、3着だったことを思うと、数字以上に強い内容だったといえそうだ。
 ナビグラフ上では、先行力のある馬たちが上位を占め、鋭い上がりの脚に期待されたシルクフォーチュンやテスタマッタは5着、7着止まりだった。1番人気に推された初ダートの4歳馬カレンブラックヒルは、3番手で直線に向いたが、直線はずるずる後退して見所もないまま15着に大敗してしまった。ダートの適性がなかったのか、それとも他に理由があったのだろうか。
 ハンデ戦の小倉記念は、トップハンデのヒットザターゲットが勝った。後方待機から直線に向くと、狭い内をついて、わずかに開いたスペースから、距離ロスなく伸びたのが勝因だったようで、大野騎手の判断が勝利に結びついた。外から鋭い差し脚を使ったダコールが2着。3着はダローネガ。指数上は(AYc-A-無)。3連単は5万2270円と好配当。
 芝の長距離3400メートル戦のダイヤモンドSは、アドマイヤラクティがメイショウカドマツとの直線の叩き合いを制して、重賞制覇の夢をかなえた。直線、追ってきたジャガーメイルが2着に上がって、メイショウカドマツが3着に残った。ナビグラフ上では先行力のある馬たちが上位を占めた形で、指数上は(Cc-Xa-A)の決着。3連単は3万2050円だった。ここも2着だったジャガーメイルは9歳馬。年は取っても、まだまだ一線で頑張っている姿に、ただただ敬服する。

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年2月14日 (木)

第853回ダート王を目指して

 いよいよ今年のG1戦線がスタート。その第1弾はダートのフェブラリーSだ。
 東京ダートのマイル戦で、過去のデータからは指数の上位馬が強い傾向にあり、指数でランク外だった馬が勝ったのは09年のサクセスブロッケンだけ。スピード指数で上位にランクされることが、勝利の条件と見ても良いかもしれない。連軸候補の有力馬は、平均指数の上位馬や、前走指数の上位馬たちだろう。

(フェブラリーS)
       1着    2着    3着
04年    AXa     c   -
05年    AZb   -     -
06年    D     A a   -
07年      d    Zc   B
08年    A     C d    Xc
09年    -       a   AYa
10年    AXb   -      Xb
11年    DYc     b   -
12年    C     C       c
(04年東京競馬場の馬場改修後、公営競馬や海外の成績を減戦処理し、中央競馬の成績だけで集計)

 今年はワンダーアキュート、セイクリムズン、エスポワールシチー、テスタマッタ、グレープブランデー、シルクフォーチュンなどが指数の上位馬たちだ。
 過去の勝ち馬は、出走メンバーの平均上がり指数よりプラス5以上の上がり指数を、近走で示していた馬たち(09年のサクセスブロッケンを除く)だった。
 この条件を満たすのは、ワンダーアキュート、テスタマッタ、シルクフォーチュン、セイクリムズンで、次いで、指数のランク外ではガンジス、エーシンウェズン、マルカフリート、イジゲンなどもあがってくる。
 指数上位馬で上がりがしっかりとしているのは、ワンダーアキュート、テスタマッタ、シルクフォーチュンなどで、この3頭がもっとも勝利に近いのではないか。
 ワンダーアキュートは昨年のジャパンカップダートの2着馬。厳しいペースを5番手で先行して、高指数で2着を確保。力のあるところを示した。7歳とはいえ、まだ衰えは感じないものの、その後、大井の東京大賞典で1番人気に推され3着。続く川崎記念でも1番人気にこたえられず2着止まりだった。レース内容は悪くないはずなのに、勝ちきれないもどかしさが残るレースばかりで、ここは連戦の疲れが少し気になる。
 テスタマッタは昨年のフェブラリーSの勝ち馬。その後は公営の重賞レースで、3着、3着、2着、5着と勝てないまま。休み明けで出走した前走は、東京の根岸Sで6着だった。ただ、休み明けで、出遅れて後方から外をまわらざるを得ず、59キロを背負っていたことを考えれば、6着とはいえ、次につながる上々の内容だったのではないか。
 シルクフォーチュンは昨年の2着馬。その後、ダート重賞を3戦したものの、なかなか勝てなかった。しかし、前走カペラSでは、横山典に騎手が替わって一変。自慢の差し脚に鋭さが戻り、鮮やかな後方一気を決めて圧勝した。距離は5勝を上げている1200がベストだと思うが、ペースの落ち着く東京コースなら、マイル戦でも一気の浮上があるかもしれない。
 この10年、フェブラリーSの勝ち馬は4、5、6歳馬に限られており、その条件からはグレープブランデーや、ガンジス、イジゲンなどからの組み立てもあるはず。ここで有力馬としてあげたワンダーアキュート、テスタマッタ、シルクフォーチュンはともに7歳馬で、馬齢の条件からは外れるが、まだまだ、古馬に一日の長があるように思える。ワンダーアキュート、テスタマッタ、シルクフォーチュンの3頭の中では、岩田騎手に手が戻るテスタマッタを中心に取りたいと思っている。
 気になるのは初ダートのカレンブラックヒルだ。芝で6戦5勝、唯一負けたのが秋の天皇賞5着だけ。マイル戦はG1、NHKマイルの勝利を含め、4戦4勝。まちがいなく素質の高い馬だ。問題はダートの適性だけだが、もともと先行力もあり、ダートのペースに戸惑いもないだろう。初ダートがG1戦という馬の勝利はない、というデータもあるが、まだまだ衰えを知らない古馬陣を一蹴して、直線抜け出す可能性を秘めているのは、カレンブラックヒルしかないのではないか。無駄でも単勝は買う。

 ダイヤモンドSは芝3400メートルの長距離のハンデ戦。トップハンデは58.5キロのジャガーメイル、次いで57キロのエーシンジーライン。トップハンデ馬は苦戦の傾向があり、恵量馬から軸馬を探したい。
 とすると、距離が距離だけにスローペースは必至で、先行して差し脚のある4歳馬メイショウカドマツに展開が向くのではないか。3400の距離は未知数だが、前走は2400メートル戦を逃げ切り勝ち。指数も高いレベルだった。ハンデも54キロなら断然に恵まれたといえそう。
 他に、スローペースで、上がりの脚が鋭いノーステア、ファタモルガーナ、エーシンミラージュなどの台頭もあるかもしれない。

(ダイヤモンドS)
       1着    2着    3着
04年    -     A     BZb
05年    B     DZ     Z
06年    D d   D     C d
07年    CXa   -     A
08年     Za    Xb   B
09年    -     -     C
10年    AZc   -     -
11年    -      Y    A a
12年    -     -     BYc

 ハンデ戦の小倉大賞典は、過去の指数が高いXYZ馬や平均指数の上位馬が活躍している。なかでもXYZ馬は10年で7勝を上げている。今年はエクスペディション、ヒットザターゲット、サトノパンサーなどがXYZ馬だ。瞬発力のあるヒットザターゲットが有利に見えるが、57キロのハンデを克服できるだろうか。他に、平均指数の上位馬としてマイネルスターリー、テイエムアンコール、マルカボルト、パッションダンスなどが上がってくる。先行力と差し脚ではパッションダンス、マルカボルトが連軸向きだろうか。

(小倉大賞典)1着    2着    3着
03年     Zc   A     B
04年    B     -       d
05年     Xa   -      -
06年     X    B      Xa
07年      a   C c    X
08年     Ya    Zc    Xb
09年     Yd   B a   A
10年(中京)-     D     -
11年     Xc    Za    Yd
12年     Z    A d    X

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年2月12日 (火)

第852回スローペース

201302100511
201302090511
201302100811

 共同通信杯は勝った4番人気のメイケイペガスターが2番手から、2着の2番人気ゴットフリートは4、5番手を追走、3着に人気薄のマイネルストラーノが食い込んだが、この馬も2番手でレースを進めていた馬だった。ナビグラフを見ると、スローペースで上がり指数の高かった馬が1、2着だったわけで、結局、騎手がスローペースの流れを読んで、早めに先行集団に取り付けたかどうかが、勝敗を分けたように思える。3連単は7万9330円と好配当だった。
 勝ったメイケイペガスターの指数は80を越して、そこそこのレベルにはなったが、このまま春本番で、主役を務めるられるかどうか。ペースと展開に助けられた感のするレースだけに、まだ少し疑問も残る。

 牝馬のクイーンカップも、スローペースの流れに乗って先行した4番人気のウキヨノカゼが差し切り勝ちを収めている。2着は33秒0の上がりタイムで中段から追い込んだ3番人気のスイートサルサ、先行したイリュミナンスと逃げたジーニマジックが3着を同着で分け合った。ただ、クイーンカップの上位馬の上がり指数は、そのスローペースに見合うレベルにはなく、少々低調なレースだったといえそうで、本番に向けて内容のある前哨戦とは言い難いレースになってしまった。1番人気に推されたコレクターアイテムは後方のまま、直線を向いても全く良いところがなく、9着に負けた。どうしたのだろう。
 直線の長い東京コースでは、どうしてもスローペースが多くはなるが、それにしても、もう少しペースは上げられないものだろうか。

 古馬の京都記念は武豊の6番人気トーセンラーが勝った。3歳時のきさらぎ賞以来、2年振りの勝ち星というが、中段から直線に向くと、びしっと差し切って、見事な勝ちっぷりだった。
 もともと2000メートル以上の距離で、上がりの脚が鋭い馬たちが中心になってきたレースだけに、もっとも条件の合うトーセンラーにとっては自分の適性を最大限に生かせて、さらに展開も向いたのだろう。この勝利で少し勢いが出てくると良いのだが--。2着は3番人気のベールドインパクト、3着に2番人気のショウナンマイティが残った。1番人気のジャスタウェイは5着で、3連単は2万5280円。

 スローペースが多かったとはいえ、共同通信杯の上位馬は(B-Aa-Xa)、クイーンカップは(Bb-D-B)、京都記念は(B-Yc-Aa)と、今週は3重賞とも、指数の上位馬たちが好走していた。
 新しい27版の基準タイムも上々の出来のようで、まずはほっとしている。

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年2月 7日 (木)

第851回指数上位馬が強い3歳重賞

 3歳牡馬の重賞・共同通信杯は、指数上位馬が圧倒的に強い。特に前走指数の上位馬はこの10年、連続して連対して、連軸の中心になっている。

(共同通信杯)1着        2着        3着
03年    DZ    -     -
04年    D b   AXa    Z
05年    AXb   -      Xc
06年    DY    AXa   D b
07年    -     AXb   C b
08年    B b   C c   DY
09年      d   AXb   C
10年    AZc   A     -
11年    AYa   C      X
02年    BX    D     A
(スローペース調整値-20/-10)

 今年はゴットフリート、メイケイペガスター、マンボネフュー、ザラストロの前走指数が高く、他にマイネルストラーノ、ラウンドワールドは過去の指数が高いランク馬だ。
 ナビグラフを見ると例年、上がり指数で上位の馬の活躍が目立つ。上がりの脚が鋭いのはメイケイペガスター、ゴットフリート、クロスボウ、ラウンドワールドなどで、彼らが連軸の有力候補になりそう。
 今年は抜けた力を持った馬がいないが、順当なら、新馬、500万を連勝して、朝日杯でも3着に好走したゴットフリートが最有力だろう。長く良い脚を使える馬で、距離延長は好材料だ。

 牝馬のクイーンカップも、前走指数の上位馬たちが中心。今年はコレクターアイテム、ウキヨノカゼ、イリュミナンス、スイートサルサの前走指数が高く、過去の指数ではトロワボヌール、ミラクルラヴィ、ブリリアントアスクなどが上位だ。
 鋭い上がりの脚は必須条件で、イリュミナンス、オーキッドレイ、スイートサルサ、コレクターアイテム、スマートルピナス、ウキヨノカゼなどが、その条件に合う。
 マイルとはいえ牝馬戦でペースはゆるみがち。先行力もあるウキヨノカゼ、イリュミナンスの差し脚を上位に取る手もあるが、ペースの対応力があり、底力もあるのは、ただ1頭の芝2勝馬、コレクターアイテムだろう。

(クイーンC)1着    2着    3着
04年    A a   C b   -
05年    DXc   -     -
06年    B d    Z    -
07年     Xc   C b   AZc
08年    DXb   -       c
09年    CYb   B b   -
10年    B a   A a   DXa
11年    -      Z    -
12年      d   AX    -
(スローペース調整-20/-10)   

 京都記念は、平均指数の上位馬が10年連続で連対中。
 今年はショウナンマイティ、ジャスタウェイ、ベールドインパクト、ジャミールなどが平均指数の上位馬で、他にトーセンラー、ビートブラックは前走指数上位だ。
 例年、2000メートル以上の距離で、上がりの脚が鋭い馬たちが中心になっており、条件の合うトーセンラー、ジャスタウェイ、ベールドインパクト、ショウナンマイティなどが連軸の有力馬候補だろう。

(京都記念) 1着    2着    3着
03年    -     BXa   -
04年    A      Xb   Y
05年     Zb   -     -
06年    DZb   -     B
07年    D     A c   AZ
08年    B     C a   -
09年     Za   BYa   -
10年    A       c   AXa
11年    -       d   A
12年    C     AXa    Xb

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年2月 5日 (火)

第850回楽しい競馬をありがとう

201302030511
201302030811

 安藤勝己騎手が引退した。52歳なら、まだがんばれると思うが、「自分のイメージ通りの競馬ができなくなった」という理由を聞くと、安勝には大切にしたい身の処し方、生き方の美学があったのだろう。
 10年間の中央競馬で1111勝をあげ、G1は22勝。輝かしい記録だ。
 個人的にはダイワスカーレットの騎乗が好きだった。スローペースに落とさず、平均ペースでの逃げ先行策で、牝馬ながら、まさに王道というべきレースだった。余程、その馬の強さを分かっていなければ、信じていなければ、できない騎乗だったのではないか。楽しい競馬をありがとう。

 中央競馬で最年長騎手だった安藤勝己騎手の引退で、中央競馬の最年長騎手は47歳の中館騎手、木幡騎手になるらしい。もっと若いと思っていたが、彼らも私も、いつの間にか年を取る。

 春のクラシック戦線に向けて、若い3歳馬の戦いが本格化してきた。
 きさらぎ賞はスローペースを2番手で先行、直線の叩き合いを制したタマモベストプレイが勝ったが、いかにもペースが遅く、今後を展望するレースとは言い難かった。逃げたマズルファイヤーが2着に残り、後方から最速の上がりで追い込んだアドマイヤドバイが3着に食い込んだ。

 東京新聞杯もレッドスパーダが逃げてスローペースになった。先行した4歳馬クラレントは馬群の真っただ中から抜け出して快勝。2着は馬群を縫って後方から追い込んだ4歳馬のダイワマッジョーレ。3着は先行してインで粘ったトライアンフマーチ。勢いのある4歳馬のワン、ツーになった。
 それにしても、勝ったクラレントは33秒0の上がりタイムだったし、2着のダイワマッジョーレの上がりは32秒7。スローペースで、鋭く切れる脚がなければ全く勝負にならないレースだった。

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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