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2013年2月14日 (木)

第853回ダート王を目指して

 いよいよ今年のG1戦線がスタート。その第1弾はダートのフェブラリーSだ。
 東京ダートのマイル戦で、過去のデータからは指数の上位馬が強い傾向にあり、指数でランク外だった馬が勝ったのは09年のサクセスブロッケンだけ。スピード指数で上位にランクされることが、勝利の条件と見ても良いかもしれない。連軸候補の有力馬は、平均指数の上位馬や、前走指数の上位馬たちだろう。

(フェブラリーS)
       1着    2着    3着
04年    AXa     c   -
05年    AZb   -     -
06年    D     A a   -
07年      d    Zc   B
08年    A     C d    Xc
09年    -       a   AYa
10年    AXb   -      Xb
11年    DYc     b   -
12年    C     C       c
(04年東京競馬場の馬場改修後、公営競馬や海外の成績を減戦処理し、中央競馬の成績だけで集計)

 今年はワンダーアキュート、セイクリムズン、エスポワールシチー、テスタマッタ、グレープブランデー、シルクフォーチュンなどが指数の上位馬たちだ。
 過去の勝ち馬は、出走メンバーの平均上がり指数よりプラス5以上の上がり指数を、近走で示していた馬たち(09年のサクセスブロッケンを除く)だった。
 この条件を満たすのは、ワンダーアキュート、テスタマッタ、シルクフォーチュン、セイクリムズンで、次いで、指数のランク外ではガンジス、エーシンウェズン、マルカフリート、イジゲンなどもあがってくる。
 指数上位馬で上がりがしっかりとしているのは、ワンダーアキュート、テスタマッタ、シルクフォーチュンなどで、この3頭がもっとも勝利に近いのではないか。
 ワンダーアキュートは昨年のジャパンカップダートの2着馬。厳しいペースを5番手で先行して、高指数で2着を確保。力のあるところを示した。7歳とはいえ、まだ衰えは感じないものの、その後、大井の東京大賞典で1番人気に推され3着。続く川崎記念でも1番人気にこたえられず2着止まりだった。レース内容は悪くないはずなのに、勝ちきれないもどかしさが残るレースばかりで、ここは連戦の疲れが少し気になる。
 テスタマッタは昨年のフェブラリーSの勝ち馬。その後は公営の重賞レースで、3着、3着、2着、5着と勝てないまま。休み明けで出走した前走は、東京の根岸Sで6着だった。ただ、休み明けで、出遅れて後方から外をまわらざるを得ず、59キロを背負っていたことを考えれば、6着とはいえ、次につながる上々の内容だったのではないか。
 シルクフォーチュンは昨年の2着馬。その後、ダート重賞を3戦したものの、なかなか勝てなかった。しかし、前走カペラSでは、横山典に騎手が替わって一変。自慢の差し脚に鋭さが戻り、鮮やかな後方一気を決めて圧勝した。距離は5勝を上げている1200がベストだと思うが、ペースの落ち着く東京コースなら、マイル戦でも一気の浮上があるかもしれない。
 この10年、フェブラリーSの勝ち馬は4、5、6歳馬に限られており、その条件からはグレープブランデーや、ガンジス、イジゲンなどからの組み立てもあるはず。ここで有力馬としてあげたワンダーアキュート、テスタマッタ、シルクフォーチュンはともに7歳馬で、馬齢の条件からは外れるが、まだまだ、古馬に一日の長があるように思える。ワンダーアキュート、テスタマッタ、シルクフォーチュンの3頭の中では、岩田騎手に手が戻るテスタマッタを中心に取りたいと思っている。
 気になるのは初ダートのカレンブラックヒルだ。芝で6戦5勝、唯一負けたのが秋の天皇賞5着だけ。マイル戦はG1、NHKマイルの勝利を含め、4戦4勝。まちがいなく素質の高い馬だ。問題はダートの適性だけだが、もともと先行力もあり、ダートのペースに戸惑いもないだろう。初ダートがG1戦という馬の勝利はない、というデータもあるが、まだまだ衰えを知らない古馬陣を一蹴して、直線抜け出す可能性を秘めているのは、カレンブラックヒルしかないのではないか。無駄でも単勝は買う。

 ダイヤモンドSは芝3400メートルの長距離のハンデ戦。トップハンデは58.5キロのジャガーメイル、次いで57キロのエーシンジーライン。トップハンデ馬は苦戦の傾向があり、恵量馬から軸馬を探したい。
 とすると、距離が距離だけにスローペースは必至で、先行して差し脚のある4歳馬メイショウカドマツに展開が向くのではないか。3400の距離は未知数だが、前走は2400メートル戦を逃げ切り勝ち。指数も高いレベルだった。ハンデも54キロなら断然に恵まれたといえそう。
 他に、スローペースで、上がりの脚が鋭いノーステア、ファタモルガーナ、エーシンミラージュなどの台頭もあるかもしれない。

(ダイヤモンドS)
       1着    2着    3着
04年    -     A     BZb
05年    B     DZ     Z
06年    D d   D     C d
07年    CXa   -     A
08年     Za    Xb   B
09年    -     -     C
10年    AZc   -     -
11年    -      Y    A a
12年    -     -     BYc

 ハンデ戦の小倉大賞典は、過去の指数が高いXYZ馬や平均指数の上位馬が活躍している。なかでもXYZ馬は10年で7勝を上げている。今年はエクスペディション、ヒットザターゲット、サトノパンサーなどがXYZ馬だ。瞬発力のあるヒットザターゲットが有利に見えるが、57キロのハンデを克服できるだろうか。他に、平均指数の上位馬としてマイネルスターリー、テイエムアンコール、マルカボルト、パッションダンスなどが上がってくる。先行力と差し脚ではパッションダンス、マルカボルトが連軸向きだろうか。

(小倉大賞典)1着    2着    3着
03年     Zc   A     B
04年    B     -       d
05年     Xa   -      -
06年     X    B      Xa
07年      a   C c    X
08年     Ya    Zc    Xb
09年     Yd   B a   A
10年(中京)-     D     -
11年     Xc    Za    Yd
12年     Z    A d    X

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

投稿: 履歴書の趣味 | 2013年5月 9日 (木) 15時06分

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