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2013年3月28日 (木)

第865回オルフェーヴル始動

 いよいよオルフェーヴルが今週の大阪杯から始動する。
 大阪杯は1番人気馬が(5311)と圧倒的に強く、比較的堅いレースに思えるが、人気薄も馬券に絡んでおり、3連単に限らず、馬連も馬単も決して低配当ばかりではない。スピード指数のランク馬も、前走指数の上位馬、過去の高指数馬などが高率で連対しており、ここは指数上位の人気馬から馬券を組み立てるのがセオリーだろう。

(大阪杯)  1着    2着    3着
03年    -     AYa   BXa
04年    -      Z    A c
05年    BYd   A       b
06年     Ya   A d    Xa
07年    -     DY      c
08年    A     BYb   -
09年     Yb     a   C
10年    A     B      Xa
11年    D     -     -
12年      c   A      Xa

 今年はダークシャドウ、エイシンフラッシュ、トウカイパラダイス、オルフェーヴル、ショウナンマイティなどが指数の上位馬たちだ。
 しかし、何といっても注目はオルフェーヴルだ。3歳クラシック3冠、有馬記念、宝塚記念を制して、凱旋門賞とジャパンカップは惜しくも2着だったが、実力、実績ともに世界水準の1頭だ。もちろん実績でオルフェーヴルの右に出る現役馬はいない。
 昨年末の有馬記念は凱旋門賞とジャパンカップの激走の疲れのため回避して、ここは4か月振りのレースになるが、昨年、休み明けの阪神大賞典でレース中に逃避したこともあるだけに、仮に課題があるとしたら、休み明けという点だろうか。それでも普通に調教ができているなら全く問題はないはずで、中心はオルフェーヴルで不動だろう。
 今年のメンバー構成を見ると、比較的スタミナに優れた馬が多い。ペースは平均的な流れになりそうで、超スローペースはない。その点からも後方待機のオルフェーヴルに展開も向くだろう。
 オルフェーヴルの相手はスタミナのしっかりとしたダークシャドウ、エイシンフラッシュ、ショウナンマイティ、トウカイパラダイス、ローズキングダム、スマートギアなど。なかでも距離が合うダークシャドウを上位に取りたい。
 上がりの脚が鋭いアスカクリチャン、ヴィルシーナも連下には押さえておきたい。

 中山のダービー卿CTは波乱と高配当が続くハンデ戦だ。過去10年、1番人気馬が勝ったのは1度だけ。トップハンデ馬も2勝どまりだ。
 平均ペースで先行して、着実な差し脚を使えるのはドナウブルー、リアルインパクト、ガルボ、ネオヴァンドーム、スマイルジャック、ダイワファルコンなど。ガルボとリアルインパクトは58キロのトップハンデを背負うが、過去10年、トップハンデで勝った2頭はともに57.5キロだったから、58キロのハンデは少し厳しいのではないか。
 とするとドナウブルー、スマイルジャック、ダイワファルコンなどが連軸向きといえそう。なかでもマイルの距離が合うのは牝馬のドナウブルーだろう。G1マイルCS3着の後、前走1番人気に推されながら10着に大敗しているのは気になるが、マイルの瞬発力は最上位だ。
 他に、上がりの脚があるダイワマッジョーレ、ムクドク、ダノンヨーヨーなども連下候補だろう。

(ダービー卿CT)
       1着    2着    3着
03年    D     -      Ya
04年    -     -       d
05年     Z      b   -
06年      d   -      Y
07年    C d   -     -
08年      c   -     -
09年    C     C     -
10年    CZc   CZb   -
11年(阪神)-      Xa    Zb
12年     Zc     b   A

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年3月26日 (火)

第864回ロードカナロアの天下

201303240711
201303230611
201303240611
201303230911

 スプリントG1高松宮記念。ロードカナロアは圧倒的な人気を集めた。昨秋のスプリンターズS、香港スプリント、休み明けだった前走の阪急杯も快勝。いずれも、先行して差し切るという、まさに横綱相撲での圧勝劇で、安定感も際だっており、単勝1.3倍という圧倒的な支持も当然だった。

 レースは4歳馬のハクサンムーンが逃げて、ペースは少し遅くなった。ロードカナロアはスタートで出負け気味で、いつもより位置取りが後ろになって、中段からレースを進めることになった。それでも、直線に向くと、いつの間にか先行集団に取り付いている。直線、前を行くサクラゴスぺルが内に寄って、ロードカナロアの前が大きく開いたところを、一気呵成に飛び出していく。坂を上がってからのスピードは他馬を圧倒しており、後続を置き去りにして先頭に立つと、そのまま押し切ってしまった。直線坂上からの速さはロードカナロアならではの瞬発力だった。ゴール前ドリームバレンチノが、逃げ粘るハクサンムーンをとらえて2着に上がったが、ロードカナロアに迫るまでにはならなかった。

 前半、ペースがゆるんだこともあって、結果的にロードカナロアのスピード指数は100を越すようなレベルにはならなかったが、もう少しペースが上がれば、もっと圧倒的に強く、もっと楽に勝てただろう。まだ十分に余力がありそうで、スプリント路線ではしばらく、ロードカナロアの天下が続きそうだ。

 日経賞はフェノーメノが文句なしの快勝。ダービー2着、秋の天皇賞2着、ジャパンカップも5着の実績は、ここでは圧倒的だった。ゴールドシップと並ぶといっても良い、4歳世代を代表する1頭だろう。血統のことを語る知識はないが、ゴールドシップ、オルフェーヴル、フェノーメノと、3頭ともにステイゴールド産駒だ。ステイゴールド自身は国内G1は2着が4回、3着が2回あるものの、ひとつも勝てなかった。最後の最後のレースで香港のG1を勝ったが、語り継がれる不思議なエピソードのある馬だった。それにつけても、子供たちの活躍はめざましく、だから競馬は面白い。

 荒れると定評のあるダートのハンデ戦、マーチS。

 例年トップハンデ馬が苦戦する傾向が強いレースだったが、今年は58キロを背負うトップハンデ馬グランドシチー、バーディバーディが1、2着を独占して、3連単で2万7200円。そこそこに堅い決着になった。

 3歳馬の毎日杯は、後方待機のキズナが直線脚を伸ばして圧勝した。前走、弥生賞は3番人気に支持されて、結果的に5着だったが、指数のレベルが高く、上がりの脚もしっかりとしていたから、毎日杯のメンバーのなかでは、少し力が違ったという印象のレースだった。ナビグラフで見ても1頭だけ抜けているのがよく分かる。

 結果的にも力が違うというレースになって、毎日杯のキズナのスピード指数は世代トップに並ぶレベルを示した。この後は皐月賞はパスして、京都新聞杯からダービーに向かうようだが、先々に期待を抱かせる毎日杯の勝利だった。

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年3月21日 (木)

第863回強いロードカナロア

 春のG1第1戦は高松宮記念。中京競馬場は昨年、新しいコースに生まれ変わったが、指数上位のランク馬が強いという過去の傾向に大きな変化はなかった。過去10年の傾向を見てみると、前走指数の上位ABCD馬と平均指数の上位abcd馬の連対率が高く、XYZ馬もまずまずの成績。指数上位馬の信頼は高い。

(高松宮記念)1着    2着    3着
03年     Yd   B d    Yb
04年    C     AX    -
05年      c   -     A c
06年    DZb    Zd   -
07年    CZ    -     AZ
08年    B      Zc   AYa
09年    AYd   DXa   D
10年    CZb    Y    D d
11年(阪神)CYc   B a   -
----------------------
12年    A c    Xc   B

 今年の前走指数上位はモンストール、ロードカナロア、ドリームバレンチノ、サクラゴスぺル、フィフスペトルなど。過去の指数上位馬として、ダッシャーゴーゴー、サンカルロなども上がってくる。
 実績からはロードカナロアが断然だ。昨年の高松宮記念は初のG1挑戦で堂々の3着だった。その後、短距離重賞を2戦、2着2回だったが、昨秋のスプリンターズS、香港スプリントのG1を連勝、休みをはさんで出走した前走のG3阪急杯も快勝している。先行して差し切るという、まさに横綱相撲で目下重賞3連勝中だが、いずれも展開の助けや、紛れ、あるいは馬場を味方につけての勝利だったわけではない。自身の力でもぎ取ってきたスプリント王者のタイトルだった。
 もちろんスピード指数もレベルが高い。そして何よりも抜け出す時の差し脚が鋭い。スプリンターズSでは33秒4の上がりタイムだったし、阪急杯もただ1頭58キロを背負って、34秒5の上がりの脚をみせている。現在のスプリント戦線で、国内に敵はいないだろう。
 新しくなった中京競馬場の芝1200はスタートしてすぐ、3コーナーの手前から4コーナー過ぎまで長い下り坂が続く。どうしてもオーバーペースになりがちで、結果的に直線の急坂で脚が上がってしまうことが多い。しかし、そこからゴールまでの200メートル余りの粘り強い差し脚が勝負をきめるわけで、そういうタフなコースで、十分に力を出せるのも、ロードカナロアしか思いつかない。
 ロードカナロアの相手はサンカルロ、ドリームバレンチノ、ダッシャーゴーゴー、サクラゴスぺルなどを上位に見ている。

 日経賞は例年、前走指数の高い馬たちが中心になっている。
 今年はオーシャンブルー、タッチミーノット、ムスカテール、トランスワープ、ダノンバラードなどの前走指数が高い。他に、過去の指数、平均指数などでフェノーメノ、メイショウカンパクも上位だ。
 オーシャンブルーは前走、有馬記念の2着馬。フェノーメノはダービー2着、秋の天皇賞2着、JCの5着馬。タッチミーノットは毎日王冠3着、中山金杯を勝っている。この3頭が連軸の中心になりそうな有力馬だ。指数のランク外では3連勝中のアドマイヤフライトなども有力馬の一角を占める。
 しかし、素質の高さはフェノーメノだろう。ダービーは2着とはいえ、勝ったディープブリランテとはわずかにハナ差の勝負だったし、古馬に混じっての天皇賞2着も優秀。指数の高さに不足はなく、ゴールドシップと並ぶ、4歳世代を代表する1頭だ。ここは休み明けだが、まだ成長過程にある4歳馬なら、マイナスにはならないだろう。

(日経賞)  1着    2着    3着
03年    -     A c    Z
04年    -     B      Ya
05年    DYa   C     -
06年    BXa   D     -
07年    AYd    Xd   C c
08年    A a   B d    Yb
09年     Yc   D     -
10年    DYc   AXa   B d
11年(阪神)D      X    A a
12年    -      X    C b

 マーチSはダートのハンデ戦で、馬単は最近8年連続で万馬券の決着。波乱になりがちなレースだ。波乱の多いハンデ戦とはいえ、指数上は平均指数の上位馬たちが10年の内9年で連対中。今年の平均指数の上位はグランドシチー、バーディバーディ、ジョヴァンニ、グラッツィアなど。他にドラゴンフォルテ、ナイトフッド、サイレントメロディが前走指数などの上位馬だ。
 常識的にはグランドシチーを中心に考えたいところだが、トップハンデ馬は10年で3連対と苦戦しており、58キロを背負うグランドシチー、バーディバーディは連軸としては買いにくい。他の平均指数の上位馬のなかで、恵量のハンデはジョヴァンニだろう。まだ前走で準オープンを勝ったばかりだが、4歳馬で目下4連勝中と勢いもあり、前走指数の高さはすでに重賞レベルだ。また、前走、川崎記念3着のグラッツィアも上位の力はありそうだ。
 他では下級条件戦とはいえ前走の内容が良かったドラゴンフォルテ、フレイムオブピース、ナイトフッドなども気になるし、さらにタカオノボルの好走もありそう。今年も荒れそうな気配だ。

 (マーチS) 1着   2着    3着
03年     Z     Xb   C
04年     Yc    Za   A
05年      c   -      Z
06年    B b   -      Yd
07年    -     C b   BYd
08年    B     -       b
09年    AXa   C     -
10年     Yb   -       d
11年(阪神) Xa   -      Z
12年    B b   -      Yb

 毎日杯は、前走指数上位馬が中心。
 今年はキズナ、バッドボーイ、メイショウブシン、オメガキングティーの前走指数が高く、過去の指数でラブリーデイ、ピュアソルジャー、テイエムイナズマが上位だ。スローペースで指数は低いが、上がりの脚がしっかりとしたコメットシーカーも差はない。
 阪神外回りコースでスローペースは必至だけに、先行力があり、差し脚も鋭いキズナ、コメットシーカー、バッドボーイなどに流れが向きそうだ。

(毎日杯)  1着    2着    3着
07年    -       d   CXb
08年    B     -     -
09年    A c   -     -
10年    BX    DYa   -
11年    B     -     -
12年    B     -      Y
(スローペース調整-15/-5)

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年3月19日 (火)

第862回強い馬がいると

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 やっぱりゴールドシップは強かった。

 いつものように落ち着いて最後方からレースを進め、向正面から早めに動きだす。直線では他を圧倒する差し脚で勝利をものにする。

 今年の阪神大賞典は低調なメンバー相手で、しかも9頭立てと、頭数も寂しかったが、その底力というか、競走能力というか、他の馬たちとはレベルも格も違うことを示したレースだった。長距離戦とはいえスローペースにはならず、結果的にレース内容、スピード指数ともに上々のレベルのレースになって、ゴールドシップが示した99のスピード指数は、過去1年間の中央競馬の芝での最高指数だった。強い馬がいるとレースが締まる。この後ゴールドシップは春の天皇賞に向かうようだ。

 今、ゴールドシップの相手になるのは、同じくステイゴールド産駒のオルフェーヴルしかないだろう。そのオルフェーヴルは今、3月末の大阪杯に向けて出走体制を整えている。しかしながら、春の天皇賞は回避して、宝塚記念に向かうらしい。宝塚記念には昨年のジャパンカップでオルフェーヴルを抑えて勝ったジェンティルドンナも参戦する可能性があるが、もし、宝塚記念で3頭の対決が実現したら、それはもう「世紀の対決」と呼ぶにふさわしい夢のレースだ。新しい競馬ファンも巻き込んで、これからの競馬の世界を広げる歴史的なレースになる予感がする。

 3歳馬も新しいヒーローの資格を持った馬が名乗りを上げた。

  朝日杯の勝ち馬で1番人気に推されたロゴタイプは、非の打ち所のない完璧なレース内容で、このスプリングSを制した。スタートも良かったが、すぐに控えて4番手で先行。直線、早めに先頭に立つと、そのまま押し切る圧勝劇だ。その堂々のレースぶりは、まさに強さの証だろう。これで昨年秋から500万、G1、G2を3連勝。最優秀2歳牡馬の栄誉は伊達ではなかった。スプリングSの内容なら、間違いなく今年の皐月賞の最有力候補だろう。

 一方の牝馬は、まだヒロインの姿が見えてこない。フラワーCは結果的に1戦1勝のサクラプレジールが勝ったが、元々、ほぼ1勝馬たちの戦いだったわけで、5戦1勝の馬より、1戦1勝馬の方が強かったということ。道中のペースも遅く、低調なメンバーの低調な戦いで、3歳牝馬戦線は混沌としたままだ。

 3歳馬の芝短距離重賞ファルコンSは、直線、内のスペースを突いて鋭く伸びたインパルスヒーローが勝った。インパルスヒーローは、これで4戦3勝。スタートで出遅れたこともあって、結果的に指数の高さに少し不満は残るが、鋭い差し脚に見所があり、今後、マイル路線でも活躍が期待できそうだ。

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年3月14日 (木)

第861回不動の中心馬

 毎日の天気予報に、桜の開花の便りが聞こえるようになった。いよいよ春も急ぎ足だ。
 今週の競馬は重賞が4レース。春を感じる番組が並ぶ。
 阪神大賞典は前走指数上位馬を中心に、指数のランク馬たちが上位を占める。過去10年、指数ランク外の馬が勝ったのは2頭、連対馬まで広げても3頭にすぎない。また過去10年、1番人気馬の連対率は70パーセントと悪くはないが、1番人気馬が勝ったのは3回だけ。最近は6年連続で勝てていない、というデータは少し気になる。

(阪神大賞典)
       1着    2着    3着
03年    C     AXa   -
04年    AYa   DYc   BXb
05年    B d     c   AXa
06年    DXa   C      Yd
07年    AZa   D     Bx
08年    -      Xa   AZb
09年    BYc   D     D
10年    CZc   -     A d
11年    A     D      Yd
12年    -     CXa   A

 今年は9頭立てと、頭数は寂しいが、ゴールドシップ、ベールドインパクト、フォゲッタブル、デスペラード、トウカイトリックが指数の上位馬だ。
 しかし、なんといっても皐月賞、菊花賞、有馬記念とG1を3勝している4歳馬ゴールドシップの実績が断然だろう。ゴールドシップに比べると、他の馬たちの実績は明らかに2、3枚落ちる。もちろんゴールドシップは指数上でも、ひとつ抜けた存在で、長く良い脚を発揮するだけの心肺機能の強さが備わっているようだ。距離適性を考えても連軸の中心はゴールドシップで不動ではないか。
 ゴールドシップに続くのは、菊花賞で4着だった4歳馬ベールドインパクト。上がりの脚もしっかりとしており、距離も合いそうだ。最近は6年連続で1番人気馬が勝てないというジンクスが今年も生きるようなら、逆転候補の1番手だろう。

 皐月賞のトライアルレース・スプリングS。
 今年の指数上位はロゴタイプ、マイネルストラーノ、マンボネフュー、ザラストロ、タマモベストプレイ、マイネルホウオウなどだが、例年、スローペースで指数を下げている馬たちが活躍する傾向も目立ち、多少指数が足りなくても要注意の馬は多い。
 注目は、朝日杯を勝って最優秀2歳牡馬に選出されたロゴタイプだ。朝日杯の指数は世代のトップクラスに値するレベルの高さで、先行力があり、スタミナに特徴があるように見える。その脚質は、力のいる今の中山コース向きだろう。課題があるとすると1800の距離とスローペースだろうか。マイル戦と違ってペースは落ち着くはずで、超スローペースになって対応できるかどうか。気にならないわけではないが--。
 先行力の点からは、他にタマモベストプレイ、ザラストロ、マイネルストラーノ、マンボネフューなども有力馬として上がってくる。極端なスローペースになって上がりの脚比べになると、ヘルデンテノール、アクションスター、アドマイヤオウジャ、フェイムゲーム、テイエムダイパワーなどが直線一気に浮上してくる場面もあるかもしれない。

(スプリングS)
       1着    2着    3着
03年    DY    A a   B a
04年    B a     d   -
05年    -     -     -
06年    AYb   CXa   B
07年    -     B      X
08年    -     -     BYb
09年    C     -      Z
10年    -     -     AZa
11年(阪神)CZ     Xa   -
12年    CYd   -      Yc
(スローペース調整-15/-5)

 3歳牝馬のフラワーカップは、カラフルブラッサム、ブリリアントアスク、エバーブロッサム、トーセンレディ、レッドマニッシュ、エクスパーシヴなどが指数の上位馬だ。
 例年、前走指数の上位馬が活躍しており、カラフルブラッサム、ブリリアントアスク、エバーブロッサム、トーセンレディが連軸の中心になりそう。1番人気馬は過去10年で4勝、2着4回と、信頼度は高い。今年の人気馬は、前走、牡馬相手に早めに先頭に立つも、ゴール前で差されたカラフルブラッサムだと思うが、ただ、今年は芝で2勝している馬がいないだけに、それほど堅いレースだとは思えない。

(フラワーC)
       1着    2着    3着
03年    C c    Z    -
04年    A a   Bz     Yc
05年    C     ダ     -
06年    D c   BYd   ダ
07年    A a   -     C
08年    A a   C c   A b
09年    -      Yb   -
10年    BXa   C c   -
11年(阪神)-     B c   -
12年     Xa   -      Xc
(スローペース調整-20/-10)

 3歳重賞ファルコンSは、中京競馬場の馬場改造に合わせ、昨年から1200から1400メートル戦に変更になった。今年はミリオンフレッシュ、ディアセルヴィス、ラインミーティア、ティーハーフ、マンドレイク、プレイズエターナル、ワキノブレイブなどの前走指数が高く、過去の指数、平均指数でエールブリーズ、カシノピカチュウも上がってくる。
 中京の芝コースは差し馬に流れが向くことが多く、上がりの脚が切れるプレイズエターナル、カシノピカチュウ、ディアセルヴィス、インパルスヒーローなどに注目しておきたい。

 (ファルコンS)
       1着    2着    3着
06年    A b   -     C d
07年    A d    Zc   C c
08年    BXc   A     -
09年    A a   -     -
10年      c     a   -
11年(阪神)-     DZc   BZa
----------------------
12年      d    Xa   D
(スローペース調整-20/-10)

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年3月12日 (火)

第860回牝馬は・・・

201303100911
201303100611
201303090711

 桜花賞トライアルのフィリーズレビュー。
 人気はサンブルエミューズ、サウンドリアーナだったが、勝ったのは3番人気のメイショウマンボだった。2着に4番人気のナンシーシャインが入ったが、3着は久々の芝戦だった11番人気のティズトレメンダスが早めの先頭から最後まで粘るスタミナを見せ、3連単は9万6300円と少し荒れた。

 人気の2頭、サンブルエミューズ、サウンドリアーナは、直線なかばまでは良いポジションで先行していたが、「さあ」これからという坂下の勝負所で、勢いをなくしてしまったようだった。サンブルエミューズは11着、サウンドリアーナは6着と、ともに期待に応えられなかった。

 勝ったメイショウマンボは中段の後ろから直線、鋭く突き抜けてきた。ナビグラフで見ても、前走、スローペースながら上がり指数が高い馬だったし、2着のナンシーシャインも上がり指数で上位に位置する1頭だった。一方、大敗したサンブルエミューズ、サウンドリアーナは上がり指数に鋭さがみられず、上がり指数だけのデータからは、納得のレース結果といえるのかもしれない。ただ、牝馬は難しい。次もその通りに決まるのかどうか、やってみないと分からないというのが牝馬なのだろう。

 中山牝馬Sは牝馬のハンデ戦で、3連単は6年連続10万を超す高配当が飛び出す波乱続きのレースだ。思い切って、格上挑戦で50キロの軽ハンデ馬フェータルローズから買ってみたが、さすがにいきなりの重賞戦では全く歯が立たなかった。勝ったのは6番人気のマイネイサベル。直線はスマートシルエット、オールザットジャズと、3頭が馬体を合わせての叩き合いになったが、一瞬の鋭さでマイネイサベルが抜けだした。2着は2番人気のスマートシルエット、1番人気のオールザットジャズが3着で、3連単は4万7930円。波乱続きのこのレースとしては堅い結果になった。

 中京競馬場はこの春で2年目のシーズンを迎える。ダートは逃げ先行馬が圧倒的に強い傾向がだが、芝コースは差し馬の活躍が目立つ。特に直線なかばの急坂を上がってから残り200メートルの差し脚比べになることが多いようだ。

 ハンデ戦の中日新聞杯も、勝ったサトノアポロは向正面は後方にスタンバイして、直線で中段の後ろに進出、坂を上がって差し脚を爆発させるという、新中京コースの特長を生かしたレースだった。サトノアポロの手綱を取った蛯名騎手の好騎乗が光ったレースだった。

 大震災から2年。昨日はどのテレビも震災の特集ばかりだった。直接的な被害を被ったわけではないが、それでも、あの日の心のざわめき、恐怖がよみがえってくる。
 東北の地元の方々の思いは、いかばかりだろう。
 一日も早い復興が進みますように。

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2013年3月 7日 (木)

第859回波乱の牝馬ハンデ戦

 阪神のフィリーズレビューは芝の1400メートル戦。3着までに桜花賞の優先出走権が与えられる。3歳の重賞だけに全体的に前走指数が強いものの、ランク外の馬も多く活躍しており、指数が低くても要注意のレースだ。

(フィリーズレビュー)
       1着    2着    3着
03年    C     BXa   A b
04年    A a   BXb    Zc
05年    BXa   -     -
06年    -     BYb   -
07年    AYb   -     C d
08年    -     -     -
09年     X    -      Z
10年    -     DZb   AXc
11年    -     B a   -
12年    AZb   DXa   -
(スローペース調整は-20/-10)

 今年はシーブリーズライフ、コスモアンダルシア、サンブルエミューズなどの前走指数が高く、過去の指数などでサウンドリアーナ、メイショウマンボ、ナンシーシャイン、タンスチョキンがなどが上がってくる。
 内回りコースの芝1400メートル戦だけに、極端なスローペースはないだろう。とすると、平均ペースで差し脚がある馬たちに向く流れといえそうで、サウンドリアーナ、サンブルエミューズ、ノーブルコロネット、シーブリーズライフなどが有力馬候補になるだろう。
 指数の最上位はサウンドリアーナ。最高指数を示したファンタジーSは、ローブティサージュをものともせず、インパクトのある勝利だった。その後阪神JFに出走。2番人気に推されたが17着に大敗してしまった。距離が合わなかったというのが、大方の見方のようだが、多少疑問も残る。
 上がりの脚はシーブリーズライフが鋭い。距離もこの1400がベストだろう。鋭い差し脚を見せた前走は東京コースでの勝利で、阪神コースが合うかどうか。
 フィリーズレビューは1400戦とはいえ、マイル戦での好走が求められるレースだけに、マイル戦で鋭い瞬発力を見せきたサンブルエミューズが連軸向きかもしれない。

 中山牝馬Sは牝馬のハンデ戦。3連単は6年連続10万を超す高配当が続き、波乱含みのレースだ。
 指数上は平均指数の高いabcd馬が10年の内8年で連対しており、連軸にとるなら平均指数の上位馬からだろう。今年はフミノイマージン、ニシノステディー、オールザットジャズ、メイショウデイムが該当する。トップハンデ馬や重ハンデ馬たちは苦戦の傾向で、フミノイマージンやオールザットジャズなどは連軸向きとは言いにくい。
 ここは軽ハンデを生かして上がりの脚に懸けるニシノステディー、サンシャイン、トシザマキ、フェータルローズなどに期待するところか。

(中山牝馬S)
       1着    2着    3着
03年     Xa   -     -
04年     Zb   CXb   A
05年      d   -     A
06年     Xb   -     -
07年    -     C d   -
08年    -     -     -
09年     Xc   -     -
10年     Yb   -     -
11年(阪神)  b   -     -
12年    -     -     B

 中日新聞杯は芝2000メートルのハンデ戦という条件に変わりはないが、昨年から12月から春の開催に時期が変わって、今年は2年目。
 これまではハンデ戦らしく、ランク外の馬たちが波乱の主役を務める傾向が強かったが、今年はどうだろう。トウカイパラダイス、サトノアポロ、アドマイヤタイシ、ドリームセーリング、ジャスタウェイ、アンコイルド、コスモオオゾラなどが今年の指数上位馬で、ジャスタウェイ、ゲシュタルト、ヤマニンキングリーの57キロがトップハンデ馬だ。
 新中京の芝コースは、差し馬が強い傾向がみえる。ここは軽ハンデの差し馬からが狙い目だろう。上がりの脚がしっかりとしたマッハヴェロシティ、アンコイルド、セイクリッドバレー、コスモオオゾラ、サトノアポロなどが浮上してくるのだろうか。

(中日新聞杯)
       1着    2着    3着
03年    -     AXa   -
04年    BXa   -      Z
05年    -     D       a
06年      d    Xa   -
07年    B     -     -
08年    -     -     B
09年     Xb   -     C
10年(小倉)A     -     -
11年(小倉)-     AYa   -
-----------------------
12年    D     -     A a

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年3月 5日 (火)

第858回春はすぐそこ

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201303020611

  皐月賞トライアルの弥生賞、桜花賞トライアルのチューリップ賞と、いよいよ、春のクラシック戦線を目指す戦いが始まった。

 今年の弥生賞は人気のコディーノ、エピファネイアを抑え込んで、6番人気のカミノタサハラが勝利を手にした。
 先行したエピファネイアが、直線、早めに先頭に立って、そのまま突き抜けるかと思ったが、意外とはじけなかった。馬群の真ん中から脚を使ったカミノタサハラ、ミヤジタイガが鋭い追い込みを見せ、エピファネイアを交わし、さらに内の狭いところからコディーノが巻き返しを見せて3着を確保。エピファネイアは4着だった。
 ナビグラフでみると、上がりの脚はカミノタサハラが良く、この勝利もうなづける。
 2着のミヤジタイガが10番人気で、3連単は46万を超す高配当になったが、指数上は(Zc-Y-AXb)というランク馬の決着だった。

 牝馬のチューリップ賞は、3番人気のクロフネサプライズがペースを落としてマイペースの逃げ。そのまま逃げ切って勝った。2着のウインプリメーラ、3着のアユサンも道中、2、3番手に位置していた馬たちで、前に行った馬たちのレースになった。人気のレッドオーヴァル、ローブティサージュは、直線での脚に伸びが見られないまま、7着、9着に負けた。3連単は11万6790円。
 クロフネサプライズは、前走、阪神JFで勝ったローブティサージュに次いで、差のない2着だった馬だ。ナビグラフでみると、阪神JFのペースはかなり厳しかった。その厳しいペースを先行して粘って2着の経験が、ここで生きたのだろう。

 直線の坂上から、2番人気サクラゴスペル、1番人気ダッシャーゴーゴーの叩き合いになったオーシャンSは、サクラゴスペルが半馬身差で制した。ナビグラフでも、サクラゴスペル、ダッシャーゴーゴーは全く差がなく、実際その通りの結果だった。3着は7番人気のツルマルレオン。例年、波乱度の高いレースだが、今年は2頭が圧倒的に人気を背負っており、3連単は1万3000円と堅い配当だった。惜しかったのが最後まで粘っていた初芝戦のポアゾンブラック。結果的に4着だったが、15番人気だったから、せめて3着に残っていれば間違いなく高配当になっていたのだが--。

 先週、東京にも春一番が吹いた。今日はずいぶんと暖かい。桃の節句を過ぎると、春はすぐそこだ。先週から、WBCの野球も始まったが、内容が今ひとつで、気持ちが盛り上がらない。

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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