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2013年3月21日 (木)

第863回強いロードカナロア

 春のG1第1戦は高松宮記念。中京競馬場は昨年、新しいコースに生まれ変わったが、指数上位のランク馬が強いという過去の傾向に大きな変化はなかった。過去10年の傾向を見てみると、前走指数の上位ABCD馬と平均指数の上位abcd馬の連対率が高く、XYZ馬もまずまずの成績。指数上位馬の信頼は高い。

(高松宮記念)1着    2着    3着
03年     Yd   B d    Yb
04年    C     AX    -
05年      c   -     A c
06年    DZb    Zd   -
07年    CZ    -     AZ
08年    B      Zc   AYa
09年    AYd   DXa   D
10年    CZb    Y    D d
11年(阪神)CYc   B a   -
----------------------
12年    A c    Xc   B

 今年の前走指数上位はモンストール、ロードカナロア、ドリームバレンチノ、サクラゴスぺル、フィフスペトルなど。過去の指数上位馬として、ダッシャーゴーゴー、サンカルロなども上がってくる。
 実績からはロードカナロアが断然だ。昨年の高松宮記念は初のG1挑戦で堂々の3着だった。その後、短距離重賞を2戦、2着2回だったが、昨秋のスプリンターズS、香港スプリントのG1を連勝、休みをはさんで出走した前走のG3阪急杯も快勝している。先行して差し切るという、まさに横綱相撲で目下重賞3連勝中だが、いずれも展開の助けや、紛れ、あるいは馬場を味方につけての勝利だったわけではない。自身の力でもぎ取ってきたスプリント王者のタイトルだった。
 もちろんスピード指数もレベルが高い。そして何よりも抜け出す時の差し脚が鋭い。スプリンターズSでは33秒4の上がりタイムだったし、阪急杯もただ1頭58キロを背負って、34秒5の上がりの脚をみせている。現在のスプリント戦線で、国内に敵はいないだろう。
 新しくなった中京競馬場の芝1200はスタートしてすぐ、3コーナーの手前から4コーナー過ぎまで長い下り坂が続く。どうしてもオーバーペースになりがちで、結果的に直線の急坂で脚が上がってしまうことが多い。しかし、そこからゴールまでの200メートル余りの粘り強い差し脚が勝負をきめるわけで、そういうタフなコースで、十分に力を出せるのも、ロードカナロアしか思いつかない。
 ロードカナロアの相手はサンカルロ、ドリームバレンチノ、ダッシャーゴーゴー、サクラゴスぺルなどを上位に見ている。

 日経賞は例年、前走指数の高い馬たちが中心になっている。
 今年はオーシャンブルー、タッチミーノット、ムスカテール、トランスワープ、ダノンバラードなどの前走指数が高い。他に、過去の指数、平均指数などでフェノーメノ、メイショウカンパクも上位だ。
 オーシャンブルーは前走、有馬記念の2着馬。フェノーメノはダービー2着、秋の天皇賞2着、JCの5着馬。タッチミーノットは毎日王冠3着、中山金杯を勝っている。この3頭が連軸の中心になりそうな有力馬だ。指数のランク外では3連勝中のアドマイヤフライトなども有力馬の一角を占める。
 しかし、素質の高さはフェノーメノだろう。ダービーは2着とはいえ、勝ったディープブリランテとはわずかにハナ差の勝負だったし、古馬に混じっての天皇賞2着も優秀。指数の高さに不足はなく、ゴールドシップと並ぶ、4歳世代を代表する1頭だ。ここは休み明けだが、まだ成長過程にある4歳馬なら、マイナスにはならないだろう。

(日経賞)  1着    2着    3着
03年    -     A c    Z
04年    -     B      Ya
05年    DYa   C     -
06年    BXa   D     -
07年    AYd    Xd   C c
08年    A a   B d    Yb
09年     Yc   D     -
10年    DYc   AXa   B d
11年(阪神)D      X    A a
12年    -      X    C b

 マーチSはダートのハンデ戦で、馬単は最近8年連続で万馬券の決着。波乱になりがちなレースだ。波乱の多いハンデ戦とはいえ、指数上は平均指数の上位馬たちが10年の内9年で連対中。今年の平均指数の上位はグランドシチー、バーディバーディ、ジョヴァンニ、グラッツィアなど。他にドラゴンフォルテ、ナイトフッド、サイレントメロディが前走指数などの上位馬だ。
 常識的にはグランドシチーを中心に考えたいところだが、トップハンデ馬は10年で3連対と苦戦しており、58キロを背負うグランドシチー、バーディバーディは連軸としては買いにくい。他の平均指数の上位馬のなかで、恵量のハンデはジョヴァンニだろう。まだ前走で準オープンを勝ったばかりだが、4歳馬で目下4連勝中と勢いもあり、前走指数の高さはすでに重賞レベルだ。また、前走、川崎記念3着のグラッツィアも上位の力はありそうだ。
 他では下級条件戦とはいえ前走の内容が良かったドラゴンフォルテ、フレイムオブピース、ナイトフッドなども気になるし、さらにタカオノボルの好走もありそう。今年も荒れそうな気配だ。

 (マーチS) 1着   2着    3着
03年     Z     Xb   C
04年     Yc    Za   A
05年      c   -      Z
06年    B b   -      Yd
07年    -     C b   BYd
08年    B     -       b
09年    AXa   C     -
10年     Yb   -       d
11年(阪神) Xa   -      Z
12年    B b   -      Yb

 毎日杯は、前走指数上位馬が中心。
 今年はキズナ、バッドボーイ、メイショウブシン、オメガキングティーの前走指数が高く、過去の指数でラブリーデイ、ピュアソルジャー、テイエムイナズマが上位だ。スローペースで指数は低いが、上がりの脚がしっかりとしたコメットシーカーも差はない。
 阪神外回りコースでスローペースは必至だけに、先行力があり、差し脚も鋭いキズナ、コメットシーカー、バッドボーイなどに流れが向きそうだ。

(毎日杯)  1着    2着    3着
07年    -       d   CXb
08年    B     -     -
09年    A c   -     -
10年    BX    DYa   -
11年    B     -     -
12年    B     -      Y
(スローペース調整-15/-5)

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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