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2013年6月27日 (木)

第891回トップハンデは苦しい

 今週から関東は福島に開催が移る。7、8月は新潟の開催があって、9月まで首都圏での開催はないが、夏は夏で旅の楽しみもあるだろう。
 福島開幕週の重賞は3歳限定のハンデ戦・ラジオNIKKEI賞。500万条件を勝ったばかりの馬から、クラシック戦線で戦ってきた馬、重賞で好結果を残してきた馬たちが入り交じって、まさに玉石混淆。重賞で上位の馬たちが重ハンデを課される傾向で、人気にもなるが、例年トップハンデ馬も1番人気馬も苦戦続きだ。指数上もランク外の馬たちの活躍が目立つ。

(ラジオNIKKEI賞)
       1着    2着    3着
06年      c   -     -
07年    -      Z     Z
08年    -      Xb   -
09年    -     -     B d
10年    C     -     AYb
11年(中山)A b    Yc    Xa
12年    -      Yc   -

 今年はフラムドグロワール、ガイヤースヴェルト、シャイニープリンス、カシノピカチュウ、ダービーフィズなどが指数の上位馬だ。
 ハンデは指数上位の3頭、フラムドグロワール、ガイヤースヴェルト、シャイニープリンスが横並びで、56キロのトップハンデを課せられている。ともにNHKマイルCに出走して、3、5、6着の馬たちだが、トップハンデ馬は、ハンデ戦になってから過去7年で2着が1回あるだけ。重賞実績も過信はできない。
 しかし、これまでトップハンデ馬たちは重賞に出走していたとはいえ、2桁着順や7着以下に負けている馬たちがほとんどだった。今年のNHKマイルCで、果敢に先行して勝ち馬と差のない3着に粘ったフラムドグロワールは、これまでのトップハンデ馬たちとは違う別格として高く評価して良いのではないか。NHKマイルCのあとは、ダービーに出走して10着に負けたが、指数上は勝ち馬とも大きな差はなかった。その先行力からすると小回りの福島は合うだろうし、距離が短くなるのも好材料ではないか。
 過去の傾向からは、クラスにかかわらず、前走勝っている馬が過去7年で4勝、2着にも2頭いる。春の序列より、今の勢いがモノをいうレースを意識するなら、前走500万条件を勝ち上がってきた、瞬発力の鋭いインプロヴァイズ、ダイワストリームからの手もあるかもしれない。

 中京競馬場は芝1200のハンデ戦、CBC賞がメイン。
 今年の指数上位は、ハクサンムーン、アイラブリリ、マジンプロスパー、ザッハトルテ、ザラストロ、ヤマカツハクリュウ、エーシンダックマン、サドンストームなど。昨年の勝ち馬マジンプロスパーが、58キロのトップハンデを背負う。
 中京の芝コースは差し馬に向く。上がりの脚があるザッハトルテ、ザラストロ、ウインドジャズ、バーバラなどが有利だろう。なかでも距離が短くなって、鋭い瞬発力が生かせそうなザッハトルテを軸馬に推したい。マイペースの逃げなら、ハクサンムーンの逃げ切りも想定しておきたいところ。

(CBC賞) 1着    2着    3着
06年    -      Z      b
07年    -     D c   -
08年    -     A       a
09年    -     A     B
10年(京都) Yb   -     -
11年(阪神)CYa   B       c
12年    A c   C     A b

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年6月25日 (火)

第890回やっぱり強かった

201306230911

 ゴールドシップが見事な復活を見せた宝塚記念だった。

 ゴールドシップはスタート直後から、押して押して先行する作戦。すんなり3番手に取り付いたジェンティルドンナに並びかけ、4番手で進む。ゴールドシップの少し後ろにフェノーメノがついて行く。いつものように大逃げはシルポートだが、直線なかばで脚が止まってしまった。すかさず2番手に位置していたダノンバラードが先頭に立つところを、並ぶ間もなく交わし去ったのがゴールドシップだ。追ってくる1番人気の3冠牝馬ジェンティルドンナ、天皇賞馬フェノーメノを相手にせず、快勝といえるレースだった。それまでの後方待機策から一転、先行策で勝利をものにしたわけだが、ゴールドシップ自身の進化のように思えた。
 もちろん、直線の短い阪神の内回りコースだったこと、台風の余波による週中の大雨でぬかるんだ馬場状態であったことなど、先行していなければ勝機が薄いことは、内田騎手も意識していただろう。馬場状態を考えても、逃げたシルポートを除けば、ペースが早すぎたわけでもなかった。実際、1着から5着まで、上位を占めたのは先行した馬たちばかりで、もし、ゴールドシップがそれまでのように後方一気の作戦だったら、はたして届いていたかどうか。

 元来、ゴールドシップはスタミナに優れている。平均ペース以上の長距離戦に適性があるはずで、それだけに、先行策は理にかなった戦法だったといえる。これまではスタートしても動けず、仕方なく後方一気のレースをしていたのだろう。しかし、先行策こそがスタミナを生かす本来とるべきスタイルのはず。そのほうが、展開にも左右されず、より強さを発揮できるのではないか。今思うと、5着に負けた天皇賞は、後方すぎた位置取りに加え、軽い馬場(馬場指数は-15)が合わなかったのかもしれない。
 切れる脚のあるジェンティルドンナは、この渋った馬場では瞬発力を生かしきれなかったのかもしれない。

 冒頭に「ゴールドシップが見事な復活」と書いたが、よく考えてみれば、近走、春の天皇賞で5着に負けただけであって、一回負けたからといって、その能力を疑問視するのは全くもって失礼な話だった。ゴールドシップにとって、この勝利は復活でも何でもない。「いつも通りに強かった」ということなのだろう。

 勝利騎手インタビューで「馬は生き物です。その日その日で違うものです」という内田騎手のコメントが、そう伝えているように思えた。

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年6月20日 (木)

第889回上がりの脚はジェンティルドンナ

 過去10年、宝塚記念は前走指数と平均指数の上位が中心になっている。前走、春の天皇賞組が勝ったのは4回、2着に5頭いる。天皇賞組が連対できなかったのは10年の内2回だけで、前走、春の天皇賞組から連軸を取るのがいいのだろうか。他の路線からは6頭が勝利している。1番人気馬は3勝、2着3回と、信じて良いのか悪いのか、微妙な数字だ。ただし春天皇賞組が1番人気に支持された場合は、3戦2勝、2着1回と安定している。

(宝塚記念) 1着    2着    3着
03年      d   A c   BZb
04年    AXb    Za   -
05年    B     -     AXa
06年(京都)A a   -      Z
07年    -     A a   -
08年    -     A a   -
09年    C a     d    X
10年    -      Yb   -
11年    -     A      Xa
12年     Zb   -     -

 今年は、フェノーメノ、トーセンラー、ゴールドシップ、ヒットザターゲット、ナカヤマナイト、シルポートが指数上のランク馬で、そのうち春の天皇賞組はフェノーメノ、トーセンラー、ゴールドシップの3頭だ。
 今年の春の天皇賞を勝ったのは2番人気のフェノーメノだった。3コーナーの坂を過ぎると、先頭集団にまで押し上げ、直線では早々と先頭に立って、そのまま後続馬を寄せ付けず圧勝した。圧倒的な1番人気におされたゴールドシップは5着。いつものように最後方からのレースだったが、直線に向いてからは、差し脚に全く勢いがなかった。2着は3番人気のトーセンラー。
 今年の春の天皇賞は道中のペースが早く、直線もなし崩しに脚を使う厳しいレースだった。そのレースで早めに先頭に立ち、押し切ったフェノーメノの能力は認めざるを得ないし、ゴールドシップとの0.9秒差も決定的で、ゴールドシップは敗北を認めるしかなかっただろう。
 今年は逃げ馬シルポートがレースを引っぱることになりそうで、スローペースにはなりにくい。さらに雨の影響が日曜日まで残るようなら、厳しくスタミナが問われるレースになるかもしれない。そうなれば、迷わずフェノーメノを中心に推したい。
 ただ、馬場が乾いてペースも落ち着くようなら、少し不安が生じてくる。フェノーメノもゴールドシップもスタミナに優れ、平均ペース以上の長距離戦に適性があるはず。もちろん馬場が渋っても力を発揮できる。しかし、鋭い差し脚では少し見劣る。距離が短くなったうえに、スローペースで直線での鋭く切れる脚が問われることになったら、不覚を取ることもあるだろう。
 フェノーメノ、ゴールドシップの死角をついて浮上するのは差し脚の鋭い牝馬ジェンティルドンナだ。ジェンティルドンナは、昨年、牝馬3冠を達成のあとジャパンカップも制して、年度代表馬に選出された。前走はドバイシーマクラシックでも2着に健闘した。ナビグラフを見ても上がりの脚は傑出している。例年、宝塚記念は上がりの脚がある馬が好走しているだけに、連軸はフェノーメノを取るにしても、単勝候補はジェンティルドンナの方がいいのかもしれない。
 他に3強に割って入りそうなのはダノンバラード、トーセンラー、ナカヤマナイト、シルポートなど。

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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2013年6月18日 (火)

第888回函館が速い

201306160211
201306160511

 先週から函館競馬が始まった。その開幕週の重賞は函館スプリントSだったが、日曜日は朝から濃い霧のなかでのレースで、函館スプリントSの中継の映像も薄ぼんやりとしてよく見えないほどだった。

 レースは2番手でレースを進めたパドトロワが2着のシュプリームギフトをアタマ差抑え込んで勝った。1分8秒5という勝ちタイムだったが、このタイムは昨年、ドリームバレンチノが勝ったタイム(1分9秒4)に比べると、1秒近く速い。しかし、パドトロワが素晴らしい速さを秘めた馬かというと、それは違うかもしれない。

 日曜日の8レースは函館スプリントSと同じ1200メートルで、500万条件のレースだったが、勝ったユールフェスト、2着のストレイトガールの走破タイムはともに1分8秒1で、パドトロワの勝ちタイムよりもコンマ4秒も速いものだった。函館の1200メートルのレコードタイムは1分8秒0だが、500万条件のレースで、コースのレコードタイムに近いタイムで走れるのだから、馬場状態は相当に良かったのだろう。

 重賞の勝ちタイムが500万条件のそれより、コンマ4秒も遅いなんてことはあまりない。後方から追い込んだスギノエンデバーの上がりタイムが33秒2という限界に近い上がりタイムで駆け上がってきたが、5着がやっとだった。勝ったパドトロワも2着のシュプリームギフトも、3着のフォーエバーマークも、前々でレースを進めていた馬たちで、逃げ、先行馬が上位を占めることになった。そうした事実から、短距離戦の重賞としては珍しい、超スローペースだったことがわかる。人気のドリームバレンチノは中段のまま全く伸びなかったが、スローペースの前残りのレースで59キロを背負っていては、勝負にもならなかったというべきだろう。いずれにしても、上位の馬たちはペースと展開に恵まれたはずで、このレースを余り評価しない方が良いだろう。

 それにしても、今年の函館の芝コースは、以前と比べると考えられないような速いタイムがでている。

 今年は札幌がスタンドの工事で開催ができず、その分も函館が請け負うことになっているが、これから9月の第1週まで、実に12週の連続開催をこなさなければならない。当然というか、芝コースを12週のあいだ保たせるために、いろいろ工夫がされているはずで、その一環として、基盤をかなり固めに調整したのではないかと想像はつく。
 洋芝でスタミナのいる函館コースというイメージは、早く捨てないといけない。

 3歳のダート重賞・ユニコーンSはベストウォーリアが中段から差し脚を伸ばして勝った。外から脚を使った1番人気のサウンドリアーナが2着。3連勝で期待されたチャーリーブレイヴは出遅れが響いたのか、直線坂上で脚が止まってしまった。出負けに加え、スローペースもあわなかったのかもしれないが、もう少しやれると思っていただけに、期待はずれだった。

 日曜日は、母の命日だった。あれから10年。時のたつのはひたすら早い。

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2013年6月13日 (木)

第887回ダート界の新星を目指して

 3歳のダート重賞・ユニコーンSの勝ち馬には、タイキシャトル、ウイングアロー、カネヒキリなど、その後G1馬に出世した馬も多い。ユニコーンSはこれからのダート戦線での活躍が期待される素質馬たちのレースだ。
 3歳限定のダート戦だけに、指数上位馬が圧倒的に強い。平均指数の上位馬は10年連続で連対中で、前走指数の上位馬も9年で連対している。連軸は指数の上位馬から取るのがセオリーだろう。

(ユニコーンS)
       1着    2着    3着
03年     Yd   B b   芝
04年     Zd   芝     D d
05年    AXa    Y    B b
06年    D      Yc   CZ
07年    A b    Xa   -
08年    BXc    Zc   -
09年    A d   C c    Xa
10年     Yb   C     -
11年    D d   BZc   BY
12年    D       d   C b
(スローペース調整-15/-5)
(公営競馬のレースは減戦して計算しています)

 今年は、チャーリーブレイヴ、サウンドリアーナ、ベリートゥベリー、ケイアイレオーネ、エーシンレンジャー、クロムレック、ミヤジマッキー、ショウナンダイラなどがダート戦での指数上位馬だ。
 なかでもダートで3連勝中のチャーリーブレイヴの指数が高い。前走2月中旬のヒヤシンスS(東京ダート1600)のスピード指数85は、今でも世代のトップレベルの高さにある。その後、軽いフレグモーネで昇竜Sを回避したが、その影響も残っていないようなら、3歳馬にとっては成長著しい時期だけに、前走から4か月のブランクは、逆に大きな成長につながるのではないか。東京のダート1600は2戦2勝の舞台。このメンバーなら、スローペースは考えられず、中段から長く良い脚を使えるチャーリーブレイヴに流れも向くだろう。
 チャーリーブレイヴの相手は、前走、初ダート戦で切れる脚をみせたサウンドリアーナ、安定した差し脚が光るベリートゥベリー、ジェベルムーサ、ノウレッジなど。先行して粘るエーシンレンジャー、クロムレック、ケイアイレオーネなどの前残りなら、好配当もありそう。

 函館スプリントSは、前走指数の高いABC馬が10年連続で連対している。平均指数の上位馬も9年で連対しており、ここも指数上位馬が中心のレースだ。
 今年はドリームバレンチノ、アウトクラトール、サクラアドニス、マイネルエテルネル、パドトロワ、スギノエンデバー、テイエムオオタカなどが指数の上位馬だ。
 指数の高さと安定感ではドリームバレンチノが断然抜けた存在に見える。昨年のこのレースはロードカナロアを押さえて勝ち、G1スプリンターズSでは3着。今年に入ってG3シルクロードSを勝って、前走G1高松宮記念でも2着に好走している。スプリンターズS以降、先着を許したのはG1馬ロードカナロアとカレンチャンだけ。短距離戦線では常にトップを争う力がある馬だ。ここは役者が違うはずだが、ただ、問題は59キロの負担重量だろう。
 函館スプリントSは、過去10年、負担重量で恵まれる牝馬が8勝をあげており、59キロではビービーガルダンの2着が最高順位。負担重量はポイントになるのではないか。
 56キロの負担重量の馬たちでは、スギノエンデバー、アウトクラトール、テイエムオオタカなどが気になるところ。さらにフォーエバーマーク、シュプリームギフト、アドマイヤセプターなど、牝馬には今年も要注意だ。

(函館スプリントS)
       1着    2着    3着
03年     Xc   B b   -
04年    A b   -      X
05年    A     BZb   -
06年    -     A     DZ
07年    A b   -     B c
08年    AXb    Zd    Yc
09年(札幌)A      Yd    Xa
10年    CZd    Xa   -
11年    B a   A     C
12年     Zc   AYa   -

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2013年6月11日 (火)

第886回復調、岩田騎手

201306090511
201306090911

 ダービーが終わって、新馬戦も始まった。POGをやっている周りの人たちを見ていると、随分盛り上がっているようだが、私はPOGに加わったこともなく、ダービーが終わると、脱力感ばかりで、しばらくは気合いが入らない。おまけに中日ドラゴンズは情けないゲームが続いて、気持ちの盛り上げようもない。

 エプソムカップは2番手で先行したクラレントが、直線なかばで早めに先頭に立つと、そのまま押し切って勝った。後方から最内をついて伸びたジャスタウェイが、クラレントにきわどく迫ってハナ差の2着。3着は4、5番手に構えていたサンレイレーザー。勝ったクラレントに騎乗していたのは岩田騎手だったが、この日は3勝。今年は5月5日から5月25日までの開催6日間、全く勝てない不調の期間があったが、完全に復調してきたようだ。(ちなみに、今年、ランキング上位の騎手の中で、連対率が最も高いのは福永騎手の29.7%で、重賞戦の連対率は内田騎手の29.4%が最高。)
 例年、エプソムカップはスピード指数の上位馬が活躍してきたレースだが、今年も勝ったクラレント(Ca)、2着のジャスタウェイ(Xa)、3着サンレイレーザー(A)ともに、指数の上位馬たちだった。ナビグラブでも、勝ったクラレントは前走のペース指数が最も高く、先行して良し。さらに、上がりの脚でも2走前の指数は最上位で、1600までの距離にしか勝ち星がないという同馬の距離適性を特別に意識しなければ、中心にとるべき馬だっただろう。3連単は3万4300円と、まずまずの好配当だった。

 阪神のマーメイドSは、トップハンデ馬が勝てないジンクスが続いていたが、今年はマルセリーナがそのジンクスを突き破って、56キロのトップハンデで勝利を手にした。トップハンデ馬が勝てないというデータが浸透していたのだろう。マルセリーナは7番人気だった。マイペースで逃げて2着に粘ったアグネスワルツは10番人気、3着のアロマティコは1番人気。3連単は19万を超す高配当で、今年もやっぱり荒れた。

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2013年6月 6日 (木)

第885回指数上位が活躍

 今週、東京の重賞はエプソムカップ。
 過去10年間をみると、前走指数上位のABC馬がすべての年で連対している。また、平均指数の上位abcd馬も9年で連対しており、全体としても指数の上位馬たちが活躍しているレースだ。

(エプソムC)1着    2着    3着
03年    A     B     -
04年     Zb   AYa   -
05年    -     C d   B b
06年    B     BYa   -
07年      c   C a   C d
08年    -     A b    Yc
09年    A a    Zb     c
10年    CYc    Y    -
11年    A a   -     B a
12年    -     A d   C

 今年の指数上位馬は、アドマイヤタイシ、サンレイレーザー、サトノアポロ、クラレント、ジャスタウェイ、ファイナルフォームなどだ。
 直線の長い東京コースでも、上がり一辺倒のレースにはならないだろう。ある程度、前々でレースができるアドマイヤタイシ、サンレイレーザー、クラレント、リルダヴァルなどに流れが向くのではないか。
 前走、読売マイラーズCでは、位置取りが少し後ろになってしまったが、勝ったグランプリボスとともに伸びて2着に健闘した4歳馬サンレイレーザーに期待したい。

(マーメイドS)
       1着    2着    3着
06年(京都)A     CZb   D
07年    C      Zc     d
08年    -     -     BXa
09年    -     B     -
10年    A     -     -
11年     Y    B a   C
12年    -     -     -

 阪神はマーメイドS。06年から牝馬限定のハンデ戦になったが、それ以降、波乱のレースが続いている。1番人気馬は、昨年やっと1勝したが、トップハンデ馬はまだ勝てない状況だ。指数上位馬も苦戦を強いられている。
 今年はコスモネモシン、マルセリーナ、エーシンメンフィス、アロマティコ、などが前走指数の上位馬。他に過去の指数、平均指数などで、アグネスワルツ、エピスナアスール、マイネオーチャード、ピュアブリーゼなどが上位だ。
 トップハンデ馬は56キロのマルセリーナ。次いで55キロのアグネスワルツ、エーシンメンフィス、コスモネモシン、ミッドサマーフェアなどが続く。
 差し脚の鋭さからは、アロマティコ、コスモネモシン、マルセリーナなどが浮上してくるが、ハンデで楽なのは54キロのアロマティコだろう。
 他では49キロの超軽ハンデ馬マイファーストラヴも気になる。

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2013年6月 4日 (火)

第884回距離適性

201306020511
201306010911

 2000年以降、安田記念の1番人気は09年にウオッカが勝っただけで、他の年は2着もない。そんなデータをみごとにひっくり返したのが、今年1番人気に支持されたロードカナロアだった。ジンクスや偏ったデータは、不思議と多くの人たちが気がついた頃を見計らうかのように、あるいは、その浅知恵をあざ笑うかのように、打ち消してみせる。株の世界には「まだは、もうなり。もうは、まだなり」という格言もある。まだ続くと思う頃には、もうはないし、もうないだろうと思うと、まだまだ続いたりする。潮時や潮目を読むことは勝負事にはついて回る。

 それにしても見事な勝利だった。中段の外で脚をためていたロードカナロアは、直線なかば、岩田騎手のムチを合図に、馬場の真ん中をぐんぐん駆け上がってきて、そのまま押し切って勝利を手にした。ロードカナロアは昨年秋から、1200メートルのG1を3勝した世界のスプリント王だ。それだからこそ、逆にマイルの適性が問題とされたはずだ。それでもロードカナロアは1番人気に支持された。基本的にサラブレッドは速筋のウェイトが高く、短距離が得意な生き物だ。ただ、良く訓練された馬では、速筋が徐々にスタミナを備えていくことがわかっており、それがサラブレッドの距離の適性を広げていく。そのためには適切な調教が必要になるが、ロードカナロアはまさに、調教師の不断の努力で良く鍛えられた素質の高い馬だったといえるのだろう。その陣営の努力がもたらした安田記念の勝利だったのではないか。

 3番人気のショウナンマイティが最後方から鋭い差し脚を繰り出して2着に上がって、3着は12番人気のダノンシャークだった。3連単は6万2800円の好配当。

 ナビグラフでみると、勝ったロードカナロア、2着のショウナンマイティは、上がり指数で抜けた存在の2頭だった。方や、2番人気のグランプリボスは目立った上がり指数がなかった。実際、グランプリボスはロードカナロアとならんで直線に向いたが、直線では伸びる脚がみえなかった。もっと前でレースを進め、早めに先頭に立って押し切るレースのほうが良かったかもしれない。

 鳴尾記念は、向正面で早々と先頭に立った6番人気のトウケイヘイローが、そのまま逃げ切り勝ちを収めた。トウケイヘイローはこれまで、1400、1600メートル戦で実績を積んできた。安田記念を除外になって、この鳴尾記念に回ってきたが、2000メートルは初の距離だ。当然、ロードカナロア以上に、距離適性が問われたはずだが、ペースが落ち着いてスローペースなったのも良かったのだろう。直線でも十分に脚が残っており、直線なかばでは、更に差を広げる場面もあった。ゴール前では差し馬たちに1馬身と少しまで迫られたものの、快勝といって良い内容だろう。トウケイヘイローの新しい世界が開けたのではないか。

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