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2013年6月20日 (木)

第889回上がりの脚はジェンティルドンナ

 過去10年、宝塚記念は前走指数と平均指数の上位が中心になっている。前走、春の天皇賞組が勝ったのは4回、2着に5頭いる。天皇賞組が連対できなかったのは10年の内2回だけで、前走、春の天皇賞組から連軸を取るのがいいのだろうか。他の路線からは6頭が勝利している。1番人気馬は3勝、2着3回と、信じて良いのか悪いのか、微妙な数字だ。ただし春天皇賞組が1番人気に支持された場合は、3戦2勝、2着1回と安定している。

(宝塚記念) 1着    2着    3着
03年      d   A c   BZb
04年    AXb    Za   -
05年    B     -     AXa
06年(京都)A a   -      Z
07年    -     A a   -
08年    -     A a   -
09年    C a     d    X
10年    -      Yb   -
11年    -     A      Xa
12年     Zb   -     -

 今年は、フェノーメノ、トーセンラー、ゴールドシップ、ヒットザターゲット、ナカヤマナイト、シルポートが指数上のランク馬で、そのうち春の天皇賞組はフェノーメノ、トーセンラー、ゴールドシップの3頭だ。
 今年の春の天皇賞を勝ったのは2番人気のフェノーメノだった。3コーナーの坂を過ぎると、先頭集団にまで押し上げ、直線では早々と先頭に立って、そのまま後続馬を寄せ付けず圧勝した。圧倒的な1番人気におされたゴールドシップは5着。いつものように最後方からのレースだったが、直線に向いてからは、差し脚に全く勢いがなかった。2着は3番人気のトーセンラー。
 今年の春の天皇賞は道中のペースが早く、直線もなし崩しに脚を使う厳しいレースだった。そのレースで早めに先頭に立ち、押し切ったフェノーメノの能力は認めざるを得ないし、ゴールドシップとの0.9秒差も決定的で、ゴールドシップは敗北を認めるしかなかっただろう。
 今年は逃げ馬シルポートがレースを引っぱることになりそうで、スローペースにはなりにくい。さらに雨の影響が日曜日まで残るようなら、厳しくスタミナが問われるレースになるかもしれない。そうなれば、迷わずフェノーメノを中心に推したい。
 ただ、馬場が乾いてペースも落ち着くようなら、少し不安が生じてくる。フェノーメノもゴールドシップもスタミナに優れ、平均ペース以上の長距離戦に適性があるはず。もちろん馬場が渋っても力を発揮できる。しかし、鋭い差し脚では少し見劣る。距離が短くなったうえに、スローペースで直線での鋭く切れる脚が問われることになったら、不覚を取ることもあるだろう。
 フェノーメノ、ゴールドシップの死角をついて浮上するのは差し脚の鋭い牝馬ジェンティルドンナだ。ジェンティルドンナは、昨年、牝馬3冠を達成のあとジャパンカップも制して、年度代表馬に選出された。前走はドバイシーマクラシックでも2着に健闘した。ナビグラフを見ても上がりの脚は傑出している。例年、宝塚記念は上がりの脚がある馬が好走しているだけに、連軸はフェノーメノを取るにしても、単勝候補はジェンティルドンナの方がいいのかもしれない。
 他に3強に割って入りそうなのはダノンバラード、トーセンラー、ナカヤマナイト、シルポートなど。

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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