« 第887回ダート界の新星を目指して | トップページ | 第889回上がりの脚はジェンティルドンナ »

2013年6月18日 (火)

第888回函館が速い

201306160211
201306160511

 先週から函館競馬が始まった。その開幕週の重賞は函館スプリントSだったが、日曜日は朝から濃い霧のなかでのレースで、函館スプリントSの中継の映像も薄ぼんやりとしてよく見えないほどだった。

 レースは2番手でレースを進めたパドトロワが2着のシュプリームギフトをアタマ差抑え込んで勝った。1分8秒5という勝ちタイムだったが、このタイムは昨年、ドリームバレンチノが勝ったタイム(1分9秒4)に比べると、1秒近く速い。しかし、パドトロワが素晴らしい速さを秘めた馬かというと、それは違うかもしれない。

 日曜日の8レースは函館スプリントSと同じ1200メートルで、500万条件のレースだったが、勝ったユールフェスト、2着のストレイトガールの走破タイムはともに1分8秒1で、パドトロワの勝ちタイムよりもコンマ4秒も速いものだった。函館の1200メートルのレコードタイムは1分8秒0だが、500万条件のレースで、コースのレコードタイムに近いタイムで走れるのだから、馬場状態は相当に良かったのだろう。

 重賞の勝ちタイムが500万条件のそれより、コンマ4秒も遅いなんてことはあまりない。後方から追い込んだスギノエンデバーの上がりタイムが33秒2という限界に近い上がりタイムで駆け上がってきたが、5着がやっとだった。勝ったパドトロワも2着のシュプリームギフトも、3着のフォーエバーマークも、前々でレースを進めていた馬たちで、逃げ、先行馬が上位を占めることになった。そうした事実から、短距離戦の重賞としては珍しい、超スローペースだったことがわかる。人気のドリームバレンチノは中段のまま全く伸びなかったが、スローペースの前残りのレースで59キロを背負っていては、勝負にもならなかったというべきだろう。いずれにしても、上位の馬たちはペースと展開に恵まれたはずで、このレースを余り評価しない方が良いだろう。

 それにしても、今年の函館の芝コースは、以前と比べると考えられないような速いタイムがでている。

 今年は札幌がスタンドの工事で開催ができず、その分も函館が請け負うことになっているが、これから9月の第1週まで、実に12週の連続開催をこなさなければならない。当然というか、芝コースを12週のあいだ保たせるために、いろいろ工夫がされているはずで、その一環として、基盤をかなり固めに調整したのではないかと想像はつく。
 洋芝でスタミナのいる函館コースというイメージは、早く捨てないといけない。

 3歳のダート重賞・ユニコーンSはベストウォーリアが中段から差し脚を伸ばして勝った。外から脚を使った1番人気のサウンドリアーナが2着。3連勝で期待されたチャーリーブレイヴは出遅れが響いたのか、直線坂上で脚が止まってしまった。出負けに加え、スローペースもあわなかったのかもしれないが、もう少しやれると思っていただけに、期待はずれだった。

 日曜日は、母の命日だった。あれから10年。時のたつのはひたすら早い。

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

|

« 第887回ダート界の新星を目指して | トップページ | 第889回上がりの脚はジェンティルドンナ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182685/57617908

この記事へのトラックバック一覧です: 第888回函館が速い:

« 第887回ダート界の新星を目指して | トップページ | 第889回上がりの脚はジェンティルドンナ »