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2013年9月 3日 (火)

第910回不良馬場

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 函館は3週連続、週末の雨にたたられた。今週は木曜日の深夜から金曜日の朝まで、40ミリ以上の激しい雨があって、土曜日も朝から強い雨になった。それまでの雨で函館の芝コースはすでにかなり痛んでおり、レースが進むごと、拍車をかけるように馬場は悪化の一途をたどることになった。函館は洋芝コースで、野芝に比べると洋芝はもともと根の広がりが弱い。雨が続くと蹄の衝撃に耐えられず、マット層ごとはがれてしまう。こうなると、修復も難しい。

 通常、野芝のコースなら、雨で不良になっても馬場指数はおおむね+50程度に落ち着く。しかし雨に弱い洋芝で、3週続けて豪雨の中でのレースが続いた結果、今週の函館は+100を越す馬場指数が記録されることになった。これはマイル戦に換算すると基準タイムより10秒も遅いタイムに相当する。20数年の間、馬場指数を作り続けてきたが、こんなに悪い馬場指数は作ったことがない。はじめての経験だった。

 函館の芝戦は、先週に続き、前に行った馬がそのまま逃げ粘るレースが多く、4コーナーで4、5番手以内にいないと上位進出は苦しいようだった。直線、逃げ馬、先行馬も完全に脚が上がってしまっているのだが、追いすがる馬たちも全く同様で、追っても追っても前に進んでいかない。ダートより遅い上がりタイムが示すとおり、まれにみる消耗戦になってしまった。しかしそれも、スローペースで上がり勝負のレースばかりを見慣れた目には、むしろ新鮮で面白く映った。

 土曜日の札幌2歳S。勝ったレッドリヴェールの上がりタイムは41秒3だった。向正面では最後方に位置しており、そこから4コーナーで4番手まで位置取りを上げ、直線、逃げるマイネグレヴィルをとらえ、差し切り勝ちをおさめた。レッドリヴェールの上がり指数を計算すると、土曜日のすべての芝のレースのなかで勝ち馬としては最速のものになった。この日の馬場状態から考えると、なかなか優秀な上がり指数といえるだろう。2着は逃げたマイネグレヴィル、3着は先行したハイアーレート。

 小倉も、金曜日からの度重なるゲリラ豪雨で馬場はかなり悪くなったが、函館ほどではなかった。重馬場になった小倉2歳Sは、2番手から直線で難なく抜けだしたヨハネスブルグ産駒のホウライアキコが強い勝ち方を見せた。スピード指数も高く、将来性もかなりありそうだ。日曜日の函館、すずらん賞を勝ったフクノドリーム、8月17日の新馬戦を高指数で大差勝ちのペプチドスピカともども、このところ、ヨハネスブルグ産駒の活躍がおおいに目につく。

 波乱含みのハンデ戦、新潟記念は今年も荒れた。勝ったのは10番人気のコスモネモシンで、2着も8番人気のエクスペディション、3着7番人気のファタモルガーナと、上位を占めたのはすべて人気薄の馬たち。今年も人気馬は総崩れで、トップハンデ馬も良いところがなく、3連単は55万円を超す高配当だった。

 2月5日、中京競馬場の基準タイムを「27版-2」に更新いたしました。この基準タイム更新に伴い、本年1月開催分の中京競馬の馬場指数も変更していますので、ご注意ください。基準タイム更新分のご購入はこちら

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