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2013年11月 7日 (木)

第929回超スローペースを制するのは

 エリザベス女王杯は、過去10年のうち8年で、前走指数の上位馬たちが連軸の中心になっている。1番人気は10年で2勝。ただ、1、2番人気馬がそろって連を外したのは10年で1度だけで、人気薄同士の決着は少ない。負担重量で2キロ軽い3歳馬が5勝をあげている。また過去10年、勝ち馬はすべて5歳までだった。

(エリザベス女王杯)
       1着    2着    3着
03年    B     A     外国馬
04年    AXa   -     -
05年     Ya   C       c
06年    C     D a    Zc
07年    A      Y    AXa
08年    B b     Xa   -
09年    -     -     B
10年    外国馬   CXb   A a
11年    D外    A      Xa
12年    -     -     C
(スローペースは-10/0)

 今年はメイショウマンボ、デニムアンドルビー、セキショウ、ヴィルシーナが前走指数の上位馬で、過去の指数や平均指数でレインボーダリア、ホエールキャプチャ、ハナズゴール、オールザットジャズなどが上がってくる。
 勝利に最も近い指数上位の3歳馬は、前走指数の高いメイショウマンボ、デニムアンドルビー、セキショウなどで、ともに前走、秋華賞を戦った馬たちだ。秋華賞の内容からすると、勝ったメイショウマンボ、4着のデニムアンドルビーが有力だろう。なかでも牝馬2冠のメイショウマンボが上がりの脚でも一歩リードしているように見える。3歳馬から連軸を取るならメイショウマンボが中心だろう。
 しかし、今年のエリザベス女王杯は、逃げたいエディン、先行するセキショウ、ヴィルシーナ、ホエールキャプチャなどのペースを考えると、超スローペースもありそうだ。3歳馬は2キロ減の負担重量で有利だとはいえ、その超スローペースの流れに対応できるだろうか。メイショウマンボもデニムアンドルビーも中段以降に控えるだろう。切れる脚を見せたとしても届かないのではないか。
 超スローペースの流れに折り合いをつけて、きっちりと差し脚を使えなければ勝機はない。超スローペースなら、当然先行馬が有利で、距離適性も1600から1800の適性で十分だ。その条件を満たすのは、前走、超スローペースの府中牝馬Sを3番手で先行して、32秒6の上がりタイムで勝ったホエールキャプチャだろう。前走の勝利は実に1年5カ月ぶりだったが、それまでの不調が嘘のような鮮やかな勝利で、ようやく復調してきたといえるのではないか。ただし、馬場が悪くなると苦しく、あくまで良馬場でこそのホエールキャプチャだろう。
 ホエールキャプチャに対するのは先行して鋭い瞬発力があるヴィルシーナだ。牡馬との戦いでは少し苦しいが、牝馬限定戦なら連対率は100パーセント。その点からはヴィルシーナの方が連軸向きかもしれない。

 ダートの重賞、武蔵野Sの連軸の中心は、前走指数と過去の指数上位馬たちだ。
 今年はメイショウマシュウ、ナムラタイタン、ゴールスキー、アドマイヤサガス、アドマイヤロイヤルなどの前走指数が高く、他に過去の指数でグラッツィアが上がってくる。
 なかでも、先行力と差し脚から、ナムラタイタン、アドマイヤロイヤル、アドマイヤサガス、ベルシャザールなどが有力に見える。ハイペース気味になって、前が止まるようなら差し脚の鋭いシルクフォーチュン、ゴールスキー、メイショウマシュウの出番もありそうだ。負担重量で2キロ減が有利な3歳馬ベストウォーリアにも要注意。

(武蔵野S) 1着    2着    3着
03年    -     B     -
04年    A     DZc   -
05年    -     -     BYb 
06年    C d   DXa     d
07年    -     BXa   A c
08年    D      Xa   -
09年    -      Z    BXa
10年     Y    D c   -
11年     Y    AZb   -
12年    -     D      Za

 京王杯2歳Sは、ラブリープラネット、マイネルディアベル、モーリス、テイエムキュウコーの前走指数が高く、他にオイダシダイコ、ライアンセンス、トーセンシルエットなどの過去指数が高い。
 切れる上がりの脚からは、京都の新馬戦をレコードタイムで快勝したモーリスが最有力だろう。

(京王杯2歳S)
       1着    2着    3着
03年    DXd   C b   B a
04年    D     -     A b
05年    DYb   -     AXc
06年     Y      c     b
07年    -       d   -
08年    -     A a   CY
09年    BXa   C c   -
10年    D b   -     -
11年    CY     Xd   -
12年    -     -     -
(スローペースは-20/-10)

 2歳牝馬のファンタジーSは、フクノドリーム、ベルカント、マイネヴァリエンテ、メイショウアサツユ、テイエムチュラッコ、タイセイララバイ、モズハツコイなどの指数が高い。
 注目と期待はフクノドリーム。中央ではダート1000メートル戦と函館の重馬場での1200メートル戦を、ともに果敢に逃げて、高指数で連勝。前走は公営の門別競馬場でも1200を逃げ切っている。ただ、スピードに欠けるかもしれないし、距離も長いかもしれない。
 軽いスピードの上がりの脚ではメイショウアサツユ、モズハツコイだろう。

(ファンタジーS)
       1着    2着    3着
03年    -      X    -
04年    D     -      Xa
05年    CYb   A a   BZ
06年    A a    Yb    Zc
07年    C     AXc   -
08年     Z    B c   A a
09年    -      Y    C
10年    A a   -     -
11年     Zd   -     DXc
12年     Xc   -     -
(スローペース調整値-20/-10)

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