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2014年3月27日 (木)

第965回ストレイトガールに期待

 東京の桜も咲き始めた。桜の便りとともに行われる春のG1第1弾は高松宮記念だ。
 2年前、新しいコースに生まれ変わった中京競馬場だが、過去2年のデータを見ても、指数上位のランク馬が強いという傾向に大きな変化はなかった。指数上位馬の信頼は高いだろう。

(高松宮記念)1着    2着    3着
04年    C     AX    -
05年      c   -     A c
06年    DZb    Zd   -
07年    CZ    -     AZ
08年    B      Zc   AYa
09年    AYd   DXa   D
10年    CZb    Y    D d
11年(阪神)CYc   B a   -
----------------------
12年    A c    Xc   B
13年    BXa   BZa   -

 今年の前走指数上位馬は、コパノリチャード、ストレイトガール、レディオブオペラ、スマートオリオン、サクラゴスペルなど。過去の指数ではハクサンムーン、マヤノリュウジン、マジンプロスパーなども上がってくる。
 中京競馬場の芝1200はスタートしてすぐ、3コーナーの手前から4コーナー過ぎまで長い下り坂が続く。肝心の勝負所でどうしてもオーバーペースになりがちで、結果的に直線の急坂で脚が上がってしまうことが多いようだ。1200に限らず、中京の芝コースでは差し馬が活躍するのも、このコースの形態に訳があるのだろう。
 厳しいG1のペースを先行しても粘る脚があるハクサンムーン、コパノリチャード、スマートオリオン、アースソニックも有力には違いないが、やはり、高松宮記念は鋭い差し脚のある馬を連軸の中心にとりたい。ナビグラフから、差し脚の鋭さはストレイトガールが断然のように思える。ストレイトガールは昨年の夏までは500万条件の身だったが、そこから7戦6勝2着1回と快進撃が始まって、前走は重賞戦をも圧勝。ついにこのG1の舞台に立つまでに出世してきた。岩田騎手とは相性が良く、6戦4勝2着2回とパーフェクト連対中だ。戦歴からも、岩田騎手がストレイトガールの素質を開花させてきたのだろうと思える。他に上がりの脚が良いのはレディオブオペラ、シルクフォーチュンなど。 

 日経賞は、過去の指数が高い馬たちが中心になっている。今年はフェノーメノ、ジャガーメイル、ウインバリアシオンなどの過去指数が高い。他に前走指数などでラストインパクト、アドマイヤフライトもランク馬だ。
 昨年冬から、相変わらず力のいる中山の芝コースだが、スタミナの点で上位に推せるのはフェノーメノ、ラストインパクト、ウインバリアシオン、サクラアルディート、ダービーフィズなどだろう。
 いよいよ春の天皇賞馬フェノーメノがここから始動する。昨年もこのレースを勝っており、当然人気も集めそうだが、脚部不安の休み明けで、ただ1頭58キロを背負うのは少し気になるところ。ただ、先行力もあり、中山の芝をこなすだけのスタミナも十分にあるだろう。安定した高い指数でも抜けており、ここは素直にフェノーメノを信じるのがよいだろう。

(日経賞)  1着    2着    3着
04年    -     B      Ya
05年    DYa   C     -
06年    BXa   D     -
07年    AYd    Xd   C c
08年    A a   B d    Yb
09年     Yc   D     -
10年    DYc   AXa   B d
11年(阪神)D      X    A a
12年    -      X    C b
13年     Xa   -     C c

 マーチSはダートのハンデ戦で、波乱が多いレースだ。指数上は平均指数の上位馬の連対率が高く、連軸の中心になっている。
 今年の平均指数の上位はグランドシチー、エーシンゴールド、バーディバーディ、ソロルなど。他にクリールパッション、ジェベルムーサ、ドコフクカゼ、グラッツィアなどは前走指数の上位馬たちだ。
 ダート重賞での実績ではグランドシチーが最上位だ。昨年のこのレースの勝ち馬で、平均指数でも最上位にあるが、ハンデは58.5キロと厳しい。平均指数でグランドシチーに続くのはエーシンゴールドだ。新馬からダートを使って(4300)と連対率は100パーセント。指数も高く、底を見せていない逸材だ。
 同じ4歳馬のジェベルムーサも、全てダート戦で(5111)と好成績。ハンデは57キロとエーシンゴールドよりも0.5キロ重いが、差し脚は上位だ。また同じ4歳馬のソロルも指数上は全く差がなく、ハンデは56キロで一番恵まれた印象だ。差し脚も鋭く、人気になりそうなエーシンゴールド、ジェベルムーサを狙うよりは、ソロルからの手の方が面白いかもしれない。

 (マーチS) 1着   2着    3着
04年     Yc    Za   A
05年      c   -      Z
06年    B b   -      Yd
07年    -     C b   BYd
08年    B     -       b
09年    AXa   C     -
10年     Yb   -       d
11年(阪神) Xa   -      Z
12年    B b   -      Yb
13年     Ya    Xb   C

 3歳馬の重賞、毎日杯は、当然、ABCなど前走指数上位馬が中心。
 今年はリーゼントロック、アズマシャトル、ピークトラム、サングラス、ラングレーなどが指数の上位馬。阪神外回りコースでスローペースは必至。指数上位馬で長く良い脚が使えるのはアズマシャトルだろう。2走前、スローペースの阪神の重賞、ラジオNIKKEI杯2歳Sで2着があり、コースの適性もあるはず。
 前走、初の芝戦を先行し高指数で5着に粘ったリーゼントロックは要注意だ。

(毎日杯)  1着    2着    3着
07年    -       d   CXb
08年    B     -     -
09年    A c   -     -
10年    BX    DYa   -
11年    B     -     -
12年    B     -      Y
13年    A     -     BYa
(スローペース調整-15/-5)

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2014年3月25日 (火)

第964回WIN5

201403230911
201403230611
201403210611
201403220711

 WIN5はなかなか当たらない。私も一時期、一生懸命に買っていたが、今はときどき買う程度になってしまった。最高配当が6億円になるといわれても、当たらなければ意味がない。WIN5全体の売り上げも徐々に低下してきて、先週の金曜日(21日)は4億円にまでに下がった。しかし、そんなときに限って的中が1票、払い戻しは2億円という大きな配当が出る。指数上は(AXa、Dd、D、Yc、A)とすべての勝ち馬がランク馬だったが、もともと買ってないのだから、全く悔しくもない。

 阪神大賞典は、逃げるバンデから馬券を買った。直線に向くと、2番手で先行していたゴールドシップがあっさり抜け出して大勝。バンデはアドマイヤラクティとの叩き合いにわずかに遅れて3着だった。バンデは前走、準オープンを勝ったばかりの馬。その割にはよく頑張った方だろう。

 それにしても、掛かり気味とはいえ、ゴールドシップが2番手で先行するとは思わなかった。これまでも後方一手の馬を先行させて新しい境地を開いてきた岩田騎手らしいといえばその通り。ペースもスロー気味だっただけに、早めに抜け出しても余力十分で、負けるわけがなかった。直線、駆け抜けていくゴールドシップの姿が鮮やかで、より強く見えた。

 スプリングSは、中段の後方から早めに動いたロサギガンティアが勝った。人気のアジアエクスプレスは少し仕掛けを遅らせ、直線一気に懸ける戦法。最速の上がりタイムで追い込んだが、2番手を行くクラリティシチーを交わしたものの、ロサギガンティアまでをとらえることはできなかった。

 全体に道中のペースも良く、スローペースで上がりだけのレースにはならなかったのは幸いだった。その結果、勝ったロサギガンティア、2着のアジアエクスプレス、3着のクラリティシチーの指数は85、84、84と、現3歳世代の最高指数を記録することになった。この先、皐月賞、ダービーをも視野に入れることができる、好内容のレースだったのではないか。

 3歳牝馬のフラワーカップはスローペース気味の流れ。4、5番手で先行していたバウンスシャッセが直線突き抜けて圧勝。2着は先行していたマイネグレヴィルとパシフィックギャルが粘って同着だった。ただ、スローペース気味のペースにしては、上がり指数が物足りない。レース内容としては評価しにくい。

 中京競馬場の3歳重賞ファルコンSはペースが上がって、先行馬が踏ん張りきれず、後方から伸びたタガノグランパ、サトノルパン、アルマエルナトが1、2、3着。もともと新しい中京の芝コースは差し馬に流れが向くことが多く、ナビグラフを見ても、上がりの脚が切れる馬が1、2着を占めた。

 次週はいよいよG1高松宮記念。中京コースの適性も問われるレースになるだろう。

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2014年3月19日 (水)

第963回ゴールドシップはどうか

 今週は、金曜日から日曜日まで、変則的な3日間開催になった。
 阪神大賞典は前走指数上位馬を中心に、全体として指数上位馬たちが圧倒的に強いレースだ。過去10年、指数ランク外の馬が勝ったのは2頭だけで、2着馬まで広げてもランク外の馬で連対したのは3頭にすぎない。1番人気馬は過去10年で3勝、2着4回。連軸としての役割は果たしている。

(阪神大賞典)
       1着    2着    3着
04年    AYa   DYc   BXb
05年    B d     c   AXa
06年    DXa   C      Yd
07年    AZa   D     Bx
08年    -      Xa   AZb
09年    BYc   D     D
10年    CZc   -     A d
11年    A     D      Yd
12年    -     CXa   A
13年    AXa   D     C d

 今年は、サトノノブレス、ゴールドシップ、タマモベストプレイ、バンデ、ヒットザターゲットなどが指数の上位馬だ。
 断然の実績が光るゴールドシップに注目が集まる。ゴールドシップは皐月賞、菊花賞、有馬記念、宝塚記念とG1を4勝して、昨年のこの阪神大賞典も1番人気に推されて勝っている。他の馬ではヒットザターゲット、サトノノブレスのG2勝ちはあるものの、実績の点ではゴールドシップに並ぶものはいない。
 ただ、今年も格の違いを見せて勝てるかというと、それはまた別の問題だろう。
 気になるのは菊花賞の2、3着馬、サトノノブレスとバンデだ。ともに前走のレースを勝って好調は間違いない。バンデは1600万条件戦だったが、楽々、大差の逃げ切り。サトノノブレスはスローペースのG2日経新春杯を、ペース判断良く早々と先頭に立ってそのまま逃げ切って勝った。ともにスタミナもあり、距離に不安もないはず。また、ゴールドシップの58キロと比べるとバンデ55キロ、サトノノブレス56キロの負担重量はいかにも楽だろう。長距離戦だけに、軽量を利して楽に先行できれば、そのまま、「行った行った」のケースもあるかもしれない。
 展開だけを根拠に、ゴールドシップの評価を下げるつもりはないし、実績は実績として高く評価すべきだが、強い相手だったとはいえ、昨年の秋以降3戦続けて取りこぼしており、期待にこたえていないのは気にかかるところだ。ここは勢いのあるサトノノブレスとバンデの4歳馬を中心に取ったほうが良いかもしれない。個人的にはバンデが好きなのだが。

 3着までに皐月賞の優先出走権が与えられるスプリングS。
 スローペースで指数を下げている馬には注意がいるが、今年の指数上位はアジアエクスプレス、ウインマーレライ、モーリス、サクラエール、ベルキャニオン、クラリティシチー、ネオヴァロンなどだ。
 唯一頭の3戦3勝馬は、アジアエクスプレス。ダート戦を大差で2戦2勝の後、芝のG1朝日杯では、直線1頭だけ違う脚色で駆け抜けて圧勝した。力のいる中山の芝も合うようで、朝日杯の差し脚の鋭さを見る限り、1800に距離が伸びるのもむしろ好材料だろう。しかし、極端なスローペースもありそうなメンバー構成だけに、その超スローペースに対応ができるかどうかが課題になりそうだ。
 超スローペースなら、ベルキャニオン、マイネルアウラート、クラリティシチー、ナスノアオバ、ダノンアンビシャスなど、先行馬たちの差し脚が生きる展開になるのかもしれない。

(スプリングS)
       1着    2着    3着
04年    B a     d   -
05年    -     -     -
06年    AYb   CXa   B
07年    -     B      X
08年    -     -     BYb
09年    C     -      Z
10年    -     -     AZa
11年(阪神)CZ     Xa   -
12年    CYd   -      Yc
13年    A c    Yb    Zd
(スローペース調整-15/-5)

 3歳牝馬のフラワーカップの指数上位は、バウンスシャッセ、マイネオーラム、マイネグレヴィル、ヴィータアレグリア、クリスマスなど。2勝馬はクリスマス、バウンスシャッセ、マイネオーラムの3頭だけで、あとはすべて1勝馬たち。少し手薄なメンバー構成になった。
 軸馬になりそうなのはG1阪神JFで4着だったクリスマスを筆頭に、差し脚上位のニシノアカツキ、リーサルウェポン、ショウナンパンドラなどが有力候補だろう。
 スローペースは必至のメンバーだけに、マイネオーラム、マイネグレヴィル、バウンスシャッセなどの先行馬の前残りにも要注意だ。

(フラワーC)
       1着    2着    3着
04年    A a   Bz     Yc
05年    C     ダ     -
06年    D c   BYd   ダ
07年    A a   -     C
08年    A a   C c   A b
09年    -      Yb   -
10年    BXa   C c   -
11年(阪神)-     B c   -
12年     Xa   -      Xc
13年    -     C     -
(スローペース調整-20/-10)

 中京競馬場の3歳重賞ファルコンSは、中京の馬場改造に合わせ、1昨年前から芝の1400メートル戦になった。
 今年はネロ、タガノグランパ、サトノルパン、タガノブルグ、シゲルカガ、アルマエルナトなどが指数の上位馬だ。中京の芝コースは差し馬に流れが向くことが多く、上がりの脚が切れるサトノルパン、タガノブルグ、タガノグランパ、キタサンラブコールなどが連軸の中心になりそうだ。

 (ファルコンS)
       1着    2着    3着
12年      d    Xa   D
13年    -       b    Xb
(スローペース調整-20/-10)

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2014年3月18日 (火)

第962回運不運のフィリーズR

201403160911
201403160611
201403150711

 3着までに桜花賞の優先出走権が与えられるフィリーズレビューは、2番人気のベルカントが勝った。これまでの4戦はすべて逃げてきた馬だ。ここも1番枠を利して逃げるだろうと思ったが、好スタートから4、5番手に控えるレースだった。直線、内ラチのギリギリ1頭分のスペースを突き抜ける、鮮やかな差し切り勝ちだった。ただ、逃げていたニホンピロアンバーが内ラチを締めていたら、どうだっただろう。鮮やかな勝利も、運不運と隣り合わせのように見える。もちろん、運が良かったから勝てた訳ではない。勝利は能力があってのことで、運が悪くなくて良かった勝利なのだろう。

 不運だったのは、スタートでつまずいて最後方からのレースになった3番人気ヤマノフェアリーだろうか。3コーナー手前から動いて、最速の上がりタイムを示したが8着がやっとだった。先行力が持ち味の馬だけに、スタートのつまずきは致命的だった。

 1番人気に支持されたホウライアキコは控えて直線に懸けるレース。道中は勝ったベルカントの外、同じような位置にいたが、追い出しにかかる直線で反応がにぶく、切れる脚は見せられないまま5着。1400の距離が長かったせいだとは思わないが、とすると気が向かなかったからなのか、あるいは早熟タイプだったのか。

 2着は13番人気の人気薄ニホンピロアンバーが逃げ粘り、3着は好位から伸びた6番人気エスメラルディーナ。3連単は175万超の高配当になった。人気のなかったニホンピロアンバーだが、ナビグラフ上では上がりの脚に見所がある馬だったことが分かる。

 ハンデ戦の中山牝馬Sは、1番人気のフーラブライドが軽快な脚どりで中山の急坂を駆け上がってきて圧勝した。中山牝馬Sで1番人気の馬が勝ったのは06年以来のこと。53キロのハンデも恵まれたのだろう。2着はケイアイエレガント、キャトルフィーユが同着だった。

 それにしてもフーラブライドは芝に戦線を移して1、1、1、3、1着と大変身。この勝利で重賞は2勝目になった。つい6戦前、去年の夏はダートの500万条件で4着だった馬だ。芝からダートに移して活躍する馬はそこそこいるが、ダートから芝に切り替えてこれほど変わった馬を私は知らない。

 中日新聞杯もハンデ戦だった。新しくなった中京の芝コースは差し馬が強い傾向で、スローペース気味の流れになったこのレースでも、傾向に変わりはなく、勝ったのは後方から脚を伸ばした10番人気のマーティンボロだった。ナビグラフでみると、マーティンボロは上がり指数で上位に位置しており、2着も上がり指数上位のラキシス。3着はラブリーデイだった。

 東京は今日やっと春一番が吹いた。桜の芽もあっという間にほころびるだろう。

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2014年3月13日 (木)

第961回波乱のハンデ戦

 今週から中山、阪神、中京の3場開催。
 阪神のフィリーズレビューは3着までに桜花賞の優先出走権が与えられる。3歳の重賞だけに全体的に指数上位馬が強いものの、ランク外の馬も多く活躍しており、牝馬限定戦では常に、指数が低い馬にも注意がいる。

(フィリーズレビュー)
       1着    2着    3着
04年    A a   BXb    Zc
05年    BXa   -     -
06年    -     BYb   -
07年    AYb   -     C d
08年    -     -     -
09年     X    -      Z
10年    -     DZb   AXc
11年    -     B a   -
12年    AZb   DXa   -
13年     Ya    Zc   -
(スローペース調整は-20/-10)

 今年はヤマノフェアリー、ホッコーサラスター、レムミラス,ダンスアミーガなどの前走指数が高く、過去の指数ではフクノドリーム、ホウライアキコ、ベルカントなどもピックアップできる。
 内回りコースの芝1400メートル戦だけに、スローペースになりがちな外回りコースと比べ、極端なスローペースはないはず。平均ペースを先行できて、直線でも崩れない差し脚がある馬たちに向く流れだ。先行力と差し脚で評価できるのはヤマノフェアリー、ホウライアキコ、ベルカントなどだろう。
 なかでも、前走、直線の厳しい叩き合いを制して3戦2勝としたヤマノフェアリーの差し脚が魅力的にみえる。芝1400メートルの瞬発力は最上位で、力のいる馬場も合いそうだ。
 前走、阪神JFで2番人気に推されたが、直線、脚が止まって7着に負けたホウライアキコの巻き返しもありそう。7着とはいっても勝ち馬とも大きな差はない。距離も1400の方に適性が高いのではないか。
 ベルカントは前走、牡馬を相手のG1朝日杯で3番人気に推されたが、ハイペース気味に逃げて10着。マイルの距離も長かったようで、距離短縮で勝機をうかがう。

 中山牝馬Sは波乱続きのハンデ戦。
 1番人気馬は10年で2勝しているだけで、近年は7年連続、連対もない。トップハンデ馬も2勝、3着1回だけだ。前走指数の上位馬も苦戦の傾向が強く、アテにしづらい。指数上は平均指数の高いabcd馬が10年の内7年で連対しており、連軸にとるなら平均指数の上位馬からだろう。
 中山は力のいる馬場で、スタミナも問われる。力のいる馬場に適性があり、差し脚と先行力もありそうなのは、フーラブライド、セキショウ、アグネスワルツ,コウエイオトメ、ノボリディアーナなどだろう。
 近走、芝に戦線を移してから1、1、1、3着と、絶好調。2走前には重賞も制覇して好調が続くフーラブライドの53キロのハンデは恵まれたはず。是非連軸にとりたいところだが、ここは人気にもなりそうだ。あえて逆らうなら、先手を取ればしぶとい4歳馬セキショウからの狙いもあるだろう。

(中山牝馬S)
       1着    2着    3着
04年     Zb   CXb   A
05年      d   -     A
06年     Xb   -     -
07年    -     C d   -
08年    -     -     -
09年     Xc   -     -
10年     Yb   -     -
11年(阪神)  b   -     -
12年    -     -     B
13年     Z     Y    C

 ハンデ戦の中日新聞杯は春の開催に変わって、今年は3年目。
 今年の指数の上位馬は、トウカイパラダイス、ブレイズアトレイル、エックスマーク、ユールシンギング、フラガラッハ、アクションスターなど。
 新しくなった中京の芝コースは、差し馬が強い。ここは軽ハンデの差し馬を中心に取りたい。軽ハンデ馬で上がりの脚がしっかりとしているのは、マーティンボロ、アクションスター、レッドレイヴン、アロマカフェなど。比較的力のいる馬場の適性が高い4歳馬レッドレイヴンに期待したい。

(中日新聞杯)
       1着    2着    3着
12年    D     -     A a
13年    B c   B     A b

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2014年3月11日 (火)

第960回クラシック候補生

201403090611
201403080911
201403080611

 皐月賞、ダービー、桜花賞、オークスなど、クラシック戦へむけて、3歳馬の戦いがいよいよ佳境にはいってきた。
 弥生賞は単勝1.6倍と圧倒的な人気を集めたトゥザワールドが、直線早め先頭に立つと、他馬を引き離していく。そのまま楽勝だろうと思ったところ、大外から4番人気ワンアンドオンリーが怒濤の追い込みを見せて、最後はきわどい写真判定になった。結果、トゥザワールドはワンアンドオンリーの追撃をはギリギリしのいで、4連勝を決めた。3着は2番人気のアデイインザライフ。3連単は3850円と堅い配当だった。
 上位2頭のスピード指数は3歳世代トップクラスのレベルで、皐月賞でも有力馬の一角を占めるだろう。

 3歳牝馬のチューリップ賞は桜花賞のトライアルレース。
 阪神JFで惜しい2着だったハープスターが単勝110円の1番人気に支持され、その期待通りに完勝した。レースはスローペースで先行馬が有利な流れだったが、ハープスターは直線、後方から1頭だけ次元の違う脚を繰り出し、ゴールでもまだ余力を感じさせる圧勝劇だった。スローペースのために指数は高くないが、上がりの脚は新馬戦以外、近3戦すべて33秒台の上がりタイムを記録しており、上がりの勝負になりやすい阪神のマイル戦は適性も高いだろう。桜花賞の最有力候補だろう。
 2着ヌーヴォレコルト、3着リラヴァティ。3連単は3730円。

 芝の短距離戦、オーシャンSは今年も荒れた。今年は高松宮記念3着、スプリンターズSでは2着だったハクサンムーンが出走してきて、軸は堅いと思ったが、あろうことかハクサンムーンは13着に大敗。いつものように果敢に逃げて直線に向いたが、直線なかばで完全に失速してしまった。勝ったスマートオリオン、3着のレッドスパーダはハクサンムーンを追って3番手で先行していた馬たちだ。それほど速いペースの逃げには思えなかったが、休み明けで息ができていなかったのだろうか。あるいはスタミナのいる中山の馬場が合わなかったのだろうか。
 勝ったのは、3番手から内をついて抜けてきた3番人気の4歳馬スマートオリオン。2着に2年ぶりの芝戦だった11番人気スノードラゴンが後方から上がってきて、3着は先行した9番人気レッドスパーダ。3連単は57万超の高配当になった。

 きょうは、震災、津波、原発事故から丸3年。新聞やテレビの特集番組を見ながら、なにもできないまま、日々を過ごしてしまっている我が身を振り返る。気持ちのどこかにもどかしい焦燥感が残る。それでも、前に進む力を持ちたい。未来を信じる力を持ちたい。

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2014年3月 6日 (木)

第959回クラシック戦へ向けて

 今週は3歳馬たちがクラシックを目指す戦いの第1弾、弥生賞がメイン。上位3頭に皐月賞の優先出走権が与えられる。
 過去10年の連対馬は、前走指数の高い馬や、過去の指数が高いXYZ馬、平均指数の上位馬など、何らかの指数ランクがある馬が連軸の中心になっている。

(弥生賞)  1着    2着    3着    
04年    -     BYc   C d
05年    B     C     AYb
06年    BZd   BXa    Yb
07年    AXc   -     -
08年    -      Z    AXc
09年    AXa   -      Z
10年    B     AXb   C a
11年    CZb   CXc   A d
12年    -     DXd   A a
13年     Zc    Y    AXb
(スローペース調整は-20/-10)

 今年の指数上位は、キングズオブザサン、アデイインザライフ、トゥザワールド、エイシンエルヴィン、エアアンセム、ワンアンドオンリー、アグネスドリームなどだ。
 弥生賞は中山の2000メートル戦で、スローペースが基本。先行できて差し脚もある馬たちに流れが向くだろう。とすると、まっさきに上がってくるのはトゥザワールドだ。
 トゥザワールドはここまで4戦3勝、2着1回。重賞勝ちはないものの、前走、2000メートル戦の若駒Sであっさり差し切って3勝目をあげた。長く良い脚を使えるタイプで、スローペースにも対応できる。連軸の中心に推せる馬だろう。
 上がりの脚ではウンプテンプ、ワンアンドオンリー、アズマシャトル、イタリアンネオなどが鋭いが、力のいる中山のコースだけに、直線の軽いスピードだけでは勝負にならないのではないか。タフな中山コースに合うのはキングズオブザサン、エアアンセム、アグネスドリーム、アデイインザライフ、サトノロブロイなどだろう。なかでもキングズオブザサンは前走、中山の2000メートルの京成杯で2着に好走。能力の高いことを示していた。トゥザワールドはタフな中山コースの経験がないのが少し気になるだけに、中山のコース適性から、キングズオブザサンをトゥザワールドの逆転候補の筆頭にあげたい。

 チューリップ賞は桜花賞のトライアルレース。牡馬の弥生賞同様、3着までに優先出走権が与えられる。
 今年は、ミュゼリトルガール、ハープスター、ブランネージュ、リラヴァティ、ウインリバティ、レッドオーラムなどが指数の上位馬たちだ。
 チューリップ賞は阪神の芝1600戦。12月に行われた阪神JFと同じコース、同じ距離のレースだけに、阪神JFで上位だった馬たちが活躍する傾向が強い。今年、阪神JFに出走していたのは、2着のハープスターだけで、当然、連軸の最有力馬はハープスターだろう。前走の阪神JFは後方から、直線一気に脚を使って、勝ち馬と差のない2着まで詰め寄った鋭く切れる脚がハープスターの特徴。その上がりの脚の鋭さでは、他の馬たちとは大きな力差がありそうだ。マイルの距離適性も高く、ここはハープスター1強のレースだろう。

(チューリップ賞)
       1着    2着    3着
04年    AYa   -     -
05年    A a   -     -
06年     Z    CYd   -
07年    AXa   BZ    -
08年      c   AYa   BXb
09年    AZa   -     -
10年    -     B     -
11年     Xa    Zd   C
12年    -     CXc   A
13年    B     -      Yd
(スローペース調整は-20/-10)

 芝1200のオーシャンSは、前走指数の上位馬が連軸の中心だ。荒れる傾向が強く、過去8年、3連単で100万超馬券が3回、他に10万超える配当も3回でている。1番人気馬は1勝、2着1回、3着2回と低調。あまりアテにはしにくい。
 ただ今年は、G1高松宮記念3着、スプリンターズSでは2着だったハクサンムーンが出走体制を整えてきた。指数上も抜けたレベルにあり、1番人気は間違いのないところだろう。ハクサンムーンが着外に落ちるなら波乱も必至だが、マイペースで逃げてみずからレースを作れる馬で、調教でも動いたというなら、大敗までは考えにくい。ここは相手探しのレースだ。先行馬からはリアルインパクト、レッドスパーダ。差し脚のある馬ならアースソニック、インプレスウィナー、ハノハノ、プリンセスメモリー、スノードラゴンなどを連下候補にあげておきたい。

(オーシャンS)
       1着    2着    3着   
06年    -     D     -
07年     Xb   -     -
08年    C     -     C
09年    A b   -     -
10年    BZc   -      Y 
11年    -     CXb   AYa
12年    C     -     -
13年    AYb   BXa   -

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2014年3月 4日 (火)

第958回3頭の逃げ馬

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 1番人気に推された逃げ馬が、スタートで大きく出遅れた。挽回するつもりだったのだろうか、1コーナーで大外に回して、一気に浮上。2コーナーではハナに立っていた。しかし、直線なかばまでは何とか頑張れたが、もう脚は残っていなかった。中山記念のトウケイヘイローはスタートがすべて。私の馬券もそこで終わってしまった。

 勝ったのは秋の天皇賞馬ジャスタウェイだ。騎乗停止中の福永騎手に代わって横典が手綱を取ったが、いつもは後方からのジャスタウェイを、内々3、4番手で折り合い、先行していく。直線も外に回さず、最内のスペースに突っ込んで、パワーに満ちた差し脚を一気に伸ばす。結果は、2着馬に3馬身半の大差をつけての圧勝だった。トウケイヘイローがスタート良く逃げたとしても、この日のジャスタウェイにはかなわなかったのではないか。強い馬が紛れもない強い勝ち方を見せたレースだった。たぶん、今のところ中距離戦線の現役最強馬はジャスタウェイだろう。ジャスタウェイは2番人気。2着は4番人気アルキメデス、3着は3番人気ロゴタイプ。3連単は3万8020円。トウケイヘイロー以外は順当な上位陣だった。

 阪急杯は2番人気コパノリチャードの逃げ切りが決まった。コパノリチャードは3歳時の昨秋、スワンSを逃げ切り勝ち。G1マイルCSでも逃げ粘っての4着。前走の阪神Cは先手を取れずに10着に大敗していた。浜中騎手は逃げてこそコパノリチャードであることを思い知ったのだろう。ここ阪急杯では最内を利して迷いなく逃げの手に出る。直線も軽快に飛ばして、後続馬たちとの差をさらに広げ、最内をついて2着に上がってきたサンカルロには4馬身もの差をつけて大勝した。3着はレッドオーヴァル。3連単は6万6530円。

 コパノリチャードは、重賞を勝っていてもこれまで指数の高さはイマイチ。私の中では評価が上がらなかったが、ここ阪急杯は93の好指数で、重賞勝ち馬にふさわしい指数になってきた。引退したロードカナロアのあとを次ぐのはどの馬なのか。大混戦の短距離戦線だが、コパノリチャードも候補の一頭として名乗りを上げる。

 3歳重賞アーリントンカップは、スピードの違いでハナに立った1番人気ミッキーアイルが、直線も他を寄せ付けず、そのまま3馬身半差で楽勝。ここまでマイル戦ばかりで4連勝を決めた。2着はタガノグランパ、3着はフェルメッツァ。3連単は5340円。

 依然ミッキーアイルのスピード指数は世代のトップを維持しており、次走予定のNHKマイルCでも今のところ敵は見えない。

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