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2014年6月26日 (木)

第991回波乱含み

 宝塚記念は、過去10年のうち8年で連対している平均指数上位馬と、同じく8年で連対している前走指数の上位馬たちが中心になっている。ただ、指数ランク馬同士での1、2着決着は、過去10年で2度だけ。指数が低くても要注意の馬が多いということだ。前走、春の天皇賞組は4勝、2着5回。天皇賞組が連対もできなかったのは10年の内2回だけで、連軸候補は春の天皇賞組から取るのがセオリーだろうか。1番人気馬は3勝、2着3回。牝馬は1勝、2着2回。

(宝塚記念) 1着    2着    3着
04年    AXb    Za   -
05年    B     -     AXa
06年(京都)A a   -      Z
07年    -     A a   -
08年    -     A a   -
09年    C a     d    X
10年    -      Yb   -
11年    -     A      Xa
12年     Zb   -     -
13年    CXa   -     -

 今年は、ジェンティルドンナ、ウインバリアシオン、ホッコーブレーヴ、ゴールドシップの平均指数が上位で、他に前走指数上位馬としてヴィルシーナ、フェイムゲームの名前も上がってくる。
 ファン投票ではゴールドシップがトップに推された。ゴールドシップは昨年の宝塚記念を2番人気で勝った後、京都大賞典、ジャパンカップ、有馬記念で、5、15、3着と、乗り切れないレースが続いたが、2走前の阪神大賞典を2番手で先行するレースで大勝。前走の天皇賞ではスタート時のいらだちが影響して、最後方から追い込んだものの7着に負けたが、陣営のコメントを読む限り、状態に不安はないようだ。ゴールドシップは阪神コースで(4100)と、抜群の適性の高さを誇っている。前走の敗因も京都の高速馬場に対する適性不足と見ることもでき、逆に、週末の雨が恵みになるかもしれない。スタミナだけでなく上がりの脚もしっかりとしており、ゴールドシップ本来の能力が出せれば、ここでも最有力馬に違いないだろう。もちろん、気分屋の悪癖が出なければのことだが、少し気に掛かる。
 近走の安定感ではウインバリアシオンの方が上位だろう。1年半の長期休養明けから4戦して1勝、2着2回。有馬記念はオルフェーヴルの2着、前走の春の天皇賞では勝ったフェノーメノと差のない2着と、相変わらず運に恵まれず2着が多いが、指数上では最上位の1頭だ。念願のG1初制覇にも手が届くところにあるはずで、心情的にはオルフェーヴルの2着続きだったウインバリアシオンに、悲願を達成してほしいと願っているが、「運」はどうだろうか。
 牝馬ではジェンティルドンナだ。秋の天皇賞2着後、ジャパンカップを連覇。2走前の京都記念の6着はふがいないレースだったが、前走はドバイシーマクラシックで、前が壁になりながらも、外に持ち出して勝利をもぎ取った。ここはハイペースはないはずで、先行してレースができる分、不利も少なく、もちまえの勝負強さが生きるのではないか。
 上記3頭が連軸の有力候補だが、どの馬も何か足りないものがありそうで、つけ込む余地もある気がしてならない。少なくとも3頭が1、2、3着独占ということはないだろう。
 先行して粘る脚があるのはカレンミロティック。鋭い上がりの脚では、デニムアンドルビー、メイショウマンボ、ホッコーブレーヴ、ヴェルデグリーンなどが上位。ホッコーブレーヴ以外は指数上はランク外の馬たちだが、あえて思い切った狙いでも良いかもしれない。

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2014年6月24日 (火)

第990回人気馬大敗

201406220511
201406220211

 ユニコーンSで、単勝1.3倍という圧倒的な支持と人気を集めたアジアエクスプレスだったが、見せ場もなく12着に大敗した。レース後、手綱を取った戸崎騎手は、内に包まれて外に持ち出せなかったことを敗因にあげていたが、それはあったとしても、全く走る気配をみせないまま、ずるずる後退するだけのレースぶりでは、他にも要因があったのではないかと思いたくなる。

 アジアエクスプレスを尻目に、直線、鮮やかに駆け上がってきたのは3番人気のレッドアルヴィスだった。残り200メートル、果敢に逃げて先を行くコーリンベリーをとらえると、ぐんぐん差を広げて、ゴールでは2馬身半をつけての圧勝だった。2着に4番人気コーリンベリーが残り、後方から追い込んできた7番人気バンズームがクビ差の3着。3連単は22万円を超す高配当になった。

 ナビグラフで見ると、勝ったレッドアルヴィスも2着のコーリンベリーも、前走で高いペース指数を示していた馬だった。このユニコーンSでもともに先行して好走、レッドアルヴィスは勝利を手にしたが、まさに厳しいペースの経験が生きた勝利だったのではないか。

 函館スプリントSも単勝1.6倍の圧倒的な1番人気馬ストレイトガールが11着に負けた。ストレイトガールは、馬群の内に突っ込んで、出し所がないままの大敗だった。
 勝ったのは後方から外に持ち出した8番人気のガルボ。1頭だけ58キロを背負っての勝利は価値が高い。ハイペース気味の流れになって、先行馬は総崩れの状態で、2、3着は後方から最速の34秒0の脚を使って上がってきた6番人気のローブティサージュ、4番人気のクリスマスだった。3連単は87万越え。

 個人的にはスマートオリオンから馬券を買ったが、スマートオリオンもストレイトガール同様、馬群に包まれたまま、前が壁になって追うに追えず9着に沈んだ。手綱を取った武豊騎手は「アンラッキー」とコメントしていたが、ま、競馬にはよくあること。アンラッキーには慣れてはいるけど、ね。

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2014年6月19日 (木)

第989回 ダートの新星

 3歳馬のダート重賞・ユニコーンSは、これからのダート戦線で活躍が期待される素質馬たちのレースだ。過去の連対馬の傾向を見ても、指数上位馬が圧倒的に強く、特に平均指数の上位馬は10年連続で連対中。また、前走指数の上位馬も9年連続で連対している。1番人気馬も(6202)と安定しており、堅い配当のレースが多い。

(ユニコーンS)
       1着    2着    3着
04年     Zd   芝     D d
05年    AXa    Y    B b
06年    D      Yc   CZ
07年    A b    Xa   -
08年    BXc    Zc   -
09年    A d   C c    Xa
10年     Yb   C     -
11年    D d   BZc   BY
12年    D       d   C b
13年    -     B b   D・-同着
(スローペース調整-15/-5)
(公営戦は減戦して計算)

 今年は、コーリンベリー、メイショウパワーズ、ペアン、タガノエッヴィーバ、ルミニズム、ニシケンモノノフ、レッドアルヴィス、アジアエクスプレスなどが指数の上位馬たちだ。
 なかでもダート戦を2戦2勝のあと、芝の重賞戦線に打って出て、G1朝日杯を勝ち、スプリングSも2着、皐月賞では6着だったアジアエクスプレスが、実績、実力ともに最上位だ。ダートの指数は2歳秋の時点で、世代ナンバー1の高指数を示しており、芝よりダートの方が適性は高いだろう。スプリングS、皐月賞では、力のいる中山の芝コースを先行したが、芝向きの鋭い瞬発力はそれほど見えなかった。戦法から考えてもダート向きだろう。
 アジアエクスプレスの相手は、端午Sを勝ったメイショウパワーズ、同2着のコーリンベリーを中心に、レッドアルヴィス、タガノエッヴィーバ、ルミニズムなど、指数上位馬たちが有力だろう。

 函館スプリントSは、前走指数の高い馬や平均指数の上位馬たちが連軸の中心。
 今年はストレイトガール、ローブティサージュ、ヤマニンプチガトー、ハノハノ、ガルボ、スマートオリオン、セイコーライコウ、レオンビスティーなどが指数の上位馬だ。
 函館スプリントSは比較的先行馬が好走しており、先行して堅実な差し脚で実績を積んできたスマートオリオンを最有力馬にあげたい。この春はオーシャンSを勝って、G1高松宮記念に挑戦したが7着。不良馬場を先行してよく粘ったレースだった。力のいる中山コースでの好走も合わせて考えると、スタミナは十分。昨年の夏には函館の芝1200戦を連勝しており、函館の洋芝適性は高い。
 逆転候補は牝馬のストレイトガール。切れる差し脚が持ち味で、G1高松宮記念では3着に好走、前走のG1ヴィクトリアマイルでも堂々の3着。差し脚勝負になれば、先行するスマートオリオンもあっさり交わす鋭い差し脚が魅力だ。「夏は牝馬」のたとえ通り、過去10年牝馬が7勝をあげており、ここも人気にはなりそうだが、素直に入るならストレイトガールからなのだろう。
 上がりの脚という点で気になるのは、50キロで乗れる3歳牝馬クリスマス。軽い重量を生かして、一気の浮上があるかもしれない。

(函館スプリントS)
       1着    2着    3着
03年     Xc   B b   -
04年    A b   -      X
05年    A     BZb   -
06年    -     A     DZ
07年    A b   -     B c
08年    AXb    Zd    Yc
09年(札幌)A      Yd    Xa
10年    CZd    Xa   -
11年    B a   A     C
12年     Zc   AYa   -
13年     Xc   -     -

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2014年6月17日 (火)

第988回重賞初制覇

201406150511
201406150911

 日曜日、午前中のレースはIPATで購入を済ませ、サッカーのワールドCを観戦。結果は残念だった。しかし、まだまだ、次がある。頑張れ。

 サッカーも熱いが、競馬は新馬戦も始まってひたすら暑い夏モード。

 東京のエプソムCは2番人気のディサイファが、4番人気マイネルラクリマとの追い比べを制し、22戦目にして重賞初制覇を遂げた。ディサイファは好スタートから、中段まで下げて直線にかける作戦で、直線に向くと内ラチから比較的荒れていない馬場の真ん中に持ち出して脚を伸ばした。週中の雨で馬場状態がどうかと思ったが、芝コースは土曜日も日曜日も良馬場。ディサイファの上がりタイムは、スローペースもあって33秒6と、メンバー中最速の上がりタイムだった。2着のマイネラクリマは終始2番手から流れに乗り、直線、早めに先頭に立っており、3着だった8番人気ダークシャドウも中段から伸びた。基本的には中段より前にいた馬たちが上位を占めたわけで、1番人気のマジェスティハーツはディサイファと同じ33秒6の上がりタイムを示し6着まで上がってきたが、スローペースを考えると、最後方からではいかにも位置取りが後ろ過ぎたようだ。また、後方からの鋭い脚を期待されたゴールデンナンバーやペルーサなどにも流れが向かなかった。3連単は4万9400円と好配当だった。

 阪神のマーメイドSは、2番手でレースを進めていた13番人気のコスモバルバラが直線、堂々と先頭に立ってそのまま押し切るかに見えたが、1番人気に推されたディアデラマドレが中段から大外に回して鮮やかな差し切り勝ちを収めた。ディアデラマドレも9戦目での重賞初制覇。2着はコスモバルバラ、3着はトップハンデの2番人気馬フーラブライドで、3連単は12万を超す高配当になった。

 波乱の主役は13番人気で2着に粘った50キロの軽ハンデ馬コスモバルバラ。軽ハンデ馬が先行して粘る典型的なパターンのレースだったが、コスモバルバラはナビグラフ上でみると、近走の上がり指数で上位にあった馬だ。それほど驚く結果ではないだろう。

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2014年6月12日 (木)

第987回指数上位が有力

 先週から2歳新馬戦も始まり、2015年のダービーを目指す新しい戦いがスタートした。今週からは函館の開催も始まる。いよいよ夏競馬のモードだ。
 今週、東京の重賞はエプソムカップ。
 過去10年の連対傾向をみると、前走指数上位のABC馬と、平均指数の上位abcd馬たちが10年連続で連対中で、連軸の中心になっている。全体としても指数の上位馬が結果を残しているレースだ。1番人気馬は10年で3勝、2着2回。

(エプソムC)1着    2着    3着
04年     Zb   AYa   -
05年    -     C d   B b
06年    B     BYa   -
07年      c   C a   C d
08年    -     A b    Yc
09年    A a    Zb     c
10年    CYc    Y    -
11年    A a   -     B a
12年    -     A d   C
13年    C a    Xa   A

 今年の指数上位馬は、ディサイファ、ゴールデンナンバー、マイネルラクリマ、フェスティヴタロー、ダークシャドウ、ダノンヨーヨー、マジェスティハーツ、タマモベストプレイなど。
 このところ東京は雨が続いているが、土曜、日曜は晴れそうで、日曜日には良馬場まで回復するだろう。とすると、外からの鋭く追い込む馬たちに有利になりそうで、ゴールデンナンバー、カネトシディオス、ペルーサ、シルクアーネストなど、差し脚の鋭い馬たちの決め手が魅力的に見える。なかでも、牝馬ゴールデンナンバーの差し脚が最上位だ。このところ、スローペースで追って届かずのレースが続いているが、このメンバーなら極端なスローペースはないはず。後方一気の差し切りに期待したい。
 先行馬の前残りなら、ディサイファ、マジェスティハーツ、マイネルラクリマ、フェスティヴタローが浮上する。近走、グランデッツァ、ジャスタウェイなど、強い相手との戦いで先行して好走しているディサイファ、マイネルラクリマが有力だろう。

(マーメイドS)
       1着    2着    3着
06年(京都)A     CZb   D
07年    C      Zc     d
08年    -     -     BXa
09年    -     B     -
10年    A     -     -
11年     Y    B a   C
12年    -     -     -
13年    BX     Z    AY

 阪神の重賞は牝馬限定のハンデ戦、マーメイドS。1番人気馬は1勝。他に3着が1度あるだけ。トップハンデ馬も1勝のみで、2着1回、3着1回。波乱の多いレースだ。
 今年は、ディアデラマドレ、シャトーブランシュ、ブリッジクライム、カノンなどが前走指数の上位馬で、他にフーラブライド、フロアクラフト、アイムヒアー、メイショウキラリなどが過去の指数や平均指数の上位馬だ。
 重賞2勝フーラブライドが実績で最上位だが、苦戦の続くトップハンデ馬だけに少し買いにくい。常識的には、上がりの脚がある恵ハンデ馬が狙いだろう。水準以上の上がりの脚があるのは、サトノジュピター、アイスフォーリス、ディアデラマドレ、メイショウキラリ、ブリッジクライムなどだ。なかでは前走、条件戦とはいえ好指数で2着の4歳馬ディアデラマドレに注目しているが、ただ、どの馬も後方からの差し馬で、展開に左右されやすいのは気に掛かる。
 阪神コースで行われた過去7年、逃げ馬が1勝、2着3回。2、3番手からの先行馬が1勝、2着1回と健闘しており、しかもその馬たちはすべて人気薄の馬たちだった。今年の人気薄の逃げ馬というと、アイムヒアーとサンシャイン、コスモバルバラなどだが、指数上も差のないメンバーのレースだけに、波乱の主役になっても不思議ではない。

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2014年6月10日 (火)

第986回ハナ差の勝負強さ

201406080511
201406070911

 木曜日から降り続いた激しい雨は日曜日の午前中まで続いた。しかし、東京コースは水はけがよく、日曜日は不良のままとはいえ、泥んこの馬場状態にはならなかった。

 今年の安田記念は3歳馬ミッキーアイルの逃げで始まった。馬場状態を考えれば、ハイペースといえる流れ。単勝1.7倍の断然の1番人気ジャスタウェイは中段から駒を進める。横一線の直線なかばで逃げていたミッキーアイルが失速すると、代わって2番手を進んでいたダノンシャークが馬場の真ん中から先頭に立つ。残り200メートル、中段待機のグランプリボスが勢いよく追い込んでダノンシャークを交わして先頭に躍り出る。グランプリボスは勢いの違いを見せ、さらに他馬を引き離していく。しかし、残り100メートル、ジャスタウェイがグランプリボスの内をついて馬体を合わせにかかる。すぐそこがゴール。もう届かないかもしれないと思わされたが、そこからぐんぐん差を詰め、わずかにハナ差だけ抜け出したところが栄光のゴールだった。きわどい勝利だったが、さすがに世界ナンバーワンを思わせ、勝負強さを感じさせるレースだった。

 直線はどの馬も不良馬場に脚を取られて差し脚の切れを発揮できず、上がりタイムはジャスタウェイの37秒1が最速だった。

 2着に16番人気のグランプリボス、3着は10番人気のショウナンマイティ。3連単は37万3470円。今年も波乱の高配当になったが、指数上は(AXa-c-Y)というランク馬同士の決着だった。

 ナビグラフで見ると、AXaのジャスタウェイは別にしても、3着のショウナンマイティは過去3走前、5走前に+17、+19という上がり指数が目を引く馬だったし、2着のグランプリボスは5走前、スタミナを感じさせる高いペース指数を示していた。

 鳴尾記念は、直線、1番人気のエアソミュールが差し切り勝ち。2着に9番人気アドマイヤタイシ、3着は10番人気のフラガラッハ。ともに上がり指数で上位といえる馬たちだった。安田記念同様、鳴尾記念も(C-Xa-b)という指数ランク馬の決着で、3連単は10万を超す高配当になった。

 長く続いた春のG1シリーズも安田記念でひと区切り。

 桜 花 賞     A  -B  -C b 
 皐 月 賞     □  -D  - X 
 天皇賞 春      Xa- Yd-□
 NHKマイルC   DYc-B  -CZ
 ヴィクトリアマイル   d-  d- Xb
 オークス        c-DY -AX
 ダービー      CZa-A a-□
 安田記念      AXa-  c- Y

 春のG1シリーズでランク外の馬が連に絡んだのは1頭だけ、3着まで広げても3頭だけだった。NHKマイルCの3連単68万や、ヴィクトリアマイルの40万、安田記念の37万など、比較的ランク馬同士の決着で高配当が多かった。

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2014年6月 5日 (木)

第985回強いジャスタウェイ

 春のマイル王を決める安田記念。ワールドホースランキングで現役馬世界ナンバー1の評価を得たジャスタウェイが出走するとあって、注目が集まる。
 指数上は、10年の内8年で連対している前走指数の上位馬たちが安定した好成績をあげている。1番人気は09年のウオッカ、昨年のロードカナロアが勝っているだけで、2、3着はない。加えて人気薄の激走もあって、波乱度の高い、難しいレースだ。今年はジャスタウェイが1番人気になるはずだが、どうだろうか。

(安田記念) 1着    2着    3着
04年      a   AXa    Zd
05年    C c   -     外
06年    C外     Zb   外
07年     Yd   A     -
08年    -     外     AX
09年    BXa   AZb   -
10年    -       d   -
11年    A     -      Zd
12年    CYb   -     -
13年    AZ      a   D d

 今年の前走指数の上位馬は、ジャスタウェイ、レッドスパーダ、グランデッツァ、クラレントなど。他に過去の指数などでショウナンマイティ、ダノンシャーク、グランプリボス、トーセンラーなども指数上位馬として上がってくる。
 以前の安田記念では、上がりよりも先行力やスタミナが問われることが多かったが、最近は、近走で上がり指数が+15以上の馬たちが活躍する傾向が強いようだ。とすると、ジャスタウェイ、ショウナンマイティ、ホエールキャプチャ、トーセンラーなどが有力馬として上がってくる。
 しかし、何といっても注目はジャスタウェイだ。昨年の秋の天皇賞では後方から差し脚を伸ばし、2着のジェンティルドンナに直線の残り200メートルだけで4馬身の差をつけて圧勝。指数も昨年度の最高指数にあたる驚異の103をマークした。その後は今年3月の中山記念に続き、ドバイのG1ドバイデューティフリーも6馬身差で圧勝。それまでは3歳重賞での勝利や、古馬重賞でも惜しい2着続きはあったが、なかなか勝ちきれず2勝のままだった。それがまるで馬が変わったような大きな成長で、ついにワールドホースランキングで現役馬世界ナンバー1の評価も得るまでになった。指数の高さだけでなく、差し脚の鋭さもあり、ここは強い馬は強いと、素直に評価するしかないだろう。東京コースは得意だし、マイル戦も5戦2勝、2着2回と適性も高い。雨で馬場が渋っても苦にしないはずで、いまのところ死角が見あたらない。強いてあげれば、上がり指数が最上位ではないということか。マイル戦だけに、スローペースはないと思うが、もしペースが落ち着いてしまった場合、一瞬の切れで後れを取る可能性がないわけではないがーー。
 ジャスタウェイの相手になりそうなのは、水準以上の上がり指数があるショウナンマイティ、ホエールキャプチャ、トーセンラーに、3歳馬ミッキーアイルも押さえておきたいところ。さらに、前走、大きな変わり身を見せたグランデッツァ、レッドスパーダなどにも要注意だ。特に、皐月賞5着、ダービー11着の実績もあるグランデッツァが面白い存在だろう。馬場が渋るとよくないと思うが、そのスピードは上々だ。他にカレンブラックヒル、クラレント、グランプリボスなども気に掛かる。

 鳴尾記念は、宝塚記念の前哨戦として位置づけられ、2012年から距離が2000メートルに変更され、この時期の開催になった。
 今年の指数上位はトウカイパラダイス、カレンミロティック、エックスマーク、エアソミュール、アドマイヤタイシ、フラガラッハ、サクラアルディートなど。
 梅雨時だけに雨は気になるが、スタミナがあり、先行して粘る差し脚もあるトウカイパラダイス、カレンミロティックなどが中心だろう。ここは、前走、大阪杯でキズナの2着に粘ったトウカイパラダイスのしぶとさを上位に評価したい。ペースによっては、中段からの瞬発力でまさるアドマイヤタイシ、エックスマーク、シゲルササグリなどの一発もありそうだ。

(鳴尾記念) 1着    2着    3着
12年    DXa     c    CZd
13年    -      Y      b

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2014年6月 3日 (火)

第984回熱戦ダービー

201406010510
201406010512

 直線、イスラボニータとの激しい叩き合いが続いたが、4分の3馬身の差をつけたところが栄光のゴールだった。14万人に近い大歓声に包まれて、81代ダービー馬の栄冠は横山典騎手のワンアンドオンリーが手にした。

 レースはエキマエの大逃げで始まった。武豊の5番人気トーセンスターダムが早々と2番手を確保、1番人気の蛯名のイスラボニータもすかさず3番手に取り付く。4番手で3番人気のワンアンドオンリーと16番人気のタガノグランパ、11番人気サウンズオブアースなどが好位をキープする。4角手前で大逃げを打っていたエキマエが失速。それでも先行集団の体形は変わらず、直線に向く。

 直線なかばまで先頭に立っていたトーセンスターダムが、内ラチに接触して後退するなか、先頭に立ったのはイスラボニータだ。イスラボニータがそのまま押し切るかに思えたが、ワンアンドオンリーが外からイスラボニータに競りかけていく。2頭の叩き合いがゴールまで続いて、勝利をつかんだのはワンアンドオンリーだった。

 2着に1番人気のイスラボニータ、3着に12番人気のマイネルフロストが入って、3連単は10万を超す高配当になった。

 大逃げを打ったエキマエを除けば、全体としてはスローペース気味の流れだったのだろう。ナビグラフで見ても、勝ったワンアンドオンリー、2着のイスラボニータともに上がり指数で上位だった馬たちだ。スローペース気味の流れで、上がりの脚がある指数上位馬たちが先行できれば、後方の馬たちに勝ち目はない。実際、上位に進出した馬たちはほとんどは先行馬たちで、33秒9の最速の上がりの脚を使ったショウナンラグーンも6着がやっとだった。

 個人的にはまだダービーを勝っていない蛯名騎手に勝ってほしいと思っていた。ダービーで1番人気の馬に乗れるチャンスはそう何度もないだろう。それだけに今年はチャンスのはずだったが、結果は残念だった。でもまだチャンスはある。ダービーが終わればすぐに2歳新馬戦が始まる。またダービーを目指して頑張ってください。

 そういえば、ワンアンドオンリーはハーツクライ産駒だが、先週のオークスを勝ったヌーヴォレコルトもハーツクライの子。そして次週、安田記念の大本命馬ジャスタウェイもまたハーツクライ産駒で、場合によっては3週連続のハーツクライ産駒の優勝もあるのかもしれない。

 難解なハンデ戦だった目黒記念は、蛯名騎手のマイネルメダリストが後方から鋭く伸びて、先行馬たちをアタマ差、差し切って勝った。2着はラブイズブーシェ、3着はプロモントーリオ。今年も重ハンデ馬は総崩れで、勝ったマイネルメダリストは54キロの恵量馬だった。マイネルメダリストは(AZa)、2着のラブイズブーシェは(CYb)と、ハンデ戦ながら共に指数上位馬たちで、馬単は4万2000円。馬連でも2万1380円という高配当になった。3連単は42万円超馬券だった。

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