« 2014年6月 | トップページ | 2014年8月 »

2014年7月31日 (木)

第1001回前走指数上位馬が安定

 今週から夏の新潟、小倉が始まる。
 新潟は直線1000メートルのアイビスサマーダッシュがメインレース。過去10年の傾向をみると、前走指数や平均指数の上位馬が中心になっている。また、過去10年で7勝をあげている牝馬も見逃せない。

(アイビスサマーダッシュ)
       1着    2着    3着
04年     Xa   A     DYb
05年    -3歳   A      Z
06年    B     -3歳   A
07年    ダ     B c   -3歳
08年    -     BZb   -3歳
09年     Ya     c   AZd
10年    -     CXb   -
11年    A     B a   -
12年     Xa     b   DZc
13年    AXd   -     B

 今年はリトルゲルダ、セイコーライコウ、アースソニック、フォーエバーマークの前走指数が高く、他に、アンバルブライベン、ブルーデジャブも過去指数の上位馬だ。
 前走指数最上位のリトルゲルダは昨年の3着馬。前走も重賞で3着に好走しており、能力も高そうだが、ここは半年ぶりのレースで、休み明けは少しマイナス材料だろう。
 順調に使われてきた組ではセイコーライコウ、アースソニック、フォーエバーマークが指数上位だが、3頭とも、韋駄天S、函館SSと、この2戦は全く同じレースを使っている。その2戦ともに先着したのはセイコーライコウで、特に大きな有利、不利もなかったレースだけに、セイコーライコウの力が上だと考えても良いのではないか。
 セイコーライコウは7歳馬とはいえ、休み休みで今が充実期。持ち前のスピードを生かせる新潟の芝戦は(3101)と安定しており、前が飛ばす1000メートル戦だけに、中段からの鋭い差し脚が生きる展開も合うだろう。

 札幌のクイーンSは牝馬の重賞。
 指数上は、過去10年のうち9年で連対している、前走指数上位馬が連軸の中心だ。1番人気馬は目下3連勝中。

(クイーンS)1着    2着    3着
04年    D     B d   -
05年      d   -     D
06年    A     CX      c
07年    C d   B     -
08年     Xb   CZ     Z
09年    -     A a   D
10年    -     B b   -
11年    B     D      Yb
12年    A     -     -
13年(函館)AYa     d   CYb

 今年は、キャトルフィーユ、ケイアイエレガント、スマートレイアー、オツウ、ディアデラマドレ、アロマティコなどが指数の上位馬だ。
 先行馬が活躍することが多いレースで、力のいる洋芝が合うであろうスタミナや底力でキャトルフィーユ、オツウが上位だ。
 鋭い差し脚があるディアデラマドレ、スマートレイアー、マーブルカテドラル、マコトブリジャールなどを連下候補に取りたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年7月29日 (火)

第1000回馬場を味方に

201407270711
201407270111

 「高田馬場日記」がちょうど1000回になった。第1回目は1999年11月だったが、途中1年以上休んでいたこともあり、結局14年かけて1000回になった。昔の原稿を拾い読みしていたら、当時のことをいろいろ思い出して、ずいぶん懐かしかった。

 「競馬最強の法則」の連載が「革命理論・西田式スピード指数」という単行本として発売になったのが1992年の秋で、「スポーツニッポン」の予想コラムもその年の9月から始まっている。それから数えると、かれこれ22年の時がたつ。

 こつこつと、ひたすら積み重ねていく中でしか、手にできないものもあるだろう。いつまでも真摯な気持ちで、前を向いて進んでいけたらと思う。

 それにしても、長い間のご愛読、ありがとうございます。余計なことを書いて、惑わすだけのコラムになっているかもしれませんが、少しでも競馬を考えるヒントになればと願っています。これからも、どうかよろしく。

 ハンデ戦の中京記念は、ゴール前、3頭が横並びで入線。ハナ差で7番人気のサダムパテックが12年のマイルCSを勝って以来、2年ぶりの勝利を手にした。2着に11番人気ミッキードリーム、3着に5番人気マジェスティハーツ。3連単は42万円を超す高配当だった。

 中京はこの日が開催の最終日。芝コースは内ラチの傷みが激しく、ほとんどの馬が馬場の内を避け、直線は外に回していた。枠なりで馬場の良い所を走れる外枠寄りの馬が有利になったようで、この日の芝戦は勝ち馬の多くが外寄りの馬番の馬たちだった。サダムパテックも大外から一気の脚を伸ばして勝ったが、15番枠も幸いしたのだろう。

 札幌の開幕週は、ダートの重賞エルムS。実績上位の3番人気ローマンレジェンドが、5番人気クリノスターオーとの叩き合いを制して、G1馬の底力を見せつけた。離れた3着は10番人気のインカンテーション。3連単は11万超の高配当。

 雨で札幌のダートは、脚抜きの良い不良馬場になった。先行した馬たちが上位を占めたが、少なからず馬場の影響があったのかもしれない。

 中京も札幌も、古豪G1馬の復活劇が印象的だったが、あわせて馬場状態を味方にできたことも大きかったのではないか。その点から、田中勝春騎手、岩田騎手の好騎乗を高く評価したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年7月24日 (木)

第999回差し脚が生きるなら

 中京記念はマイルのハンデ戦。中京競馬場が新しくなった2012年から、ハンデ戦は変わらないものの、それまでの2000メートルから1600メートルの距離に変更されて、開催時期も春から夏に移動してきた。まだ、傾向といえるようなデータはないし、ハンデ戦だけに一筋縄ではいかないレースだろう。
 今年の前走指数上位は、テイエムオオタカ、ミッキードリーム、ダノンヨーヨー、クロフネサプライズなど。他に過去の指数や平均指数で、クラレント、オリービン、マジェスティハーツ、ダイワマッジョーレなどが上位だ。
 差し馬の活躍が目立つ中京コースで、中段から差し脚を伸ばすクッカーニャ、オリービン、ミッキードリーム、サトノギャラント、ダノンヨーヨ-、マジェスティハーツなどの差し脚が魅力的だ。なかでも鋭い差し脚ではサトノギャラントが最右翼だろう。中京コースは金鯱賞で6着があるだけだが、左回りのマイル戦は(4101)と、もっとも適性が高い。

(中京記念)1着     2着    3着
12年     Yb   -      Xa
13年      d   -     -

 ダートの重賞エルムSも、9月中旬開催から2012年に8月下旬になり、今年から札幌開幕週の7月下旬の開催になった。開催時期を別にすれば、条件に変わりはない。指数上も、平均指数の上位馬を中心に、指数の上位馬たちが強いレースだ。
 今年の平均指数上位馬は、ローマンレジェンド、ブライトライン、グレープブランデー、インカンテーションなど。他にエーシンモアオバー、ソロル、クリノスターオー、ジェベルムーサなどが、過去の指数や前走指数での上位馬たちだ。 
 重賞の実績や指数の高さからはローマンレジェンドが上位だが、一昨年のエルムS、みやこS、東京大賞典などを勝っていた頃の勢いがみられない。休み明けでも、力差を見せつけるかもしれないが、全幅の信頼を置くには心許ない。
 連軸に向きそうなのは差し脚で上位のブライトラインだろう。近走、JCD4着、根岸S4着、フェブラリーS5着と、まだG2、G1では壁もありそうだが、大きくは負けていない。ここは手薄なG3戦。3月のUAEメイダンでのレース以来になるが、休み明けでも連軸として考えたい。

(エルムS) 1着    2着    3着
04年    D c   BYb   BXa
05年     Yc    Xa    Zb
06年     Yc   -     -
07年     Xd   A     D
08年    CXb   AY    -
09年(新潟)-     -     D
10年    AZb   D     CZb
11年    BXb   -     C d
12年    A a   BXb   -
13年(函館)-     DYd   BZb
(公営競馬の成績は減戦しています))

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年7月22日 (火)

第998回厳しいペース

201407200211
201407190211

 函館はもう最終週だった。

 ハンデ戦の函館記念は2番人気のラブイズブーシェが差し切り勝ちをおさめた。後方待機策から、3コーナー過ぎに仕掛けていって、直線は他馬を置き去り、並ぶことなく先頭に立つと、そのまま押し切って勝った。長く良い脚をつかって上がりも最速。これが重賞初制覇とは思えないような、実に強い勝ち方だった。有馬記念4着、目黒記念2着の実績は伊達ではなかった。

 2着は外を駆け上がってきたトップハンデの8番人気ダークシャドウ、3着は馬群を割って伸びた7番人気のステラウインドで、3連単は8万5710円。

 勝ったラブイズブーシェなど、上位の馬たちは後方待機組で、トウカイパラダイスをはじめ、グランデッツァ、バウンスシャッセ、ゼロスなどの逃げ先行馬は、すべて直線で失速してしまった。良馬場とはいえ、先週と比べると見た目以上に馬場は重かったようで、それが厳しいペースにつながったのかもしれない。

 個人的には51キロのハンデが魅力的に思えた3歳牝馬バウンスシャッセから馬券を組み立てたが、先行したものの直線は脚があがってしまって、結局、最下位にまで落ちた。3歳牝馬にとっては非常に厳しいペースだったようで、まだまだ、地力不足というか、ハンデが楽というだけでは、勝負にならなかった。

 2歳馬の最初の重賞・函館2歳Sは、好スタートからハナに立った4番人気のアクティブミノルが逃げ切り勝ち。先週、新馬戦を勝ったばかりで、連闘で臨んだこの重賞も堂々の逃げ切り勝ちだった。ラップを見てみると、スタートはゆっくり出して、2ハロン目に10秒台の早いラップがある。その後はペースを落として、平均ペースの逃げに持ち込んでいる。2ハロン目が早いのは函館の芝1200の特徴だが、今週の馬場状態は先週よりも少し重目だったことを考えると、心肺機能に優れている馬であることを想像させる。短距離戦とはいえ厳しいペースに耐えたのが勝因だったのだろう。

 1番人気に推されたマイネルエスパスは、3番手の好位置でレースを進めたが、直線は思ったほど伸びず、5着に後退してしまった。マイネルエスパスに限らず、アクティブミノルを追走した先行馬はいずれも直線伸びきれなかったが、意外とスタミナを消耗する2ハロン目の高速ラップが効いていたのかもしれない。

 中段から差し脚を伸ばした11番人気のタケデンタイガーが2着、2番人気のトウショウピストが3着に上がってきた。2着のタケデンタイガーが人気薄で、3連単は22万円を超す高配当になった。

 きょう、東京も梅雨が明け、いよいよ夏本番。
 福島、中京は今週末が最終週だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年7月17日 (木)

第997回軽量3歳牝馬に期待

 今週は函館が最終週で、函館記念と函館2歳Sの2つの重賞が組まれている。
 函館記念はハンデ戦。トップハンデは過去10年で1勝しているだけで、1番人気馬も1勝2着2回と冴えない。指数上は前走指数の高いABC馬が、10年の内7年で中心になって連対率が少し高い傾向にあるが、ハンデ戦らしく、ランク外の馬も多い。

(函館記念) 1着    2着    3着
04年    B d    Zd   A
05年    -     -     B
06年    C c     b   -
07年    -     -     BXd
08年    -     C      Zb
09年(札幌)C d   -     -
10年    AYb   C     -
11年    A      Y    DXb
12年    -     B     -
13年    -     -      Z

 今年は、ステラウインド、アドマイヤフライト、ダークシャドウ、バウンスシャッセなどが前走指数の上位馬で、他に過去の指数、平均指数で、アドマイヤタイシ、グランデッツァ、アンコイルド、サクラアルディート、ラブイズブーシェなども上がってくる。
 トップハンデは58キロのダークシャドウ。次いで57.5キロのアスカクリチャン、グランデッツァ、ナカヤマナイトなどだ。
 軽ハンデで差し脚が生きそうなのは3歳牝馬バウンスシャッセだろう。バウンスシャッセは3歳春にフラワーCを勝って、牝馬ながら皐月賞に挑戦。3番手で先行したものの直線伸びきれず11着だった。しかし、最後までよく食い下がって、大きく負けはしなかった。指数上も83と自己ベストの高指数で、内容のあるレースだったはずだ。続くオークスでは3着に巻き返し、現3歳牝馬戦線では確実に上位の力があることを示した。今回、古馬とは初対戦になるが、51キロのハンデはいかにも軽量。古馬との5キロ以上のハンデ差を生かせれば、ここでも十分に戦えるだろう。函館の力のいる芝も合うだろう。
 古馬陣では、前走で準オープンを勝ったばかりだが、54キロのステラウインドの差し脚が安定している。

 2歳馬の最初の重賞・函館2歳Sは、前走指数の高い馬たちが有力で、過去10年、毎年ABC馬のいずれかが連対している。
 今年は、マイネルエスパス、スルターナ、アクティブミノル、タケデンタイガーなどが前走指数の上位馬たちだ。
 新馬戦を勝ったばかりの馬たちで、逃げ切り勝ちをしてきた馬が多いが、なかでもマイネルエスパスの指数の高さが目につく。ここは控えてレースをするようで、折り合いに心配がないなら、順当にマイネルエスパスを中心にとっても良いのではないか。
 スルターナの前走は1000メートル戦だけに、評価は控えめにしたが、力は十分。差し脚ではトーセンラークが良い脚を見せており、要注意だ。指数ランク外の馬ではマコトダッソーが気になる1頭。前走、東京の芝1400メートル戦を逃げ切って勝っており、スタミナもありそうで、函館の洋芝も合うだろう。

 (函館2歳S)1着   2着    3着
04年    -     A a   B
05年    C b   C b   A a
06年    -     CXd   -
07年    A a   -     D d
08年    -     AYa   -
09年(札幌)B     AZc   -
10年    -     AXa   C
11年    B b   C c    Y
12年    A a   D     -
13年    A a    X    -
(スローペース調整値-20/-10)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年7月15日 (火)

第996回ダート界の新星

201407130311
201407130711

 七夕賞は5番人気のメイショウナルトが軽快に逃げ、直線に入っても脚色が衰えることなく、快勝といえるレースだった。2着は内をついて伸びた10番人気のニューダイナスティ、3着は1番人気のマイネルラクリマで、馬連は1万5840円。3連単は12万を超す高配当になった。

 昨年の七夕賞を勝ったマイネルラクリマと、昨秋、福島記念を勝ったダイワファルコンのハンデは、ともに58キロだったが、それと比べると、昨年夏、小倉記念を勝っているメイショウナルトの56キロのハンデは少し恵まれた印象だった。もちろん近走、14着、14着、15着、11着という低迷がそうさせたのだろうと思うが、夏の小倉で3勝をあげているように、もともと夏場と小回りコースは得意の馬のようで、変わり身につながる条件が揃っていたのだろう。田辺騎手の好判断もあって、マイペースで逃げられたのも幸いだった。

 中京のダートの重賞・プロキオンS。

 直線、有力馬たちの叩き合いになったが、外から差し脚を伸ばした1番人気のベストウォーリアが、ノーザンリバー、キョウワダッフィー、ガンジスなどをとらえて、クビ差で勝利をあげた。直線、有力馬たちを前にみて、中段から差し切った瞬発力は相当なレベルの高さだろう。ベストウォーリアはまだ4歳で、これからも成長が期待できるはず。ダート短距離戦線の主役に立つ1頭になりそうだ。

 2着に2番人気のキョウワダッフィー、3着は10番人気のガンジス、3番人気だったノーザンリバーは58キロの重量がこたえたか、4着だった。3連単は1万8430円。

 日曜日の福島は、なぜか1番人気馬がひとつも勝てなかった。
 かわりにというか、10番人気、11番人気馬で2勝をあげた的場勇人騎手。10番人気、3番人気で2勝の石橋騎手。6番人気、4番人気で勝った江田騎手。5番人気、2番人気でメイン、最終を連勝した田辺騎手と、4人が揃って2勝ずつあげるという1日だった。

 今回の成績を加えて、競馬場別にそれぞれの連対率を見ると、田辺騎手以外は、福島での成績が最も良い騎手たちだった。昨年のデータを見ても同じ傾向があり、騎手にも競馬場の相性の善し悪しはあるのだろう。福島は後2週。昨年福島で好成績をあげている横山典騎手や北村宏司騎手、武士沢騎手などに期待してみてみるのもよいかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年7月10日 (木)

第995回重ハンデも

 福島はハンデ戦の七夕賞がメインレース。
 過去10年で、1番人気馬は3勝、2着2回、3着1回。トップハンデ馬は3勝、2着1回、3着1回。ともに微妙な連対率だ。加えて人気薄の馬が活躍する傾向がみえ、波乱のレースになることが多い。しかし、ハンデ戦とはいえ、指数上は平均指数や過去の指数が高い馬たちの連対率が高く、連軸は指数上位馬から取るのが良いだろう。

(七夕賞)  1着    2着    3着
04年     Xd   -     C
05年    AXa     d   B
06年    D b   A d   BZa
07年     Za    Xa   D
08年     Z    -     B b
09年    BXa     a    X
10年    -     -     CZb・Cd同着
11年(中山)-     AYa   -
12年    B c    Yb   -
13年    C c    Xc   -

 今年はダコール、ロードオブザリング、マイネルラクリマ、コスモバルバラ、ダイワファルコン、ラブリーデイなどが指数の上位馬たちだ。トップハンデは58キロを背負うダイワファルコン、マイネルラクリマの2頭。トップハンデ馬は苦戦する傾向があるとはいえ、58キロ以上のハンデ馬に限れば、連に絡めなかったのは3年の内1度だけ。それ程悪い成績ではないだろう。
 重賞勝ちがあるのはダイワファルコン、マイネルラクリマ、メイショウナルトの3頭だけだが、なかでもダイワファルコンは福島コースで(2001)、マイネルラクリマは(2100)と、ともに福島が大の得意コースだ。所属厩舎も同じ上原厩舎で、先行差しの脚質も同じ。違いは馬齢くらいだが、順調さの点では少し間隔の開いたダイワファルコンより、前走エプソムCで2着に好走しているマイネルラクリマだろう。
 6歳馬マイネルラクリマは、3月の中山記念では勝ったジャスタウェイとは差があったものの、2、3着馬とはクビ差のレースをしている。香港遠征のあと、前走のエプソムCでも勝ち馬との叩き合いで、差のない2着に健闘しており、近走は先行して差し脚を生かす王道の戦いぶりで、まさに底力を感じさせるレースが続いている。トップハンデは楽ではないが、昨秋の福島記念で58キロのトップハンデを背負って2着に粘っており、同じ58キロのハンデなら克服できるはず。ここはマイネルラクリマを中心に推したい。

 プロキオンSは12年から中京競馬場での開催になって、今年で3年目。
 今年の指数上位馬は、キョウワダッフィー、ベストウォーリア、ノーザンリバー、ダノンカモン、スリーボストン、アドマイヤロイヤル、ゴールスキーなど。
 先行力があり、差し脚も使えるのはダノンカモン、ノーザンリバー、キョウワダッフィー、ベストウォーリアなどだろう。なかでも厳しいペースの対応力があるノーザンリバーが中心になりそうだ。カペラS1着、根岸S2着、フェブラリーS4着の後、公営の重賞でも1、2、1着。実績では最上位だ。
 近走、力をつけてきている4歳馬ベストウォーリアが強敵。切れる瞬発力もあり、負担重量の2キロ差は、直線の叩き合いでは断然に有利に働くだろう。連勝中のキョウワダッフィーも差し脚鋭い指数上位馬で、距離適性も高く、重賞初制覇も近い1頭だ。

(プロキオンS)
       1着    2着    3着
04年(阪神)AYa   BZb   -
05年(阪神)AYb    Yb   B
06年(京都)-     AZb   -
07年(阪神)A c   CXa    Zb
08年(阪神)B     AYb    Xa
09年(阪神)A     A     DYc
10年(阪神)A     CXa   A c
11年(京都)  b   BXa   -
12年    -     D b   B
13年    -     B     C c
(地方競馬を減戦して計算)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年7月 8日 (火)

第994回先行馬に有利だった良馬場

201407060311
201407060711

 沖縄に大きな台風が近づいていて、特別警報も発令されているが、東京は一面に青空が広がって、心地よい初夏の昼下がり。しかし、夜には雨になる予報が出ており、これから神宮球場のナイター、中日・ヤクルト戦を観に行くつもりだが、どうなるのかな。

 関東は夏の福島開催が始まった。

 ラジオNIKKEI賞は3歳のハンデ戦で、例年、1番人気馬やトップハンデ馬が苦戦することが多く、波乱になりやすいレースだ。

 今年はトシザキミの逃げで、ペースはハイペース気味。3番手で先行した5番人気馬ウインマーレライが、直線、最内から鮮やかに差し脚を伸ばして圧勝した。逃げ馬にとってはハイペース気味の流れだったとはいえ、離れた2番手集団は平均ペースだったはず。開幕週で馬場状態も良く、ウインマーレライの手綱を取った松岡騎手のペース判断と積極的な先行策が功を奏したのだろう。後方から追い込んできた1番人気のクラリティシチーが1馬身4分の1差で2着。3着は中段から4コーナーで先行集団に取り付いた7番人気のウインフェニックスだった。3連単は3万4060円。もっとつくかと思ったが、配当的には意外とつかなかった印象だった。

 私は3番人気のラリングクライから馬券を買ったが、スタートで遅れ、先行できずに最後方から。直線も内に入れて伸びないまま、11着に大敗。スローペースなら切れる脚があると思ったが、指数だけでなく、ペースの対応力もまだ、足りなかった。

 中京も開幕週。土曜日の未明に降った雨で、土曜日の芝コースは重馬場だったが、日曜日には良馬場にまで回復した。

 日曜の重賞は短距離のハンデ戦・CBC賞。

 1番人気の武豊騎手ベルカントが逃げて、2番手に浜中騎手エピセアロームが続く。直線なかば、ベルカントをとらえて先頭に立って押し切りを計るエピセアロームだったが、中段に控えていた福永騎手のトーホウアマポーラが直線ぐんぐん伸び、エピセアロームをあっさりと交わし、重賞初制覇を果たした。2番手で先行したエピセアロームが2着。馬場状態の良さに加え、ペースも速すぎず、比較的先行馬に有利な流れだったのだろう。勝ったトーホウアマポーラは4番人気、エピセアロームは3番人気、3着は中段から伸びた10番人気のニンジャ。3連単は11万を超す高配当になった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年7月 3日 (木)

第993回難解なハンデ戦

 夏の福島開幕週の重賞は3歳限定のハンデ戦・ラジオNIKKEI賞。
 06年からハンデ戦になったが、それ以降、1番人気馬は2着が1度あるだけ。トップハンデ馬も同様、2着が1回だけだ。3連単は過去8年の内5年で10万を超す高配当が出ており、波乱の多いレースといえそうだ。
 指数上は8年の内5年で連対している平均指数上位馬が中心とはいえ、勝っているのはランク外の馬が多く、難解なハンデ戦だ。

(ラジオNIKKEI賞)
       1着    2着    3着
06年      c   -     -
07年    -      Z     Z
08年    -      Xb   -
09年    -     -     B d
10年    C     -     AYb
11年(中山)A b    Yc    Xa
12年    -      Yc   -
13年    -     A d   -

 今年は、ピオネロ、ミヤビジャスパー、ハドソンヤード、メドウヒルズ、クラリティシチー、ウインマーレライ、ショウナンワダチ、ウインフェニックスなどが、指数の上位馬たちだ。
 トップハンデはニュージーランドT2着で56キロを背負うショウナンワダチだが、後方から脚を伸ばす脚質だけに少し苦しいだろう。
 春の重賞戦線で上位に食い込んだ実績からは、スプリングS3着のクラリティシチー、青葉賞5着のピオネロ、京都新聞杯5着のミヤビジャスパーなどが上がってくる。ハンデはともに55キロを背負うが、順当なら彼らが中心になるのではないか。
 ペースが速くなることは考えにくく、スローペース気味の流れなら先行馬に有利のはずで、その点からも、先行して差し脚を使えるクラリティシチーやピオネロ、ミヤビジャスパーなどに展開も向くのではないか。なかでも1800の距離で好成績をあげてきたピオネロの安定した差し脚が連軸向きだろう。
 しかし、これまでの波乱の傾向から、力があるといってもすんなりといかないのがこのレースの難しいところだ。
 先行力があり、差し脚も水準以上に評価でき、さらに軽ハンデで浮上してきそうなのは53キロのベストドリーム、54キロのラリングクライ、52キロのオウケンブラックなどだろう。3戦2勝とまだ底を見せていないラリングクライにもチャンスはあるはずだ。

 中京競馬場もハンデ戦のCBC賞。芝1200メートル戦。
 今年の指数上位はワキノブレイブ、ルナフォンターナ、リアルヴィーナス、ニンジャ、マヤノリュウジン、エピセアローム、スギノエンデバー、サクラアドニスなど。トップハンデは57キロのスギノエンデバーだ。
 中京の芝コースはタフさが求められる。昨年、一昨年と、このレースを連勝したマジンプロスパーは2、3番手で先行して差し切るレースだった。先行馬に力のある馬がいれば押し切ってしまうのが重賞のペースの厳しさだ。
 スタミナがあり、先行して粘れそうなのは、エピセアローム、マヤノリュウジン、ブルーデジャブ、スイートジュエリーなどだろう。ここは1200で3勝をあげているエピセアロームに期待したいところだ。
 今年は目下3連勝と勢いに乗るルナフォンターナがハンデも55キロと恵まれ、人気を集めそうだ。元来、軽いスピードタイプの馬で、差し脚は鋭いが、スタミナがあるようには見えない。近走は出遅れて後方からのレースが続いており、先行馬が粘る中京でも力を発揮できるかどうか。少し気になるところだ。他に、上がりの脚で鋭いのはニンジャ、マコトナワラタナ、カイシュウコロンボなど。前がつぶれるペースなら、ルナフォンターナとともに、一気の浮上もありそう。

(CBC賞) 1着    2着    3着
06年    -      Z      b
07年    -     D c   -
08年    -     A       a
09年    -     A     B
10年(京都) Yb   -     -
11年(阪神)CYa   B       c
12年    A c   C     A b
13年    CXa   A       d

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年7月 1日 (火)

第992回馬場適性

201406290911

 宝塚記念は最終的に1番人気に支持されたゴールドシップが勝った。スタートは早くなかったが、すぐに先行集団に取り付いて流れに乗る。ペースを落として逃げるヴィルシーナ、2番手にフェイムゲーム、3番手はカレンミロティック、その後にゴールドシップが続く。2番人気に推されたウインバリアシオンや、3番人気のジェンティルドンナは中段に構えて勝機をうかがう。ヴィルシーナが先頭のまま、直線の攻防。残り200メートルでゴールドシップが先頭に立ち、後はゴールまで差を広げる一方のレーズだった。2着に9番人気のカレンミロティック、3着に8番人気のヴィルシーナが残って、3連単は25万を超す高配当になった。上位は先行した馬たちが占め、中段より後ろの馬たちに出番はなかった。ウインバリアシオンは7着、ジェンティルドンナは9着。ともに直線は脚が止まってしまって、見せ場もなかった。

 ゴールドシップはこの勝利で、阪神コースは(5100)の成績になった。他の競馬場別の成績を見ると、中山(2010)、札幌(1100)、函館(1000)と、比較的力のいる馬場で安定した成績をあげている反面、京都(1003)、東京(1002)と素軽いスピードが求められるコースでの取りこぼしが目立つ。京都の1勝は菊花賞、東京の1勝は共同通信杯だが、これは同世代の戦いでの勝利で、古馬になってからは、すべて3着以下という厳しい結果だ。

 京都、東京で負けた5つのレースに特徴的なことは、馬場状態がよく、馬場指数でマイナス幅が10を越すレースだったことだ。14年春の天皇賞(-18)、ジャパンカップ(-13)、京都大賞典(-21)、13年春の天皇賞(-15)、ダービー(-13)。個々のレースの敗因は、それぞれにあるとは思うが、高速馬場が合わないということもあったのではないか。そんなことを感じさせてくれるデータだ。

 ちなみに阪神や中山での勝利時の馬場指数は、阪神の神戸新聞杯(-9)が最速。他は馬場指数がプラスのことが多い。ということは、全体にスタミナに優れ、重い馬場が得意で、素軽いスピードが出る馬場は得意ではないのだろう。

 このことは、以前、オルフェーヴルのことを書いたところ(第789回)でも感じたことだったが、ゴールドシップと同じような傾向があった。血統については語る知識もないが、スタミナに優れ、高速のスピード馬場が合わないというのは、ステイゴールド産駒の特徴なのかもしれない。

 逆に、ジェンティルドンナは軽いスピード馬場が得意のようで、東京と京都を合わせて(5201)と高い勝率、連対率を示している。しかし、阪神コースになると(3012)と、3勝をあげてはいるものの、未勝利、桜花賞、ローズSと、いずれも同世代戦でのもの。古馬戦での勝利はない。成長過程にある同世代との戦いでは、適性よりも素質の高さで勝てるのかもしれないが、古馬との戦いになると、より適性が問われるのかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2014年6月 | トップページ | 2014年8月 »