« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »

2014年9月30日 (火)

第1018回ダービー馬の底力

201409280911
201409280411

 日曜日の夜、「鉄腕ダッシュ」で「第2海堡」の特集をやっていた。第2海堡は東京湾の真ん中に、要塞として明治時代に造られた人工島で、今は立ち入り禁止になっているようだが、昔は釣り場として人気があった。金沢八景の野島橋にあった村本海事から、日に何便か渡船がでており、わたしも20代の後半から、毎週のように、土曜日の夕方の便で渡って、日曜日の朝の便で戻るスケジュールで、仲間と夜釣りを楽しんでいた。房総半島や三浦半島、伊豆半島など、あちこちに釣りに出かけたりしたが、一番好きで、一番多く通ったのが第2海堡だった。クロダイ、シマダイ、アイナメ、カサゴ、メバルなどが良く釣れた。あの当時と比べると、新たに灯台や新しい施設が建てられており、整地や護岸工事も進んで島の景色は少し変わったところもあったが、なつかしい光景だった。

 37年前、王さんが756号のホームランの世界記録をつくった1977年9月3日土曜日の夜も、第2海堡で釣りをしながら、ポケットラジオの中継で快挙を知った。遠くに横浜、川崎、東京の光の帯が一文字に連なって、美しい夜だったことを思い出す。

 神戸新聞杯はダービー馬ワンアンドオンリーが勝った。道中は後方待機策、3コーナーから脚を伸ばして、直線なかばで先頭に立った。そのワンアンドオンリーをめがけて、外からサウンズオブアース、トーホウジャッカルが迫ってくる。しかし、その叩き合いにもひるむことなく前に出る。2、3着のサウンズオブアース、トーホウジャッカルとはアタマ、アタマ差での勝利だった。結果だけをみると、きわどい勝利のようにも思えるが、どんなに迫られても、ゴールでは抜かせないのがダービー馬の底力だろうか。

 指数的にみても上位3頭は90台の高レベルで、4着馬のサトノアラジンには3馬身以上の差をつけており、人気薄だった2、3着馬も含めて、評価は高いだろう。

 新潟の開催になったオールカマーは、2番手から押し切った2番人気のマイネルラクリマが快勝。1番人気だったサトノノブレスは4番手で直線に向かったが、差し脚に余力がなく16着に大敗してしまった。2走ボケなのか、馬場が合わなかったのか、ペースが合わなかったのか。2着に先行していた7番人気のラキシス、後方から脚を伸ばした12番人気のクリールカイザーが3着に入って、3連単は25万を超す高配当になった。

 長く続いた新潟競馬も、日曜日のスプリンターズSまで。
 次週から東京開催が始まって、いよいよ秋競馬も本番だ。

スタッフ募集のお知らせ

ライトニックス(株)では、スピード指数や競馬ソフトのサポート、ホームページの更新作業、パソコンでの商品作成などを担当するスタッフを募集しています。多少、ITの知識を必要としますが、ご希望の方はメール、もしくは文書で下記宛てに履歴書をお送りください。社保完、男女問わず。正社員だけでなく、パート、アルバイトでも応募を受け付けています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月25日 (木)

第1017回ダービー馬の登場

 神戸新聞杯は先週のセントライト記念同様、菊花賞を目指す3歳馬のトライアル戦。3着までに優先出走権が与えられる。ダービー出走組も多く出走する。当然レベルが高く、基礎能力が問われるレースだ。今年はダービーを勝ったワンアンドオンリーがここに出走してくる。過去10年の勝ち馬はすべて、A、B、X、Y馬という指数上のランク馬たちで、指数上位馬が圧倒的に強い傾向が続いている。

(神戸新聞杯) 1着     2着     3着
04年     AXb    D d    BYa
05年     AXa    BYb    D c
06年(中京)  Ya    BXc    B
--------------------------
07年     A       Zd    CXa
08年     AXa    CYa    D
09年      A d    C       Zc
10年      Xa     Xb    A
11年     BX     C      D c
12年     AXa    -      C c
13年     BXa    -      -
(スローペース調整値-10/0) ※06年までは芝2000メートル戦だったが、  阪神馬場改修後の07年以降は芝2400メートルに変更された。

 今年はウインフルブルーム、ワンアンドオンリー、サトノアラジン、サウンズオブアース、トーセンスターダム、スズカデヴィアス、ハギノハイブリッドなどが指数上位のランク馬だ。
 例年、ダービーで活躍した馬が中心を占める傾向が強く、前走でダービーを使った馬が10年で9勝をあげている。なかでもダービー馬は5頭出走して4勝、2着1回と、さすがに信頼は高い。今年はダービー馬ワンアンドオンリーが出走するが、力の違いを見せられるだろうか。
 ワンアンドオンリーはラジオNIKKEI杯2歳Sを勝って、弥生賞は2着、皐月賞は4着と好走。続くダービーでは3番人気に推され、直線で1番人気のイスラボニータとの叩き合いを制してダービー馬となったが、世代を代表する1頭のイスラボニータと堂々と渡り合っての勝利で、内容も申し分ない勝利だった。指数の高さや安定感も、ここでは最上位で、瞬発力も鋭い。長く良い脚も使えそうで、阪神外回りコースでスローペースの差し脚比べになっても不安はないだろう。順当なら、問題なく中心馬だ。
 ワンアンドオンリーの相手になりそうなのは、皐月賞3着のウインフルブルームを筆頭に、この夏、古馬相手に連勝してきたサトノアラジン、素質上位のトーセンスターダム、他にススガデヴィアス、サウンズオブアース、ヤマノウィザード、ハギノハイブリッド、ヴォルシェーブ、キネオペガサスなどが有力だろうか。

 今年は新潟の開催になったオールカマー。
 この2年、ランク外の馬が1、2着を占めたが、それまでは前走指数上位馬と平均指数の上位馬が強く、指数上位馬が連軸の中心のレースといえそうだ。
 今年の指数上位は、アロマティコ、サトノノブレス、セイクリッドバレー、フェイムゲーム、クリールカイザーなど。
 なかでも指数の高さと安定感で、サトノノブレスが少し抜けた存在だろう。これまでは菊花賞、日経新春杯、阪神大賞典、春の天皇賞と、比較的長い距離を使っていたが、前走の芝2000メートルの小倉記念では、向正面から動き出し、長く良い脚を使って快勝している。その内容からすると2000メートル前後の距離に適性があるのかもしれない。ただ、もともとスタミナが豊富な馬だけに、スピードがでる新潟の芝が合うかどうかは未知数だ。スピードの出る軽い芝で、後方から叩き合うのでは少し分が悪いはず。あくまで先行して押し切るレースになるかどうか、展開がポイントになるのではないか。
 差し脚があるのは、アロマティコ、ラキシスなどの牝馬に、セイクリッドバレー、アドマイヤギャラン、マイネルラクリマ、フラガラッハ、クリールカイザーなど。後方から直線一気の差し切りがあるかもしれない。

(オールカマー)1着     2着     3着
04年     D      A a      d
05年     DXc    -      B b
06年     CXd    DYc    -
07年      Xb    CZc    D
08年     AYb    C b    -
09年       Z     BXa    CYc
10年     AYb    BXa    C
11年     AYa     Yb    D
12年     -      -      C
13年     -      -      D b

スタッフ募集のお知らせ

ライトニックス(株)では、スピード指数や競馬ソフトのサポート、ホームページの更新作業、パソコンでの商品作成などを担当するスタッフを募集しています。多少、ITの知識を必要としますが、ご希望の方はメール、もしくは文書で下記宛てに履歴書をお送りください。社保完、男女問わず。正社員だけでなく、パート、アルバイトでも応募を受け付けています。

メールアドレス k-nishida@rightniks.ne.jp

履歴書の宛先 
〒169-0075 新宿区高田馬場1-29-7 スカイパレス405
ライトニックス株式会社 採用係

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月23日 (火)

第1016回力通りの完勝

201409210411
201409210911

 新潟で行われた菊花賞トライアル・セントライト記念は、皐月賞馬でダービー2着のイスラボニータが力通りに完勝した。イスラボニータは好スタートから6番手で先行。直線なかば、2番手から先に抜けだしたトゥザワールドをあっさりととらえると、1馬身以上の差をつけてのゴール。まさに完勝だった。2着はトゥザワールド、3着には中段から差し脚を伸ばしたタガノグランパが上がってきた。

 1、2、10番人気順の入線で、3連単は4490円という堅い決着だったが、あらためてイスラボニータのクレバーな強さが印象に残ったレースだった。

 3歳牝馬のローズSも、オークス馬ヌーヴォレコルトが4番手から直線、長く良い脚を使って完勝した。このレースの1番人気は桜花賞で2着のあとダービーに挑戦したレッドリヴェールで、ヌーヴォレコルトは2番人気だったが、岩田騎手はオークス馬ヌーヴォレコルトを信じて駆け引きなし。先行差しに構える横綱相撲での勝利だった。

 ただ、前走、未勝利戦を勝ったばかりの15番人気馬タガノエトワールが内から伸びてきて2着を確保。3着は逃げ粘った9番人気のリラヴァティ。2、3着は人気薄の台頭で3連単は75万円を超す高配当になった。

 セントライト記念の馬券は、結果的にトリガミ。ローズSの2着馬タガノエトワールは指数上も大きな差がなく、馬券の相性が良い小牧騎手が乗っていたから、最後まで迷っていたが、結局、手が広がるのが嫌で切ってしまった。もったいないことをした。
 セントライト記念もローズSも、G1タイトルホルダーの人気馬が強い勝ち方で順調さを示した。今週はダービー馬ワンアンドオンリーが神戸新聞杯に出走する予定だが、ダービー馬の底力を見せられるだろうか。
 凱旋門賞も気になるし、秋競馬はこれからが面白い。

スタッフ募集のお知らせ

ライトニックス(株)では、スピード指数や競馬ソフトのサポート、ホームページの更新作業、パソコンでの商品作成などを担当するスタッフを募集しています。多少、ITの知識を必要としますが、ご希望の方はメール、もしくは文書で下記宛てに履歴書をお送りください。社保完、男女問わず。正社員だけでなく、パート、アルバイトでも応募を受け付けています。

メールアドレス k-nishida@rightniks.ne.jp

履歴書の宛先 
〒169-0075 新宿区高田馬場1-29-7 スカイパレス405
ライトニックス株式会社 採用係

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月18日 (木)

第1015回3歳3冠最終戦を目指す

 セントライト記念は3着馬までに菊花賞の優先出走権が与えられる。クラシック戦線の最終戦を戦う上で、重要なポイントになるレースだ。今年は新潟コースで行われるが、中山で行われてきた過去10年をみると、前走指数や平均指数のランク馬を中心に、全体として指数上位馬の活躍が目立つ。

(セントライト記念)
        1着     2着     3着
04年     AXa    CZ     D
05年     -      -      -
06年     -       Yd    -
07年     A      BY     -
08年       d    AYa    BXb
09年       Xa    A c    -
10年     C      -      CYc
11年       c    -       X
12年     AXa    -      -
13年     -      DX      X
(スローペース調整値-10/0)

 今年は、ステファノス、イスラボニータ、トゥザワールド、マイネルフロスト、タガノグランパ、クラリティシチーなどが指数の上位馬たちだ。
 今年はダービーに出走していた馬たちが6頭出走してきた。ダービー出走組は当然というべきか、実績だけでなく、スピード指数も安定して高く、そのダービー出走組を中心に考えたいレースだ。
 なかでも抜けた存在がイスラボニータだろう。イスラボニータは新馬勝ちのあと、新潟2歳Sで牝馬のハープスターに差し切られて2着だったものの、その後は皐月賞まで4連勝を続けた。ダービーでも堂々の1番人気に支持されたが、ワンアンドオンリーとの叩き合いに遅れ、惜しくも4分の3馬身差での2着だった。
 ダービーは2着だったが、イスラボニータが世代を代表するナンバーワンといって良いはずで、ここでも中心になるはずの馬だろう。
 イスラボニータの他に、ダービー3着のマイネルフロスト、4着タガノグランパ、5着トゥザワールド、6着ショウナンラグーン、10着ワールドインパクトなども出走してきたが、そのなかでもトゥザワールド、ショウナンラグーンの差し脚が目立っている。イスラボニータの相手筆頭に推したい。
 ダービー組以外では、ラジオNIKKEI賞2着のクラリティシチー、白百合Sを高指数で勝ったステファノス、前走で弥彦特別を勝ったサトノフェラーリなどが気になるところ。

 阪神のローズSは3歳牝馬最後の3冠レース秋華賞に向けてのトライアル。3着馬までに優先出走権が与えられる。今年は、前走オークス、ダービー、NHKマイルなど、G1に出走していた馬が7頭も揃った。
 指数上はヌーヴォレコルト、ヒルノマテーラ、ダンツキャンサー、レッドリヴェール、ブランネージュ、サングレアル、アドマイヤシーマなどが上位馬になる。
 阪神の外周りコースの1800メートル戦だけに、スローペースの鋭い差し脚は必須条件だろう。差し脚で上位はヌーヴォレコルト、サングレアル、アドマイヤシーマ、リリコイパイ、レッドリヴェールなどだ。なかではオークス馬ヌーヴォレコルトと、桜花賞2着のレッドリヴェールが実績でも最上位だろう。
 桜花賞ではハープスター、レッドリヴェールに次いで3着だったが、オークスではハープスターを抑え込んで勝ったヌーヴォレコルトの差し脚を上位に評価したい。

(ローズS)  1着     2着     3着
04年     A d    -      BXa
05年      Yb    AXa    -
06年(中京) BXb     Yc    A
-------------------------
07年     AYa    B b    D d
08年     -      -      BXd
09年      -      CX       c
10年     -      A b     Yb
11年     BYa    -      A d
12年     AXa    BYb    D
13年     C b    -      -
(スローペース調整値-15/-5)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月16日 (火)

第1014回新マイラー、新スプリンター

201409140411
201409140911

 新潟の京成杯オータムハンデは、2番人気のクラレントが関屋記念に続いて、強い勝ち方を見せた。

 クラレントは田辺騎手を背に、好スタートから終始2番手につけ、直線の半ば、馬場状態の良い馬場の真ん中から抜け出しての完勝劇だった。スローペース気味の流れを先行、58キロを背負って堂々と押し切るのだから、強い競馬だったはず。追ってきたブレイズアトレイルとは4分の3馬身差だったが、それも決着がついた後のこと。全く危なげのない王者の走りに見えた。

 2着には、後方から32秒8の最速の上がりで追い込んだ8番人気のブレイズアトレイル、3着は先行して粘った9番人気馬ミトラ。指数上は(AXa-A-□)。3連単は15万をこす高配当だった。

 1番人気に推されたサトノギャラントは、いつも通りの後方待機策。直線はただ1頭、荒れた馬場の最内に入れて末脚に懸けたが、スピードには乗れないまま。5着だった。

 クラレントはこれでマイル重賞は6勝目。秋本番に向けてマイルG1のタイトルも視界にはいってきたといえそうだ。

 阪神のセントウルSは、牝馬が強い傾向のレースだが、今年も4番人気だった5歳牝馬リトルゲルダが勝った。

 レースはアンバルブライベンの逃げで、ハイペース気味の流れになった。逃げるかと思った1番人気のハクサンムーンも、出遅れ気味のスタートになったが、大外枠から前を追いかけ2番手に収まった。リトルゲルダは先行集団の後ろに構えている。直線、ハクサンムーンが抜け出しを計るところ、リトルゲルダがスッと馬体を合わせにいって、直線の叩き合いに持ち込む。ゴール前、ハイペースを2番手で先行していたハクサンムーンが苦しくなって叩き合いから脱落。リトルゲルダが前走の北九州記念に続いて重賞タイトルを手にした。G1で2着の実績があるハクサンムーンを抑え込んでの勝利だけに、価値もありそうで、牝馬短距離戦線に新ヒロイン誕生を感じさせるレース内容だった。

 2着にハクサンムーン、3着にエピセアローム。4、1、2番人気の順で3連単も1万1510円と堅めの配当。指数上は(B-Xa-Bd)。  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月11日 (木)

第1013回中心馬不在の秋初戦

 今週から秋競馬。といっても関東は、いつもの中山競馬場が工事中で、引き続き新潟での開催が続く。
 新潟の重賞は京成杯オータムハンデ。中山開催でのデータだが、過去10年間、1番人気馬は3着が2回あるだけで、勝利どころか連対もない。他方、2、3番人気が合わせて8勝をあげており、4番人気まで含めると、10年の内9年で勝っているのが際だった特徴だろう。トップハンデ馬も苦しい戦いが続き、指数上は前走指数上位馬の連対率が比較的高いものの、勝ち馬に限ると、少し苦戦の傾向も見える。

(京成杯オータムハンデ)
        1着     2着     3着
04年     AXa    -      C b
05年     -        d     Zb
06年     -       X     -
07年     -      CXc    -
08年     B      -      D d
09年     -      AZd    -
10年     A      -      A d
11年     -      -      D a
12年       d    DY     A c
13年     A b    AXa    -

 今年は、クラレント、エクセラントカーヴ、サトノギャラント、ブレイズアトレイルなどの前走指数が高く、シャイニープリンス、エキストラエンド、ミッキードリームは過去リーの指数や平均指数での上位馬だ。
 ハンデは58.5キロのサダムパテックを筆頭に、58キロのクラレント、57キロのエキストラエンドと続く。
 出走馬の多くは前走、新潟の関屋記念を使った馬たちだ。今回と同じ新潟のマイル戦だけに、ある程度の力関係は判断がつくのではないか。その関屋記念を勝ったのはクラレントで、差のない3着にサトノギャラント、4着にエクセラントカーヴ、5着がブレイズアトレイルだった。4頭のなかでは、勝ち馬58キロのクラレントとの着差からみてもサトノギャラントの56キロが恵量のように見える。
 前走、関屋記念でのサトノギャラントは最後方から、直線、内をついて伸び、差のない3着だった。33秒6の上がりタイムはエキストラエンドの33秒5に次いで、出走中2番目の速さ。好調の1頭だ。今回クラレントとの2キロのハンデ差を生かせれば、逆転もあるだろう。
 関屋記念組以外では、前走NHKマイルCで3着だったキングズオブザサンが気になる存在。キングズオブザサンは前走のNHKマイルCから4カ月ぶりのレースになるが、そのレースで見せた差し脚の鋭さがあれば、新潟コースも通用するだろう。
 また、同じくNHKマイルCで2着だったタガノブルグは、前走、関屋記念で先行して15着に大敗したが、一叩きの効果で変わり身を見せるかもしれない。
 ナビグラフを見ると、上がりの脚が鋭く新潟向きのスピードがありそうな53キロの牝馬ゴールデンナンバーも気に掛かる。

 阪神のセントウルSは芝1200メートルの短距離戦。
 今年は、ダッシャーゴーゴー、トーホウアマポーラ、エピセアローム、フォーエバーマーク、リトルゲルダ、ハクサンムーン、エーシントップ、バクシンテイオーなどが指数の上位馬だが、指数上位馬同士も全く差がないメンバーで大混戦だ。
 過去10年の連対馬の特徴を見ると、牝馬が6勝をあげており、また、6歳が1勝しているものの、他の年はすべて5歳までの馬たちが勝っている。
 実績ではハクサンムーン、ダッシャーゴーゴーが上位だが、休み明けはどうだろうか。
順調に使われている組の中では、リトルゲルダ、マヤノリュウジン、バクシンテイオー、トーホウアマポーラ、メイショウイザヨイなどが好調のようだ。
  前走、北九州記念を先行して、きっちり差し切ったリトルゲルダの素軽いスピードに注目したい。同じ北九州記念で1番人気に推されたエピセアロームは、出足がつかず中段から追って7着だったが、上がりの脚は勝ち馬と同じタイム。先行できれば巻き返しも考えられる。

(セントウルS)1着     2着     3着
04年     -       Yb     Xa
05年      Yb    C      AZa
06年(中京) AYd    外      D
07年     -      -      A a
08年     -        c    -
09年      Zd    CXb    -
10年     -      外      C
11年     A      外      D a
12年     D       Yc    -
13年     BXc    AXa     Zb

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月 9日 (火)

第1012回波乱は2歳戦だった

201409070411
201409071011
201409060111

 きょうは良く晴れて心地がよく、窓を開け、遠くに見えるスカイツリーを眺めている。東京はデング熱騒ぎが続いており、それがちょっと心配だが、吹く風からは秋のささやきが聞こえる。(わたしはついさっきまで、デング熱を「テング熱」と思い込んでいた。テング熱とは古くさい病名だとは思っていたが、ひどい勘違いだった)

 新潟記念は1番人気のマーティンボロが勝った。1番人気は苦戦続きの新潟記念だが、実に13年ぶりの1番人気馬の勝利だった。しかし、直線で狭いスペースに無理矢理突っ込んだり、大きく斜行したりで、マーティンボロの手綱を取ったローウィラー騎手は8日間の騎乗停止になった。以前だったら、降着もあっただろう。他馬に迷惑をかけたが、それでも、馬群を突き抜けてきたスピードは1頭だけ際だっていた。

 2着に5番人気のクランモンタナ、3着は3番人気ラストインパクト。これまで3連単は8年連続で10万を超す高配当だったが、今年は2万8290円と堅めの配当だった。

 小倉2歳Sは1番人気のレオパルディナが勝利目前のゴール前、後方にいたオースミアリスが大外から強襲して差し切ってしまった。オーミアリスは15番人気馬で、単勝は1万2020円。3着は2番人気のスノーエンジェルだったが、当然ながら3連単は47万を超す高配当だった。1、2、3着とも牝馬が独占したが、今の時期はスタミナよりスピード能力の方がウエイトが高く、その点から牝馬の成長の方が少し早いのだろうか。

 札幌2歳Sはミッキーユニバースが逃げたが、ペースがこたえたのか、最後まで持ちこたえられず、直線失速して8着。後方から大外をついたブライトエンブレムが直線、一気に伸びて勝利をつかんだ。2着に先行したマイネルシュバリエ、3着は中段待機のレッツゴードンキが入った。ブライトエンブレムは5番人気、マイネルシュバリエは人気薄で11番人気、3着は7番人気のレッツゴードンキで、人気馬たちは総崩れになって、3連単は45万を越す好配当だった。

 1着のブライトエンブレムと3着のレッツゴードンキは、前走スローペースで切れる上がりの脚を使って新馬戦を勝っていた馬たちだった。

 先週の新潟2歳Sもスローペースで上がりの切れる馬のワン、ツーだった。スタミナはすぐには身につかない。2歳戦でスタミナが問われるようになるのはもう少し季節が進んでからなのだろう。

 先週は荒れると思った新潟記念が堅めで、2歳戦は2戦とも大荒れの結果。なかなか思い通りにはいかない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月 4日 (木)

第1011回波乱のハンデ戦

 今週の新潟記念は、過去10年、1番人気は10年前に2着が1回あるだけで、2番人気も1勝、2着1回のみ。上位人気馬の不振が目立つ。トップハンデ馬も1勝だけだ。3連単は06年から昨年まで、8年連続で10万円以上の高配当が続く波乱のハンデ戦だ。指数上は前走指数の上位馬が6勝を上げているが、2、3着はランク外の馬が多い。

(新潟記念) 1着    2着    3着
04年    DZb     d   B d
05年    -     BZd   D d
06年    A     C     BYb
07年    CYc   -     -
08年    -     DZc   -
09年    AYc   -     -
10年    C     -     -
11年      b   -      Zb
12年    B     -     -
13年    -      Zd   D d

 今年はマーティンボロ、メイショウナルト、ニューダイナスティ、コアレスドラードなどが前走指数の上位馬で、過去の指数ではラストインパクト、エックスマーク、レインスティック、ダコールが上位。他に、平均指数上位馬としてクランモンタナ、アドマイヤタイシも名前が上がってくる。
 ハンデは57.5キロのアスカクリチャン、メイショウナルト、ユールシンギングの3頭がトップハンデを背負う。
 過去の連対馬の傾向を見ると、軽いスピード上位で差し脚が決まりやすい新潟コースとはいえ、意外と先行馬が頑張っているのが分かる。その点からはメイショウナルトの逃げ粘りも想定しておく必要はあるが、やはりトップハンデ馬は苦しいのではないか。
 新潟記念はサマー2000シリーズ5戦目の最終戦。このシリーズが始まった06年以降、前走、シリーズを構成する七夕賞、小倉記念、函館記念に出走していた馬たちが連軸の中心になっている。苦戦続きのトップハンデ馬を除いて考えると、小倉記念2着のマーティンボロ、同4着のニューダイナスティ、函館記念3着のステラウインドなどが好調馬として上がってくる。
 3頭のなかで先行力があるのはステラウインドだろう。ステラウインドは新潟コース初参戦。前走は洋芝の函館記念で3着だったが、もともと東京コースに実績があり、同じ左回りでスピードの生かせる新潟コースは合うはず。2000メートルは(3112)と最適の距離だし、ハンデも54キロに恵まれて、重賞初制覇のチャンスは大きい。
 差し脚で良さそうなのはマーティンボロ。1600万条件、G3を連勝して、休み明けの前走は小倉記念で2着だった。指数も自己ベストを更新。重賞級のレベルに到達して、完全に軌道に乗った。スタミナも豊富で、ペースの対応力もありそうだ。ハンデも56キロなら苦にならないだろう。ステラウインドが人気になるようなら、マーティンボロから買いたくなる。

 小倉2歳Sは芝の1200メートル戦だけに、指数の高さと能力は比較的結びつきやすい。今年はゼンノイザナギ、レオパルディナ、クールホタルビ、タガノヴェルリー、クリノヤクマン、ダンツメガヒットなどが指数の上位馬だ。
 新馬、オープンと連勝しているのはレオパルディナだけ。前走は先行して直線抜け出す安定したレースぶりで、指数も高く、確かに連軸向きといえそう。そのレオパルディナを逆転できそうなのはゼンノイザナギだ。3戦目でやっと勝ち上がったが、前走の指数、上がりの脚の鋭さは見所十分だった。レオパルディナとの激しい叩き合いになっても、追い負けしないであろう差し脚は魅力的だ。

(小倉2歳S)1着    2着    3着
04年    -     -     AZa
05年    C b   AY      c
06年     Xb   A     D c
07年    BZd   D b   A c
08年    -     -     BXa
09年    BZd   -     DXc
10年     Xb   A a   -
11年    -     A a   -
12年    -     -       c
13年    A a   D d   -
(スローペース調整-20/-10)

 札幌2歳Sは芝の1800メートル戦。
 今年の指数上位馬は、ミッキーユニバース、キッズライトオン、アルマワイオリ、マイネルサクセサー、シゲルケンカヤマなど。
 逃げるのがミッキーユニバースなら、スローペースはないだろう。マイペースで逃げれば押し切ってしまう力もあるはず。相手も先行力のあるマイネルサクセサー、アルマワイオリなどだろう。しかし、他の馬にハナを譲ってしまうとペースは上がらない。スローペース必至で差し脚比べになるだろう。とするとスローペースで長く良い脚を使えるレッツゴードンキ、ミュゼエイリアン、ブライトエンブレムなどの台頭があるかもしれない。

(札幌2歳S)1着    2着    3着
04年    A d   -     -
05年    B a    X    AYb
06年    AYc   -     B a
07年    D     -      Xa
08年    -     BXa   A
09年    AYa   -     -
10年    BX    C     A a
11年    A a    Z    -
12年    -     B     -
13年(函館)-     AX    -
(スローペース調整は-20/-10)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月 2日 (火)

第1010回自分の原点

201408310111
201408310411

 先週、高校時代の恩師で、私の結婚の折には仲人もお願いした先生の、喜寿と金婚式、奥様の古希を祝う会があった。薫陶を受けた200人ほどが集まって、賑やかで飾り気のない先生の人柄がそのままの楽しい会だった。多感な高校時代、生きる姿勢と勇気を後押ししてもらった。「ちゃんと、生きてるか!!」。いくつになっても、苦しくなると思い返すのはあの時代と先生のこと。自分の原点がそこにある。

 札幌はキーンランドC。

 ゴール前、馬群の真ん中から、ぐっと突き出るように抜け出してきたローブティサージュが勝った。外から勢いよく伸びたレッドオーヴァルがクビ差の2着。先行して最後まで粘っていたマジンプロスパーが3着だった。3、1、5番人気の順で、3連単は2万4680円。

 勝ったローブティサージュは前走に続き、2度目の1200メートル戦。前走の1200戦では後方から追ったが、わずかに届かず惜しい2着だった。三浦騎手はその反省もあったのだろう。このレースでは6番手からよい脚を使って勝った。三浦騎手の位置取りの判断の勝利といえるかもしれない。それより後ろではたぶん届かなかっただろう。

 私の期待したスマートオリオンは3番手で先行したものの、直線に脚がなく7着に後退してしまった。もともとスタミナ上位の馬で、ハイペースは得意だが、切れる脚はないから、ここは仕方ない結果だろう。

 新潟2歳Sはスローペースで、上がりの脚比べになった。勝ったのは柴田善騎手の3番人気馬ミュゼスルタン、2着に北村宏騎手の1番人気馬アヴニールマルシェ。3着は先行した田辺騎手の6番人気馬ニシノラッシュだった。

 前走、スローペースの新馬戦で上がりの脚が良かったのは、ナヴィオン、ミュゼスルタン、アヴニールマルシェだった。その3頭が差のない1、2、3番人気に推されていた。ミュゼスルタン、アヴニールマルシェは中段から勝負を懸けて結果を残した。2番人気の的場騎手ナヴィオンは最後方から勝ち馬と同じ上がりタイムで、鋭い脚を見せたものの結果は6着がやっと。新馬戦とはメンバーもレベルも違う重賞戦では、最後方からではいくら鋭い脚があっても、少しでも前にいたほうが有利なはず。ナヴィオンは後ろ過ぎたのが敗因だろう。

 先週は騎手の位置取りの判断が勝敗を分けたといえる重賞の結果だった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2014年8月 | トップページ | 2014年10月 »