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2014年10月30日 (木)

第1026回波乱もありそうな天皇賞

 秋の天皇賞は、前走指数の上位馬や平均指数の上位馬が活躍している。過去10年、ランク外の馬も2頭が勝っているが、ともに前走、重賞での1、2着馬だ。ここは素直に指数上位馬を中心に考えるのがセオリーだろう。

(天皇賞・秋)1着        2着        3着
04年     Zd   -     -
05年    B     DXa   -
06年    A d   -     -
07年    AXa   -     -
08年    B b   C     -
09年    C     CZ    C
10年    BYb   -     C
11年    -      Zb   -
12年      d   B     A c
13年    -     B      Zb

 今年の前走指数上位馬は、フェノーメノ、イスラボニータ、ラブイズブーシェ、スピルバーグ、ディサイファなど。他に、過去の指数や平均指数で、エピファネイア、ジェンティルドンナ、ダークシャドウ、サトノノブレスなどが上位にあがってくる。
 例年、前走、毎日王冠や宝塚記念を使った馬たちが好成績をあげているが、今年は毎日王冠の1、2着馬が不在。また、宝塚記念組もヒットザターゲットの4着が最上位で、出走メンバーは全体的に少し小粒な印象がする。
 既存の勢力が小粒なら、狙いは成長過程の馬たち。もっとも成長を感じさせるのは、皐月賞を勝ってダービーでも2着だった3歳馬イスラボニータだ。前走のセントライト記念も圧勝して、ここまでの成績は(6200)。負けたのは桜花賞馬ハープスターとダービー馬ワンアンドオンリーだけだ。先行して差し切るレースが得意だが、先行馬ながら鋭い瞬発力があり、極端なハイペースでなければ持ちこたえられるだろう。3歳馬は天皇賞で2キロ減の56キロで乗れる。切れる脚を使う同馬にとって大きなアドバンテージになるのではないか。距離も2000メートル前後に適性があるだろう。
 他では春の天皇賞を勝ったフェノーメノ、菊花賞馬エピファネイア、昨年のジャパンカップ馬ジェンティルドンナなどが有力馬として上がってくる。3頭のなかで距離が合うのはジェンティルドンナだが、ともに休み明けの一戦だけに、仕上がり具合は気になるところだ。それなら札幌記念4着のラブイズブーシュや、京都大賞典4着のヒットザターゲット、新潟記念を勝ったマーティンボロなどの順調さを上位に評価した方が良いかもしれない。また、指数上位の毎日王冠組も小粒とはいえ力はあるはずで、今年は波乱もある天皇賞だろう。

 京都のスワンSは、過去10年で1番人気馬は1勝のみ。2着、3着も各1回あるだけで、波乱になりやすいレースだ。
 今年の指数上位馬は、アフォード、フィエロ、ベルカント、ウイングザムーン、サダムパテック、タガノブルグ、サクラアドニス、サンライズメジャーなど。
 NHKマイルCを逃げ切って勝った3歳馬ミッキーアイルが、ここでも逃げる形になるだろう。前走、古馬との初対戦になった安田記念も果敢に逃げたが、直線の坂下で脚が止まってしまった。不良馬場が応えたのかもしれないが、いきなり古馬相手のG1では荷が重かったのだろう。ここは負担重量も57キロと重く、気楽に逃げるのは難しいかもしれない。
 ハイペースで前が止まるなら、直線一気に浮上するのは、後方から切れる脚が使える馬たちだ。差し脚上位のウイングザムーン、サンライズメジャー、サダムパテック、オリービン、アフォード、フィエロなどが連軸の有力候補だが、例年、安田記念組が好走しており、サダムパテック、フィエロが中心になるのだろうか。

(スワンS) 1着    2着    3着
03年    -     A b   -
04年    -     -     -
05年    -     A d   D 
06年    -      Xb   D
07年    -       c   -
08年    BY    A d   -
09年      b   -      Zd
10年     X      c   -
11年      d    Y    -
12年    DXa   -     -
13年    -     B      Zb

 今年で3年目のアルテミスSは2歳牝馬の重賞。
 ペースは逃げるスマートプラネットが作ることになるはずだが、どの馬が逃げたとしてもスローペースは必至で、直線、長く良い脚を使える馬たちのレースだろう。
 ここはシングウィズジョイ、ココロノアイ、テンダリーヴォイス、ハナモモ、ステラスターライト、レッツゴードンキなどの差し脚に注目したい。

(アルテミスS)
       1着    2着    3着
12年    -     -     -
13年    BZb   -     B

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2014年10月28日 (火)

第1025回トーホウジャッカルがレコード勝ち

201410260811
201410250511

 菊花賞は3番人気のトーホウジャッカルが完勝した。2着に4番人気サウンズオブアース、3着に7番人気ゴールドアクターが入って、断然の1番人気馬ワンアンドオンリーは9着に大敗した。3連単は5万9220円。断然の1番人気馬ワンアンドオンリーが馬券にからまなかったわりには、少し安い印象。

 レースはサングラスが引っ張って流れを作った。内枠を引いたトーホウジャッカルは最内の5番手でじっとしている。ワンアンドオンリーは内に潜り込めず、行きたがるのをなだめながら中段の外に張った。

 勝負のかかる4コーナー、トーホウジャッカルが少し外に振って、一気呵成に抜け出しを計る。ワンアンドオンリーも外から脚を繰り出すが勢いがみえない。トーホウジャッカルを追って内ラチからサウンズオブアースが伸びてきたが、トーホウジャッカルの差し脚の勢いが違う。結局レコードタイムでの圧勝劇だった。

 この日の京都の芝はスピードのでやすい良馬場、ペースもスローペース気味な流れになった。もともと先行馬に有利な馬場状態とペースだったといえそうで、4コーナーで早めに先行集団に取り付いていた馬が上位を占める結果になった。後方から上がりの脚に懸けた馬たちでは4着のタガノグランパ、5着ショウナンラグーン、6着サトノアラジンなどの健闘が光るものの、前をとらえるまでの切れは見せられなかった。

 トーホウジャッカルの勝ちタイムは、それまでのナリタトップロードが阪神大賞典で記録した3000メートルのレコードタイムを1秒5も更新する驚異的なタイムだった。もちろんトーホウジャッカルの指数は歴代の菊花賞馬と比べても遜色のないレベルを示しているが、かといって驚くような指数の高さにはならなかった。

 馬場状態の良さだけが結果を左右したわけではないが、直線全く見所がなかったワンアンドオンリーの大敗は気になる。前半、行きたがって、かかったことも影響したかもしれないが、直線あの位置から伸びきれなかったのは、やはり距離に課題があったのではないか。いまのところ距離は2400メートルまでがいい馬なのだろう。

 富士Sは、直線、3歳馬ステファノスが後方から追い上げて、クビ差抜け出したところがゴール。2着はシャイニープリンス、3着はレッドアリオン。直線、先頭に立った1番人気のダノンシャークは伸びきれずに7着。

 例年、富士Sは波乱になりがちなレースだが、今年も12番人気のシャイニープリンスが2着に入って、3連単は26万円を超す高配当になった。

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2014年10月23日 (木)

第1024回ワンアンドオンリーを信じる

 秋競馬もいよいよ本番の季節。今週は3歳馬最後のG1菊花賞がメインだ。今年はダービー馬ワンアンドオンリーが参戦して、人気を集めるようだ。
 菊花賞の過去10年をみると、前走指数の上位ABC馬と、過去の指数で最上位のX馬のいずれかが毎年連対しており、連軸候補はそのA、B、C、X馬を中心に考えるのが良さそうだ。いずれにしても連軸の中心は指数の上位馬から取るのがセオリーだろう。

(菊花賞)  1着    2着    3着
04年    -     A a   -
05年    AXa   D d   C c 
06年    D     BYc     b
07年    B     -     C d
08年    A     -     -
09年    -     C      Zc
10年      d    X    -
11年     X    -     B a
12年    CX    A a   -
13年    AXa   C     -
(スローペース調整値-5/5)

 今年は、ワンアンドオンリー、サウンズオブアース、トーホウジャッカル、サトノアラジン、ヴォルシェーブ、トゥザワールド、トーセンスターダムなどが、前走指数や過去の指数での上位馬だ。
 菊花賞はスタミナが問われる3000メートルの距離だ。少なくとも2000メートル以上の距離で、しっかりとした上がりの脚を使った馬でなければ、好走も難しいだろう。その点からは、ワンアンドオンリーとトゥザワールドがまっさきに有力馬としてあがってくる。
 ワンアンドオンリーは皐月賞4着のあと、皐月賞馬イスラボニータとの叩き合いを制してダービー馬となった。前走の神戸新聞杯も後方から脚を伸ばして、直線の攻防をしのぎきって勝っている。これで2400メートル戦は2戦2勝。これまで2000メートルは(1101)とまずまずの結果だったが、2000メートル未満のレースでは(1202)と成績が落ちる傾向がみえる。2400メートルでの安定した差し脚はスタミナを感じさせるに十分なレベルにあり、距離が伸びた方が良いことははっきりとしている。
 基本的には後方から脚を使うレースが得意のようだが、ダービーでは先行して差し切っており、菊花賞もペース次第では先行策もあるかもしれない。それならそれで、かえってレースがしやすいのではないか。当然、人気にもなるが、ここは素直に能力を信じた方が良いだろう。
 相手は皐月賞2着、ダービー5着のトゥザワールドが筆頭格。次いでヴォルシェーブ、トーセンスターダムを上位に取りたい。他にサウンズオブアース、トーホウジャッカル、サトノアラジン、ショウナンラグーン、ゴールドアクターなども連下候補だろう。

 人気馬も指数上位馬も苦戦続きで、波乱になりがちな富士S。
 今年の前走指数上位馬は、ステファノス、ダノンシャーク、クラリティシチー、ロサギガンティアに、過去の指数や平均指数でシャイニープリンス、トーセンレーヴ、メイショウヤタロウなどがピックアップされる。
 昨年このレースを1番人気で勝ったダノンシャークの実績が最上位だろう。G1でも好走実績があり、マイル戦は(3644)とスペシャリストだ。今年の安田記念は4着、続く関屋記念も2着に好走しており、安定した内容のレースに好感が持てる。ただ、先行馬だけに鋭い差し脚には欠ける。逃げ馬のペースが遅いと、少し苦戦もありそうで、過信は禁物だろう。
 気になるのは負担重量で少し楽になるステファノス、クラリティシチー、ロサギガンティア、キングズオブザサンなどの3歳馬だ。なかでも皐月賞5着のステファノス、スプリングSの勝ち馬ロサギガンティアは底力もあり、ここでも中心になり得る馬だろう。
 穴ならダノンヨーヨー、トーセンレーヴ、ミトラなどか。

(富士S)  1着    2着    3着
04年    CYa   AZ    C
05年    B b   -     C 
06年    -     BZd    Xb 
07年    -     -       d
08年      c   -     -
09年     Yd   -     -
10年    -     -     -
11年    -     D     C
12年    -     -     -
13年    BXa    Yb   -

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2014年10月21日 (火)

第1023回3歳牝馬は高レベル

201410190811
201410180511

 今年の秋華賞は思いの外ペースが速くなった。逃げたのはペイシャフェリスだったが、ペイシャフェリスを追って先行した馬たちは、直線、ことごとく脚が止まって、早々と馬群に沈んだ。浮上してきたのは中段より後ろにいた上がりの脚に自信のある馬たち。中段の先頭に構えていたショウナンパンドラが4コーナーで果敢に内をつき、直線なかばで先頭に立つ。すかさず、馬場の中央からタガノエトワールが迫って、さらにその外に回したヌーヴォレコルトが前の2頭を必死に追う。3頭の叩き合いはゴール前まで続いたが、最内から伸びたショウナンパンドラが圧倒的1番人気のヌーヴォレコルトをクビ差抑えて、栄冠を手にした。ヌーヴォレコルトから1馬身遅れたタガノエトワールが3着。ナビグラフで見ても、上がり指数の高い馬たちが上位を占めたレースだった。

 3、1、4番人気の決着で、3連単は1万2790円。配当は堅かった。

 秋華賞は1996年に新設されたが、3歳牝馬の2000メートル戦だけに、例年、スローペースになりがちで、指数上は良くても80台の後半の決着が多かった。それが今年は、前半からペースが速かったこともあって、1、2着馬のスピード指数は90という高レベルで、初めて90台の指数になった。
 ハープスターを含めて、今年の3歳牝馬のレベルは明らかに高いようだ。

 古馬の牝馬重賞、府中牝馬Sは、後方から長く良い脚を使った4番人気のディアデラマドレがスマートレイアーとの叩き合いを制した。やっぱり、ディアデラマドレは軽い馬場が得意のようで、スピードが問われる東京や京都の芝は合う。マイルCSかエリザベス女王杯か、次走は未定ながら、この秋、注目できる牝馬だろう。
 2着に1番人気のスマートレイアー、3着に2番人気のホエールキャプチャ。3連単は1万2400円。順当な結果だった。

 昨日、来年の開催スケジュールが発表されたが、新年の金杯は1月4日の開催。例年より1日早くなっただけだが、この1日が意外ときつい。今年の有馬が28日。翌日、馬場指数を計算して、年末の仕事終わりは早くて30日だろう。休む間もなく、3日には出社して原稿を書いてと、すぐそこに慌ただしい年末、新年が待ち構えている。

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2014年10月16日 (木)

第1022回不動の中心馬

 先週、台風の影響による変則開催のため、火曜日の馬場日記は休載しました。
 今週は3歳牝馬のG1秋華賞と府中牝馬Sがメインで、牝馬にスポットが当たる。
 秋華賞の過去10年をみると、平均指数上位のabcd馬が9勝して、すべての年で連対している。また、XYZ馬や前走指数上位のABCD馬たちも、高い連対率を示している。2001年以降、勝ち馬はすべて指数上位のランク馬で、指数上位馬が圧倒的に強い傾向がみえる。しかし指数上位が強いといっても、3着馬にはランク外の馬が目立ち、1、2、3着がすべてランクで決まるわけではない。

(秋華賞)  1着    2着    3着
04年    A a   -     -
05年    BZc   CXa   -
06年      d   -     -
07年    BXa   -     BYb
08年     Y    A a   -
09年    AYa   A a    Xc
10年     Yc   -     -
11年    C d    Y     Yb
12年     Xa    Yc   -
13年    DXd     d   -
(スローペース調整値-15/-5)

 今年は、マーブルカテドラル、セウアズール、ヌーヴォレコルト、タガノエトワール、バウンスシャッセ、レーヴデトワール、ブランネージュなどが、勝利に近い指数上位の有力馬だ。
 前走でローズSを使ってきた馬たちが8勝をあげている。他路線組ではオークス、クイーンSからの馬がそれぞれ1勝をあげているだけで、ローズS組が圧倒的に強い。加えて、2走前にオークスや桜花賞に出走していた馬たちが底力を発揮する傾向もはっきりしており、連軸候補はオークスからローズSを使った馬の中から取るのが基本だろう。
 今年、そのオークス、ローズSを連勝してきたのがヌーヴォレコルトだ。
 オークスでは先般、凱旋門賞に挑戦したハープスターを押さえて勝利を手にした。休み明けのローズSも先行して直線で差を広げる危なげないレースで勝ってきた。新馬戦の4着を除けば、これまで先着を許したのはハープスターと桜花賞2着のレッドリヴェールだけで、世代トップの能力であるのは証明済み。距離も2000メートル前後に適性があるようで、鋭い差し脚も魅力だ。ハープスターが不在の秋華賞なら、中心は不動だろう。
 ヌーヴォレコルトの相手になりそうなのは、差し脚が鋭いショウナンパンドラ、タガノエトワール、レーヴデトワールなどが中心になりそう。なかでも先行力もあるレーヴデトワールが相手の筆頭だろうか。
 他ではサングレアル、バウンスシャッセ、ブランネージュ、マーブルカテドラル、レッドリヴェールの差し脚が気になるところ。逃げ粘るマイネグレヴィル、先行力のあるリラヴァティの前残りも要注意だろう。

 府中牝馬Sは1番人気馬が過去10年で1勝、2着2回と低迷している。直近の5年間では3着が1度あるだけだ。指数のランク馬たちもそこそこ連対しているものの、明確な傾向をとらえにくい。
 今年の指数上位は、キャトルフィーユ、スマートレイアー、アイスフォーリス、ディアデラマドレ、ホエールキャプチャ、スイートサルサなど。
 好調を感じさせるのはディアデラマドレ。2走前に重賞を初制覇。本来、力のいる重い馬場は苦手のはずだが、前走は力のいる札幌の芝でも5着に好走している。東京コースなら、スピードを生かした鋭い差し脚が発揮できるだろう。

(府中牝馬S)1着    2着    3着
04年    A     CYc   CZb
05年    -     -      Zb
06年    AX    C d   B a
07年    C     A     CYa
08年    -     AXa   -
09年    -     -     -
10年    -     B     -
11年      d   CZc   -
12年      d   B     AZb
13年     Z      d   B

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2014年10月 9日 (木)

第1021回秋競馬も本番

 今週から東京、京都の開催が始まり、秋競馬もいよいよ本番。
 東京の毎日王冠は、平均指数の上位馬が6勝をあげ、比較的強い傾向にあるが、最近は3歳馬の活躍も多く、ランク外でも3歳馬には要注意だろう。

(毎日王冠) 1着    2着    3着
04年    BXa   A a   C d
05年     Z    C d   -
06年      b   C d   C
07年    -     B      Yc
08年     Zc   A      Xa
09年    B       d   -
10年      d   D     CXc
11年     Xc   C     D
12年    -     -     D
13年     Xa   -     -

 今年の平均指数上位は、ワールドエース、ロゴタイプ、エアソミュール、グランデッツァ、ディサイファなど。他にダークシャドウ、スピルバーグ、ダイワファルコンなどが前走指数や過去の指数で上位にある馬たちだ。
 昨年もデータの傾向として取り上げたが、毎日王冠の過去10年の勝ち馬は、前走で安田記念や宝塚記念、ダービーなど、G1戦に出走していた馬か、条件戦であっても勝ってきた馬たちだった。今年のG1出走組は安田記念5着のワールドエース、NHKマイルC4着のロサギガンティアだけだ。また、前走で勝っているのはウインマーレライ、スピルバーグ、ディサイファの3頭だ。ピックアップされた5頭で、平均指数でも上位にあるのはワールドエース、ディサイファの2頭で、3歳馬のロサギガンティア、ウインマーレライを加えても、勝ち馬の条件を備えているのは、その4頭に絞られそうだ。
 東京向きの長く良い脚があるのは、ロサギガンティアとディサイファだが、東京コースは(4002)と得意コースで、1800の距離も(4201)と適性が高いディサイファが最有力だろう。

 京都大賞典も指数の上位馬が強い傾向にあり、なかでも平均指数の上位馬は10年連続で連対中だ。
 今年はフーラブライド、ラストインパクト、ヒットザターゲット、スピリタス、トーセンラー、デスペラード、タマモベストプレイなどが指数の上位馬だ。
 上がりの脚が安定しているのはフーラブライド、メイショウマンボ、ヒットザターゲットなど。なかでも差し脚で魅力なのはフーラブライドとメイショウマンボの牝馬だ。彼女たちの大外一気に懸ける手もあるが、ただ、いずれも後方一気の馬たち。ここは開幕週の京都が舞台だけに、少しペースがゆるめば前が止まらないこともあるだろう。とすると、先行力とスタミナがあるデスペラード、トゥザグローリー、タマモベストプレイなどにもチャンスが生まれるはず。波乱の役者は彼らだろう。

(京都大賞典)1着    2着    3着
04年     Xb   AZb   D
05年    B a    Xa   A
06年    D d    Ya   C
07年     Z    B b   -
08年    -     B b   DYa
09年    -     A c   -
10年    B     AXa   -
11年    AXa   C      Zb
12年      a    Z    B a
13年      b   -      Yc

  いちょうSは12年以降1800メートルの2歳オープン戦だったが、今年から重賞に格上げされ、距離も以前の1600メートルに戻った。
 今年の指数の上位は、クラリティスカイ、タケデンタイガー、ミッキーユニバース、クラウンノキミ、ニシノクラッチ、マコトダッソーなど。
 差し脚上位はネオルミエール、ニシノクラッチ、クラリティスカイなど。東京のスピード馬場に適性がありそうなクラリティスカイが最有力だろう。

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2014年10月 7日 (火)

第1020回良馬場とはいえ

201410050411
201410040911

 秋のG1第一弾スプリンターズSは13番人気のスノードラゴンが制して、いきなり波乱の結果になった。

 ダッシャーゴーゴーが逃げて、2番手に1番人気のハクサンムーンがつける。スノードラゴンは中段の後ろから追走する。直線にむくとハクサンムーンが先頭に立つものの、脚色に勢いがなく、直線なかばで失速、そのまま後退していく。大外から白い馬体を輝かせて伸びてきたのがスノードラゴンで、半馬身抜け出したところがゴールだった。

 横一線となった2着争いの中から、2番人気のストレイトガールがアタマを突き出して2着、3着は5番人気のレッドオーヴァルだった。1番人気のハクサンムーンは13着に大敗。3連単は19万を超す高配当になった。

 新潟は、木曜日と金曜日に強い雨があり、土曜日も一時雨、そして日曜日も午後から小雨が降っていた。土曜日の芝の馬場状態は「稍重」、日曜日は「良」の発表だったが、使い込まれた開催の最終週の降雨だっただけに、それまでの新潟の「良」馬場とはずいぶん違っていただろう。

 スピードの出る軽い新潟の馬場が合うと思っていたハクサンムーンは、結果的には雨の馬場に脚を失った格好になってしまったようで、やっぱり馬場が悪くなったり重かったりすると極端に力を発揮できないタイプなのだろう。

 反対に、スノードラゴンはダートで実績を積んできた馬で、もともとスタミナは十分にある。近走、芝に転戦してここが4戦目。この春はオーバーシードの中山1200メートルのオーシャンSで2着、力のいる不良馬場の中京の高松宮記念でも2着に追い込んでいる。いかにもスタミナのいる馬場が得意なスノードラゴンにとっては絶好の馬場状態になったのだろう。6歳にして芝は未勝利の馬だったが、芝での初勝利がG1戦という、まさに快挙だった。

 シリウスSは、逃げるサトノプリンシパルの2番手で流れに乗ったクリノスターオーがそのまま楽勝だろうと思ったが、4コーナーで少しもたつく間にナムラビクターに交わされてしまう。直線はナムラビクターとの叩き合いになったが、直線なかばにナムラビクターを振り切って勝利をあげた。4コーナーと直線では、少しムラのある走りに見えたが、とはいえ、それでも勝ってしまうのだから高い素質はあるのだろう。

 凱旋門賞は日本から3頭が出走したが良いところがなかった。軽い馬場の日本なら最後方からでも届くのかもしれないが、スタミナのいるフランスの芝コースで、先行する有力馬たちを前において、最後方から直線一気ではやっぱり苦しいだろう。日本馬に期待していただけに残念な結果だった。

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2014年10月 2日 (木)

第1019回ハクサンムーンが有力

 秋のG1第一弾はスプリンターズS。
 中山で開催されてきた過去10年の傾向をみると、前走指数の高いA、B、C馬が毎年連対しており、近走で好走している馬たちが中心のレースだ。また過去10年、1、2、3番人気馬のいずれかが連対しており、人気の面からは、3番人気までの馬が連軸の中心になるだろう。指数の上位馬で、なおかつ人気からも評価の高い馬を連軸の中心に取るのがセオリーのようだが、今年は12年ぶりに、新潟での開催になって、その傾向に変化はあるだろうか。

(スプリンターズS)
       1着    2着    3着
04年    A     BXa   外
05年    B b   AYa   -
06年    B b   -     -
07年    -     A     C
08年    A a   CXc   B
09年     X    BXb   C
10年    外     CXa   -
11年    A     A     -
12年    DZd   C d   -
13年    BXa   CZ    -

 今年はコパノリチャード、グランプリボス、ハクサンムーン、ガルボ、ダッシャーゴーゴー、スノードラゴンなどが指数の上位馬だ。
 中山開催でのデータだが、夏の間も順調に使われてきた馬たちが中心になっており、春からの休み明けの馬たちは苦戦が目立つ。とするとコパノリチャードやグランプリボス、ガルボ、ストレイトガールなどは連軸向きではないだろう。順調に使われて前走指数上位といえるのはハクサンムーンだけだ。
 ハクサンムーンは、前走、好スタートから2番手に控え、直線はリトルゲルダとの叩き合いに遅れて2着だったが、休み明けのことを思えば好レースだっただろう。これまで芝1200メートル戦は(5316)。古馬のG1、G2に限ると(1211)と重賞戦線でも安定した成績を残している。この春は中山のオーシャンSで13着、中京の高松宮記念でも5着と振るわなかったが、昨年秋には世界のロードカナロアと互角に戦っていた短距離界を背負うべき馬。悲願のG1制覇をかなえる力はあるはずだ。また、これまで大敗したレースは、力のいる不良馬場だったり、春先の中山、中京など洋芝オーバーシードでスタミナがいる馬場だったり、いずれも馬場指数でプラスになる馬場状態だった。逆にいえば、軽い馬場が合うはず。使い込まれて多少荒れてきたとはいえ、野芝でスピードがでやすい新潟コースの適性は高いだろう。

 シリウスSは07年から阪神ダート2000メートルのハンデ戦になったが、これまで過去7年、まだトップハンデ馬が勝ったことがない。今年は58キロを背負うグランドシチー、ナムラビクターがトップハンデ馬だが、ジンクスは続くのだろうか。
 ダート2000メートル戦なら、ペースが速くなることはないだろう。基本的に先行馬が有利な流れになりそうで、先行して差し脚のあるクリノスターオー、サトノプリンシパル、イッシンドウタイなどに向く展開だろう。ここは近走の安定した指数の高さのあるクリノスターオーが中心だろうか。ただし、ハンデは57.5キロと少し厳しい。かといって恵ハンデで先行力がある馬も不在。波乱があるとすると恵ハンデの差し馬ではないか。後方から差し脚を使えるファイヤー、ジャンナ、ラガートモヒーロ、トーシンイーグル、ヴァンヌーヴォーなどがからんでくると好配当になりそう。

(シリウスS)1着    2着    3着
07年    -     B     DXc
08年    -      Xa   -
09年    B      Zb   -
10年     Z    B d   -
11年    -     DXa    Yb
12年    -     CXa   C
13年    B     BYb    Za

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