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2014年12月25日 (木)

第1042回エピファネイア中心

 いよいよ有馬記念。今年は押し迫った28日の開催で、有馬記念が終わると、すぐに年末。そして新年を迎える。

 過去20年の有馬記念の連対馬のデータを検証すると、ABCDといった前走指数の上位馬が15年で連軸の中心になっている。平均指数の上位馬も14年で連対しており、全体的に見ても指数の上位馬が強い。

 過去20年で、指数のランク外で勝った馬は4頭だけ。そのうちの3頭は3歳馬で、指数ランク外の古馬が勝ったのは07年のマツリダゴッホのみだ。古馬なら指数上位のランク馬であることが勝利の条件といえるだろう。

 最近の10年をみると、1番人気馬が(6300)と圧倒的に強い傾向で、連対できなかったのは07年のメイショウサムソンだけ。2番人気馬は2勝しているが、1番人気馬との差は大きい。

(有馬記念) 1着    2着    3着
94年    A b   B     D
95年    A       d   BYa
96年    DXa   -     -
97年    C     BXb   A
98年    -3歳   -      Xb
99年    A b   AXc   D d
00年    Y a    Xd     b
01年    -3歳   -     -
02年    B     C     A
03年    DXc   B     -3歳
04年    CXa   AXc    Zb
05年    A b    Y    B da
06年     Xa   -     BYc
07年    -     D     AY
08年    A      Z    B a
09年    BYa   -3歳   A b
10年    -3歳    Y    -3歳
11年    A b    Za    Y
12年    A b   -      Ya
13年    AXa    Zd    Yb

 今年はエピファネイア、ゴールドシップ、ラストインパクト、トーセンラーなどが前走指数の上位馬。過去の指数でウインバリアシオン、サトノノブレス、トゥザワールド、フェノーメノ、ワンアンドオンリーなども上がってくる。

 今年のG1を勝った馬が6頭出走して豪華なメンバー構成になったが、今年のG1は勝ち馬がすべて違っており、それだけ実力伯仲で混戦の有馬記念といえそうだ。とはいえジャパンカップを勝ったエピファネイア、世界ナンバー1のジャスタウェイ、1昨年の有馬記念の勝ち馬で宝塚記念を連覇しているゴールドシップの3頭が最有力だろう。

 指数上、今年のベストパフォーマンスを示したのはジャパンカップを大勝した4歳馬エピファネイアだ。エピファネイアは皐月賞2着、ダービー2着と惜しいレースが続いたが、菊花賞で念願のG1勝ちをおさめた。その後、古馬との戦いになった大阪杯、香港のエリザベスⅡ世C、天皇賞(秋)では苦戦を強いられたが、秋の大一番、ジャパンカップでは先行して、直線早めに抜けだし、ジャスタウェイ、ジェンティルドンナ以下の後続馬を全く寄せ付けず、4馬身差で圧勝した。指数も100という今年の全中央馬の芝最高指数を記録。ジャパンカップでのエピファネイアの勝利は、間違いなく今年ナンバー1のパフォーマンスだったといえるだろう。

 不良馬場を先行して圧勝した菊花賞もそうだったが、揺るぎのないペースを先行して、直線も堂々と押し切る横綱相撲ができる馬はそうはいない。中山コースで勝ち星がないとはいえ、今の中山コースは比較的力がいる馬場状態で、早め先頭から押し切るレースができるエピファネイアに合わないとは思えない。2400メートル以上の距離は(3100)と、距離の適性の高さも示しており、堂々の中心に推したいと思っている。

 過去の有馬記念勝ち馬の多くは、近3走内に上がり指数が+15以上を示していた馬たちで、今年その条件を満たすのはデニムアンドルビー、エピファネイア、トゥザワールドの3頭。この条件からもエピファネイアが中心だろう。

 スタミナではゴールドシップが上位だ。1昨年の有馬記念を勝ち、昨年も3着だった。宝塚記念も去年、今年と連覇している。前走の凱旋門賞で14着大敗以来のレースになるのは少し気になるところだが、今年の有馬記念はおそらく1番人気に支持されるだろう。1番人気が圧倒的に強いという過去の傾向からも、連軸向きの馬だといえそう。

 ジャパンカップで2着だったのがジャスタウェイ。エピファネイアとの4馬身差は大きいし、2400メートル戦では勝ち星がなく、距離の適性は2000メートルまでではないか。有馬記念は条件が合わないような気がする。

 3強以外の馬では3歳のダービー馬ワンアンドオンリー、皐月賞2着馬トゥザワールドの浮上もありそう。金鯱賞1、2着のラストインパクト、サトノノブレスはともにスタミナがあり要注意だ。

 中山の2歳重賞ホープフルSは、昨年までラジオNIKKEI杯2歳Sとして阪神競馬場で行われていたレースだ。過去のデータも参考になるかどうか。

 今年の指数上位はソールインパクト、フォワードカフェ、タンタアレグリア、ディアコンチェルト、コメート、ティルナノーグ、マイネルシュバリエなど。2000メートルの2歳戦でスローペース必至。スローペースで長く良い脚を使ってきたブラックバゴ、ダノンメジャー、ティルナノーグ、ディアコンチェルト、レトロロック、ソールインパクト,コメート、エニグマバリエートなどが有力だろう。

(ホープフルS)
       1着    2着    3着
06年    -     -     DXd
07年    CXb   -     -
08年    B b   AYa   -
09年    -     A a   -
10年    D d   A a    Xb
11年    -     D     AXb
12年    C     AXa   C
13年    AXb   C     AZa
(スローペース調整値-20/-10)

 短距離の精鋭が集まる阪神カップ。比較的、前走指数上位馬が活躍するレースだが、3連単は7年連続10万馬券を越える高配当で、波乱続きだ。

 今年はサダムパテック、ダイワマッジョーレ、ミッキーアイル、クラレント、ダノンプログラマー、ロサギガンティア、コパノリチャード、サンカルロ、ハクサンムーンなどの指数が高い。

 果敢に逃げたいコパノリチャード、ミッキーアイル、フォーエバーマーク3頭の兼ね合いもあるが、ペースが速くなるとすると、G1馬のコパノリチャード、ミッキーアイルが残れるかどうか。人気の中心を担う2頭だが、共倒れもあるかもしれない。とすると、差し脚上位のロサギガンティア、ダノンプログラマー、ウリウリ、クラレントなどの出番もあるのではないか。

(阪神C)  1着    2着    3着
06年    -      Z    D
07年    AXa   -     -
08年    BZ    A b   -
09年    C d  (Aa、-)2着同着
10年    B a     a   -
11年    C     -     -
12年    B a    Y    D d
13年    -      Z    -

 いよいよ今年最後のG1有馬記念。皆様のご健闘、ご幸運を、心よりお祈り申し上げます。GOOD LUCK!!!

(お知らせ)12月1日より、新「基準タイム2015年版」(改訂29版)の販売を開始しました。今年も抽選で有馬記念グッズのプレゼントも用意しています。お申し込みはこちらから。お早めにお申し込みください。

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