« 第1042回エピファネイア中心 | トップページ | 第1044回楽しい競馬 »

2014年12月30日 (火)

第1043回スローペースの対応力

201412280610
201412270911
201412280609

 きょうは12月30日。有馬記念が終わって、余韻に浸る間もなく、年末の諸事の始末と、新年の支度に、何だか気持ちが慌ただしい。

 今年の有馬記念はヴィルシーナの逃げで、超スローペースになった。ジェンティルドンナの勝ちタイムは2分35秒3だったが、その日、同距離で行われた7レースの1000万条件戦の勝ちタイム2分33秒8と比べても、1秒5ほど遅いものだった。

 普通なら、極端なスローペースを察知すると、向正面で仕掛けていく馬がいて、一気にペースが上がるものだが、今年は2番手につけたエピファネイアは控えたまま、後続馬にも大きな動きはなかった。結局、超スローペースは3コーナー過ぎまで続き、完全に上がりの脚比べになった。

 ご承知の通り、直線抜け出したのは、終始3番手でレースを進めてきた牝馬のジェンティルドンナだった。超スローペースで直線の叩き合いになれば、先行して負担重量の軽い牝馬や3歳馬が断然に有利だ。実際、3歳馬のトゥザワールド(Z)がハナ差2着に突っ込んできて、後方から33秒台の上がりの脚を見せたゴールドシップ(BZc)は届かず3着、33秒4という最速の上がりの脚を使ったジャスタウェイ(Xb)も4着が精一杯だった。先行力とスタミナはあるものの、素軽い瞬発力で他馬に後れを取るエピファネイア(AYa)は2番手から、直線、早め先頭に立ったが、ゴールまでは持ちこたえられず5着に落ちた。

 勝ったジェンティルドンナは4番人気、2着のトゥザワールドが9番人気、3着ゴールドシップは1番人気で、3連単は10万9590円と高配当になった。

 私はエピファネイアからの3連単マルチ馬券を買ったが、いい夢は見られなかった。ペースを考えれば、早めに仕掛けるか、いっそ逃げるくらいの積極的なレースをしてもよかったのではないか。スローペースのヨーイドンでは、いかにも分が悪い。

 結果的に、33秒台の上がりの決着になって、負担重量や道中のポジション、スローペースの対応力が勝敗を分けた今年の有馬記念。これまでも、有馬記念が超スローペースになり、勝ち馬の上がりタイムが33秒台で決着することも少なからずあったが、その場合も、今年同様に、負担重量の楽な牝馬か3歳馬が勝っている。例外はスローではないペースでも、57キロを背負って33秒8の上がりタイムで勝った2006年のディープインパクトくらいで、あらためてディープインパクトの強さを思い知らされる。

 阪神Cはハクサンムーンが先手を取って逃げ、2番手に1番人気のミッキーアイル、3番手に3番人気のコパノリチャードが続く。直線なかば、先行していたハクサンムーンとミッキーアイルの脚が止まり、中段の前々でレースを進めていた8番人気リアルインパクトがゴール前で抜け出して連覇を達成した。2着に3番人気コパノリチャード(Xa)が残り、3着は5番人気のダイワマッジョーレ(BYc)。3連単は21万円を超す高配当になった。

 2歳G2のホープフルSは、3番手から直線すんなりと抜けだした2番人気シャイニングレイが快勝した。スローペースのため指数は高くないものの、これで2戦2勝。この先にも大きな期待を持たせる1頭に浮上してきた。2着に8番人気コメート(Xa)、3着に9番人気ブラックバゴ。3連単も34万円超の高配当だった。

 競馬場にはひとりで出かけることが多いが、今年の有馬記念は、関西の友人と事務所のスタッフと出かけた。競馬は誰かと一緒の方が、やっぱり楽しい。

 有馬記念の当日、競馬場で久しぶりにY氏にもあった。数少ない競馬の世界の友人のひとりで、同い年の気楽さもあり、何年か前は良く一緒に遊び歩いていた仲間だ。一昨年から病気と戦っている様子で、ずっと気になっていたが、元気そうで何よりだった。

 今年もあとわずか。
 今年1年、ご愛読いただき、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。そして、来年が皆様にとって、幸運に満ちたより良い年でありますように。
 良い新年をお迎えください。

|

« 第1042回エピファネイア中心 | トップページ | 第1044回楽しい競馬 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182685/60893086

この記事へのトラックバック一覧です: 第1043回スローペースの対応力:

« 第1042回エピファネイア中心 | トップページ | 第1044回楽しい競馬 »