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2015年2月10日 (火)

第1054回名牝への道

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 今年のきさらぎ賞は51年振りに牝馬が勝った。もちろん84年のグレード制導入後初の快挙で、まさしく歴史的なレースともいえた。これで勝ったルージュバックは牡馬を相手に3戦3勝。春の主役に躍り出た。

 今年のきさらぎ賞は8頭建て。少し寂しかったが、1番人気に支持されたルージュバック(A)は好スタートから3番手に控えて流れに乗る。直線を向いても慌てず、ゆっくり構え、2番人気のポルトドートウィユ(CY)が並びかけるのを待つように追い出しにかかると、あっという間にポルトドートウィユを引き離していく。最速の上がりタイムで駆け抜け、ゴールでは2馬身差をつけての圧勝だった。2着はポルトドートウィユ、3着はアッシュゴールド(CZb)。結局、1、2、3番人気順の入線で、3連単は1270円という堅い配当だった。

 スローペース気味の流れもあって、ルージュバックのスピード指数、上がり指数ともにそれほど高くはなかったが、追い出す際の一瞬のスピードは素晴らしかった。余力十分の勝利で、数字以上に能力の高さを示したレースだったのではないか。

 この後は桜花賞に進むのだろうか。名牝の道はすでに大きく開けている。

 東京新聞杯はスローペースになった。横一線となった直線なかば、3番人気のヴァンセンヌが抜け出し、大外から追い込んだ9番人気アルフレード(Z)と、最内をついた1番人気のフルーキー(d)をわずかに抑え込んで初重賞制覇を果たした。これでヴァンセンヌは4連勝。2着は人気薄のアルフレード、3着は1番人気のフルーキー。3連単は15万円を超す高配当になった。その高配当の立役者になったのは9番人気で2着のアルフレードだが、ナビグラフで見ると2走前の上がり指数では最上位の馬だった。

 惜しかったのは、直線、前が壁になって全く追えず、やむなく最内に進路を取りなおして差のない3着に食い込んだフルーキーだろう。「タラ、レバ」のこととはいえ、スムースだったら、きれいに差し切って勝っていたと思わせる鋭い伸びだった。

 新しい年が始まって1と月余りになるが、いま、リーディングジョッキーはCデムーロ騎手が19勝でトップ、次いで17勝のベリー騎手が2位、3位は15勝の岩田騎手だ。トップのCデムーロ騎手も、2位のベリー騎手も1月4日からの短期免許で、年間を通してはリーディングを争うことはないものの、もし彼らが1年通して日本で騎乗したら、上位は外国人騎手が占めるだろうと思うのはしごく当然のことだろう。

 しかし、先般、Mデムーロ騎手とルメール騎手が中央競馬の騎手免許試験に合格、今年の3月から中央競馬の騎手として年間を通して騎乗することになったと発表があった。いよいよリーディングを外国人騎手が占めることが現実になる時が近づいてきたわけで、そうなれば、これまでも公営出身の騎手にリーディング上位を譲ってきた中央の騎手は、さらに窮地に追い込まれてしまうのではないかと、つい余計な心配をしてしまう。
 頑張れ、負けるな。

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