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2015年3月26日 (木)

第1067回香港馬にもチャンス

 桜の開花の便りとともに、いよいよ春のG1が始まる。その第1弾は中京競馬場の高松宮記念。中京競馬場は2012年に新しいコースに生まれ替わったが、改造後の3年間のデータを見るかぎり、それまでと同様、前走指数の上位馬が強いという傾向に大きな変化はなかった。

(高松宮記念)1着    2着    3着
05年      c   -     A c
06年    DZb    Zd   -
07年    CZ    -     AZ
08年    B      Zc   AYa
09年    AYd   DXa   D
10年    CZb    Y    D d
11年(阪神)CYc   B a   -
----------------------
12年    A c    Xc   B
13年    BXc   BZa   -
14年    A     -     B

 今年の前走指数の上位馬たちは、アンバルブライベン、ミッキーアイル、ダイワマッジョーレ、サクラゴスペル、ローブティサージュなど。他に、過去の指数や平均指数でコパノリチャード、ハクサンムーン、サドンストームなども名前が上がってくる。
 スローペースのない芝1200メートルの短距離戦で、指数の高さはそのまま能力の高さに直結するが、今年の出走メンバーで、近5走内に90以上の指数を示しているのはダイワマッジョーレとコパノリチャードだけ。指数上はかなり低調なメンバーのG1戦といえそうだ。できれば、地の利のある日本馬から買いたいとは思うが、ここは香港馬エアロヴェロシティにも大いにチャンスがあるのではないか。エアロヴェロシティは昨年12月の香港スプリント(G1)を逃げ切って勝った。これまで1200メートル戦は(7211)と短距離のスペシャリストだ。同じレースにストレイトガール、リトルゲルダも出走していたが、3着、14着に負けている。シャティン競馬場でのエアロヴェロシティの走破タイムを見る限り、中京の馬場に合うスピードとスタミナも備えているようで、あっさり勝たれてしまっても、不思議はないだろう。
 日本馬で好調なのは、前走、不良馬場の阪急杯を後方から鋭い差し脚を使って勝ったダイワマッジョーレだ。前走の勝利は1年10カ月ぶりの勝ち星だったが、2走前の阪神カップ3着の差し脚も合わせて考えると、近走は上がりの脚に鋭さがでてきて、完全に復調したと見て良いのではないか。馬券の組み立ての中心になる馬だろう。
 実績からは昨年の覇者コパノリチャードも有力。前走、阪急杯は早めに先頭に立ったものの差されて6着だったが、距離が1200に戻れば巻き返しもあるはず。他では、控えるレースができるようになったミッキーアイルと、ストレイトガールの鋭い差し脚が気になるところ。

 中山の日経賞は芝の2500メートル戦。
 全体として指数上位馬たちが好走しているレースだ。今年は指数差のないメンバー構成で、どの馬にもチャンスがありそうだ。
 2500の距離はスローペースが基本だが、一瞬の鋭い差し脚より、最後まで長く使える差し脚が問われる。差し脚で見所があるのはアドマイヤデウス、フラガラッハ、ウインバリアシオン、フェノーメノなどだが、4歳馬の勢いも含めてアドマイヤデウスを中心に推したい。前走の日経新春杯はダービー7着以来、7カ月振りのレースだったが、中段の内で脚をため、直線は最内を鋭く伸びて完勝。好素質をみせた。
 もう1頭の4歳馬、サウンズオブアースも素質が高い。ダービーは11着だったが、神戸新聞杯で2着、続く菊花賞も2着に好走。差し脚の鋭さには少し欠けるようだが、スタミナ十分で距離も合うだろう。

(日経賞)  1着    2着    3着
05年    DYa   C     -
06年    BXa   D     -
07年    AYd    Xd   C c
08年    A a   B d    Yb
09年     Yc   D     -
10年    DYc   AXa   B d
11年(阪神)D      X    A a
12年    -      X    C b
13年     Xa   -     C c
14年    AZc   -     B d

 マーチSはダートのハンデ戦。過去10年1番人気馬は1勝、3着1回があるだけで、波乱になりやすいレースだ。
 指数上は平均指数の上位馬が直近6年連続で勝っており、連対率も高く連軸の中心になっている。
 今年の平均指数の上位馬はランフォルセ、マスクトヒーロー、イッシンドウタイ、ヴォーグトルネードなど。他に前走指数の上位馬としてソロル、マイネルクロップ、サンバビーン、ロイヤルクレストなども上がってくる。
 ダート戦とはいえ、スローペース気味の流れになりそうで、先行でき差し脚もあるイッシンドウタイ、サンバビーン、ストロングサウザー、マスクトヒーローなどに展開が向きそうだ。中山ダートが得意なイッシンドウタイ、マスクトヒーローなどに期待したい。
 昨年末から3連勝で一気にオープンまで駆け上がってきたベルゲンクライも有力馬の1頭だ。前走、オープンクラスで4着に好走しており、クラスの壁はない。長く良い脚を使えそうで勝機もありそう。

(マーチS) 1着    2着    3着
05年      c   -      Z
06年    B b   -      Yd
07年    -     C b   BYd
08年    B     -       b
09年    AXa   C     -
10年     Yb   -       d
11年(阪神) Xa   -      Z
12年    B b   -      Yb
13年     Ya    Xb   C
14年      d   B     B

 3歳馬の重賞・毎日杯は、当然、ABCなど前走指数上位馬が中心。
 今年はアンビシャス、ミュゼエイリアン、ルナプロスペクター、ソールインパクト、グリュイエール、マサハヤドリーム、ナヴィオンなどが指数の上位馬。
 なかでも、前走、共同通信杯を先行して3着に粘ったアンビシャスの指数が最も高く、最有力馬だろう。共同通信杯の1着馬はその後スプリングSでも2着に好走しており、レースのレベルも高かった。そのレースで差のない3着は価値が高いはず。
 この毎日杯では控えて差し脚に懸ける作戦のようだが、阪神の外回りコースでスローペースは必至、あまり後ろ過ぎないことを祈りたい。

(毎日杯)  1着    2着    3着
07年    -       d   CXb
08年    B     -     -
09年    A c   -     -
10年    BX    DYa   -
11年    B     -     -
12年    B     -      Y
13年    A     -     BYa
14年    -     -     -
(スローペース調整-15/-5)

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