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2015年4月30日 (木)

第1077回先行するゴールドシップに期待

 今週は春の天皇賞。
 2000年以降、過去15年のうち13年で連対している平均指数上位のabcd馬が連軸の中心。また、過去の指数上位XYZ馬は11年で連対し、前走指数上位馬も10年で連対している。

(天皇賞)  1着    2着    3着
00年    AXa     d   BZ
01年    DYb   D c   AYc
02年    -     DYb   CXa
03年    D      Yd   -
04年     Xb   -     CXa
05年    -     -     -
06年    AZ    BXa   -
07年    -     -      Yb
08年    -     BXb   A
09年    C     B b   AYb
10年    -     AYb   -
11年    B b   A a   C
12年    -      Xa    Zd
13年    DYc   D     -
14年     Xa    Yd   -

 今年の前走指数上位馬は、ゴールドシップ、デニムアンドルビー、ラストインパクト、キズナなど。他に、過去の指数や平均指数で、ラブリーデイ、ウインバリアシオン、ホッコーブレーヴなどの名前が上がってくる。
 距離の適性では3000メートル以上の距離で(4002)のゴールドシップが断然の実績を誇る。ただ、3200メートルの春の天皇賞に限ると、2戦して5着、7着と大苦戦している。巷間いわれるように京都コースが合わないのか、ただ具合が悪かっただけなのか。わずか200メートルの違いとはいえ、3200メートルの距離が微妙に合わないのか。あるいは騎手の違いだったのだろうか。しかし、それだけの理由ではないのかもしれない。
 4勝をあげている3000メートルでは、3コーナーですべて4番手以内、4コーナーでは3番手以内につけ、そのまま押し切るレースで4勝を手にした。しかし、負けた春の天皇賞では一昨年が3コーナー6番手、4コーナー4番手。昨年は15番手、14番手と十分に先行できていない。そうすると、春の天皇賞での2度の敗北の要因が3、4コーナーの位置取りにあったとも考えられるのではないか。
 もともとゴールドシップは、差し脚が断然に鋭いわけではない。もちろんスローペースなら能力の高さだけで、33秒台の脚も使える。距離によっては後方一気の選択もあるだろう。しかし、長距離戦ではそうはいかない。スローペースなら前が楽だし、平均ペースでは前も苦しいが、苦しいのは後ろも同じ。結局、脚色が同じになってしまって後ろからでは届かない。いずれにしても長距離戦では最後方一気はリスクが高い。とくに差し脚がそれほど鋭くないゴールドシップだけに、ある程度先行して押し切るレースの方が脚質にあっているのではないか。
 ナビグラフを見ても、今年の出走馬の中で差し脚が最も鋭いのはキズナだ。その後にラストインパクト、デニムアンドルビーが続く。ゴールドシップはその後、3、4番手グループでしかない。後方から上がりの脚比べになったとしたら、どうしても分が悪いのではないか。
 ゴールドシップは最内の1番枠になった。1番枠では中途半端な位置取りはできないだろう。前に行くか、後方まで下げか。横山典騎手なら、最内枠を生かして悪くても2、3番手につけるのではないか。横山典騎手とゴールドシップは(1101)。宝塚記念は先行して勝ち、札幌記念は後方から攻めて2着。凱旋門賞では最後方から14着に大敗している。反省も含め、いろいろ作戦は考えているはずだが、是非、先行して活路を見いだしてもらいたい。
 横山典騎手は過去4年間、2600メートル以上のレースで(6119)と長距離レースにめっぽう強い。その点も含め、ここはゴールドシップと横山典騎手に懸けたいと思うが、圧勝はあっても2、3着はないかもしれない。
 逆転候補はキズナ。先に述べたとおり、差し脚はナンバー1。後方一気に追い込んで決めきる力があるのはキズナだけだろう。他ではデニムアンドルビー、ラストインパクト、カレンミロティック、ウインバリアシオン、ホッコーブレーヴなどが連下候補。

 青葉賞はダービーの優先出走権争うレースだが、この何年間、スローペースで上がりの良い馬の台頭が著しく、指数上位馬が苦戦している。
 今年の前走指数上位はマサハヤドリーム、ストレンジクォーク、スモークフリー、タンタアレグリア。他に過去の指数などで、カカドゥ、ブラックバゴ、レーヴミストラル、マイネルサクセサーなども指数上位馬だ。
  スローペース必至の東京の2400戦で、長く良い脚を使えるレーヴミストラル、カカドゥ、ブラックバゴなどが連軸の中心になりそうだ。なかでも前走スローの2400メートル戦を最後方から差し切ったレーヴミストラルが有力。

(青葉賞)  1着    2着    3着
05年     Ya   -     -
06年    AXa   B b   CZc
07年    C     -      Z
08年    A a   -      Xb
09年    -      Y     Z
10年    B a   -     -
11年    -     -     -
12年     Z    -     -
13年    -     -     -
14年    -     -     -
(スローペース調整-15/-5)

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2015年4月28日 (火)

第1076回スローペースに泣く

201504260811
201504260511
201504250311

 京都の開幕週を飾るマイラーズCは、超スローペースになった。

 勝ったのは3、4番手に構えていた8番人気のレッドアリオン(d)、2着に逃げ粘った5番人気サンライズメジャー(D)、3着は1番人気のフィエロ(Ab)という結果だったが、超スローペースに泣かされた馬も多かったようだ。

 最速の上がりタイムは後方から7着まで押し上げてきたディアデラマドレの31秒9。他に32秒台の上がりタイムの馬が7頭いる。勝ったレッドアリオンも32秒9の上がりタイムだった。京都の開幕週で、馬場状態も良かったことを考慮したとしても、先行馬たちに32秒台の脚を使われては、後方一気に懸けた馬たちにチャンスはなかった。

 1、2着馬はさておき、惜しかったのは1番人気で3着のフィエロだろう。道中は中段の後ろ、10番手あたりに位置していた。直線に向くと最内に入れて追い出しにかかったが、前が詰まって、追えたのは残り1ハロンだけだった。それでも32秒5の上がりタイムで3着まで差し脚を伸ばしてきたわけで、せめて直線、前が詰まることなくスムーズに追えたら、突き抜けていたのでは、と思わされるレースに思えた。

 3連単は9万8650円だった。

 東京のフローラSもスローペースになった。

 2番手につけていたシングウィズジョイ(Xa)が直線、早め先頭に立ってそのまま押し切って勝った。3番手にいたディアマイダーリン(A)がクビ差の2着。5番手からレースを進めたマキシマムドパリ(Y)が1、2着馬に迫って3着を確保して、オークスの出走権を手にした。結局、スローペースで、能力のある先行馬たちがそのままなだれ込んだだけのレースになってしまった。配当も、2番人気、1番人気、3番人気という堅い決着で3連単は1万710円。

 福島牝馬Sは3連単で59万9360円と、荒れた。

 勝ったのは3番人気のスイートサルサ(Ya)。2着に9番人気リラヴァティ(c)、3着に13番人気のメイショウスザンナ。1番人気のパワースポット(A)はポツンと最後方。直線、大外から追い出したが、7着までだった。

 ナビグラフをみると、1、2着馬は上がり指数の上位馬で、勝ち馬スイートサルサは軸の有力候補の一角にある馬といえそうだが、3着馬は少し難しい選択になった。 

 好天に恵まれたこともあってか、ここにきて福島の芝が随分と速くなった。以前と比べて馬場の傷みも少ないようで、先週の馬場指数を計算したところ、3週の開催の中で最も速い馬場指数になった。パワースポットの菊沢調教師のコメントにも「馬場も硬くて内を通った馬に有利」というコメント(週刊競馬ブック誌参照)があった。最終週になっても馬場が比較的速いという傾向は、この春の中山でも見受けられたが、最近の馬場管理の手法が変わってきているためだろう。

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2015年4月23日 (木)

第1075回前走指数上位馬が中心

  今週から東京と京都の開催が始まる。東京の開幕週の重賞はオークスの出走権を争うフローラS。3歳牝馬戦だけに、前走指数上位の馬が連軸の中心になっている。とはいえ、牝馬限定戦はスローペースが多く、指数が低くても上がりの脚がある馬たちには注意が必要だろう。

(フローラS)1着    2着    3着
05年    AZa   B b   -
06年    -     B a   -
07年    CY    -     AXa
08年    AY     Z    -
09年     Zc   D     -
10年    -     AYb   DYc
11年    -     -     CZc
12年    A b   -     -
13年    C     -     A a
14年    A      Zc    Yb
(スローペース調整-20/-10)

 今年の前走指数上位馬は、ディアマイダーリン、リアンドジュエリー、フロレットアレー、ロックキャンディなどで、他に過去の指数などでシングウィズジョイ、マキシマムドパリ、アドマイヤピンク、レッドカーラなども名前が上がってくる。
 重賞戦線で好走してきたのはフラワーC3着のディアマイダーリンとチューリップ賞5着のアスカビレンの2頭だが、全体にスローペースの影響を受けて指数が低く表される馬が多く、混戦は間違いないだろう。
 東京の2000メートル戦だけに、ここはスローペースは必至で、上がりの脚比べになりそうだ。近走、上がりの脚が鋭かったのはエバーシャルマン、ナガラフラワー、ディアマイダーリンなどだ。なかでも注目はディアマイダーリンだろう。前走フラワーCは、先行馬有利のスローペースで、勝ち馬は逃げ切り勝ちをしている。ディアマイダーリンは向正面最後方から早めに動いて3着まで押し上げたが、最後は少し苦しくなってしまった。それでも内容は悪くなかったし、指数の高さも上々のレベルだった。出遅れ癖があるとしても、東京コースならもう少し落ち着いてレースができるはず。東京コースは2戦2勝と相性も良く、ここは自慢の差し脚に期待したい。
 他で気になるのは、前走、未勝利戦を勝ったばかりのエバーシャルマン。2戦1勝馬とはいえ、スローペースならディアマイダーリンとも互角に戦える鋭い差し脚が魅力だ。

 京都の開幕週のメインレースは読売マイラーズC。
 2012年から京都での開催に替わったが、前走指数の上位馬が中心というこれまでの傾向と大きく変わりはないようだ。
 今年の指数上位はフィエロ、テイエムタイホー、クラレント、ディアデラマドレ、サンライズメジャー、エキストラエンド、タガノグランパ、レッドアリオンなど。
 マイルの実績ではフィエロが最上位だ。G1マイルチャンピオンシップは直線なかばで先頭に立ったが、内から差されて惜しくもハナ差の2着。指数は99という高レベルで、あらためて距離適性の高さを示した。これでマイル戦は(4203)。連軸の最有力馬だ。不覚を取るとしたらスローペースで上がりの脚比べの場合だろうか。後方から切れる脚があるディアデラマドレ、エキストラエンド。前々で粘るテイエムタイホーなどの浮上があるかもしれない。

(マイラーズC)
       1着    2着    3着
05年(阪神) Ya   BZc   -
06年(阪神)BXa   A     -
07年(阪神)-     -      Xa
08年(阪神)AYa   -     B c
09年(阪神)CZb   DXb   D
10年(阪神) Z    -      Y
11年(阪神)-     -     BXa
----------------------
12年    A     -     D d
13年    AXa   -      Za
14年     X    BYb   CZc

 福島牝馬Sも前走指数の上位馬たちが有力だ。今年はパワースポット、ケイティバローズ、ウエスタンメルシー、グレイスフラワー、ブランネージュ、スイートサルサ、リラヴァティなどが指数の上位馬たちだ。
 上がりの脚ではパワースポットの差し脚が安定している。前走の中山牝馬Sも最後方から大外一気の脚を見せて3着。7歳になっても充実振りがうかがえる。
 牝馬は若さがポイントになることが多いが、4歳馬ならウエスタンメルシー、リラヴァティの差し脚が上位だ。他ではスイートサルサ、アルマディヴァンも切れる脚がある。

(福島牝馬S)1着    2着    3着
05年    -      Ya   Ya
06年    A d   -     AXa
07年    -     B     C d
08年    D     B     A
09年    -     D b   -
10年    A     C b   C
11年(新潟)-     D b   -
12年    B     AZ     Yb
13年    D b    X    BYc
14年      d   -     -

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2015年4月21日 (火)

第1074回驚愕のドゥラメンテ

201504190611
201504180911

 昼頃から弱い雨が降ってきたが、皐月賞がスタートを切る時間には雨も上がった。

 直線に向いて残り150メートル、キタサンブラックとの叩き合いを制したリアルスティールが先頭に立ち、そのまま勝つのだろうと思ったその時、リアルスティールを外から鮮やかに交わし去っていったのがドゥラメンテだった。馬体を合わせる間もなく、一瞬の決着だった。ゴールでは1馬身半の差がついたが、結果からいってもリアルスティールの完敗といえるレースだっただろう。

 ずっと、先行集団にいたリアルスティールを目で追っていたから、4コーナーでドゥラメンテが内から外に大きく斜行したことはまったく見てなかった。後で映像を見ると、大きな事故にならなかったことが幸いと思えるほどだったが、それほどの大斜行にもかかわらず、ドゥラメンテは大外から体勢を立て直し、33秒9の上がりの脚を使って直線一気に差し切ってしまったわけで、もし、4コーナーでの大斜行がなかったら、もっと大きな差がついていたかもしれないし、確実に33秒前半の上がりタイムになっていただろう。

 それにしても、ドゥラメンテのパフォーマンスには驚くしかなかった。あの飛ぶような脚を見せられては、ダービーもドゥラメンテで決まりだと、いまから納得するしかないのではないか。

 1着3番人気ドゥラメンテ、2着2番人気リアルスティール、3着4番人気キタサンブラック。指数上は(CXb-Y-□)の決着で、3連単は1万2360円。

 個人的な馬券はリアルスティールからの3連単1、2着流しで、連下を手広く取っていた関係で、結局、トリガミ。

 ダートの重賞・アンタレスSは、1番人気のアジアエクスプレスが先頭に立って、2番手に6番人気のクリノスターオーがつけた。道中競りかける馬も見あたらず、2頭が軽快に飛ばしていく。直線でも2頭の競り合いが続いたが、クリノスターオーが半馬身前に出たところで勝負がついた。中段から差し脚を伸ばした2番人気のナムラビクターが3着に浮上した。

 指数上は(AZc-C-Y)の決着で、3連単は3万6300円。取れればおいしかったはずだが、3着のナムラビクターからの1、2着流しでは馬券にならず。

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2015年4月16日 (木)

第1073回差し脚は必須

 いよいよ牡馬クラシック第1弾の皐月賞。
 過去10年、前走指数の上位馬や、過去に高指数がある馬などが連軸の中心になっているが、ランク外の馬も上位に食い込んでいる。ランク外で皐月賞を勝った3頭は、いずれも前走で勝っている馬たちだ。3連単の3着馬では、スローペースで指数を下げている上がりの脚がある馬たちにも要注意だ。

(皐月賞)  1着    2着    3着
05年    -     D c   -
06年     Zc   -     -
07年    -      Z    -
08年     Za    Zd   -
09年     Z    A     -
10年     Z    A     -
11年(東京)C b   -     -
12年    -      Y    B
13年    AYa     c   BY
14年    -     D      X
(スローペース調整-15/-5)

 今年の前走指数上位はサトノクラウン、ブライトエンブレム、ドゥラメンテ、ミュゼエイリアン、タガノエスプレッソ、ダノンリバティなど。他に過去の指数などでリアルスティール、クラリティスカイ、ダノンプラチナなども上位に上がってくる。
 3戦3勝、無敗で皐月賞に臨むのは、サトノクラウンとキタサンブラックの2頭。
 サトノクラウンは前走、皐月賞と同距離の同舞台の弥生賞を、先行して快勝した。指数も81と最上位にあり、無敗の皐月賞馬の誕生に期待がかかる最有力馬だろう。
 同じく3戦3勝のキタサンブラックは、前走、スローペースのスプリングSで2番手から早め先頭に立つと、そのまま押し切って勝った。先行力もありスローペースにも対応できる差し脚もある有力馬だ。
 そのスプリングSで鋭い差し脚を使ってキタサンブラックにクビ差まで迫ったのがリアルスティールだ。2着とはいえ、ペースと位置取りを考えれば「負けて強し」の好内容だった。鋭い差し脚ではナンバー1で、皐月賞でも有力候補の1頭にあげられるはずだ。
 皐月賞のペースが上がるとは思えず、スローペースは必至だろう。少なくとも切れる差し脚は必須条件だ。連軸の有力候補は上記の3頭だと考えているが、距離経験でサトノクラウンが一歩リードしているものの、スローペースでの鋭い瞬発力はリアルスティールが最上位だ。スローペースを想定するなら、切れる脚のあるリアルスティールが中心になるのではないか。

 ダートの重賞アンタレスSは、3年前から阪神での開催になった。12年以降、前走指数上位のA馬が3年連続で連対している。
 今年はアスカノロマン、クリノスターオー、アジアエクスプレス、マルカプレジオ,ダノンカモンなどが前走指数の上位馬で、他にローマンレジェンド、ナムラビクター、ワイドバッハなども過去の指数などで上位だ。
 平均ペースのダート戦で、直線の瞬発力の戦いになりそうだ。とすると、連軸候補は切れる脚があるマルカプレジオ、ナムラビクター、クリノスターオーなどだろうか。ただ、アジアエクスプレス、アスカノロマン、ローマンレジェンドなど、底力があり気になる馬も多い。

(アンタレスS)
       1着    2着    3着
12年    AX    -     CYa
13年     Xc   AYa   -
14年    A b   B d   DXa
(地方競馬のレースは減戦して集計)

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2015年4月14日 (火)

第1072回岩田騎手の勝利

201504120911
201504110611
201504110911

 今年の桜花賞は、超スローペースで逃げた5番人気レッツゴードンキ(DY)の岩田騎手の勝利だった。レース前には中段から差し脚を使うレースを想定していたようで、逃げるつもりはなかったらしい。それが、スタートしても誰もハナを奪いにいかず、「ならば」と、レッツゴードンキの岩田騎手が先手を取ってスローペースで逃げることになった。それが結果としても良かったわけで、機をうかがう岩田騎手の勝負勘の鋭さには敬服するしかない。

 レッツゴードンキ自身も、もともと鋭い差し脚がある馬だった。3走前のアルテミスSや、その後の阪神JFでの上がりの脚は、マイルとしては評価が高い鋭さを示している。その馬が超スローペースで逃げたのだから、直線、一気にスパートをかけ、後続馬をさらに大きく引き離していったのも当然のことだろう。まさに大楽勝のレースだった。

 後方から追い込んできたのは2着の7番人気クルミナル、3着の8番人気コンテッサトゥーレだが、レッツゴードンキはすでに、はるか前方、追い詰める場面も作れなかった。

 1番人気に支持されたルージュバックは、好スタートを切ったものの徐々に下げていって、ほぼ最後方集団。追い込みに懸けたのだろうが、直線、追っても追ってもルージュバックが動いていない様子で、見所なく9着に大敗した。スタートも良かったから、きさらぎ賞のように先行することもできただろう。最後方まで下げることが騎手の判断なら、少し勘がさえてなかったというべきなのだろうか。ただ、道中ルージュバックと同じような位置にいたクルミナルが2着まで脚を使っており、ルージュバックの敗因が位置取りの悪さだけだったかどうか。気になるところだ。3連単は23万円超の高配当になった。

 桜花賞を抽選で除外になったミッキークイーンが、同日の9レース忘れな草賞を快勝したが、そのスピード指数、上がり指数から、桜花賞に出走していたら上位もあっただろうと思わされた。残念。

 ニュージーランドTは、中段から差し脚を伸ばした7番人気ヤマカツエース(Ca)が差し切り勝ち。大きく出遅れて後方から追い込んだ1番人気グランシルク(Bb)が鋭い脚を見せて2着に浮上。3着は2番人気アルマワイオリ(X)。3連単は2万9660円になった。

 今後の注目は2着のグランシルクだろう。スタートで大きく出遅れて最後方からのレースになったが、1頭だけ桁違いの上がり指数を示しており、負けて強しの内容だった。

 阪神牝馬Sは、連勝中の4番人気カフェブリリアントが先行、直線での差し脚比べを制して、3連勝で初の重賞タイトルを手にした。2着は7番人気ベルルミエール、3着は3番人気ウリウリ(Dd)。3連単は6万8950円。

 ナビグラフで見ると、勝ったカフェブリリアントの3、4、5走前の上がり指数は断然の高水準だった。しかし、これまでの後方一気の策を捨て、先行してレースをしたことが結果につながったのかもしれない。人気のスマートレイアー、レッドリヴェールは4着、6着まで。

 牝馬は、若くても、年を取っても、気分屋で、扱いが難しい。

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2015年4月 9日 (木)

第1071回ルージュバックが最有力

 2015年、クラシック第1弾の桜花賞。
 過去10年の連対馬をみると、前走指数上位のA、B馬や、過去の指数上位のX、Y馬が連軸の中心になっている。ただ、スローペースで指数が低いランク外の馬も上位に食い込んでおり、要注意だ。

(桜花賞)  1着    2着    3着
05年    AXb   -     A
06年    A a   A     -
----------------------
07年    A b   AXa   -
08年    -     -     B b
09年     Xa   -     -
10年    B       a   B
11年    B b   -       c
12年    DXa   -     BZ
13年    -      Yb   -
14年    A     B     C b
(スローペース調整-20/-10)

 今年の指数上位馬はキャットコイン、ココロノアイ、アンドリエッテ、レッツゴードンキ、クイーンズリング、ムーンエクスプレス、メイショウメイゲツ、ローデッドなどだ。
 スローペースになりがちな阪神外回りのマイル戦で、鋭い上がりの脚は必須条件だ。今年のメンバーでは、ルージュバックの上がり指数が最上位で、少し抜けた存在に見える。
 ルージュバックは牡馬相手にデビューから3戦3勝。前走はきさらぎ賞も圧勝して見せた。きさらぎ賞は若干低調なメンバー構成で、相手に恵まれたことがあったとしても、先行して押し切って勝ったレース内容には、ケチのつけようがない。前走のきさらぎ賞がスローペースで、指数上はランク外になったが、2歳秋の11月上旬に69の指数を示し、その指数がその時点での2歳牝馬の最高指数だったことを考えれば、素質の高さを疑う余地はない。ここまでマイルの距離経験がないことがマイナス材料といえばいえるが、2走前の百日草特別の上がり指数を見る限り、マイルが合わないとは思えない。ここは不動の中心馬として考えたい。
 ルージュバックの相手は、瞬発力のあるレッツゴードンキ、ココロノアイ、アンドリエッテ、クルミナル、テンダリーヴォイス、メイショウメイゲツ、キャットコインなど。なかでもココロノアイ、アンドリエッテ、レッツゴードンキなど、桜花賞と同条件(阪神マイル戦)のチューリップ賞の上位組には要注意だ。

 中山のニュージーランドTは前走指数上位馬が中心。今年はアクティブミノル、グランシルク、ヤマカツエース、コスモナインボール、アルマワイオリ、ルナプロスペクターなどが指数の上位馬たちだ。
 重賞を勝っているのはアーリントンCのヤングマンパワーと、函館2歳のアクティブミノルだけ。重賞戦線で好走してきたなかではアクティブミノル、ヤマカツエース、アルマワイオリなどの指数が上位だ。マイル戦ばかりを使って3戦2勝のヤングマンパワーが引き続き好調のようだが、他に、朝日杯2着、アーリントンC2着のアルマワイオリも有力馬の1頭だろう。ただ、少し低調なメンバー構成だけに、中山マイルの500万条件を好指数で勝ち上がってきたばかりのグランシルクにもチャンスはあるかもしれない。

(ニュージーランドT)
       1着    2着    3着
05年    DYb   B     -
06年    BXa    Z    CYa
07年    -     -     C b
08年    -       c   DXb
09年     Xb     c   B c
10年    CX    -      X
11年(阪神)-     -     BX
12年    -     AZ    BZb
13年    CY    -     -
14年    AZc     c   A
(スローペース調整-15/-5)

 阪神牝馬Sは前走指数上位馬を中心に、指数の上位馬たちが強い。
 今年はスマートレイア-、ホエールキャプチャ、コナブリュワーズ、ウリウリ、サングレアル、レッドリヴェールなどの指数が高い。ただ、底力のあるスマートレイア-やホエールキャプチャ、レッドリヴェール、メイショウマンボなどの有力馬たちは休み明けで、その取捨が難しいだろう。
 芝1400メートル戦とはいえ、スローペース気味の流れで、先行馬に有利な展開が想像できるが、先行馬にもこれといった馬が見あたらない。強いて、順調に使われてきたなかから連軸候補をあげるとするとウリウリ、コナブリュワーズあたりだろうか。
 瞬発力が鋭く、目下連勝中のカフェブリリアントが指数は低いが気になる存在だ。

(阪神牝馬S)1着    2着    3着
06年    AXa   DY    C
07年    DZb   C     AXa
08年    -      Xa    Yb
09年    DXb     a   D c
10年    C      Z     Xb
11年    BZb    Z    A a
12年    -     DYb   AZ
13年    A     D b   -
14年    A d   D     -

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2015年4月 7日 (火)

第1070回キズナ完敗も

201504050911
201504050611

 当日の朝からの雨で、大阪杯の時刻には不良馬場になった。

 後方待機のキズナ(Ad)が、直線なかばで一旦先頭に立った。内から馬体を合わせてきた牝馬ラキシスとの叩き合いになったが、盛り返す勢いはラキシスにあった。キズナはラキシスに2馬身差をつけられての2着。不良馬場の巧拙が勝負を分けたのかもしれないが、勝負としては完敗のレースだろう。キズナからさらに3馬身後方に3着のエアソミュール(Yc)。4、1、6番人気の順で入線して、3連単は1万6620円だった。

 ただ、ラキシスには完敗だったとはいえ、キズナのレース内容は悪くなかった。スピード指数も90、上がり指数も+20なら申し分ない。不良馬場の巧拙、負担重量の差も考えれば、本番での巻き返しは十分だろう。

 中山のダービー卿CTは1番人気のモーリスが直線、大きく突き抜けて圧勝した。これでマイル戦で3連勝。初の重賞タイトルも手にした。ナビグラフを見ても、モーリスの前走の上がり指数が断然に抜けているが、実際、このレースでも上がりタイムは33秒0という驚異的なタイムを記録している。もちろんスローペースというファクターはあったとしても、マイル戦で33秒0の上がりタイムはなかなか記録できるものではないし、むしろ、スローペースをものともせず、最後方から一気に3馬身の差をつけた鋭い瞬発力は高く評価すべきだろう。はやくも安田記念の最有力馬にあげられるほどの好パフォーマンスだった。

 2着に4番人気のクラリティシチー、3着に9番人気のインパルスヒーロー。3連単は5万1710円。今年は久々に1番人気馬が勝った。

 プロ野球も始まった。中日は阪神相手にいきなり開幕3連敗を喫して、この先どうなることかと思ったが、その後は6連勝でトップに立った。強いのか、弱いのか、まだよく分からないが、ただ、いまのところ勢いは感じる。きょうから神宮球場でヤクルトとの3連戦があるが、気温が上がらず寒いナイターになりそう。

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2015年4月 2日 (木)

第1069回キズナが中心

 大阪杯は春の天皇賞の前哨戦に位置づけられるレースだ。それだけに能力の高い馬たちが集まり、少頭数でもメンバーのレベルは高い。当然というべきか、指数上は過去10年の内9年で連対している前走指数の上位馬が中心になっている。また、1番人気馬も(5221)と圧倒的に強い傾向が見え、指数上位の人気馬が連軸の中心のレースといえそうだ。世代的には4歳馬が5勝、5歳馬3勝、6歳馬1勝、7歳馬1勝。過去10年、ランク外で連対した2頭はいずれも4歳馬で、5歳馬以上は指数上のランク馬であることが連対の条件になっている。ただし、4歳馬で勝つか連対しているのは、いずれも評判も実績も高いビッグネームの馬たちだ。

(大阪杯)  1着    2着    3着
05年    BYd   A       b
06年     Ya   A d    Xa
07年    -     DY      c
08年    A     BYb   -
09年     Yb     a   C
10年    A     B      Xa
11年    D     -     -
12年      c   A      Xa
13年    DXa    Zd   BYa
14年    D       b   AYa

 今年は、キズナ、スピルバーグ、カレンブラックヒル、デウスウルト、ロゴタイプ、エアソミュール、ショウナンパンドラなどが指数の上位馬だ。
 安定した指数の高さや、差し脚の鋭さ、重賞の実績などから、中心は一昨年のダービー馬キズナだろう。前走の京都記念は後方から、上がり33秒台の脚を使ってゴールに迫ったが、スローペースを先行した2頭にわずかに及ばず3着だった。期待された分、3着では物足りないが、スピード指数や上がりの鋭さなど、内容は悪くなかった。休み明けをひと叩きされて、息もできれば、勝利に最も近い馬だろう。
 キズナの相手は天皇賞馬スピルバーグが筆頭だ。天皇賞(秋)、ジャパンカップなどでみせた差し脚ならここでも通用するだろう。4歳馬も3頭出走しているが、指数の高さ、上がりの鋭さなどで、牝馬のショウナンパンドラの差し脚が見所十分。上がりの脚だけならラキシスも気になるところだ。有力馬には上がりの脚に懸ける馬が多く、こんな年は得てして逃げ馬が残ることもありそうで、逃げるカレンブラックヒルにも要注意だ。

 中山のダービー卿CTは波乱続きのハンデ戦。
 過去10年、1番人気馬は(1108)と1勝のみ。2番人気馬も(0118)と勝ち星がない。トップハンデ馬も2勝どまりだ。指数上は指数上位馬、なかでも平均指数の上位馬の連対率が高いが、2、3着はランク外の馬が多く目につく。
 今年のトップハンデはクラレントだが、58.5キロのハンデはさすがに少し苦しいだろう。連対率の高い平均指数の上位馬はエキストラエンド、ブレイズアトレイル、フラアンジェリコ、マイネルメリエンダなど。平均指数上位馬のなかで、差し脚でも上位にあるのはエキストラエンドとブレイズアトレイルだ。前走指数上位のクラリティシチーも鋭い差し脚がある。ここは55キロとハンデの楽なブレイズアトレイルが連軸むきだろうか。

(ダービー卿CT)
       1着    2着    3着
05年     Z      b   -
06年      d   -      Y
07年    C d   -     -
08年      c   -     -
09年    C     C     -
10年    CZc   CZb   -
11年(阪神)-      Xa    Zb
12年     Zc     b   A
13年    -     -     C a
14年     Xd   -     A 

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