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2015年7月30日 (木)

第1103回指数上位馬が中心

 今週から始まる夏の新潟競馬。
 開幕週のメインレースは、直線1000メートルのアイビスサマーダッシュだ。
 過去10年、前走指数や平均指数の上位馬が中心になっているが、過去10年で7勝をあげている牝馬も見逃せない。

(アイビスサマーダッシュ)
       1着    2着    3着
05年    -3歳   A      Z
06年    B     -3歳   A
07年    ダ     B c   -3歳
08年    -     BZb   -3歳
09年     Ya     c   AZd
10年    -     CXb   -
11年    A     B a   -
12年     Xa     b   DZc
13年    AXd   -     B
14年    BYa   -     CYd

 今年は、シンボリディスコ、サフィロス、リトルゲルダ、ヘニーハウンド、アースソニックなどの前走指数が高く、他に、セイコーライコウ、サカジロロイヤルも過去の指数での上位馬だ。
 セイコーライコウはアイビスサマーダッシュの昨年の勝ち馬で高指数もある馬だが、この夏は2戦とも指数が上がってこず、着順も5着、4着と、まだ本来の力を見せていない。新潟コースは(4103)、直線1000メートルも(2001)と得意にしているだけに、変わり身もあるかもしれないが、そこまでの信頼を置くには物足りない。
 新潟の直線1000メートルの実績は、(3035)のアンゲネーム、(2121)のリトルゲルダが上位だが、アンゲネームは7歳で、少し盛りを過ぎた印象だ。それなら牝馬の活躍が多いレースだけに、リトルゲルダを中心に取るのが妥当だろうか。近走は高松宮記念16着、ヴィクトリアマイル11着だが、G1戦でのこと。着順は気にする必要はないだろう。G3戦で、得意の距離なら巻き返しがあるかもしれない。ただ、牝馬で好成績を上げているのは3、4、5歳馬が中心になっており、6歳牝馬は過去10年で1着が1度あるだけ。ここは少し割り引いたほうが良いかもしれない。
 結局、確たる有力馬不在のレースで、波乱もありそうに思える。
 新潟は開幕週で馬場も絶好。野芝の素軽いスピード比べになりそうだ。
 とすれば、短距離向きの鋭い瞬発力が問われるはず。短距離向きの鋭い瞬発力なら、サフィロス、ヘニーハウンド、シンボリディスコ、サカジロロイヤル、アースソニックなどが上位だ。
 ここは格下ながら、シンボリディスコにもチャンスがあるだろう。シンボリディスコはまだ条件馬の身だが、2走前、新潟の直線1000メートル戦で示した31秒9の上がりタイムは、ここでも十分に通用するレベルだし、前走の福島芝1200の上がりタイムも33秒4を示しており、素軽いスピードでは上位の馬だろう。芝1000と1200の成績は(2220)。距離は合うはず。
 他に気になるのは3歳馬サフィロスだ。2歳11月の京王杯2歳S2着以来のレースになるが、(2200)の成績通り、素質は高い。ここは「初距離、初古馬相手、休み明け」と克服しなければならない課題も多いが、上がりの脚は断然の鋭さがあり、53キロの軽量を生かして一気の浮上もありそうな気がする。

 今週から札幌競馬も開幕する。牝馬のクイーンSが注目のレースだ。
 指数上は、過去10年のうち9年で連対する前走指数上位馬が中心だ。

(クイーンS)1着    2着    3着
05年      d   -     D
06年    A     CX      c
07年    C d   B     -
08年     Xb   CZ     Z
09年    -     A a   D
10年    -     B b   -
11年    B     D      Yb
12年    A     -     -
13年(函館)AYa     d   CYb
14年    A a    X    CZb

 今年は、レッドリヴェール、フーラブライド、フレイムコード、レイヌドネージュ、メイショウスザンナ、イリュミナンスなどが指数の上位馬たちだ。
 指数上はフーラブライド、レッドリヴェールが少し抜けた存在だ。2頭に次ぐのがフレイムコード、メイショウスザンナ。順当ならこの4頭の戦いになりそうだが、先行力でフーラブライド、フレイムコード、上がりの脚でレッドリヴェールだろう。
 ただ、2強がそのままワン、ツーで決まるとも思えず、あえて福永騎手に乗り替わったフレイムコードから馬券を組み立てたい。

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2015年7月28日 (火)

第1102回荒れた中京記念

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201507260211

 1、2番人気のカレンブラックヒル、レッドアリオンがともに馬券に絡めず、中京記念は今年も荒れた。これで中京記念の1番人気は16連敗とのこと。

 トップハンデのカレンブラックヒルは好スタートから果敢に逃げたが、さすがに58.5キロのハンデは苦しく、直線で粘り切れず7着に沈んだ。レッドアリオンも中団後方から差し脚に懸けるも、わずかに着順を上げただけで8着どまりだった。

 勝ったのはハンデ57キロ、6番人気の伏兵スマートオリオンだった。2、3番手で先行して、直線、鋭く抜け出し、堂々2つ目の重賞タイトルを手にした。これまで1200メートルを中心に使われてきたが、初めてのマイル戦で、いきなり重賞勝ちをおさめ、5歳にして新境地を開いたレースだった。

 高配当をもたらしたのは13番人気で2着に食い込んだ牝馬のアルマディヴァン。後方待機策から、直線、馬群を突き刺すような脚を使って、ゴールでは勝ったスマートオリオンにクビ差まで迫った。ハンデも52キロと恵まれて、得意なマイル戦。条件も整っていたのだろう。ナビグラフから、アルマディヴァンの上がり指数が高く安定していたこともあって、超人気薄馬ながら本命馬に推したが、その甲斐があった。

 3着は、3番人気のダローネガが入って、馬連1万7070円、3連単は25万円を超す高配当だった。

 函館2歳Sは、1番人気の牝馬ブランボヌールが中団から長くいい脚を見せ、後続に3馬身半差をつけて完勝した。まだ始まったばかりの2歳戦だが、ブランボヌールのスピード指数は現2歳世代最高指数で、内容も上々だったといえる。

 2着は後方から追い込んできた3番人気のメジャータイフーン、3着に10番人気のヒルダが入って、3連単は3万4290円と好配当になった。ナビグラフを見ると、2、3着馬は新馬戦で上がり指数の良かった2頭だった。

  先週で、中京、福島、函館の開催が終わり、次週からは、小倉、新潟、札幌に開催が替わる。

 夏も真っ盛りだ。

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2015年7月23日 (木)

第1101回今年も波乱の様相

 中京記念はマイルのハンデ戦。中京競馬場が新しくなった2012年から、まだ3年を経過しただけで、傾向といえるようなデータはない。ただ、過去3年とも10番人気以下の馬が馬券にからんで3連単は高配当続き。一筋縄ではいかないレースだ。

(中京記念) 1着    2着    3着
12年     Yb   -      Xa
13年      d   -     -
14年    -     B      Zd

 今年の前走指数上位はオツウ、ネオウィズダム、ダローネガ、カレンブラックヒル、レッドアリオン、カオスモスなど。他に過去の指数や平均指数で、オリービン、ミッキードリーム、トーセンレーヴ、アルマディヴァン、スマートオリオンなども上がってくる。いずれにしても指数が接近したメンバー構成で大混戦。今年も波乱含みのレースになりそうだ。
 重賞実績ではマイルG1勝ちを含み、重賞5勝のカレンブラックヒルが断然だ。ただ、ハンデは58.5キロと楽ではないし、人気馬が苦戦しているレースだけ、軸馬には取りにくい。加えて中京の芝戦は先行馬の苦戦が目につく。中京記念も例外ではなく、過去3年、後方から追い込んだ馬たちが勝利を手にしている。カレンブラックヒルは鋭い瞬発力には恵まれていない。先行してこその馬で、この点からも連軸向きではないだろう。
 差し脚をポイントにするにしても、タフな中京コースだけに、スタミナをベースにした差し馬が求められるのだろう。とすると、レッドアリオン、ダローネガ、アルマディヴァン、オツウ、ゴールドベル、オリービンなどが連軸候補に上がってくる。
 なかでも底力があるのはG2勝ちのあるレッドアリオンだが、先行脚質で後方一気の鋭さはないようだ。長くいい脚を使えるのはアルマディヴァンやダローネガだろう。
 ハンデが52キロと恵まれたのは5歳牝馬のアルマディヴァンだ。まだ、オープン勝ちもない条件馬の身で、強くは推せないが、マイル戦は(3322)と、距離の適性はある。夏は牝馬のたとえもある。軽ハンデを生かして、後方一気に期待したい。

 函館競馬の最終週を飾る函館2歳Sは、前走指数上位馬が中心で、過去10年、ABC馬のいずれかが連対している。
 今年は、メジェルダ、ブランボヌール、ラッキーボックス、マコトルーメンが前走指数の上位馬だ。
 新馬戦を3、4番手から差し脚を使って勝ったブランボヌールと、その同じレースで2番手で先行して差のない2着だったメジェルダが中心になりそう。メジェルダは新馬戦2着の後、未勝利戦をスピードの違いで逃げ、3馬身の差をつけて快勝している。
 新馬戦で勝っているブランボヌールを中心にとるのが常識的だとは思うが、ここは積極的に前々でレースができるメジェルダからの手もあるはず。

(函館2歳S)1着    2着    3着
05年    C b   C b   A a
06年    -     CXd   -
07年    A a   -     D d
08年    -     AYa   -
09年(札幌)B     AZc   -
10年    -     AX    C
11年    B b   C c    Y
12年    A a   D     -
13年    A a    X    -
14年    C c   DXd   -
(スローペース調整値-20/-10)

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2015年7月21日 (火)

第1100回岩田騎手の好騎乗

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 梅雨が明けて、東京は真夏の炎天が続く。事務所の窓の外、一面の青空をバックにビルの窓や壁が輝いている。スカイツリーもきょうは大きく鮮やかに映る。

 昨日20日は「海の日」。子供のころ、学校は終業式だけで、家に帰ると浴衣に着替え「港まつり」の山車にくっついて歩くのが楽しかった。夜になると、各町内の山車が名古屋港の中央ふ頭に集まり、埠頭いっぱいに広がっての総踊りと、夜空に広がる花火で町中がにぎわったことを思い出す。

 日曜日の函館記念は、本命に推したマイネルミラノが期待通りに逃げたが、少々ペースが速かったようで、直線半ばで失速、8着に後退した。距離は1800メートルがベストで、洋芝の2000メートルは少し厳しかったのかもしれない。

 単騎大逃げを図るマイネルミラノが4コーナーに差し掛かるところ、3コーナーを過ぎると、中団から猛然と動いていったのがハギノハイブリッドとダービーフィズだった。直線に向くと、2頭が馬体を合わせて激しい叩き合いを演じ続け、最後はダービーフィズがアタマ差をつけてゴール。ダービーフィズは25戦目でついに重賞制覇を果たした。2着はハギノハイブリッド、3着は先行して粘った3歳馬ヤマカツエース。結局、早めに動いて4コーナーで4、3、2番手に位置した馬たちが上位を占めたレースだった。

 なかでも、動くタイミング、叩き合っての勝負根性など、岩田騎手とダービーフィズにとって、すべてがうまくいったレースだったのだろう。

 1番人気のトップハンデ馬エアソミュールは、わずかに動き出すタイミングが遅れたせいか、直線、追い上げてきたものの4着までだった。トップハンデ馬苦戦の傾向は、今年も変わらなかった。

 ナビグラフを見ると、上がり指数上位馬の2頭が1、2着。終わってみれば、なんてこともない結果なのだが--。

 勝ったダービーフィズは3番人気、2着のハギノハイブリッドは10番人気、3着ヤマカツエースは7番人気。3連単は12万円を超す高配当になった。

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2015年7月16日 (木)

第1099回先行馬に期待

 今週の重賞はハンデ戦の函館記念だけ。
 トップハンデは過去10年で1勝、2着1回。1番人気馬も1勝、2着2回と少々物足りない。指数上は前走指数の高いABC馬が、10年の内7年で中心になっているが、ハンデ戦らしく、ランク外の馬の活躍も多い。

(函館記念) 1着    2着    3着
05年    -     -     B
06年    C c     b   -
07年    -     -     BXd
08年    -     C      Zb
09年(札幌)C d   -     -
10年    AYb   C     -
11年    A      Y    DXb
12年    -     B     -
13年    -     -      Z
14年      d   C     A

 今年は、マイネルミラノ、レッドレイヴン、リベルタス、エックスマークなどが前走指数の上位馬たち。過去の指数、平均指数で、エアソミュール、デウスウルト、ハギノハイブリッド、ラブイズブーシェ、ホーカーテンペストなどの名前も上がってくる。
 苦戦の続くトップハンデ馬は57.5キロのエアソミュール。ラブイズブーシェが57キロで続く。
 トップハンデのエアソミュールは、昨年秋の毎日王冠を勝ち、その後もG2戦で3戦連続3着に好走してきた。前走はG3の鳴尾記念で1番人気に推されたものの、直線、脚が止まって4着に負けた。敗因についての情報はないが、力負けという印象のレースで、ここはトップハンデ馬の苦戦もあって、強く推す気にはならない。また、函館では1昨年の巴賞を勝っているが、それ以外は札幌も含めて、10着、11着、5着の成績で、力のいる洋芝は苦手なのかもしれない。これまで勝ったレースは全て良馬場でのもので、軽い馬場のほうが合うのではないか。
 恵ハンデで注目は、前走、函館の巴賞を逃げ切って勝ったマイネルミラノだ。4コーナーで先頭なら8戦して(6011)。勝てなかった2戦は、ともに重賞戦でのもの。さすがに重賞戦では苦しかったが、それでもこの春の中日新聞杯では3着に粘っている。逃げ切った前走の巴賞のスピード指数は自己最高のレベルで、近走、着実に力をつけてきていることをうかがわせる。逃げ馬はマイネルミラノだけで、楽にハナに立てるだろう。息の入れやすい小回りの函館なら、再度の逃げ切りがあるのではないか。
 他では、レッドレイヴン、リベルタスなど、前走、巴賞を先行した馬たちに加え、ダート戦を先行して好走してきたサトノプライマシーが気になるところ。3歳馬ヤマカツエースも53キロのハンデは魅力的だ。

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2015年7月14日 (火)

第1098回穴馬は先行馬

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 ハンデ戦の七夕賞は、例年、波乱の多いレースだが、今年も3連単は100万を越える大荒れになった。

 勝ったのは2番人気のグランデッツァ。好位から直線2番手に進出すると一気に先頭に立ち、そのまま危なげなくゴール。余力十分な内容で、まさに完勝だった。3歳春のスプリングCの勝利以来、久々の重賞勝ちだったが、さすがに皐月賞でも1番人気に支持された馬の底力を見た気がしたレースだった。

 2着は後方から追い込んだ8番人気のステラウインド、3着は先行して内で粘った16頭立て16番人気のマデイラ。指数上はグランデッツァが(Xa)馬で、最低人気の3着馬は(A)馬だった。指数がどんなに高くても、買えない馬もいるにはいるが、マデイラはどうだっただろうか。実際、私も連下にも取らなかったが、ナビグラフをじっくりみると、買えそうな気がしてくる。

 穴馬は先行馬と、昔から相場は決まっている。人気薄の馬が後方から追い込んで勝つのはむつかしい。追い込んで勝つには、そこそこ能力差がなければならないが、人気薄馬はたいてい能力も低く、上がりの脚に懸けても良い結果にはつながらないものだ。結局、先行することでしか勝機は生まれない。騎手もそのことはよくわかっているはずで、人気薄馬が先行策に懸けるレースは多い。うまく流れに乗れれば、あるいはペース次第で、前残りもあり得る。人気馬が無理無理先行して大敗したら、いろいろいわれそうだが、人気薄馬が先行してつぶれても、もともと人気がないのだから、文句もいわれないだろう。

 中京のダート重賞プロキオンSは4番手で先行した4番人気のベストウォーリアが後続に2馬身の差をつけて1着。逃げた2番人気のコーリンベリーが2着に粘りこみ、中団から最内をついて脚を延ばした8番人気のキョウワダッフィーが3着に入った。勝ったベストウォーリアは昨年に続いての連覇になったが、今年は厳しい59キロを背負っての勝利だったわけで、自力強化は明らかだ。フェブラリーS3着、かしわ記念2着と、近走のダートG1戦での好走が決してフロックではなかったことを自ら証明して見せたともいえる。

 3連単は5万5100円。

 それにしても中京のダート戦は、先行馬が圧倒的に有利で、11日、12日の2日間、新馬戦を除くと、ダート戦の勝ち馬のすべてが、3、4コーナーで4番手以内につけていた馬たちだった。その前の週も、追い込んで勝ったのは1頭だけで、他の勝ち馬は全て4番手以内に先行していた馬たちだ。

 福島や函館のダート戦も、先行馬の勝率が高いものの、中京に比べれは、まだ差し馬の活躍する余地は残されており、中京ほど先行馬が圧倒的というわけでもない。

 中京のダート戦は本命でも穴馬でも、軸馬は先行馬に限る。

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2015年7月 9日 (木)

第1097回指数上位馬から

 2週目を迎える福島のメインレースはハンデ戦の七夕賞。
 最近3年間の3連単は10万を超す高配当が続いている。1番人気馬は過去10年で3勝、2着2回、3着2回。トップハンデ馬は2勝、2着1回、3着2回。微妙な連対率だし、加えて10番人気以下の人気薄馬の好走も多い。指数上は平均指数や過去の指数が高い馬たちの連対率が高く、連軸は指数上位馬から取りたい。

(七夕賞)  1着    2着    3着
05年    AXa     d   B
06年    D b   A d   BZa
07年     Za    Xa   D
08年     Z    -     B b
09年    BYa   -      Z
10年    -     -     CZb・Cd同着
11年(中山)-     AYa   -
12年    B c    Yb   -
13年    C c    Xc   -
14年    -     -     CYa

 今年は、マデイラ、ヒラボクディープ、レコンダイト、ユールシンギングの前走指数が高く、過去の指数、平均指数などでは、グランデッツァ、メイショウナルト、アルフレード、マイネルディーン、フラアンジェリコなどが上位だ。
 近走の内容からは、目黒記念2着のレコンダイト、新潟大賞典3着のアルフレード、鳴尾記念5着のグランデッツァなどが有力馬として上がってくる。しかし、レコンダイトやアルフレードは鋭い差し脚で上位だが、スローペースでの差し脚であって、先行馬に有利な小回りの福島ではどうだろうか。また、グランデッツァは2000メートルは(0013)と、これまで連対したことがない。1800メートルの(4201)と比べると距離の適性に疑問が出てくる。ここはハンデ戦だけに、すんなりと決着するとも思えない。
 逃げるのはトウケイヘイローかメイショウナルトだが、58キロのトップハンデを背負うトウケイヘイローは、近走の指数や2桁着順が続くレース内容からは、少し苦しいのではないか。
 昨年このレースを逃げ切って勝ったのがメイショウナルトだ。ここは同型のトウケイヘイローを抑え込んでマイペースで逃げられるかどうかがポイントになりそう。もし、逃げて4コーナーでも先頭なら(4023)の実績通り、勝機が生まれるだろう。2000、2200メートルは(4227)と距離適性は高く、しかも好成績は全て夏場に集中している。ここは夏が大好きな逃げ馬に期待したい。

 プロキオンSは中京競馬場での開催になって、今年で4年目。
 今年の前走指数上位馬は、レッドアルヴィス、コーリンベリー、ドリームバレンチノ、タガノトネールなど。過去の指数、平均指数では、ワイドバッハ、エアハリファ、グレープブランデー、ベストウォーリア、キョウエイアシュラなどが上がってくる。
 ダート1400メートルの瞬発力はワイドバッハ、エアハリファ、レッドアルヴィス、キョウワダッフィー、コーリンベリーなどが鋭い。
 前走、根岸Sでは、好スタートも後方まで下げ、直線、馬群をついて差し脚を伸ばし快勝したエアハリファに期待したい。1400戦は(2000)。中京コースは初参戦だが、左回りの東京では(3200)とパーフェクト連対だ。1800や1600メートルでも実績を残しているが、鋭い瞬発力からは、1400メートルのほうが合うだろう。

(プロキオンS)
       1着    2着    3着
05年(阪神)AYb    Yb   B
06年(京都)-     AZb   -
07年(阪神)A c   CXa    Zb
08年(阪神)B     AYb    Xa
09年(阪神)A     A     DYb
10年(阪神)A     CXa   A c
11年(京都)  b   BXa   -
12年    -     D b   B
13年    -     B     C c
14年    A c   A     -
(地方競馬を減戦して計算)

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2015年7月 7日 (火)

第1096回牝馬の夏

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 今日は七夕。東京の空は深い雲におおわれて、時折、雨も落ちてくる。

 競馬は先週から、福島、中京が始まって、完全に夏模様だ。夏は牝馬ともいう。牝馬が元気な夏競馬に期待しよう。

 残念ながら、女子サッカーのなでしこは決勝でアメリカに負けたが、最後まであきらめず戦う姿勢は見えた。それにしてもワールドカップでの2位は素晴らしく、また輝かしい結果だろう。素直にうれしいし、勇気と感動にこころから感謝したい。

 いつも女子が元気な日本であってほしい。

 ラジオNIKKEI賞がハンデ戦になった06年以降の9年間、トップハンデ馬は2着が1度あるだけ。同じように、1番人気馬も1度も勝ったことがない。何かジンクスめいた傾向が続くレースだ。

 今年、56.5キロのトップハンデを背負い、尚かつ1番人気に推されたのは唯一の3勝馬アンビシャスだったが、アンビシャスはジンクスをものともしなかった。アンビシャスはルメール騎手を背に、中団の内で機をうかがう。スペースが空いた4コーナーをきれいに抜けると、後は直線一気呵成。ゴールでは後続馬に大差とも思える3馬身半の差をつけ、圧勝してみせた。

 先行した馬たちが、2、3、4、5着に残っており、流れは先行馬に向くものだったはず。それを、中団の後方から、直線、残り100メートルだけで3馬身半の差をつけて勝ったアンビシャスの瞬発力には「お見事」と、驚くしかない。

 2着は2番手から直線、差し脚を伸ばした4番人気のミュゼゴースト、逃げた12番人気のマルターズアポジーが3着に残った。しかし、いずれも、指数上は勝ち馬との差が大きく、このレースから将来性を感じるのは、いまのところ勝ち馬のアンビシャスだけだろう。3連単は7万5100円。

 中京のCBC賞は、2番人気のウリウリが完勝。後方から直線、内に入れて馬群を突き抜けての勝利だった。2着は道中、ウリウリの少し前にいた1番人気のダンスディレクター。3着もダンスディレクターとともに後方から差し脚を使った3番人気のサドンストームだった。差し脚のある人気馬が上位を占め、3連単は9110円と堅い決着だった。

 ウリウリはこれまでは1400、1600メートルを中心に実績を積んできたディープインパクト産駒の5歳牝馬だが、今回、初の1200メートル戦も持ち味の鋭い瞬発力で難なくクリアした。ディープインパクト産駒がスプリント重賞を勝ったのは初めてらしいが、スプリンターの素質を感じさせるレースになった。牝馬の頑張りに乾杯。

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2015年7月 2日 (木)

第1095回波乱のハンデ戦

 今週から始まる夏の福島競馬。開幕週の注目レースは3歳限定のハンデ戦・ラジオNIKKEI賞。06年からハンデ戦になったが、それ以降、過去9年間で、1番人気は2着が2度あるだけ。トップハンデ馬も2着が1度あるだけだ。
 指数上は過去9年の内6年で連対している平均指数上位馬が中心とはいえ、勝ち馬はランク外の馬が多く、波乱含みで難解なハンデ戦といえそうだ。

(ラジオNIKKEI賞)
       1着    2着    3着
06年      c   -     -
07年    -      Z     Z
08年    -      Xb   -
09年    -     -     B d
10年    C     -     AYb
11年(中山)A b    Yc    Xa
12年    -      Yc   -
13年    -     A d   -
14年    DZ    DXa   C d

 今年は、グランアルマダ、キャンベルジュニア、ブランドベルグ、アンビシャス、ミュゼゴースト、グリュイエール、ストレンジクォーク、マイネルシュバリエなどが指数の上位馬たちだ。
 ハンデは唯一の3勝馬で、近走も共同通信杯3着、毎日杯3着、プリンシパルS1着と好走が続くアンビシャスが56.5キロのトップハンデを背負う。トップハンデ馬は過去9年間で2着が1度あるだけで苦戦が続いているが、アンビシャスの指数の高さと、実績を考えると、やっぱりこの馬を中心に取りたくなる。ハンデも56.5キロなら苦しいとも思えないが、ただ、他の馬のハンデが軽い分、瞬発力比べで少し置かれるのかもしれない。
 スローペースの上がりの脚ではレアリスタ、アクセラレートなどが上位だが、小回りの福島だけに、前々でレースを進めたい馬も多く、超スローペースはないだろう。ある程度先行できて、差し脚で上位の馬たちに展開が向くのではないか。
 とすると、ミュゼゴースト、ロジチャリス、ホワイトウインド、マイネルシュバリエ、アンビシャス、キャンベルジュニアなどが有力馬に浮上してくる。
 なかでも瞬発力の鋭さはミュゼゴーストが最上位だろう。2走前、500万条件戦を好指数で快勝。前走はオープンの白百合Sで、直線、狭い内を突いて鋭く伸び、差のない3着に好走している。未勝利を勝ち上がるのに5戦を要したが、その後の3戦は内容の良いレースが続いており、着実に成長していることをうかがわせる。
 3勝馬のトップハンデ馬アンビシャスを除けば、あとは横一線のメンバー。ミュゼゴーストにも大きなチャンスがあるはずだ。

 中京競馬場も、開幕週の重賞は芝1200メートルのハンデ戦・CBC賞。
 中京コースが改修されて3年がたったが、それ以前と比べると、改修後のほうが指数上位馬の活躍する傾向が顕著にみえる。
 今年の指数上位は、ウリウリ、ホウライアキコ、ベステゲシェンク、ニンジャ、ジャストドゥイング、ダンスディレクター、サドンストーム、ベルルミエールなど。
 トップハンデはG1高松宮記念4着の57キロのサドンストーム。次いで56キロのワキノブレイブ。
 先行して鋭い差し脚があるのはウリウリだ。ハンデの55.5キロは、牝馬としては重く評価された印象だが、重賞でも好走してきた馬だけに当然だろうか。前走は1400メートルのオープン戦を中段から鋭い瞬発力で快勝。久々の勝利だったが、改めて能力のあるところを見せたレースだった。今回の1200メートル戦は初めての挑戦だが、あの鋭い瞬発力なら、むしろ1200メートルが合うのではないか。

(CBC賞) 1着    2着    3着
12年    A c   C     A b
13年    CXa   A       d
14年    -      Yc   D

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