« 第1113回波乱の気配も | トップページ | 第1115回難解な秋競馬初戦 »

2015年9月 8日 (火)

第1114回渋った馬場の巧拙

201509060411
201509061011
201509050111

 藤田伸二騎手の突然の引退報道には驚いた。最近、騎乗の機会も減っていていたようだが、体力の問題ではないようだ。彼のなかで、競馬と競馬サークルといわれる集団への、いろいろな思いがあっての決断に違いない。「引退会見もしない、引退式もしない」という。彼の反骨の魂を感じる。

 波乱の多いハンデ戦の新潟記念は、6番人気の伏兵パッションダンスが勝ち、2着に9番人気のマイネルミラノ、3着には13番人気のファントムライトが入って、3連単は38万を超す高配当になり、今年も波乱の結果となった。

 午後からの雨で、馬場は渋り気味。好スタートはマイネルミラノだったが、3コーナーでアーデントが先頭に立つものの、直線で失速。2番手につけていたマイネルミラノが直線、馬場の真ん中に持ち出して脚を伸ばすが、4コーナーで3番手に進出してきたパッションダンスがすかさずマイネルミラノに馬体を合わせにいき、2頭の叩き合いがゴールまで続いた。結果は、アタマ差でデムーロ騎手のパッションダンスが勝利を勝ち取った。2頭の叩き合いからは大きく後れを取ったが、3着は内からしぶとく伸びてきたファントムライト。先行馬が上位を占め、後方から伸びてきた馬では4着に上がってきたロンギングダンサーが最上位で、後方一気の馬たちに出番はなかった。

 1番人気のミュゼスルタンは先行したものの16着に大敗。2番人気のマジェスティハーツも先行集団から脚を伸ばせず、後退して10着、3番人気のメドウラークも9着に負けた。馬場状態は稍重の発表だったが、雨で渋った馬場の巧拙もあったのだろう。

 小倉2歳Sは圧倒的1番人気のシュウジが完勝。出負け気味のスタートになったが、さっと好位にとりつくと、4コーナーでは2番手。そのまま外に回して先頭に立つと、後は後続馬を振り切るだけ。能力が1枚も2枚も違うことを印象付けたレースだった。

 2着は7番人気サイモンゼーレ、3着は6番人気レッドラウダ。

 札幌2歳Sは人気2頭のたたき合いになった。結果、2番人気のアドマイヤエイカンが1番人気のプロフェットをハナ差、抑え込んで勝利をつかんだ。3着は8番人気のクロコスミア。アドマイヤエイカンは中団後方からのレースだったが、3コーナー過ぎからまくり気味に上がっていき、中団から先に抜け出しをはかるプロフェットとの叩き合いにもちこんでの勝利だった。

 新潟記念はデムーロ騎手が、小倉2歳Sと札幌2歳Sは岩田騎手が勝った。藤田騎手のいらだちは、部外者の私にも少しわかる気がする。

|

« 第1113回波乱の気配も | トップページ | 第1115回難解な秋競馬初戦 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182685/62242471

この記事へのトラックバック一覧です: 第1114回渋った馬場の巧拙:

« 第1113回波乱の気配も | トップページ | 第1115回難解な秋競馬初戦 »