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2015年10月22日 (木)

第1127回リアファルの逃げ切り

 今週の注目レースは3歳馬最後のG1菊花賞。今年、皐月賞とダービーを制した2冠馬ドゥラメンテは骨折のため、凱旋門賞の出走も見送って、主役不在の菊花賞。最後の1冠をかけて大混戦だ。
 菊花賞の過去10年の傾向をみると、指数ランク外の馬が勝ったのは09年のスリーロールスだけで、勝ち馬は指数上位馬から取るのがセオリーだ。また、連軸馬は前走指数の上位ABC馬と、過去の指数で最上位のX馬のいずれかが毎年連対しており、連軸候補はそのA、B、C、X馬が中心になるだろう。

(菊花賞)  1着    2着    3着
05年    AXa   D d   C c
06年    D     BYc     b
07年    B     -     C d
08年    A     -     -
09年    -     C      Zc
10年      d    X    -
11年     X    -     B a
12年    CX    A a   -
13年    AXa   C     -
14年    A a   A     -
(スローペース調整値-5/5)

 今年は、リアファル、リアルスティール、レッドソロモン、ワンダーアツレッタ、アルバートドック、タガノエスプレッソなどが前走指数の上位馬で、過去の指数や平均指数では、サトノラーゼン、キタサンブラック、タンタアレグリア、ブライトエンブレム、ミュゼエイリアンなどが上位にある。混戦の菊花賞らしく、指数に差がなく、ランク馬も多くなった。
 菊花賞は、前走、神戸新聞杯を使って、3着内に好走した馬が10年で9勝をあげ、2着も7回と、断然の成績を誇る。菊花賞は3000メートルだが、どの馬にとっても未知の距離だ。いま3歳馬の経験できる前哨戦として、もっとも距離が長いのが2400メートルの神戸新聞杯で、そこで好成績をあげることが、菊花賞につながっていく。神戸新聞杯が2000メートルで行われていた頃(2006年まで)も、確かに神戸新聞杯組は強かったが、多くは2400メートルのダービー出走馬たちだ。強豪相手の2400メートル戦で好成績を上げることは、菊花賞を制するために必要な経験と試練なのだろう。菊花賞が超スローペースになったとしても、少なくとも2000メートル以上の距離で確かな差し脚を使っていなければ、勝利は遠いだろう。
 今年の神戸新聞杯を制したのは、ルメール騎手を背に逃げ切ったリアファルだ。2着は中団から差し脚を伸ばしたリアルスティール。その差は2馬身。最速の上がりタイムを記録したのは34秒0のリアルスティールで、次いで逃げたリアファルの上がりタイムが34秒1と2番目に速かった。逃げ馬の上がりタイムが最速馬と比べて0.1秒の差しかないのであれば、逃げ馬を評価するしかないだろう。
 リアファルはデビューから6戦はダートで戦っていた。春先のソエが収まって、2走前から芝に転戦。古馬の準オープン戦を逃げ切って勝ち、続いて神戸新聞杯も逃げ切って勝った。いずれもペースはスローだったとはいえ、逃げて直線パタッと脚が上がるというタイプではない。この2走とも34秒前半の上がりタイムを示し、直線でも余力十分の差し脚に、長距離適性を感じるレース内容だった。
 本番の菊花賞でもルメール騎手を背に逃げるだろう。無理に競りかけていく馬もないはずで、ペースが速くなることもない。淡々としたペースになって、リアファルがそのまま押し切ってしまうのではないか。京都コースは馬場状態も良いうえ、直線に坂がなく、スローペースで逃げるタイプの馬には絶好だろう。
 相手の筆頭は神戸新聞杯2着のリアルスティール。上がりの脚も鋭く、皐月賞2着、ダービー4着の実績は最上位だ。リアルスティールからの組み立てもあるだろう。

 人気馬も指数上位馬も苦戦続きの富士S。3連単は過去10年で100万馬券が2回。最近も3年連続20万円を超す高配当が続く。
 今年の前走指数上位馬は、ワールドエース、サトノアラジン、ロゴタイプ、カレンブラックヒル、ダノンプラチナ、ヤマカツエース、ブレイズアトレイルなど。
 別定戦でカレンブラックヒル、マイネルホウオウ、ロゴタイプなどの実績馬は58キロを背負う。NHKマイルCを勝った3歳馬クラリティスカイも57キロだ。波乱の要因も負担重量にありそうで、過去10年、58キロを背負って勝った馬はなく、2着が1度あるだけだ。
 マイルの瞬発力が鋭いのはサトノアラジンだ。神戸新聞杯4着、菊花賞6着と、4歳世代のなかでは上位の能力がある。まだ重賞勝ちはなく、出世が遅れてはいるが、これまで少し距離が長いところを使われてきたせいもあるのだろう。距離適性は1600~1800メートルあたりのようで、今年に入って1600~1800戦で、(2200)と素質開花を思わせる活躍ぶりを評価したい。

(富士S)  1着    2着    3着
05年    B b   -     C 
06年    -     BZd    Xb
07年    -     -       d
08年      c   -     -
09年     Yd   -     -
10年    -     -     -
11年    -     D     C
12年    -     -     -
13年    BXa    Yb   -
14年    AXa    X    -


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