« 第1157回春の主役を目指して | トップページ | 第1159回ノンコノユメの差し脚 »

2016年2月16日 (火)

第1158回馬場に泣かされ

201602140511
201602130511
201602140811

 共同通信杯は6番人気の伏兵ディーマジェスティが勝って、2戦2勝馬で1番人気に支持されたハートレーはブービーの9着に大敗した。

 ディーマジェスティは後方から、直線、じりじりと脚を伸ばし、先に先頭に立っていたイモータルをとらえた。ディーマジェスティの上がりタイムは34秒9と出走メンバー最速。ディーマジェスティは新馬戦からの過去3戦とも、最速の上がりタイムを示してきたが、ここも自身の持ち味が生きたレースになった。2着は先行して粘った5番人気イモータル。3着は最後方から追い込んだ3番人気のメートルダール。ナビグラフで見ると、上位の3頭はともに、上がり指数の上位馬たちであり、逆に、人気を背負って大敗したハートレーは上がり指数上では平凡な数値でしかなかったことが、そのまま結果に反映したレースだった。

 ただ、日曜日の未明から降った雨のせいで、東京の馬場状態は前日の土曜日と比べて、かなり力のいる状態に変わっていた。中団後方から、直線、仕掛けられても全く反応しなかったハートレーのもたもたした動きを見ていると、緩くて力のいる馬場が合わなかったのかもしれない。それなら、まだ、巻き返しにも期待できるかもしれないが。

 牝馬のクイーンカップは、単勝1.3倍という圧倒的1番人気のメジャーエンブレムが堂々の逃げ切り勝ちをおさめた。ルメール騎手を背に、好スタートからハナにたつと、直線では力の違いを見せつけるように、ぐんぐん差を広げていき、中団から2着にあがってきたフロンテアクイーンに5馬身の差をつけての大勝利だった。メジャーエンブレムの前走、阪神JFも、好スタートから2番手、直線で一気に差を広げて勝ったが、まさに、王道、横綱相撲ともいうべき強いレースだった。ペースや展開に左右されることも少ないはずで、距離に不安もないだろう。いまのところメジャーエンブレムの相手になる牝馬は見あたらず、このまま春のシーズンを突っ走るのではないか。

 重馬場で行われた京都記念は、好スタートから2、3番手で先行、4コーナーで先頭に立ったM・デムーロ騎手のサトノクラウンが、そのまま押し切って快勝した。ダービー3着のあと、秋の天皇賞では17着に大敗していただけに、ここは6番人気と評価を下げていたが、面目躍如のレースになった。

 それにしてもこの日の京都の芝コースは、朝方まで強く降っていた雨のせいで、馬場状態が悪く、結果としてぬかるんで力のいる馬場に泣いた馬も多かった。1番人気に推されたレーヴミストラルも後方から全く脚を使えず、馬場に泣かされたクチだろう。

 とはいえ、そういう馬場なら、最後方からでは届くわけもなく、ならば先行することで勝機を見いだすべきではないか。そういう点で、M・デムーロやルメールなど、外国出身の騎手の方が、前々で積極的なレースをすることを意識しているように思えてならない。彼らの強さも、そんなところにあるのではないかと、この頃、思っている。

|

« 第1157回春の主役を目指して | トップページ | 第1159回ノンコノユメの差し脚 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182685/63222400

この記事へのトラックバック一覧です: 第1158回馬場に泣かされ:

« 第1157回春の主役を目指して | トップページ | 第1159回ノンコノユメの差し脚 »