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2016年3月31日 (木)

第1171回実績上位はラブリーデイ

 大阪杯は、少頭数でもメンバーのレベルは高い。今年もG1馬が5頭出走してきた。
 指数上は、過去10年の内9年で連対している前走指数の上位馬が中心。1番人気馬も(4321)と圧倒的に強く、指数上位の人気馬が有力といえそうだ。過去10年、ランク外で連対した3頭は、4歳馬と牝馬で、5歳馬以上の牡馬は指数上、ランク馬であることが連対の条件だ。

(大阪杯)  1着    2着    3着
06年     Ya   A d    Xa
07年    -     DY      c
08年    A     BYb   -
09年     Yb     a   C
10年    A     B      Xa
11年    D     -     -
12年      c   A      Xa
13年    DXa    Zd   BYa
14年    D       b   AYa
15年    -     A d    Yc

 今年は、アンビシャス、レッドレイヴン、ショウナンパンドラ、イスラボニータ、ヌーヴォレコルトなどが前走指数の上位馬で、他に、ラブリーデイ、タッチングスピーチ、キタサンブラック、マイネルラクリマなども過去の指数などで上位にランクされる。

 大阪杯の舞台となる阪神の内回り2000メートル戦は、スローペースになりやすい外回りのレースと違って、直線も短く、ペースが極端に緩むことはない。とりわけレベルの高い馬がそろう大阪杯だけに、まず、ペースについていって尚かつ、直線で差し脚を使えるスタミナが問われるレースになるだろう。

 スタミナの点からは、ラブリーデイ、ヌーヴォレコルト、ショウナンパンドラ、タッチングスピーチなどがリストアップできるが、実績と距離の適性を考えれば、ラブリーデイが連軸向きだろう。

 ラブリーデイは、2走前の2400メートルのジャパンカップで3着、前走2500メートルの有馬記念は5着と、期待に応えられなかったが、いずれも距離が長すぎて負けたものだ。昨年、2000から2200メートルの距離の重賞は、5戦5勝。宝塚記念、秋の天皇賞のG1も勝っており、距離適性だけでなく実績でも最上位だ。2000から2200メートルの阪神内回りコースは2戦2勝と相性も良く、先行力を生かす同馬にとって一番合うコースだろう。

 差し脚の上位馬は、オークス馬ヌーヴォレコルトと、秋華賞、ジャパンカップを勝っているショウナンパンドラの牝馬2頭。とくにヌーヴォレコルトは負担重量が54キロと軽く、逆転があっても不思議ではない。

 中山のダービー卿CTは、過去10年、1番人気馬は(2107)と3連対のみ。2番人気も(0118)と勝ち星がない。加えて人気薄馬の台頭で、波乱続きのハンデ戦だ。
 指数上は平均指数の上位馬の連対率が高いものの、ハンデ戦らしく、ランク外の馬も多く目につく。

 今年の指数上位は、キャンベルジュニア、マジックタイム、ロゴタイプ、サンライズメジャー、クラレント、サトノアラジンなど。
 底力の点から、ロゴタイプ、クラレントに注目しているが、ともに58キロのトップハンデを背負っており、少し苦しいかもしれない。

 恵ハンデ馬で好調をうかがわせるのは、4歳馬キャンベルジュニアだ。切れる脚はないが、先行して粘るスタミナは豊富で、54キロのハンデは恵まれたといえそう。(4101)の成績の通り、まだ底を見せず、将来性を感じさせる逸材だ。ペースも落ち着くメンバー構成で、より先行力が生きるのではないか。

 他に、先行して粘る差し脚で評価したいのがテイエムタイホー。人気はないだろうが、スローペース気味のマイル戦なら、粘り込みもあるのではないか。
 差し脚鋭いマジックタイム、ダッシングブレイズ、アルマワイオリ、サトノアラジンなどにも、チャンスはあるだろう。

(ダービー卿CT)
       1着    2着    3着
06年      d   -      Y
07年    C d   -     -
08年      c   -     -
09年    C     C     -
10年    CZc   CZb   -
11年(阪神)-      Xa    Zb
12年     Zc     b   A
13年    -     -     C a
14年     Xd   -     A 
15年    -     -     -

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2016年3月29日 (火)

第1170回快速馬場

201603270711
201603260611
201603260911
201603270611

 高松宮記念は、福永騎手のビッグアーサーが快勝した。
 内目の枠から好スタートを切ったミッキーアイルが、無理にでもハナを主張するかと思ったが、外からローレルベローチェ、ハクサンムーンが襲いかかるように先頭を奪って、ミッキーアイルは3番手に控えることになった。そのミッキーアイルから少し間を開けて4番手につけたのがビッグアーサーだ。

 ペースは速かった。それでも直線のなかば、3番手からミッキーアイルが抜け出して先頭に立った。そのミッキーアイルの外から、楽な手ごたえで脚を伸ばしてきたのがビッグアーサーだった。ビッグアーサーはそのままゴールを駆け抜けて快勝。初重賞制覇がいきなりG1高松宮記念となった。2着ミッキーアイルとは4分の3馬身差だったが、着差以上に強いレースにみえた。3着はアルビアーノ。1、2、3番人気と、人気順通りの堅い決着だった。

 勝ったビッグアーサーの走破タイムは1分06秒7のレコードタイムだった。2012年以降、馬場改造後の高松宮記念でのレコードタイムはロードカナロアの1分08秒1だが、そのタイムと比べると、なんと1秒4も早い。

 中京開催は最終週で、芝コースはそれまでのAコースからBコースに替わった。そのせいなのだろう。土曜日と日曜日ともに、非常に速いタイムが続出していた。翌月曜日に、いつものように馬場指数を計算すると、なんと-34という馬場指数になった。先週の土曜日は雨の影響で不良馬場だったが、その日の馬場指数と比べると、実に61もの差になった。不良馬場と比べても意味はないが、-34という馬場指数だけをとってみても、その速い馬場状態がわかる。正直、いきなりどうしたのだろうと思ってしまうような快速馬場だったわけで、コース替わりだけが理由ではないのかもしれない。いずれにしても、スタミナのいる中京の芝コースというイメージは、変えなければいけない。

 スローペースになった日経賞。直線に向くと、1番人気のサウンズオブアースと2番人気のゴールドアクターが並んで伸びてきて、ゴール前まで激しい叩き合いになったが、58キロの重量をものともせず、ゴールドアクターが叩き合いを制した。スローペースに折り合い、3番手からの横綱相撲といえるような、非の打ちどころがないレースに見えた。ゴールドアクターは前走の有馬記念に続いての勝利で、ついに5連勝を達成。春の天皇賞に向けての、好レースだったといえそう。2頭から離れた3着に4番人気のマリアライトが入った。

 毎日杯は、スローペースになったが、後方3番手に控えた1番人気のスマートオーディンが直線一気の鋭い差し脚を繰り出して完勝した。2着に4番人気のアーバンキッド、3着は2番人気タイセイサミットだった。ともにナビグラフでは、上がり指数の上位馬たちだった。

ダートのハンデ戦マーチSは8番人気の伏兵ショウナンアポロンが逃げ切り勝ち。勝因はペースを落として逃げられたことだろう。直線でも脚が残っており、先行集団から抜け出してきた1番人気のバスタータイプの追撃を抑えての勝利だった。前残りの流れのなかでただ1頭、後方から詰めてきたのが3着のドコフクカゼ。ペースと展開に恵まれなかっただけで、力は示せた。

 競馬もクラシック戦線が近づいてきて、シーズンに入った様子だが、個人的にはシーズンも何も関係なく、相変わらず、朝の1レースから馬券を買っている。午前中のレースでは時々、おいしい馬券に遭遇することもある。先週は土曜日の中京2レースで、ノーブルポセイドンの単勝万馬券をヒット。単にB馬だったということだけど--。日曜日も中山の5レースでC馬マイネルビクトリーの単勝が5890円もついた。いずれも抑えで買った馬券だったが、うれしい高配当だった。

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2016年3月24日 (木)

第1169回逃げ、先行馬に期待

 心浮き立つ桜の便りをのせて、いよいよ春のG1がスタートする。第1弾は中京競馬場の高松宮記念だ。中京競馬場は2012年に新しいコースに生まれ変わった。コース改造後の1番人気馬は1勝、3着2回。指数上は、前走指数上位馬が強いという傾向に大きな変化はないようだ。

(高松宮記念)1着    2着    3着
06年    DZb    Zd   -
07年    CZ    -     AZ
08年    B      Zc   AYa
09年    AYd   DXa   D
10年    CZb    Y    D d
11年(阪神)CYc   B a   -
----------------------
12年    A c    Xc   B
13年    BXc   BZa   -
14年    A     -     B
15年    -(外)   Z    A

 今年の前走指数の上位馬は、ミッキーアイル、ローレルベローチェ、エイシンブルズアイ、ブラヴィッシモ、レッツゴードンキなど。過去の指数ではビッグアーサー、サトノルパン、ハクサンムーンなどが上位に上がってくる。

 最近は、短距離戦で高指数を示す馬が見当たらず、短距離戦線はいささか低調気味。高松宮記念の出走馬も、上がりの鋭い馬が目立つが、90の指数に届かない馬が多い。軽い芝で瞬発力だけのレースをしてきたことの証明かもしれない。しかしながら、新しくなった中京コースはスタミナのいるコースで、素軽いスピードだけの馬たちに合うとは思えない。ここは、先行して粘るスタミナがある馬に有利なのではないか。

 先行力とスタミナの点から注目をしたいのは、前走、阪急杯を久々に逃げて勝ったミッキーアイルだ。デビュー2戦目から、果敢に逃げて5連勝。NHKマイルCも逃げ切って勝っている。それが逃げなくなったと同時に、勝てなくなってしまった。陣営は控える競馬をと考えたようだが、結果からみれば、逃げてこそのミッキーアイルなのは明らか。ただ、ローレルベローチェ、アクティブミノル、ハクサンムーン、レッツゴードンキなど他に逃げたい馬もいて、同型馬との兼ね合いはあるものの、腹をくくって行くしかないと思えば、勝機は開けるのではないか。昨年の高松宮記念では先行して3着。1200の距離も全く問題ない。

 差し脚上位はビッグアーサー、サトノルパン、ウリウリ、アースソニックなどだが、よほどハイペースにならない限り、ミッキーアイルをはじめ、前記の先行力が高い馬たちにチャンスが広がるのではないか。

 日経賞は中山の芝2500メートル戦。指数上位馬が好走しているレースだ。今年はディサイファ、フラガラッハ、サウンズオブアース、マリアライト、ホッコーブレーヴ、ゴールドアクターなどが指数の上位馬だ。

 2500メートルの距離適性はゴールドアクターが最上位。目下、4連勝中で、前走はG1有馬記念を制した。その分、別定重量で他の馬より重い58キロを背負うことになったが、まだ5歳馬と若いし、スタミナもある馬で、克服は可能だろう。
 相手の筆頭、あるいは逆転候補として、有馬記念の2着馬で、やはり距離の合うサウンズオブアースがゴールドアクターの相手筆頭だろう。

(日経賞)  1着    2着    3着
06年    BXa   D     -
07年    AYd    Xd   C c
08年    A a   B d    Yb
09年     Yc   D     -
10年    DYc   AXa   B d
11年(阪神)D      X    A a
12年    -      X    C b
13年     Xa   -     C c
14年    AZc   -     B d
15年    B      Y     Y

 マーチSはダートのハンデ戦。ハンデ戦の割には、指数上位馬がよく頑張っており、特に過去10年のうち9年で連対している平均指数上位馬の活躍が目立つ。

 今年の平均指数の上位馬はバスタータイプ、ドコフクカゼ、モズライジン、クリノスターオー、グランドシチーなど。他に、前走指数、過去の指数などで、イッシンドウタイ、サンマルデューク、トウショウフリーク、ソロルなども上がってくる。

 ペースは、スタミナが問われる厳しい流れになりそうで、前残りならクリノスターオーやイッシンドウタイ、バスタータイプなどにチャンスがありそうだが、後方からの差し馬でも届く展開も考えられる。ダートの鋭い瞬発力があるドコフクカゼ、マイネルクロップからの手もあるだろう。

(マーチS) 1着    2着    3着
06年    B b   -      Yd
07年    -     C b   BYd
08年    B     -       b
09年    AXa   C     -
10年     Yb   -       d
11年(阪神) Xa   -      Z
12年    B b   -      Yb
13年     Ya    Xb   C
14年      d   B     B
15年    B       c    Zb

 3歳馬の重賞・毎日杯は、ABCなど前走指数上位馬が中心。今年はアーバンキッド、タイセイサミット、ロワアブソリュー、スマートオーディンが前走指数の上位馬。他にディープエクシード、キャノンストーム、レインボーフラッグなども過去の指数などでの上位馬だ。

 スローペース必至だとすると、長くいい脚を使えるスマートオーディンが有力になりそう。前走の共同通信杯では初めての苦しいペースに戸惑ったのか、直線伸びがなく6着だったが、それもまた、経験として力に変わってくるのではないか。

 他に、差し脚上位のレインボーフラッグ、タイセイサミット、アーバンキッドが連軸候補になりそう。

(毎日杯)  1着    2着    3着
07年    -       d   CXb
08年    B     -     -
09年    A c   -     -
10年    BX    DYa   -
11年    B     -     -
12年    B     -      Y
13年    A     -     BYa
14年    -     -     -
15年    BXa   -     A
(スローペース調整-15/-5)

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2016年3月23日 (水)

第1168回大混戦になりそう

201603200911
201603200611
201603210611
201603190711

 阪神大賞典。4コーナーの入り口から、馬体を合わせるように上がってきたタンタアレグリアとシュヴァルグランが、直線半ば、先行馬たちを一気に置きざりにしていく。さらにタンタアレグリアとの叩き合いにあっさりと決着をつけたシュヴァルグランが、2馬身半差をつけてゴールを駆け抜け、重賞初制覇となる堂々の勝利を勝ち取った。

 シュヴァルグランは1番人気、2着のタンタアレグリアは4番人気。上位2頭はともに成長の勢いを感じさせる4歳馬だ。2頭から大きく離れた3着に3番人気のアドマイヤデウスが粘り込んだ。

 シュヴァルグランにとっては初の3000メートル戦だったが、差し脚の違いを見せつけての快勝だった。これで2400メートル以上の距離は(4100)と、ほぼパーフェクトな成績。長距離適性の高さを示している。次走は長距離戦の最高峰レース、春の天皇賞を目指すようだが、直線、余力十分だった差し脚からみても、可能性は高いだろう。

 皐月賞のトライアルレース、スプリングS。勝ったのは中団から差し脚を伸ばした4番人気のマウントロブソン、2着は逃げて粘った5番人気のマイネルハニー。単勝1.7倍と圧倒的な人気を背負っていたロードクエストは最後方から上がってきたが、最後は脚色が一緒になってしまって、3着が精いっぱいだった。

 皐月賞のトライアル弥生賞を勝ったマカヒキ、2着のリオンディーズ、今回、スプリングSを勝ったマウントロブソンに2着のマイネルハニーはともに80のスピード指数で、まったく同じで並んでいる。さらに、きさらぎ賞を勝ったサトノダイヤモンドと、共同通信杯を勝ったディーマジェスティ、スプリングS3着のロードクエストの指数も79。上位陣にほとんど指数差がなく、今年の皐月賞は稀にみる大混戦になりそうだ。

 3歳牝馬のフラワーCは、1番人気のエンジェルフェイスがスローペースに落として逃げ切り勝ち。2着は先行した2番人気ゲッカコウ。3着に14番人気のウインクルサルーテが入った。

 中京競馬場の3歳重賞ファルコンSは、朝方まで降っていた雨のため、不良馬場での戦いになった。中団の後方から直線、大外にまわして差し脚を伸ばした2番人気馬トウショウドラフタが完勝。2着に後方から内をついた3番人気ブレイブスマッシュ、3着に先行した9番人気シゲルノコギリザメ。

 トウショウドラフタは、これで1400メートル戦を3連勝。ナビグラフで見ても差し脚は抜けた存在で、ここは順当な勝利だっただろう。

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2016年3月17日 (木)

第1167回長距離適性を評価

 春の天皇賞を目指す前哨戦が今週の阪神大賞典。過去10年、1番人気馬は4勝、2着3回、3着2回と安定しており、3着にも入れなかったのは10年間で1度だけ。比較的堅いレースだ。指数上は、過去10年のうち9年で連対している平均指数上位馬や、過去の指数が高い馬たちが中心になっている。過去10年、指数上ランク外の馬が勝ったのは2頭だけで、勝ち馬は指数上位馬から取るのがセオリーのようだ。

(阪神大賞典)
       1着    2着    3着
06年    DXa   C      Yd
07年    AZa   D     BX
08年    -      Xa   AZb
09年    BYc   D     D
10年    CZc   -     A d
11年    A     D      Yd
12年    -     CXa   A
13年    AXa   D     C d
14年    BXa   -     DXc
15年     Ya     d    Yb
(海外レースは減戦して集計)

 今年は、トーホウジャッカル、カレンミロティック、アドマイヤデウス、タマモベストプレイ、タンタアレグリア、アドマイヤフライトなどが指数の上位馬だ。

 想定されるペースはスローペースで、差し脚比べのレースになるはず。差し脚ではシュヴァルグラン、アドマイヤフライト、アドマイヤデウス、トーホウジャッカル、タンタアレグリア、カレンミロティックなどが上位だが、スローペースとはいえ、3000メートルの距離をこなすスタミナは求められるはず。長距離の適性があり、差し脚でも上位はタンタアレグリア、トーホウジャッカルだろう。

 タンタアレグリアは昨年の菊花賞で4着だった4歳馬。前走、雨で馬場状態が悪かった3400メートル戦のダイヤモンドSでは、1番人気に支持され、先行してよく粘ったが4着。脚を取られるような泥んこ馬場が合わなかったのは確かで、馬場状態が良ければ、巻き返しは可能だろう。

 5歳のトーホウジャッカルは一昨年前の菊花賞馬。菊花賞を勝った後、2200メートルの宝塚記念、2000メートルの札幌記念を戦ったが、4着、8着と苦戦。距離が合わなかったのかもしれない。その後、休養を挟んで、ここが復帰初戦。休み明けは苦しいかもしれないが、距離適性は魅力的にみえる。

 2頭に迫るのが、差し脚が鋭いシュヴァルグランだ。2400メートルまでの距離経験しかなく、3000メートルの距離適性は未知数だが、スローペースの流れなら、こなせるかもしれない。得意の差し脚で、一気に浮上することもありそうだ。

 スプリングSは皐月賞のトライアルレース。上位3頭に優先出走権が与えられる。
 指数上は、前走指数上位馬が有力だが、ランク外の馬も活躍しており、スローペースで指数を下げている馬にも注意がいる。
 今年は、マウントロブソン、マイネルハニー、アドマイヤモラール、プランスシャルマン、ハレルヤボーイ、ロードクエスト、ケンホファヴァルトなどが指数の上位馬だ。

 スローペース気味の流れで、差し脚は必須条件だろう。ミッキーロケット、ロードクエスト、マイネルハニー、ハレルヤボーイなどの差し脚が上位だが、前走、ホープフルSで最後方から2着に押し上げてきたロードクエストを中心にとりたい。

 ここまで3戦2勝、2着1回。前走の2着も4角で不利があってのこと。力負けではなかったと陣営は判断している。後方一気の脚質で、ペースや展開に左右されることもありえるが、スタミナや底力はあるはずで、安定感からも上位に評価したい。 
 他では、指数のランク馬ではないが、先行力があり、差し脚も鋭い2戦2勝のドレッドノータスも有力だろう。

(スプリングS)
       1着    2着    3着
06年    AYb   CXa   B
07年    -     B      X
08年    -     -     BYb
09年    C     -      Z
10年    -     -     AZa
11年(阪神)CZ     Xa   -
12年    CYd   -      Yc
13年    A c    Yb    Zd
14年    -     A d    Xa
15年    D     A     BXa
(スローペース調整-15/-5)

 3歳牝馬のフラワーCは、前走指数上位馬が中心。
 今年の指数上位は、ヴィブロス、ラブリーアモン、ルフォール、ゲッカコウ、ペルソナリテ、ゴッドカリビアン、ギモーヴなどだ。
 牝馬の中距離戦でスローペースは必至。先行力があり、差し脚も使えるゲッカコウ、エンジェルフェイス、ギモーヴなどが連軸向きだろう。

(フラワーC)
       1着    2着    3着
06年    D c   BYd   -
07年    A a   -     C
08年    A a   C c   A b
09年    -      Yb   -
10年    BXa   C c   -
11年(阪神)-     B c   -
12年     Xa   -      Xc
13年    -     C     -
14年    A     BXa   -(2着同着)
15年    B b   -     -
(スローペース調整-20/-10)

 中京競馬場の3歳重賞ファルコンSは、距離が1400メートルに替わって今年で5年目を迎えた。過去4年は、平均指数の上位馬が好成績をあげている。
 今年はトウショウドラフタ、ペイシャフェリシタ、バシレウスライオン、メイショウシャチ、シゲルノコギリザメ、ルグランフリソン、マディディなどが指数の上位馬だ。

 近走、1400戦での高い指数で抜けているのがトウショウドラフタだ。京王杯2歳Sの後、目下2連勝中。トウショウドラフタは差し脚がしっかりとしているのが強味だ。前走、後方から直線では、狭い最内に入れても、ひるむことなく抜け出し、あっという間に3馬身差をつけて、完勝だった。このメンバーならスローペースはないはずで、流れも向くはず。連軸の中心に推したい。

 他では、休み明けでもシュウジ。前走、朝日杯では5着だったが、デビュー以来5戦3勝は伊達ではないはず。人気薄では、初芝戦になるモンスターキング。芝でも通用する瞬発力が気になる。

 (ファルコンS)
       1着    2着    3着
12年      d    Xa   D
13年    -       b    Xb
14年    BXa   C a    Z
15年    -       d   -
(スローペース調整-20/-10)

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2016年3月15日 (火)

第1166回本番はどうか

201603130911
201603130611
201603120911

 桜花賞を目指す最後のトライアルが阪神のフィリーズレビュー。
 好スタートから先頭に立ったのはキャンディバローズだった。ソーディヴァイン、ソルヴェイグが2、3番手で続く。流れはゆったりとして、直線に向いても先行馬たちが粘っている。直線なかば、叩き合いの中からソルヴェイグが抜け出し、トップに立った。満を持して後方から脚を伸ばしたアットザシーサイドが勢いよく迫ってきたが、逃げ粘っていたキャンディバローズをとらえるのが精いっぱい。先頭を行くソルヴェイグを交すことはできなかった。
 8番人気(Yd)、1番人気(Aa)、2番人気(Bb)の決着で、3連単は4万7890円。

 この結果、ソルヴェイグ、アットザシーサイド、キャンディバローズの上位3頭が桜花賞に向かうことになったが、指数上は全く低調。馬場状態とペースを考えれば、もっと上がり指数は高くならなければいけない。阪神外回りで行われるマイルの桜花賞ではフィリーズレビュー以上に差し脚が問われるはずで、優先出走権を手にした3頭とはいえ、本番では少し苦しい戦いになるのではないか。

 ハンデ戦で波乱になりがちな中山牝馬S。今年はトップハンデで1番人気のルージュバックとの直線の叩き合いを制した4番人気のシュンドルボン(Db)が、念願の重賞タイトルをつかみとった。一応、上位人気馬が1、2着を占めたものの、3着に入ったのは16頭立ての15番人気メイショウスザンナで、3連単は17万円を超す高配当。今年も荒れ模様のレースだった。

 道中のペースも遅く、スローペースで上がりの脚比べのレースになったが、勝ったシュンドルボン、2着のルージュバックともに、ナビグラフでは上がり指数で上位に位置していた2頭だった。

 中日新聞杯も波乱の多いハンデ戦。
 スローペースで、一団のまま直線の戦いになったが、58キロのトップハンデをものともせず、6番手から差し脚を伸ばしたサトノノブレスが半馬身だけ抜け出して勝った。2着も先行していたファントムライトが粘りこみ、中団から突っ込んできたレコンダイトがクビ差で3着。
  1番人気(Xb)、9番人気、13番人気(d)の入線順で、3連単は25万円を超す高配当になった。

  来週は、お彼岸。いよいよ桜の便りも聞こえてくる季節になった。

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2016年3月10日 (木)

第1165回難解なハンデ戦

 桜花賞を目指す牝馬たちのフィリーズレビューが注目のレース。3着馬までに桜花賞の優先出走権が与えられる。
 3歳牝馬の重賞戦で、本来なら前走指数の上位馬が中心になるレースだが、前走指数上位馬は2勝どまりで、精彩を欠く。かわって、過去の指数の高いXYZ馬が5勝、7連対と、まずまずの成績を上げている。ただし、ランク外の馬も多く活躍して、荒れる傾向が強く、一筋縄ではいかない。当然、指数が低い馬にも注意がいる。

(フィリーズレビュー)
      1着    2着    3着
06年    -     BYb   -
07年    AXb   -     C d
08年    -     -     -
09年     X    -      Z
10年    -     DZb   AXc
11年    -     B a   -
12年    AZb   DXa   -
13年     Ya    Zc   -
14年     Z    -     -
15年    -     -     AXc
(スローペース調整は-20/-10)

 今年は、アットザシーサイド、キャンディバローズ、メイショウスイヅキ、カトルラポール、ワンダフルラッシュ、ソルヴェイグ、ボーダレス、ナタリーバローズなどが指数の上位馬たちだ。

 なかでも、前走指数上位馬はアットザシーサイド、キャンディバローズ、メイショウスイヅキなど、2歳G1阪神ジュベナイルF組が占めており、実績からも中心にとりたいと思える馬たちだ。ただ、指数が高い要因は同世代牝馬のトップを行くメジャーエンブレムが逃げて、スローペースにならなかったためだ。そこで5着だったアットザシーサイドは、前の馬たちの脚が止まったところを、後方から追い込んできたもので、少し展開に恵まれたとみるべきだろう。

 例年、長くいい脚を使ってきた馬たちが中心になっており、その点からはメイショウスイヅキ、ボーダレス、キャンディバローズ、ダイアナヘイロー、エターナルユース、リルティングインクなどが、有力な連軸候補に上がってきそうだ。

 阪神の内回りコースの芝1400メートルは、極端なスローペースはないはず。早めに仕掛けてもバテない差し脚が問われそうで、過去9年、前走、マイル戦を使っていた馬たちが勝ち続けている傾向にもうなづける。
 前走、マイルG1阪神ジュベナイルFを使ってきた差し脚上位のメイショウスイヅキ、キャンディバローズに注目したいと思うが、ダイアナヘイロー、リルティングインクにもチャンスはあるはず。

 中山牝馬Sも波乱が多いレースだ。もともと、あてにしにくい牝馬戦に加えて、ハンデ戦となれば荒れない方がおかしい。1番人気馬は10年で2勝、3着1回だけと、不振が続く。また、トップハンデ馬も苦しい戦いを強いられており、今年のトップハンデ馬ルージュバック、ノボリディアーナはどうだろうか。

 今年の指数上位馬は、レイヌドネージュ、アースライズ、ヴィルジニア、シュンドルボン、アルマディヴァン、シングウィズジョイ、クインズミラーグロなど。
 牝馬戦だけに、差し脚比べが基本で、鋭い差し脚は必須条件。その差し脚の条件を備えているのは、シュンドルボン、ヴィルジニア、アースライズ、レイヌドネージュ、リーサルウェポンなどだが、底力もあるシュンドルボン、アースライズに期待したい。

(中山牝馬S)
       1着    2着    3着
06年     Xb   -     -
07年    -     C d   -
08年    -     -     CYa
09年     Xc   -     -
10年     Yb   -     -
11年(阪神)  b   -     -
12年    -     -     B
13年     Z     Y    c
14年    A b     d   -
15年     Z    A a   B

 春の開催に変わって今年で5年目になる中日新聞杯もハンデ戦。
 今年の指数の上位馬は、バウンスシャッセ、ヤマニンボワラクテ、クルーガー、ヒストリカル、サトノノブレス、ショウナンバッハ、ブライトエンブレム、ケツァルテナンゴ、レコンダイトなど。
 中京コース向きのスタミナがありそうなバウンスシャッセ、ショウナンバッハ、ヤマニンボワラクテの差し脚を上位に見ているが、長くいい脚を使えるクルーガー、ライズトゥフェイム、ケツァルテナンゴ、ロンギングダンサーなどの素軽い差し脚も気になる。

(中日新聞杯)
       1着    2着    3着
12年    D     -     A a
13年    B c   B     A b
14年    -     -     -
15年    -     A     -

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2016年3月 8日 (火)

第1164回クラシックの有力馬たち

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 皐月賞の優先出走権をかけた弥生賞。
 直線に向くと、リオンディーズが早めに先頭に立ち、エアスピネルがリオンディーズを追って馬体を合わせにかかる。さらに、大外から駆け上がってきたマカヒキも加わって、3頭の叩き合いになった。熾烈な叩き合いからエアスピネルが脱落し、ゴール前、マカヒキがリオンディーズを交して、堂々、勝利を手にした。

 この勝利で、マカヒキは3戦3勝。前走、マカヒキが示していた+23という非常に高い上がり指数が伊達ではないことを証明したレースだった。ただ、負けたとはいえリオンディーズも休み明けだったことを考慮すれば、上々の内容だっただろう。3着エアスピネルの後ろは大きく5馬身の差がついて、上位3頭が抜けた力を示したレースで、特に1、2着馬、マカヒキ、リオンディーズのスピード指数は80台に乗って、例年の高水準を保った。加えて、上がり指数も例年よりもいくらか高いレベルにあり、全体的にみても、マカヒキ、リオンディーズの底力を感じさせるレース内容だったのではないか。

 牝馬の桜花賞トライアル、チューリップ賞。
 直線、道中後方にいたシンハライトとジュエラーが、ピッタリと並んで上がってきて、ゴールまで長く激しい叩き合いが続いたが、わずかにハナ差で、シンハライトがチューリップ賞を制した。弥生賞を勝ったマカヒキ同様、シンハライトも負けなしの3戦3勝。

 牝馬戦線には女王メジャーエンブレムが君臨しているが、シンハライト、ジュエラーの指数もメジャーエンブレムのレベルに迫ってきている。逃げ、先行のメジャーエンブレムに対して、差し脚に懸けるシンハライト、ジュエラーという脚質の違いはあるが、上がり指数はシンハライト、ジュエラーが鋭く、メジャーエンブレムといえども安閑としてはいられないはず。桜花賞での対決が楽しみになる。

 オーシャンSは、好スタートからハナに立ったハクサンムーンがハイペースでレースを引っ張った。直線、ハクサンムーンについて行った先行馬たちが苦しくなる中、後方から差し脚を伸ばしたエイシンブルズアイが、ゴール前、逃げ粘るハクサンムーンをとらえて初の重賞タイトルを手にした。2着のハクサンムーンに迫ったのも、後方から鋭い脚を使ったスノードラゴンだった。
 ハイペースで逃げたハクサンムーンのスタミナと粘り腰は、さすがにG1の2着馬。G3のメンバー相手なら、7歳馬とはいえまだまだ出来ると、意地を見せたレースだった。

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2016年3月 3日 (木)

第1163回リオンディーズVSマカヒキ

 皐月賞の優先出走権を争う弥生賞が今週のメイン。3歳馬のクラシックを目指す戦いも、いよいよ本番だ。
 過去10年、弥生賞の連対馬は、過去の指数が高いXYZ馬や、前走指数の高いABCD馬などが連軸の中心を担っている。ただ、スローペースになりがちで、ランク外でも差し脚の鋭い馬たちには要注意だ。

(弥生賞)  1着    2着    3着    
06年    BZd   BXa    Yb
07年    AX    -     -
08年    -      Z    AXc
09年    AXa   -      Z
10年    B     AXb   C a
11年    CZb   CXc   A d
12年    -     DXd   A a
13年     Zc    Y    AXb
14年    C      Z    A a
15年    -     -       c
(スローペース調整は-20/-10)

 今年は、リオンディーズ、タイセイサミット、エアスピネル、ケンホファヴァルト、イマジンザット、ヴィガーエッジ、モウカッテルなどが指数の上位馬たちだ。

 弥生賞は中山の2000メートル戦。スローペースになりがちで、長く使える差し脚は必須条件だろう。スローペースの差し脚は、マカヒキ、リオンディーズ、タイセイサミット、エアスピネルなどが鋭いが、とりわけ、リオンディーズ、マカヒキの2頭の差し脚が抜けた存在に見える。

 リオンディーズとマカヒキはともに2戦2勝馬。リオンディーズは新馬戦を勝った後、朝日杯FSも勝って、最優秀2歳牡馬にも選ばれた。マイル戦の朝日杯では、最後方から直線一気の差し脚を見せて快勝した。長く使える差し脚から想像すると、マイルよりも距離が伸びた方が、より持ち味が生かせそうで、連軸の中心に推せるだろう。

 リオンディーズに迫るのがマカヒキだ。前走、超スーペースの若駒Sを中団後方から鋭い差し脚を伸ばして完勝。前走の差し脚の鋭さではリオンディーズを上回っており、ペースによっては直線のたたき合いを制しての逆転があるかもしれない。ただ、弥生賞がスローペースになりがちといっても、極端な超スローペースはないはずで、ペースの対応力が問われるだろう。
 2頭に割って入るとしたら、差し脚のあるタイセイサミット、エアスピネルに加え、先行力のあるアドマイヤエイカン、ケンホファヴァルトなどだろう。

 チューリップ賞も桜花賞の優先出走権が与えられるトライアル。弥生賞同様、前走指数や過去の指数で上位の馬たちが活躍しているレースだ。
 今年は、ウインファビラス、ブランボヌール、シンハライト、エルビッシュ、ジュエラー、フォールインラブ、クィーンズベスト、デンコウアンジュなどが指数の上位馬。

 チューリップ賞は12月の2歳G1阪神JFと同じコース、同じ距離のレースで、当然というか、阪神JFの上位馬が活躍する傾向が強い。
 阪神JFは好スタートから先行、直線に向くと早々に先頭に立ったメジャーエンブレムがそのまま押し切るレースだった。中団からじりじり脚を伸ばして2着に上がってきたのがウインファビラス。そのウインファビラスの後ろに位置していたのが3着のブランボヌールだったが、直線はウインファビラスと同じ脚色になってしまって、上位馬を追い詰めることはできなかった。7着デンコウアンジュは先行して直線、脚が止まった。8着クロコスミア、9着アドマイヤリードなどは後方から中団まで押し上げるのが精いっぱいだった。

 阪神JFの結果からは、2着に最先着したウインファビラス、3着のブランボヌールが中心になりそうだが、差し脚では抜けたレベルになく、追い比べで他の馬に後れを取ることもありそう。
 切れる差し脚だけなら、レッドアヴァンセ、デンコウアンジュ、フォールインラブ、クィーンズベスト、シンハライトなどの方が鋭い。デンコウアンジュの巻き返しも気になるが、前走、超スローペースを後方から一気の脚で差し切ったレッドアヴァンセの差し脚が魅力的だ。

(チューリップ賞)
       1着    2着    3着
06年     Z    CYd   -
07年    AXa   BZ    -
08年      c   AYa   BXb
09年    AZa   -     -
10年    -     B     -
11年     Xa    Zd   C
12年    -     CXc   A
13年    B     -      Yd
14年    BX    -     D
15年    DYc   A a   AYd
(スローペース調整は-20/-10)

 芝1200のオーシャンSは、過去10年のうち、9年で連対している前走指数の上位馬が連軸の中心。今年はスノードラゴン、スギノエンデバー、カハラビスティー、ワキノブレイブ、ネロ、ハクサンムーンなどが指数上位馬だ。

 例年、先行馬が粘る傾向があり、ハクサンムーン、ネロ、カハラビスティー、サカジロロイヤル、ワキノブレイブ、アルビアーノなどの先行力が生きるのではないか。重賞実績ではハクサンムーンだが、7歳馬で上がり目はないだろう。あるいは、NHKマイルC2着、前走はマイルCC5着の4歳牝馬アルビアーノからの手もあるだろう。

 ただ、比較的波乱も多く、思い切った狙いも必要なレースだ。ならば、前走、初の古馬重賞で9着だったが、(2201)と中山1200が得意なネロの巻き返しに懸けるのも悪くないかもしれない。
 差し脚ならエイシンブルズアイ、スノードラゴン、スギノエンデバーなどが鋭い。

(オーシャンS)
       1着    2着    3着   
06年    -     D     -
07年     Xb   -     -
08年    C     -     C
09年    A b   -     -
10年    BZc   -      Y 
11年    -     CXb   AYa
12年    C     -     -
13年    AYb   BXa   -
14年    D     -      Z
15年    A      Y      a

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2016年3月 1日 (火)

第1162回4歳世代の台頭

201602280611
201602280911
201602270911

 今年の中山記念は皐月賞、ダービーの2冠馬ドゥラメンテの出走で盛り上がった。
 結果は1番人気に推されたドゥラメンテが中団から直線に向くと、早々と先頭に立って完勝。骨折でダービー以来の出走だったうえ、調整にも手間取った様子だったが、素質の違いは明らかだった。

 ドゥラメンテに迫ったのは同じ4歳世代のアンビシャスとリアルスティール。ともに後方から、直線、2頭が並んで駆け上がってきて、クビ差まで迫ったものの、ドゥラメンテをとらえることはできなかった。しかし、ドゥラメンテ、アンビシャス、リアルスティールのスピード指数は90台の高さを示し、しかも、上がり指数もかなり良かった。今年の4歳馬のレベルの高さを示す結果といえるだろう。

 先週はダートG1フェブラリーSで4歳馬のモーニン、ノンコノユメが高指数で1、2着を占めたが、世代交代はダート戦線だけではないようだ。

 阪急杯は1番人気のミッキーアイルが好スタートを決め、そのまま逃げ切り勝ちをおさめた。2、3着も先行したオメガヴェンデッタ、ブラヴィッシモが入って、中団以降の馬たちにはチャンスはなかった。わたしは前走、久々の芝戦で良い上がりの脚を見せたヒルノデイバローから攻めてみたが、最後方からそこそこ良い脚を使ってはいたが、8着がやっと。もっと前でレースができていれば、違う結果もあったのではという気がしてならない。

 勝ったミッキーアイルにとっては14年秋のスワンS以来、1年3か月振りの勝ち星になったが、逃げる作戦を取ったのも久々で、そのスワンS以来だった。それまでは逃げて5連勝、NHKマイルCも逃げ切って勝ち、個人的にもおいしい馬券を取らせてもらった馬だ。しかし、スワンS以降、逃げなくなったと同時に、勝ち星からも遠ざかることになってしまった。控える競馬を覚えさせたかったようだが、結果からは逃げてこそのミッキーアイルだった。

 3歳重賞アーリントンCは、横一線の写真判定になったが、M・デムーロのレインボーラインがわずかにハナ差、前に出ていた。ダンツプリウスが2着。3着はロワアブソリュー。それにしてもM・デムーロ騎手の勝負強さには驚くばかりだ。ドゥラメンテの騎手もM・デムーロだったし、先週も京都牝馬S、フェブラリーSを勝った。その前の週も京都記念を勝っている。ルメール騎手もリーディングトップで頑張っており、日本人騎手は自分の庭で遊んでもらっているように思える。
 騎手の世界は優勝劣敗が基本。デビュー前の女性新人騎手をことさら持ち上げるより、他にやるべきことがあるだろう。いっそ、規制を撤廃して、第1レースから外国人騎手ばかりでもいい。世界一の騎乗を競うレースの方が面白い。

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