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2016年4月28日 (木)

第1179回スタミナ上位は

 京都芝3200メートルで行われる春の天皇賞が今週のメインレース。ここからオークス、ダービーを挟んで、6月上旬の安田記念まで、6週連続でG1戦が続く。
 春の天皇賞の連対馬を見ると、2000年以降の過去16年間、平均指数上位のabcd馬が14年間で連対しており、連軸の中心になっている。平均指数上位の2頭ab馬に限っても12年間で連対しており、その連対率は75%になる。また、過去の指数上位XYZ馬は12年で連対し、前走指数上位馬も11年で連対している。比較的、指数上位馬が活躍するレースだ。
 一方1番人気馬は、2000年以降、過去16年間で3勝、3着3回のみ。06年にディープインパクトが勝って以降、3着が1回だけで、このところ勝利がない。

(天皇賞)  1着    2着    3着
00年    AXa     d   BZ
01年    DYb   D c   AYc
02年    -     DYb   CXa
03年    D      Yd   -
04年     Xb   -     CXa
05年    -     -     -
06年    AZ    BXa   -
07年    -     -      Yb
08年    -     BXb   A
09年    C     B b   AYb
10年    -     AYb   -
11年    B b   A a   C
12年    -      Xa    Zd
13年    DYc   D     -
14年     Xa    Yd   -
15年    AYa   -     -

 今年の指数上位馬は、シュヴァルグラン、アドマイヤデウス、タンタアレグリア、キタサンブラック、トーホウジャッカル、フェイムゲーム、サウンズオブアース、カレンミロティックなどだ。

 目下5連勝中で、昨年の有馬記念を勝っているゴールドアクターは指数上位には上がってこなかったが、多分この馬が1番人気になるのだろう。3歳の8月、吉田隼人騎手に手が代わってから、500万条件、1000万条件戦を連勝。菊花賞を91の高指数で3着の後は負けなしで5連勝の快進撃をみせた。近走は、アルゼンチン共和国杯、有馬記念、日経賞と重賞を3連勝。

 近走はスローペースのせいで、指数のレベルは高くはないが、菊花賞で示した91の指数がレベルの馬だと思えば、その後の活躍にも納得がいく。何よりもスタートがよく、スローペースを先行して、着実に差し脚を伸ばすレースぶりで安定感は抜群だ。逆に、ペースが上がった時に、これまでと同じような差し脚が使えるのか、気にはなるところだが、今年のメンバー構成ならペースが上がるとは思えず、ペースの問題はないだろう。

 課題があるとしたら、勝ち続けている2500から2600メートルとは違う、3200メートルの距離ではないか。3000メートルの菊花賞は3着だったが、菊花賞を勝ったトーホウジャッカル、2着のサウンズオブアースには、大きく水をあけられて、直線での伸びも少し差があった。あの時点だけの問題だったのかもしれないが、春の天皇賞は古馬の有力どころとの戦いだけに、直線、脚が上がって、叩き合いに後れを取ることがないともいえない。

 また、ゴールドアクターの手綱を取る吉田隼人騎手は、2014年以降、2400を超える距離は(12、4、4、50)と長距離もうまい騎手には違いないが、京都での騎乗経験が少ないことは気になるところだ。
 人気馬の上げ足を取るようなことかもしれないが、1番人気馬が苦戦続きのレースだけに、ここは思い切った手立てを考えた方がいいのではないか。

 3000メートル以上の距離で実績があるのは14年の菊花賞馬トーホウジャッカル、前走、阪神大賞典を勝ったシュヴァルグラン、ダイヤモンドS勝ちのトゥインクル、15年菊花賞馬キタサンブラック、昨年の2着馬フェイムゲーム、阪神大賞典2着のタンタアレグリアと3着のアドマイヤデウスなどだろう。過去の勝ち馬は4コーナーで5番手以内につけた馬たちが多いことを考えると、先行馬が連軸向きで、その点からはアドマイヤデウス、トーホウジャッカル、ジュヴァルグランなどが有力かもしれない。ただ、スタミナや底力、実績、信頼感はまだ不十分な気がする。ここは展開に恵まれれば、というレベルになるのではないか。

 もっともスタミナが豊富なのはフェイムゲームだろう。昨年の2着馬だが、直線、前が詰まって外に持ち出す不利がありながらも、勝ったゴールドシップにきわどく迫った。そのあと、海外に遠征し、帰国後の前走ダイヤモンドSは2着だった。雨で力のいる馬場をものともせず、後方から酷量ハンデ58.5キロを背負ってのものだけに、スタミナの点から価値は高いだろう。国内の3000メートル以上の距離は(2201)と長距離実績は最上位。後方一手の脚質だが、何よりもフェイムゲームの豊かなスタミナを上位に評価したい。

 青葉賞は、前走にスローペースのレースが多く、指数上位馬が苦戦している。
 青葉賞そのものも、スローペースで上がりの良い馬の台頭がめだつ。
 今年の指数上位馬は、マイネルハニー、ヴァンキッシュラン、メートルダール、ロスカボス、ノーブルマーズ、プロディガルサン、ラヴアンドポップなど。
 スローペースで、長く良い脚を使える逃げ馬マイネルハニーや、先行できるヴァンキッシュラン、レーヴァテイン、プロディガルサン、後方から追い込めるメートルダール、ロスカボスなどが有力だろう。
 前走、阪神の2400メートル戦を好指数で差し切り勝ちのヴァンキッシュランを中心に取りたい。スプリングSを2着に逃げ粘ったマイネルハニーの逃げ粘りもあるかもしれない。

(青葉賞)  1着    2着    3着
06年    AXa   B b   CZc
07年    C     -      Z
08年    A a   -      Xb
09年    -      Y     Z
10年    B a   -     -
11年    -     -     -
12年     Z    -     -
13年    -     -     -
14年    -     -     -
15年     Y    D     -
(スローペース調整-15/-5)

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