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2016年4月 7日 (木)

第1173回メジャーエンブレムの相手探し

 いよいよ、3歳クラシック第1弾、桜花賞。
 3歳G1戦だけに、底力が問われるレースで、過去10年、前走指数の上位馬と、過去の指数の上位馬が連軸の中心になっている。特に前走指数上位馬が10年で7勝をあげており、前走指数上位馬か強い傾向だ。スローペースで指数が低いランク外の馬も上位に食い込んでおり、要注意だ。

(桜花賞)  1着    2着    3着
06年    A a   A     -
----------------------
07年    A b   AXa   -
08年    -     -     B b
09年     Xa   -     -
10年    B       a   B
11年    B b   -       c
12年    DXa   -     BZ
13年    -      Yb   -
14年    A     B     C b
15年    DY    -     -
(スローペース調整-20/-10)

 今年の指数上位馬は、メジャーエンブレム、シンハライト、ジュエラー、ラベンダーヴァレイ、ウインファビラス、アッラサルーテ、ブランボヌールなど。

 今年の注目馬は阪神JFを勝って、最優秀2歳牝馬に選ばれ、続くクイーンCも逃げ切って勝ったメジャーエンブレムだ。いずれも逃げるか、先行して差し切るレースで完勝したが、とりわけ、前走のスピード指数は、牡馬も含めて3歳世代ナンバー1のレベルにあり、文句なしに桜花賞馬に最も近い馬だといえる。
 ここまで5戦で4勝、2着が1回。唯一2着に負けたのは東京のアルテミスS。スローペースで逃げたが、直線、大外から追い込んできたデンコウアンジュにクビ差、差し切られてしまった。内と外に馬体が離れていて、不覚を取ったレースのようだが、その反省もあったのか、続く阪神JF、さらにクイーンCでは、厳しいペースをものともせず、4角先頭の勢いのまま、圧勝している。平均ペース以上でも、しっかりと脚を使える半面、上がりだけのレースは向かないかもしれないが、いずれにしてもあまりスローペースにならない方が良いだろう。牝馬としてはスタミナに優れた稀有な存在のメジャーエンブレムだけに、ここも自らの力を信じて、スタミナを生かせるペースがつくれれば、勝利はつかめるだろう。

 メジャーエンブレムに迫るのは、前走、チューリップ賞の上位馬たちだ。なかでも勝ったシンハライト、2着のジュエラー、3着のラベンダーヴァレイが有力だろう。
 チューリップ賞はスローペースだったが、後方から一気の差し脚を見せたシンハライトとジュエラーの上がりタイムは驚異的な33秒0を示している。スローペースだったとはいえ、指数も上々のレベルにあり、ペースによっては逆転があろかもしれない。他に、上がりの良いレッドアヴァンセ、デンコウアンジュにも要注意だろう。
 先行して粘り込みもありそうなのが、ラベンダーヴァレイ、ジープルメリア、ビービーバーレルなど。

 ニュージーランドTは3歳のマイル重賞。
 前走指数の上位は、カープストリーマー、ハレルヤボーイ、レインボーライン、ダンツプリウス、キャプテンペリー、ボールライトニングなど。過去の指数などでは、アストラエンブレム、エクラミレネール、マディティなどもあがってくる。

 指数はゴール前、横一線の大激戦となったアーリントンC組が高い。その激戦をハナ差で制したのがレインボーラインだったが、比較的パワーのいる中山の芝コースが合うかどうか。力のいる中山の芝が合いそうなのは、ダンツプリウス、マディティ、カープストリーマーなどだろう。中山のマイル戦を好指数で勝って、中団から脚を伸ばすダンツプリウスに期待したい。

(ニュージーランドT)
       1着    2着    3着
06年    BXa    Z    CYa
07年    -     -     C b
08年    -       c   DXb
09年     Xb     c   B c
10年    CX    -      X
11年(阪神)-     -     BX
12年    -     AZ    BZb
13年    CY    -     -
14年    AZc     c   A
15年    C a   B b    X
(スローペース調整-15/-5)

 阪神牝馬Sは、過去10年で4歳馬が7勝をあげており、若さがものをいう牝馬限定戦らしい。指数上は、前走指数上位馬が中心を担っている。
 今年は、ウインプリメーラ、ココロノアイ、ミッキークイーン、ストレイトガール、アンドリエッテなどが指数の上位馬だ。

 外回りコースのマイル戦で、スローペースは必至だ。近走、スローペースで長くいい脚を使ってきたのは、スマートレイアー、ストレイトガール、ダンスアミーガ、カフェブリリアントなど。4歳馬ならココロノアイ、ミッキークイーン、アンドリエッテ、アイラインなども差し脚が鋭いが、上がり指数上は、6歳馬スマートレイアーの差し脚が一番魅力的にみえる。差し脚に懸けていた馬が、前走、牡馬相手のマイル重賞をスローペースで逃げて、直線でも差を広げ、危なげなく完勝して、まさに新境地を開くレースだった。阪神の芝戦は(5002)と相性も良く、ここでも十分にチャンスはあるだろう。

(阪神牝馬S)1着    2着    3着
06年    AXa   DY    C
07年    DZb   C     AXa
08年    -      Xa    Yb
09年    DXb     a   D c
10年    C      Z     Xb
11年    BZb    Z    A a
12年    -     DYb   AZ
13年    A     D b   -
14年    A d   D     -
15年    -     -     D d

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