« 第1174回なぜ逃げなかったのか | トップページ | 第1176回底力 »

2016年4月14日 (木)

第1175回差し脚比べなら

 過去10年、皐月賞の連対馬をみると、前走指数の上位馬や、過去に高指数がある馬などが連軸の中心になっている。勝ち馬に限ると、前走、勝ってきた馬が10年のうち8年で皐月賞の栄冠を手にしている。前走、負けていながら皐月賞を勝った2頭は、過去に高い指数があったランク馬だった。いずれにしても指数上位馬が連軸の中心になるレースだが、ただ3着馬はランク外の馬も多く、スローペースで指数を下げている上がりの脚がある馬たちには要注意だろう。

(皐月賞)  1着    2着    3着
06年     Zc   -     -
07年    -      Z    -
08年     Za    Zd   -
09年     Z    A     -
10年     Z    A     -
11年(東京)C b   -     -
12年    -      Y    B
13年    AYa     c   BY
14年    -     D      X
15年    CXb    Y    -
(スローペース調整-15/-5)

 今年の指数上位馬は、マカヒキ、リオンディーズ、マウントロブソン、サトノダイヤモンド、ディーマジェスティ、ロードクエスト、リスペクトアース、ジョルジュサンクなどだ。
 なかでも、3戦3勝、無敗で皐月賞に臨むサトノダイヤモンド、マカヒキに加え、弥生賞2着のリオンディーズの3頭が、3強といわれる注目馬だ。しかし、3頭の指数差は1しかないし、他の馬たちともせいぜい3、4程度の指数差だ。3強が断然抜けているわけではなく、指数上は横一線の大混戦に見える。

 とはいえ、3歳クラシック戦線は、能力のある馬たちの勝ち残り戦。同世代との前哨戦で大きく負けている馬たちにチャンスはない。当然、3戦3勝、無敗のサトノダイヤモンド、マカヒキが中心になるレースだろう。

 サトノダイヤモンドは、新馬、500万を勝った後、2月上旬、きさらぎ賞をレコードタイムで楽勝した。きさらぎ賞から2か月以上開いたが、調教も順調のようで、成長余力も十分にあるだろう。長く使える上がりの脚もあるが、むしろスタミナに特長がある馬なのではないか。とすれば、成長には時間も必要のはずで、皐月賞より距離が伸びるダービー向きなのかもしれない。

 マカヒキは、新馬、オープンを勝った後、3月上旬の弥生賞では、後方からの鋭い差し脚をつかって、先に抜け出したリオンディーズをとらえ快勝した。差し脚に見どころがある馬で、皐月賞の出走メンバーのなかでも、その差し脚は最上位だ。

 皐月賞はスローペース気味の流れになりがちで、基本的に差し脚が問われるレースが多い。今年の出走メンバーでは、リスペクトアース、ジョルジュサンク、アドマイヤモラールなどが先手を取って逃げることになりそうだが、それほどペースが上がるとも思えず、今年もスローペースの流れになるのだろう。とすると、サトノダイヤモンドは中団から、マカヒキは後方から、2頭の間にリオンディーズが位置することになるのだろう。

 直線、先に抜け出すサトノダイヤモンド、リオンディーズを追って、大外一気に駆け上がってくるマカヒキが迫る絵が浮かぶが、ここは鋭い差し脚のあるマカヒキを上位に取りたいと思っている。スタミナのあるサトノダイヤモンドが対抗馬。
 3強以外では、ミッキーロケット、ナムラシングンの上がりの脚に注目。また、粘れる先行馬ならマウントロブソン、ディーマジェスティなどの前残りにも注意したい。

 4年前から阪神開催になったアンタレスSは、前走指数上位のA馬が4年連続で連対している。
 今年はロワジャルダン、アスカノロマン、センチュリオン、ローマンレジェンド、イッシンドウタイ、トウショウフリークなどが指数の上位馬たちだ。

 指数上はランク外だが、ダートに転戦して目下3戦3勝のアウォーディーが人気を集めそうだ。前走は公営の名古屋競馬で2着のバンズームに何と2秒4の差をつけて完勝。バンズームは近走、安定して86前後の指数を示している馬で、そのバンズームを基準にするとアウォーディーの前走指数は105前後になる。多少、割り引いたとしても、今回のメンバーのなかで、前走指数は間違いなく最上位にあるといえるだろう。

 平均ペースで、先行力が生きる流れになりそう。とすると、展開上も先行力もあるアウォーディーに向くだろう。他に、イッシンドウタイ、ロワジャルダン、アスカノロマン、センチュリオン、トウショウフリークなどが、有力馬の一角を占める。

(アンタレスS)
       1着    2着    3着
12年    AX    -     CYa
13年     Xc   AYa   -
14年    A b   B d   DXa
15年    AZc   D      Y
(地方競馬のレースは減戦して集計)

|

« 第1174回なぜ逃げなかったのか | トップページ | 第1176回底力 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/182685/63486110

この記事へのトラックバック一覧です: 第1175回差し脚比べなら:

« 第1174回なぜ逃げなかったのか | トップページ | 第1176回底力 »