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2016年5月26日 (木)

第1187回皐月賞組が上位

 今週は競馬の祭典、第83回の日本ダービー。前哨戦を戦ってきた有力馬たちも準備万端、満を持して出走してくる。
 過去のダービーの勝ち馬は、2001年以降の15年間、全てスピード指数の上位馬が占めてきた。なかでも前走指数の上位馬は過去15年間で12勝をあげており、ダービー馬に最も近い存在といえそう。他では、過去の指数が最も高いX馬が3勝をあげているだけで、指数上で見る限り、ランク外の馬たちにチャンスは少ない。スピード指数が公表された1992年以降、過去24年間で、指数のランク外の馬がダービーを勝ったのは1996年のフサイチコンコルドと、2000年のアグネスフライトの2頭だけだ。ちなみにその時の2着馬はともに前走指数の上位馬たちだった。ダービーはスピード指数の上位馬が圧倒的に強いレースといえるだろう。ダービーの連軸候補は、まず、前走指数の上位馬か、過去の指数が高いX馬を中心にとるのがセオリーだ。

(ダービー) 1着    2着    3着
01年    BYb   A d   -
02年     Xa   -     -
03年    A     D     -
04年    BZb   -     D
05年    A a   C b   B
06年    A      X    B a
07年    DXc    Z    DZb
08年    AXa   -     BYb
09年     X    -      Z
10年    C     C     B a
11年    AYa   -       d
12年    DYc   -      B
13年     X    B a   -
14年    CZa   A a   -
15年    AZb     d   DXd
(スローペース調整-15/-5)

 今年は、ディーマジェスティ、マカヒキ、サトノダイヤモンド、リオンディーズ、エアスピネルなどが前走指数の上位馬たちで、皐月賞組が占めている。過去の指数では、ロードクエスト、マウントロブソン、マイネルハニーなどもあがってくる。

 今年の皐月賞はペースが上がって、リオンディーズがかかり気味に3コーナー手前で先頭に立ち、そのまま押し切りをはかったが、さすがに直線では余力がなく、よれて4着入線(5着降着)に終わった。皐月賞の1番人気サトノダイヤモンドは中団から差し脚を伸ばして、4コーナーで先行集団に取り付くものの、直線半ば、リオンディーズと接触する不利もあったせいか、差し脚に鋭さが見られないまま、後方から追い込んできたディーマジェスティ、マカヒキの差し脚に屈して3着だった。勝ったのは8番人気のディーマジェスティ、勝ち馬と一緒に伸びてきたマカヒキは最速の上がりタイムをみせたものの、2着までだった。

 道中のペースから、後方に位置していたディーマジェスティ、マカヒキに展開が向いたとする意見もあるが、かかったといわれるリオンディーズが4着入線(降着5着)、5、6番手で先行していたエアスピネルも4着(5着入線)、道中2番手のマウントロブソンも6着に頑張っており、かならずしも展開に恵まれただけとはいえないだろう。
 逆に、今年の皐月賞は、スタミナが問われたレースだったと考えれば、むしろ2400のダービーに直結するレースになるはず。そこで素晴らしい差し脚を使って1、2着に上がってきたディーマジェスティ、マカヒキは、ダービーでも中心になるべき馬だといえる。軸馬にはディーマジェスティ、マカヒキのどちらかを取るのがベストだろう。

 皐月賞を勝ったディーマジェスティは、勝ち上がるのに3戦を要したが、そのあとは共同通信杯、皐月賞を連勝。ともに後方から差し脚を使って完勝している。全成績は(3200)。東京コースは2戦2勝で、長く使える良い差し脚がある同馬には向いたコースだ。共同通信杯、皐月賞での勝ち方を見る限り、どこからでも動ける自在性もあり、スタミナにも不安はなさそうだ。ダービーを勝つ条件はそろっているのではないか。鞍上の蛯名騎手はまだダービーを勝ってはいないが、今年はチャンス到来。ぜひ、このチャンスを生かして勝ってほしい。

 皐月賞2着のマカヒキは(3100)と、唯一の2着が皐月賞だった。東京コースは初めてだが、デビューから4戦連続で上がりタイムは最速を記録しており、直線の長い東京コースが合わないわけがない。皐月賞では、ディーマジェスティの仕掛けに一瞬たち遅れたぶん届かなかったが、力の差はないだろう。スローペースの上がり勝負にも強く、逆転は十分に可能だろう。ただ、スピード上位で、鋭い差し脚が身上だけに、スタミナの点からはディーマジェスティに、わずかに分があるかもしれない。

 皐月賞で1番人気に推されたものの3着に終わったサトノダイヤモンドは、ここまで4戦3勝。皐月賞では直線の叩き合いを抜け出すのに随分手間取っており、切れる脚はみえなかった。ここは先行して瞬発力を生かすレースのほうが勝機は広がるのではないか。

 スタミナと先行力の点からは、皐月賞で早め先頭に立ち、最後までよく粘っていたリオンディーズに好感を持つ。もう少し抑えが効くレースができれば、中団からでも十分に差し脚は届くだろう。

 ディーマジェスティ、マカヒキ、サトノダイヤモンド、リオンディーズの4頭が今年のダービーの最有力馬と思っているが、他に、スマートオーディン、ロードクエスト、エアスピネル、ヴァンキッシュラン、マウントロブソンなどにも、チャンスは残されているだろう。

 目黒記念は、近8年、トップハンデ馬は連対どころか3着もなく、苦戦続きだ。1番人気は過去10年で2勝、2着3回、3着1回。
 指数上は、過去10年のうち8年で連対する前走指数上位馬や平均指数上位馬が連軸の中心を担う。今年はスーパームーン、サイモントルナーレ、デウスウルト、ショウナンバッハなどが前走指数の上位馬。他に、ヒットザターゲット、タッチングスピーチ、タマモベストプレイ、クリールカイザー、マイネルラクリマなどが平均指数の上位馬だ。

 2500メートルという距離を考えれば、ペースは落ち着くはず。直線、長くいい脚を使える恵ハンデ馬を連軸の中心に取りたい。距離の適性があり、加えて長く使える差し脚があるのは4歳馬クリプトグラムだろう。前走オープン戦を勝ったばかりで、ハンデは54キロ。そのハンデなら差し脚に不安はない。芝2400メートルは(3101)と安定しており、スローペース気味に流れる2500メートルなら、距離も全く問題はないはずだ。
 他に、タッチングスピーチ、デウスウルト、マドリードカフェ、ショウナンバッハ、レコンダイトなどの差し脚が気になるところ。

(目黒記念) 1着    2着    3着
06年    D     B a   -
07年      d   D     -
08年    AZd   C b   -
09年     Z    A a   -
10年    C     -     A
11年    -     B c   C
12年     Yd   C      C d
13年    -      Yc   -
14年    AZa   CYb   -
15年     Y    -     D d

全国のコンビニエンスストアで、スピード指数の入った出馬表が購入・プリントができるようになりました。詳しくはこちらをご覧ください。

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