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2016年6月 2日 (木)

第1189回打倒モーリスは

 春の東京6週連続G1の最後を飾るのは安田記念。
 指数上は、過去10年のうち8年で連対する前走指数の上位馬が連軸の中心を担う。平均指数の上位馬も7年で連対しており、ともに安定した好成績をあげている。1番人気馬は目下3連勝中だが、それを除くと過去10年間で1勝のみ。2番人気馬は3勝をあげている。特長的なのは人気薄馬の好走だろう。3連単は過去10年で7回、10万を超す高配当が出ている。

(安田記念) 1着    2着    3着
06年    C外     Zb   外
07年     Yd   A     -
08年    -     外     AX
09年    BYb   AYa   -
10年    -       d   -
11年    A     -      Zd
12年    CYb   -      -
13年    AZ      a   D d
14年    AXa     c    Y
15年    D     -     -

 今年の前走指数上位は、ロゴタイプ、リアルスティール、ロサギガンティア、サトノアラジンなど。他に過去の指数でモーリス、ディサイファ、イスラボニータ、クラレントなどもピックアップできる。

 実績では、昨年の1月以降負け知らずの7戦7勝、近走マイルのG1を4連勝中のモーリスが断然だ。前走は5月1日の香港のチャンピオンズマイル。好位から抜け出すいつもの勝ちパターンで、2着馬のコンテントメントに2馬身差(0.4秒差)で快勝した。帰国、検疫後は東京競馬場に滞在して調教が進められている。イレギュラーな調整過程は多少気にはなるが、能力からすれば、中心はゆるぎないだろう。

 打倒モーリスの一番手には4歳馬リアルスティールを取りたい。マイルは初挑戦の距離だが、古馬G1のペースにも対応できるスタミナは十分ある。先行して直線、早め先頭に立てれば、モーリスを抑え込むことも可能だろう。

 差し脚が鋭いのはサトノアラジンだ。特に前走の京王杯スプリングCでは1400メートル戦とはいえ、後方から32秒4の上がりタイムで突き抜けた差し脚は見事だった。もともとはマイルに適性がある馬であり、安田記念のここが本番。直線一気の脚でモーリスを交す場面があるかもしれない。

 気になるのは、香港馬コンテントメントだ。前走、香港のチャンピオンズマイルではモーリスに2馬身差をつけられて負けたが、3走、5走前には1400の距離で素軽いスピードを見せて好走しており、東京コースの適性はありそう。勝ちきるまではないかもしれないが、連下には押さえておきたい。
 他では、イスラボニータ、フィエロ、ロゴタイプ、ロサギガンティア、ディサイファなども有力な連下候補だ。

 鳴尾記念は2012年から距離が2000メートルに変更され、3週後の宝塚記念の前哨戦として、この時期の開催になった。4年間だけだが、指数上は過去の指数が高いXY馬が、連軸の中心になっている。
 今年の指数上位は、バッションダンス、ステファノス、サトノノブレス、アズマシャトル、フラガラッハなど。

 天皇賞(秋)2着のステファノス、中山金杯勝ちのヤマカツエース、昨年の3着馬アズマシャトルなど、距離適性が高く、実績からも有力に見える人気馬はいずれも休み明け。ひと波乱あってもおかしくないだろう。

 順調に使われているなかではパッションダンスが最有力だろうか。前走は新潟大賞典を3番手で先行、高指数で堂々の差し切り勝ちをみせた。8歳馬ながら衰えはない。阪神コースは全て芝2000メートル戦で4戦3勝。ただしその勝ち星は3、4歳時のもので、そのまま鵜呑みにはできないが、少なくともコース適性に問題はないはず。新潟記念を勝ったデムーロ騎手が再び手綱を取るなら、勝機も広がりそうだ。

(鳴尾記念) 1着    2着    3着
12年    DXa     c   CZd
13年    -      Y      b
14年    C      Xa     b
15年    BXa   -     -

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