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2016年8月18日 (木)

第1211回モーリスの距離適性

 札幌記念はローカル競馬場での唯一のG2戦で、ここから秋の本番に向けて始動する有力馬も多い。今年はモーリスが代表格だ。前走G1出走組が人気の中心を占めており、1番人気馬は過去10年で3勝、2着4回とまずまず。指数上は、前走指数上位馬の勝率と連対率が高い。

(札幌記念)  1着     2着     3着
06年     -      D      B d
07年     -      -      -
08年     -      AYc    C
09年     AYa    D      -
10年     AZb    -      -
11年     B a    D c     Xc
12年     D      AXa    DYb
13年(函館) A c    B c    -
14年     C      AZa    -
15年     CZ     -      D d
(地方、海外の成績は減戦して集計)

 今年は、レインボーライン、ヒットザターゲット、モーリス、ヤマカツエース、ハギノハイブリッド、ヌーヴォレコルト、スーパームーンなどが指数の上位馬だ。

 注目は昨年の年度代表馬、最優秀短距離馬を受賞したモーリスだ。前走の安田記念こそ2着だったが、それまでは7連勝で、香港のG1を含めマイルのG1を4勝しているマイル王だ。指数も安定して高く、実績もゆるぎない。ここでも断然の人気を集めるだろう。危惧する点があるとすると、マイルまでの距離では(8102)なのに対して、マイル以上の距離は(1012)と成績が落ちることだろうか。とはいえ、それらは3歳春のクラシック戦線での限られた期間でのこと。そこでも勝てなかったとはいえ1800メートル戦で82、87という高い指数で上位に好走しており、距離適性に課題があるというほどの問題でもないだろう。マイルで勝ってきたとはいえ、スタミナもあるはずで、2000メートルもこなせるはず。十分に信頼に応えてくれるだろう。

 モーリス以外に注目したいのは、スタミナに特徴のあるトーセンレーヴ、差し脚上位の牝馬ヌーヴォレコルト、先行できればしぶといヤマカツエース、ダンツキャンサー、レッドリヴェールに、3歳馬レインボーラインなど。

 北九州記念は波乱の傾向が強い芝1200のハンデ戦。
 過去10年で1番人気馬は1勝、2着1回、3着2回と不振。トップハンデ馬も同じように1勝、2着1回、3着2回と苦戦続きだ。牝馬は10年で6勝。牝馬が連対できなかったのは10年で2度だけ。指数上、勝ち馬はランク外の馬も目に付くが、連軸は前走指数の上位馬が中心だ。

 今年の指数上位は、フルールシチー、ラヴァーズポイント、バクシンテイオー、ジャストドゥイング、ベルルミエール、ベルカント、マイネルエテルネル、ラインスピリット、オウノミチなど。

 苦戦の続くトップハンデは56キロの牝馬ベルカント。昨年の北九州記念の勝ち馬で、今年はCBC賞3着の後、前走アイビスサマーダッシュを快勝した。2戦とも高指数で安定しており、名手M・デムーロ騎手が再度手綱を取るだけに、あっさり勝たれても納得するしかないが、人気馬も、トップハンデ馬も不振のハンデ戦だけに、そのまま飛びつく気にはならない。

 ここも軽快にベルカントが逃げる形になりそうで、そのまましのぎきることも考えられるが、追走する恵ハンデ馬たちの前残りがあるとしたら、ラヴァーズポイント、マイネルエテルネル、ローズミラクルなどだろう。

(北九州記念) 1着     2着     3着
06年     B      DYb    -
07年     D      A d    D
08年     -       Yc    A
09年     CZa    C       Ya
10年     -      B       Yb
11年     -      B      BZd
12年     -      -      -
13年      Yc    A      C b
14年     D      A      -
15年     -      BZ     -

 全国のコンビニエンスストアで、スピード指数の入った出馬表が購入・プリントができるようになりました。詳しくは、こちらをご覧ください。

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