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2016年8月 2日 (火)

第1206回スピードの違い

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 新潟の名物レースは直線1000メートル戦。その頂点で、唯一の重賞がアイビスサマーダッシュだ。

 大外8枠13番を引いたネロが、好スタートからハナに立って外ラチ沿いに逃げる。少し不利な4枠のベルカントはスピードを上げて外に持ちだし、すぐさまネロのすぐ後ろにつけた。しばらくその隊形で進んだが、残り200、ベルカントが仕掛けてネロとのたたき合いになった。ゴールは頭差で1番人気のベルカントが制していた。2着は2番人気のネロ。1馬身4分の1後ろに3番人気のプリンセスムーンが3着を確保して、配当も堅い決着になった。

 内枠から勝ったベルカントだったが、内枠から外ラチまで持ち出すためには、他の馬たちの前を横切ることになるわけで、これはハナのスピードの違いがなければできない芸当だ。デムーロ騎手はベルカントのスピードをよく承知していたのだろう。迷うことなく一気に外につけた。ただ、1000メートル戦とはいえ、前半にエネルギーを消費してしまえば、後が苦しくなるのは当然。そのリスクを乗り越えての、ベルカントの勝利だった。幸運な点があったとしたら、逃げたネロのペースがスローで、2頭とも最後まで消耗することなく、たたき合いに持ち込めたことだろう。

 2001年にアイビスサマーダッシュがスタートして以来16年になるが、当初から外枠が有利なレースで、7枠、8枠が連に絡まなかったのはわずかに、3回を数えるのみ。これほど、枠順が着順を左右するレースを他に知らない。逆にいえば、不利な内枠から勝った馬は相当に強いともいえるのかもしれない。ちなみに1枠から4枠までの内枠で勝った馬は、過去16年で5頭しかいないが、そのうち4頭は牝馬だった。

 札幌は牝馬の重賞クイーンSがメイン。
 外枠からリラヴァティがペースを落して逃げたが、4コーナーで失速。直線に向くと2番手からシャルールが抜け出して後続との差を広げていく。そのまま勝つのかと思わせたが、それを果敢に追ったのが4番手にいたマコトブリジャールだった。追って追って、ゴールでは頭差をつけて勝ち、前走、福島牝馬Sに続く重賞連覇となった。福島牝馬Sで2着だったシャルールは、またしても2着。基本的にはスローペースで前残りのレース。先行力があり、上がりの脚も鋭い馬たちの戦いだった。
 マコトブリジャールは9番人気、シャルールは1番人気。3着に11番人気のダンツキャンサーがはいって、3連単は40万円近い高配当になった。

 全国のコンビニエンスストアで、スピード指数の入った出馬表が購入・プリントができるようになりました。詳しくは、こちらをご覧ください。

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