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2016年10月27日 (木)

第1231回混戦の天皇賞(秋)

 秋の天皇賞は過去10年のうち8年で連対している前走指数の上位馬が連軸の中心を担っている。ランク外の馬も3頭が勝っているが、ともに前走、重賞で1、2着だった馬たちだ。1番人気は4勝、2着2回、3着2回で、連対率は60%。1番人気以外では5番人気馬が4勝をあげて気をはいている。2、3番人気は、この10年間、全く勝てていない。2、3着までだ。

(天皇賞・秋)1着    2着    3着
06年    A d   -     -
07年    AXa   -     -
08年    B b   C     -
09年    C     CZ    C
10年    BYb   -       c
11年    -      Zb   -
12年      d   B     A c
13年    -     B      Zb
14年    D      Zc   AZ
15年    -     -     -
(海外レースは減戦して集計)

 今年の前走指数上位馬は、サトノノブレス、アンビシャス、サトノクラウン、エイシンヒカリ、ルージュバックなど。他に、平均指数や過去の指数で、モーリス、アドマイヤデウス、ステファノス、ラブリーデイ、リアルスティール、ロゴタイプなどがピックアップされるが、指数上はほとんど差がなく、混戦模様の天皇賞だ。

 秋の天皇賞は過去10年、前走、毎日王冠組が6勝をあげ、中心勢力となっている。その点からは、毎日王冠を勝った4歳牝馬ルージュバック、2着のアンビシャス、3着のヒストリカルなどが有力馬に上がってくるが、いずれも指数上、物足りなさが感じられ、連軸向きとは思えない。 

 ここは最内枠を引いたエイシンヒカリが迷わず逃げることになりそう。ペースは平均的な流れのはずで、指数上位馬で先行力のある馬たちに期待したい。

 逃げるエイシンヒカリは、昨年秋の天皇賞は2番手に控え、直線に懸けたものの、差し脚に勝る馬たちに交わされて9着だった。そのあと、昨年末の香港のG1に続き、今年の春にはフランスのG1も勝つ快進撃をみせた。前走のイギリスG1では6頭立ての6着だったが、その能力は内外から高く評価されている。ただし、過去20年以上にさかのぼっても、秋の天皇賞を逃げ切って勝った馬が1頭もいないのは気になるデータだ。

 昨年の天皇賞を勝ったのがラブリーデイ。天皇賞秋の勝利で4連勝としたが、その後はJC3着、有馬5着、宝塚4着など、勝ちきれないレースが続いて、前走も京都大賞典で3着だった。けっして調子を落としているようには思えないが、直線で切れる脚が使えなかったことからすると、少し距離が合わなかったのかもしれない。(3214)と得意な2000メートル戦で巻き返しを期待したいが、ただ、先行馬にとって大外枠は厳しいかもしれない。

 前走の京都大賞典で2着のアドマイヤデウスも先行して粘る差し脚をもっている。近走は長目の距離を中心に使われてきたが、(3102)と好成績の2000メートル戦に適性があるように思える。人気はないから、思い切って狙う手もあるだろう。

 他に、先行馬で差し脚を使えるサトノノブレス、ロゴタイプ、モーリス、リアルスティール、ヤマカツエースなどに注目したいと思っている。

 毎日王冠組では、差し切り勝ちを決めた4歳牝馬ルージュバック。近走の差し脚の鋭さはナンバー1。後方一気ならこの馬を置いてない。

 京都の重賞は芝1400メートル戦のスワンS。
 今年の指数上位馬はサンライズメジャー、サトノルパン、ティーハーフ、エイシンスパルタン、ダンスディレクター、サトノアラジン、エイシンブルズアイ、フィエロなど。

 1400メートルの瞬発力はサンライズメジャーとサトノアラジンが最上位。ペースも上がりそうで、後方からの差し脚が生かせそうだ。ただ、両頭とも休み明けで、まだ本調子にはないかもしれない。
 とすると、前々で粘るブラヴィッシモ、メイショウナルト、エイシンスパルタン、ペイシャフェリス、テイエムタイホーなどにチャンスが巡ってくるのではないか。前残りに要注意だ。

(スワンS) 1着    2着    3着
06年    -      Xb   D
07年    -       c   -
08年    BY    A d   -
09年      b   -      Zd
10年     X      c   -
11年      d    Y    -
12年    DXa   -     -
13年    -     D      Xc
14年    -       d   BXa
15年    D     AXa   - 

 今年で5回目を迎えるアルテミスSは2歳牝馬の重賞。
 指数上位は、リスグラシュー、トワイライトライフ、トーホウアイレス、メローブリーズ、アピールバイオ、マルモレイナ、クイントゥープルなど。

 スローペース必至で、長くいい脚を使えるリスグラシューが断然の中心馬だろう。新馬戦は33秒0の上がりで2着も、前走は先行して直線抜け出すと、4馬身差で快勝。将来性を感じさせる素質の高さを見せた。

(アルテミスS)
       1着    2着    3着
12年    -     -     -
13年    BZb   -     B
14年    -     Db    AZb
15年    -     -       d

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