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2016年12月15日 (木)

第1245回牝馬か牡馬か

 朝日杯フューチュリティSは、一昨年から阪神競馬場での開催になった。以前のトリッキーな中山のマイルに比べれば、比較的能力が表れやすいコースになって、連対馬の傾向も変わってくるだろう。中山で行われた過去の連対馬の傾向は役に立たないが、参考までに。

(朝日杯)  1着    2着    3着
06年(中山)-      Xb   D a
07年(中山)  b   -     -
08年(中山)  d    Za   -
09年(中山)-     AYa     b
10年(中山)D     -     AYb
11年(中山)-      Xa   C
12年(中山)-     AXa   -
13年(中山)-     -     B
---------------------------------
14年(阪神)D a   -     CY
15年(阪神)-     BZ    -
(スローペース調整-20/-10)

 今年は、モンドキャンノ、ボンセルヴィーソ、ミスエルテ、トラスト、ビーカーリー、レヴァンテライオン、ダイイチターミナルなどが指数の上位馬たちだ。

 阪神外回りのマイル戦だけに、スローペースで直線の差し脚比べになりそう。鋭い瞬発力は必須条件だろう。
 スローペースに対応した長く使える差し脚では、モンドキャンノ、サトノアレス、ミスエルテ、トリリオネアなどが上位だ。

 前走指数上位で差し脚も鋭いのはモンドキャンノ。前走の京王杯2歳Sでは中団から差し脚をのばし、ゴール前の叩き合いを制して堂々の重賞勝ちをおさめた。指数のレベルも高く、連軸向きの1頭だろう。ただ、距離の経験が1400メートルまでで、マイルは未経験。スローペースとはいえ、底力が問われることになると、取りこぼしがあるかもしれない。

 距離に不安がないのがサトノアレスだ。新馬戦から1800メートル戦を使って、勝ち上がりに3戦を要したが、差し脚は堅実。前走のマイル戦での鋭い差し脚、スピード指数の高さなら、ここでも勝負になるのではないか。

 巷間、注目を集めているのが、フランケル産駒の牝馬ミスエルテ。フランケルは英国で14戦14勝(内G1は10勝)の成績で引退。13年から種牡馬として供用されて、今年デビューの現2歳世代が、初年度の産駒になる。先週、3戦3勝で阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったソウルスターリングもフランケル産駒の1頭で、いきなり種牡馬としての評価を高めることになった。ミスエルテもここまで2戦2勝の牝馬。あえて牡馬相手の朝日杯で真価を問うことになった。前走、ファンタジーSでは出遅れて最後方からのレースも、慌てることなく後方一気の差し脚で完勝しており、あの差し脚を見せられては、牡馬相手でも一目置かざるを得ない。ここはスローペースの差し脚比べだけに、展開も味方しそうで、牡馬たちを一蹴することもあるのではないか。

 牝馬ミスエルテから入るか、牡馬から入るか。悩むところだ。

 ターコイズSは昨年から重賞に格上げされた牝馬限定のハンデ戦。以前は同名でオープンのハンデ戦として実施されてきた。参考までに以前の傾向もあげてみたが、指数上位馬たちも苦戦続きで、牝馬限定のハンデ戦のむつかしさを示しているようだ。昨年は3連単で290万を超す高配当になった。

(ターコイズS)
       1着    2着    3着
06年      b    Yc   D
07年      c   -     -
08年     X    B c   D
09年    -     -      Z
10年     Yd   D d   B
11年    B     -     A
12年    -     -     C
13年    -     Cd      a
14年    -     -      Y
------------------------
15年(重賞)B     -     -

 今年の指数上位馬は、アルマディヴァン、レッツゴードンキ、マジックタイム、サンソヴール、クロコスミア、マイネグレヴィルなど。

 トップハンデは56.5キロのレッツゴードンキ。牝馬のハンデ戦だけに、高齢馬や重ハンデ馬は敬遠したいところ。
 差し脚では52キロのサンソヴール、54キロのクロコスミアが安定している。ともに先行力もあり、恵ハンデが生かせそうだ。先行力のある53キロのマイネグレヴィル、54キロのビービーバーレル、54キロのエンジェルフェイスなどにもチャンスがあるだろう。

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